【藤本洸大インタビュー】デビュー4年目……今、胸にあるのは「絶対満足しない俳優になりたい」<ドラマ『クロスロード ~救命救急の約束』>



2026年7月7日(火)よりスタートする今田美桜さん主演のドラマ『クロスロード ~救命救急の約束』第1話ゲストとして藤本洸大くんが登場します!

一体どんな役どころなのか、どのように役作りをされたのかなどたっぷりとお聞きしました。
藤本くんのパーソナルな部分にも迫ったインタビューにも注目です!



生半可な気持ちでは演じられない



■出演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?

藤本洸大 マネージャーさんに「作品が決まりました」「本当に大事な役です」と言われて台本を渡されました。しかも「GP帯の第1話で重要な役です」と。最初は「僕で大丈夫かな?」と焦りや不安がありましたが、脚本を読んでいるうちに「これは確かに大事な役だ」と思い、やってやろう!という気持ちが芽生えました。さらに、今まで演じたことがない役柄だったので、ワクワクする気持ちもありました。

■役作りはどのようにされたのでしょう?

藤本 僕が演じる真島は脚本にそこまで情報がなくて。明確な事実として、母親がマルチ商法に騙され自殺し、その騙されたセミナーに乗り込んで人を銃で撃ち、自分も死ぬ。簡単にいうとそういった役所です。真島は生死をかけて何かに挑んでいるわけなので、とてつもない覚悟と葛藤があったということは理解した上で、どうやって役作りをしていこうかな、と考えました。

まず衣装合わせのときに、母が自殺してから真島がこの犯行に及ぶまでの期間はどのぐらいですか?と伺いました。そうしたら、半年、少なくとも3カ月と言われて。その中で1~2カ月はきっと母親の死に対するショックで動けなかったのではないかと自分なりに考えました。母親の死から数カ月経ってからの犯行ということは、憤りのまま犯行に及んだわけではなく、しっかりと計画を立てて、自分が死ぬことまでも決めて、覚悟して挑んだことが分かりました。段々と真島の気持ちが分かるようになってきたときに自分は何をすべきか、と考え始めました。

まず、自分の母親との幼少期から今に至るまでのエピソードをいろいろ書き出してみました。真島と同じ20歳なので、今の時点で母親との関係が終わってしまった、となったら、母親に対してなにもできていないじゃないか、と思ったんです。
そう思ったらすごく後悔が生まれて・・・。きっと真島もこういう心境だったんだろうな、と思いました。そして、母親が自殺を選ばなければならないほど追い込まれた。それに対する憎しみをすごく感じ取りました。



クランクインは襲撃するシーンだったので、撮影の3日前ぐらいから真島だったらどういうふうに過ごすんだろうと思い、自分でも考えながら過ごしてみました。散歩に出かけ流ときも、真島は何を食べるだろう?意外と好きなものを食べるのかなと思い、マックに行って僕が好きなチキンフィレオを食べました(笑)。でもきっと母の手料理を最後に食べたかっただろうなと思いながら過ごしていました。そんな中、横断歩道で信号を待っていたら、普通に立っていただけなのに隣の人に少し避けられたんです。「え?なんで?」と思いましたが、真島のことをずっと考えて過ごしていたから、気味悪がられたのかなと。

自分の命をかけて、もしかしたら相手を殺すことになるかもしれないと考えている人間は、普通の人からしたらやっぱり気味が悪いのかなと思ったんです。この感覚を大事に、そのまま撮影に行きました。

真島は根は良い人だと思いますし、母親が復讐を望んでいないと真島自身も絶対に分かっていたと思います。でも唯一の肉親である母親が自殺に追い込まれて、そうせざるを得なかったんだと思います。
父親がいればまた違っていただろうし、生活に余裕があれば真島自身もきっと違う選択をしていたと思います。

生活の唯一の手綱が母親だったから、その存在を失って憎しみを解消する手段として、相手を撃ち、自分も死ぬ。そう覚悟したのがこの3カ月だったんだと思って、その思いのまま演じました。



