【中川翼×桜木雅哉インタビュー】ふたりでルームシェアするとしたら?「トイレでクラシック音楽を……」<ドラマ『ちょっと待とうよ、春虎くん』>



あきめり氏が描く漫画『ちょっと待とうよ、春虎くん』が実写ドラマ化です♡

周りの人との関係性に悩みマスクで表情を隠す先輩・岸田粋(中川翼さん)。そんな彼の寮のルームメイトとして入ってきたのが一途で真っすぐな新入生・黒部春虎(桜木雅哉さん)でした。
正反対のふたりが紡ぐ恋の物語にキュンキュンすること間違いなし!

Emo!miuでは中川さんと桜木さんにインタビュー。撮影現場でのことはもちろん、もし2人でルームシェアをするとしたら? という妄想トークも繰り広げていただきました!



主演に喜びとプレッシャー



■出演が決まったときのお気持ちを聞かせてください。

中川翼 新しい大きな挑戦ができるな、と思っていて。僕が演じる岸田粋は原作の中でも半分ぐらいはマスクをしていて、目元だけで物事を訴えかけるというところが本当に難しい挑戦になると思っていたので、そこに挑める喜びがありました。岸田粋をオーディションで勝ち取ることができたので、喜びとプレッシャーもありつつ、撮影まで自分の中で試行錯誤しながらどう伝えていこうかな、みたいなのもありつつ、ワクワクして撮影にも取り組めたのですごく嬉しかったです。

桜木雅哉 今年の自分の大きな目標として、主演を やるということがあったので、それを叶えられたっていうのは、やっぱり嬉しいです。もちろん、初めての主演というのもあって、嬉しいけど不安というか主演ならではの責任感も感じていました。いろんな友達とか、それこそ監督に主演ってどうやって挑めばいいんですかね、という話を始まる前にしたら、主演だからと言って変に何も考えずに、逆に言えば間を楽しめって言われたので、それを頭に撮影には挑みました。



■原作と台本を読まれたときの感想や印象を教えてください。

中川 原作、台本を読んで、とにかくキュンキュンでした。原作はオーディションを受ける事が決まったときに、電子書籍で読みました。オーディションに合格した後、原作本も買いました。スマホでも読めるし、書籍も現場に持って行ってて。やっぱりいつ読んでも、どこを読んでいてもふたりの行動や、空間ですらドキッとする、心が揺らぐ作品というのが印象的でした。
自分が初めて読んだときに受け取ったキュンキュンを、次はドラマの中でみなさんにどう届けるのかっていうところまで考えたりして、撮影が楽しみで仕方がなかったです。

桜木 原作を初めて読んだ時に、登場人物の感情や想いがすごく鮮明に分かりやすく描かれてるなと思って。すぐ読み終わってしまうぐらい没頭してしまったんですけど、そんな中でもひとつポイントとしてはやっぱり展開がすごく早いなというイメージがあります。その展開が早い中でのそれこそ粋や春虎の葛藤だったりとかもおもしろいな、と。寮でしか味わえない恋愛観もこの作品では感じたので、そこをどう実写で演じていくのか、ということはすごく考えながら挑みましたね。

熱心で真っすぐな気持ちはグループのメンバーを参考にしました



■ご自身が演じる役柄と共通点や共感するポイントがあれば教えてください。

中川 ずっと共通点を考えているんですけど……。子供の頃から芸能の仕事をしていて、それを隠しているとまではいかないんですけど、学校に行ったときとか、僕が芸能をやっていることを知らない人に対してわざわざ自分からは言わなかったので、何かを隠し持っている感じっていうのは共通点なのかな。そこから生まれるミステリアスさだったりは似てるのかな、と思うんですけど、ちょっとよく分からないんですよね。

桜木 確かにちょっと難しいよね。

中川 春虎は似てるから。

桜木 いやいや、似てないですよ。でもあんまり粋と似てないね。

中川 難しい子ではあるから。

桜木 そうそう。

中川 結構、複雑というか。春虎と接しているときも粋は作り笑いしているような場面が漫画でもあると思うので。自分ができないからこそ、やっぱり悩みましたね。
あと、粋はずっとマスクをしているので、コロナ禍を思い出しました。緊急事態宣言が明けたときが中学3年生で、やっぱり学校でずっとマスクをしていて。ひとりのタイミングでやっと外せる、みたいなそのルールを守っているときに既視感があるかもしれません。
あの当時の僕はマスクをしていると、笑っているつもりでも「なんでそんな怖い顔してるの?」と言われるくらい、目が笑っていなかったんです(笑)。そこで、演技では目の表現が本当に大切なんだと実感しました。いろいろな人のお芝居を見ながら、「目で訴えないとこの世界では通用しないんだな」と学びました。