■役にどっぷりですね。

藤本 そうですね。真島はここまで大きな決断をしているので、生半可な気持ちでは演じられなかったです。見せかけのものではダメだと思いました。しかも、最初にとても重要な役ですと言われていたので、その責任感もありました。

■現場ではいかがでしたか。

藤本 僕自身の評価などは一切気にせず、ただただ役のために生きるように意識していました。楽しく現場にいるのではなく、ひたすら役と向き合う時間を大切にしていました。あとは監督が僕の演技プランに対する軌道修正を的確にわかりやすく教えてくださったので、そこを信じて演じていきました。
この現場は学ことが多かったですし、生きがいを感じたすごく貴重な現場でした。

■これまでの現場とは明らかに違うところがあった?

藤本 そうですね。今まではある生活の一部分を切り取ったようなものが多かったのですが、今回ばかりは生き死にの覚悟なので。熱量や勇ましさは、やっぱり他の役とは段違いでした。
今まで、犯行を実行しなかっただけで真島に似たような境遇の人もきっといたと思うんです。そういうことも考えると、僕自身の現場での過ごし方というか、自分の覚悟ができていないとまず演じられない役だと思いました。

絵に描いたようなやんちゃな子どもでした




■パーソナルな部分もお伺いできればと思います!
小さいころはどんなお子さんでしたか?


藤本 絵に描いたようなやんちゃな子どもでした(笑)。とにかく走り回って、泣き叫んで、たくさん怪我をして、日焼けで肌が真っ黒になって、虫取りをして。そんな子どもでした(笑)。

■(笑)。思い出などあればお聞かせください。

藤本 虫かごにセミを何匹も入れて家に持って帰り、家のカーテンにくっつけました(笑)。

■悪い子どもだ……。

藤本 それを見て、母が叫んでいたという思い出があります。最悪ですよね。セミが飛び回るわけですよ、家中を!

お父さんが応募したのがきっかけで……



■そんな小さいころの夢はなんでしたか?

藤本 ずっとサッカー選手になることが夢でした。5歳から18歳までサッカーをしていて、サッカー選手になると親の前で宣言したこともありました。両親から選手になれる人なんてひと握りだよ、無理だよと言われても、そのひと握りなればいい!と思っていた時期もありました。

■そこから芸能界を志したきっかけは?

藤本 現実的にサッカー選手になることは無理だなと思ったからです。高3の時にケガをして、そのタイミングで今後をどうしていこうかと考え始めるようになりました。僕の中で、サッカー選手はテレビの中の人で、スターのような存在というか、すごく憧れがあったんです。
テレビに映って憧れられるのっていいな、という軽い気持ちから芸能界に興味を持ち始めました。

作品は、誰かの人生を変えることができるくらい、影響力を与えられるものだと思うんです。それってとても素敵なことだなと思いました。そのことを両親に言ったら、父はノリノリでしたが、母はやめておきなよという感じでした。その後、母親を説得して許可が出て、父がその間にJUNONのコンテストに勝手に応募していました。(笑)JUNONのコンテストでグランプリを取ったことをきっかけに芸能界に入りました。



■お父様がグッジョブですね。

藤本 この話をすると、そう言っていただけることが多いのですが、父は父で軽い気持ちで応募してしまったことを少し反省しているらしくて。

もちろん、僕の意向も聞いてくれていたし、僕はナイス!と思っているのですが、グランプリまで行ったときとかは、嬉しいよりもポカーンとしていたようです。何が起こっているのか分からないみたいな。父のほうがこれからどうしよう、と思っていたみたいです。自分が勝手に応募したことがここまで大ごとになってしまい、僕に『ごめんなさい』という気持ちがあるみたいです。

■今もそのときのことを話したりするんですか?

藤本 話します。あのときの決断は本当に良かったのかどうかということを話すこともあります。
僕的には最高ですが、親的には感じることもあるみたいです。

10代から20代へーー変化は?



■今年で芸能界に入られて4年目。この4年の中で転機になったなという瞬間はありますか?

藤本 あります。俳優人生で一番の転機だと思ったのは、『スメルズ ライク グリーン スピリット』というドラマのオーディションに受かった時です。

このオーディションに受かるまでの1年間は1回、2回ぐらいしか受かっていなくて、オーディションってどうしたら受かるんだろうと思っていました。
そんな行き詰まっている時に、このオーデションがあり、何も考えずにやってみよう!という気持ちで挑んだら受かったんです。その正直さや声の大きさを評価していただきました。しかもメインキャストの1人に選んでいただいたので、現場では本当にいろんな経験させていただきました。

この現場を踏んでからオーディションがいろいろと通るようになっていきました。
なので、この作品には救われましたし、作品がなかったら今どうなっているのか本当にわからないくらい大きなターニングポイントになっていると思います。



■この4年でいろんなことが変わったと思いますが、10代から20代になったのも大きな出来事かと思います。20代になって何か変わったなってところありますか?

藤本 「この食べ物、お酒に合うだろうな」と思うようになってきました(笑)。あまりお酒は飲まないし、まだそんなに好きでもないのですが、これがお酒に合う味か!みたいなことは段々と分かってきた気がします。

■内面的なところではありますか?

藤本 いつまでも受け身ではダメだということは常に感じています。最初はマネージャーさんや事務所に引いていただいたレールをがむしゃらに走っていたのですが、20代になったということもあって、自分から能動的に動いた方が得られるものが大きいということが分かってきました。

そろそろ自主的に動いていきたいなと思っています。自分でお仕事をとることができたら良いなと思いますし、自分からいろいろと趣味を広げて、そこからインスパイアを受けて仕事につなげることもしていきたいです。自分でも道を開いていけると、人生が豊かになって、俳優としての幅も絶対に広がっていくと思うので頑張りたいなと思います。



■どんな俳優になりたいですか?

藤本 絶対に満足しない俳優になりたいと思っています。正解がない職業だと思うので、常に正解を追い求め、ずっと挑戦と工夫をし続ける俳優でいたいです。

■憧れの方とかいらっしゃるんですか。

藤本 山田裕貴さんと、中野太賀さんです。

■ザ演技派と言われるような方ですね。

藤本 多分、日常生活でもお芝居のこと考え続けていらっしゃるような気がしていて、そんなストイックなところに憧れます。しかも、人間臭い部分も巧みに演じられているので、そういうところが本当に好きですし、とても尊敬しています。

英会話を始めました



■最近ハマっているものはありますか?

藤本 ビックリマンチョコです。ワンピースやディズニーのものをコンビニに行ったらついつい買ってしまいます。1個しか買わない!と毎回決めているのですが、200円ぐらいなのですぐ買ってしまいます。

■最近、心を揺り動かされたモノやコトはありますか。

藤本 『爆弾』はとてつもないなと思いました。
言語化できないですが、演出も構成もお芝居も全てにおいて至高のエンターテイメントだなと思いましたし、自分もすごく感化されました。

あとは、友だちが今留学に行っていて。たまに電話をかけてくるんです。留学しているので当然海外の人と英語で話して、しかも笑いまで取っているんです。なんだか負けた気分になって英会話を始めました(笑)。

■お友だちから刺激を受けて。

藤本 そうですね。YouTubeでも留学日記などを見ていて、良いなと思いました。留学に行かないと、海外のカルチャーには絶対触れられないなと思いました。
俳優という仕事はそういったカルチャーや、いろんな刺激を全て芝居に生かせるということが強みだと思うんです。なので、そういう動画を見て、「あ、いいな海外」と思い、行きたくなりました。

■たくさんのお話、ありがとうございました!