桜木 すごいじゃん、身をもって実感してる。



■桜木さんはいかがですか。

桜木 気持ちを表に出せない部分っていうのは共通していますね。例えば、嬉しい感情があっても流しちゃう感じがあるので、そういう部分はわりとやりやすかったんですけど、まっすぐさとか熱心さがあまりなくて。そこでどうしよう?となったときに、僕グループ活動をしているんですけど、メンバーにひとり、熱心で真っすぐな人がいて、武藤潤っていうんですけど。気持ちの感じは結構参考にさせてもらいましたね。

■役作りで意識したことや、こだわっている部分がありましたら教えてください。

中川 粋は、なで肩にしたり、気弱な感じを体で表現できたらな、ということで監督と話していました。あと、声のトーンに関しては自分を作っているときと、春虎といるときはまた違うみたいな。技術的なところで言うと、本読みをしたときも「もうちょっと高くていいんじゃないか」みたいな本当に微調整を何度も繰り返して作っていきましたね。

桜木 僕は目を合わせるところを意識しました。春虎自身が真っすぐだし、粋と話しているときも、目をずっと見ている印象もあって。普段、僕は本当に人と目を合わせない人なので、今もどこかしら別のところを見てたりするんですけど(笑)。
あと、春虎はすごく礼儀正しいので、真っすぐな姿勢も意識しつつ、手の動きもスラッとした印象にしようというのは意識しましたね。

現場は「真面目な子が多かった」



■お互いの印象について教えてください。

中川 第一印象はもうめっちゃ真面目な暗い子が来たみたいな。

桜木 (笑)。

中川 衣装合わせが僕が最初で、入れ替わりだったんですけど、その入れ替わりのときが初めましてでした。以前、桜木くんが共演していた藤本洸大くんと僕が同じ事務所だったので、「以前、藤本くんがお世話になりました」と言ったら「あ、こちらこそ」みたいな。すごい真面目な子が来たので、ここからどうしようかみたいな。春虎にはぴったりだけど。

桜木 あれはね、緊張してただけなの。緊張してて、人見知りっていうので。

中川 そう、僕も人見知りだから。

桜木 もっと上が来たでしょ。

中川 でもあとあと聞いたらコミュニケーション下手なんですよ、って言ってて、なるほどね、と。これはもう行くしかないみたいな感じだった。



桜木 それでいうと僕はすごく喋ってくれるなっていう印象でした。

中川 何それ。

桜木 僕、緊張してて、多分実際に喋ったのが撮影始まる前ぐらいで。っていう中で、うわ、すごく明るいな、思ったより、って。最初は結構クール系かなと思ってたんですよ。

中川 違う違う、あれは、クランクインして、これからどんどん仲良くなっていこう、って思っていたら、桜木くんがスーツケースをタクシーに忘れてて。もうそのことで頭いっぱいで、顔真っ青で歩いてたんですよ。だから、僕はちょっと励まさないと、ということでいっぱい喋ってた。

桜木 なるほどね。普段は別にそういうわけじゃないの?

中川 普段は。

桜木 そうなんだ。

中川 そんな感じでした。



■現場は同世代が多かったと思うんですけど、撮影を振り返ってみて何か印象的なエピソードがあれば教えてください。

中川 基本、やっぱり半分以上ふたりの日が多くて。だから、みんなが揃うというよりかは大ちゃんが来てくれて、澁澤が来てくれて、みたいな。なんかこういろんな色が入ってくるというところを楽しみにしていたかもしれない。

桜木 その日によって雰囲気違ったもんね。

中川 いや、そうなんですよね。結構それがドラマにも出ているんですけど、本当に個性バラバラでいろんなタイプがいて。澁澤役の櫻井亜蓮くんはほんとにパリピですからね、わかりやすく言うと。桜庭役の祐楽くんは本当に冷静真面目みたいな。
基本、同世代だからこその悩みは持っているので、お芝居の話をずっとしてて。それこそ祐楽くんとは1時間ぐらいお芝居の話してました。すごく真面目な座組でしたね。

桜木 真面目な子が多かったですね。

ルームメイトの役割分担……運転係を担当?