藤本洸大に迫る!ちょこっとQ&A




Q.好きな食べ物
A.とり天です。


Q.好きな色
A.紫。


Q.好きな音楽
A.RADWIMPSさんの『me me she』。


Q.好きな映像作品
A.『片想い世界』


Q.好きなファッション
A.今はストリートです。スケーターやサーフなどを好んで着ています。


Q.最近買ったものでお気に入りはありますか。
A.今日履いているデニムパンツは最近購入しました。アンスクリアというデニムがかわいいブランドで、友人から教えてもらったのですが、80%オフになっていて8,000円ぐらいで買えました。

あと夏に向けてポロシャツとタンクトップも買いました。友人とスポッチャへ行った時にタンクトップにハーフパンツを履いて、さらにビーニーとサングラスをして行ったら、友人から恥ずかしいから横を歩かないでほしいと言われました(笑)




Q.言われて嬉しい褒め言葉
A.「変わっているね」と言われたら嬉しいです。


Q.長所と短所
A.1個に集中するとそれだけで頭がいっぱいになるので、これが長所であり短所であるかなと思います。


Q.インドア派?アウトドア派?
A.どちらも大好きなんです。基本はアウトドア派ですが、家に引きこもるのは結構好きです。


Q.休みの日だったらどっちを選びますか?
A.絶対に外に行きます。外に出てから何をするかを見つけます。最近は読書しているのでカフェへ行ったり、スポッチャに行って友だちと遊んだり。


Q.座右の銘、もしくは好きな言葉
A.「晴耕雨読」です。
晴れた日には田畑を耕し、雨の日には家にこもって読書をするという意味の四字熟語で、世間から離れて自然で穏やかのんびり暮らすことを表した言葉です。僕にとって理想の生活を表している言葉なので、この言葉が好きです。


Q.今の夢は何ですか?
A.日曜劇場に出たい!




【Message Movie】

coming soon…


【Making Movie】

coming soon…




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―PROFILE―




藤本洸大
2005年10月6日生まれ。兵庫県出身。
2022年に第35回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞。
2024年、映画『恋わずらいのエリー』にて、俳優デビュー。
主な出演ドラマに、「スメルズ ライク グリーン スピリット」(24)、「低体温男子になつかれました。」(25)、「エラー」(26)などがある。ドラマ「修学旅行で仲良くないグループに入りました」(25)では、初のW主演を務めた。

[Instagram] @kodai_fujimoto_official


Photo:Kimi、Text:ふくだりょうこ


ーINFORMATIONー

<第1話ストーリー>
急患の対応で手いっぱいの横浜湾岸病院・救命救急センターに、受け入れを断ったはずの重症患者が運び込まれてきた。搬送を許可したのは、同院の若き救命医・春木遥(今田美桜)!
当日は非番だった遥だが、救急車のサイレンを聞き、走って交通事故現場へ向かう。事故直後は応急処置に協力していた加害者・真島裕人(藤本洸大)がなぜか姿を消すなど、騒然となる現場で、遥は何としても命を救うため…独断で患者を横浜湾岸病院へ運び込んだのだ。

まもなく、先輩救命医・桐生昴(磯村勇斗)やベテラン麻酔科医・権野正造(船越英一郎)の尽力もあり、患者は一命を取り留めることに。事故現場に駆けつけていた救急隊員・渋川輝(寛一郎)と警察官・横峯健斗(泉澤祐希)も、ほっと胸をなでおろす――。

ドラマ『クロスロード ~救命救急の約束』
放送開始日:2026年7月7日(火)スタート 第1話<初回拡大スペシャル>
時間:毎週火曜日よる21:00〜21:54
放送局:テレビ朝日系24局
出演:今田美桜、磯村勇斗、寛一郎、泉澤祐希、小雪、赤間麻里子、トラウデン直美、本多力、戸次重幸、船越英一郎
主題歌:BILLY BOO『パラレルナイト』(Sony Music Labels Inc.)
脚本:髙橋 泉
音楽:江﨑文武
企画:服部宣之(テレビ朝日)
ゼネラルプロデューサー:大江達樹(テレビ朝日)
チーフプロデューサー:渡辺良介(大映テレビ)
プロデューサー:髙木萌実(テレビ朝日)、三浦和佳奈(大映テレビ)
演出:及川拓郎、中前勇児
制作協力:大映テレビ株式会社
制作著作:テレビ朝日

[HP]https://www.tv-asahi.co.jp/crossroad/
[X]@crossroad_ex

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