■作中で寮のルームメイトという関係性ですが、おふたりはルームシェアや同居はアリですか?

中川 僕はまあそうですね、桜木くんならみたいな。変に干渉しないし。

桜木 人には干渉したくないタイプなので。逆にひとり一部屋なかったら結構きついかもしれない。

中川 僕はなくても全然いいよ。

桜木 どういうこと?どういうこと?

中川 現場でも寮の部屋には粋のベッドと春虎のベッドあるんですけど、カメラのセッティングとかで、ちょっとベッド動かしますってなった時、片方のベッドにふたりで座ったり寝転がったり。

桜木 あ、確かに。

中川 超距離近いのに、撮影の間とかでも。距離感お互い多分近い方だよ。

桜木 確かに近い方かもしれないね。

中川 だから僕は全然もういつでもウェルカム。待ってます。

桜木 僕は大丈夫です。

中川 連絡してください。

桜木 はい、大丈夫です(笑)。



■実際にルームメイトになったらどんな役割分担をされると思いますか?

桜木 そうですね。僕、運転します。

中川 寮なのに運転?

桜木 外に行く時は僕が責任を持って。

中川 ありがとう。

桜木 それ以外は逆にお願いしようかな、って。

中川 寮の役割分担で運転係ってあんまり聞かないよ(笑)。
寮なんで洗濯とかやってもらっていいですか?

桜木 確かに(笑)。

中川 家で家事する?

桜木 あんまりしないです。

中川 僕はちょっと料理するんで。

桜木 ほんと? あとお風呂掃除、僕やります。

中川 あと運転してくれるんでしょ。

桜木 運転もします。

中川 それこそ、一回運転してくれたことがあって。原作にも足湯に誘って一緒に行く名
場面があるんですけど、ドラマでもそのシーンを撮影したんです。その日は早い時間に撮影が終わったので、「終わったら一緒に温泉に行こうよ」って話になり、俺が絶対運転すると超いき込んでました。

桜木 いや、僕が責任持って運転しよう、と。

中川 でも仲良くなれてすごく幸せな現場でした。

ふたりでルームシェアするとしたら……




■ルームシェアするときにこだわりはありますか?

中川 僕は基本何でも許しちゃうな。でも、自分がここに置くって決めたものとかは動かさないでほしい。

桜木 なるほどね。

中川 リモコンとかも元の場所に戻してほしい。

桜木 本当に?何型ですか?

中川 B型。

桜木 え、そうだよね。

中川 B型でもリモコン元に戻していいでしょ!(笑)

桜木 そうなんだ。でも僕、戻せないのよ。

中川 それで言うと僕も戻せないのよ。だから一緒に住むなら、そういうとこからちゃんとしていかないと、全部リズムとか崩れちゃう。

桜木 確かに。



中川 ちゃんとしてこうねって。

桜木 いいですね。
逆に困らせちゃいそうな気がするんですよ。僕と暮らしてたら、逆に僕からはルールを決められないですね。

中川 本当に? でもこだわりいっぱいあるでしょ。

桜木 こだわりいっぱいあるの。無駄に多いんですよ。だからちょっと困らしちゃう気がするんです。

中川 僕がついていく。

桜木 ほんと? じゃあ僕が全て決めます。

中川 全て任せます。



■例えば決めるとしたら?

桜木 例えばゴミ捨てとかやってほしいですね。あとトイレ掃除もやってほしいです。

中川 でもお風呂掃除は?

桜木 お風呂掃除やります。

中川 分かった。トイレとゴミ捨て。

桜木 で、料理。料理はそれぞれやったり、それこそ今時代的にはデリバリーがありますから。

中川 なるほど、デリバリーで。
シャンプーとか香水とかは自分専用?

桜木 あ、専用。
でも、使っていい? って許可があれば。無駄に使われたらなんで?ってなる。

中川 いや、ちょっとめんどくさいです。要望が多い。

癖が強めな? おうちルール



■自分なりのおうちルールがあれば教えてください。

中川 え、願望でもいいですか?ちょっと変なこと言うんですけど。
僕まだ実家暮らしで、いずれ一人暮らしするようになったら、トイレでクラシック音楽を流したくて。クラシック聴きながらトイレしたい。

桜木 どういうこと?

中川 だからたまに自分でもトイレでクラシック流すんですよ。

桜木 どういう気持ちなの、それ。

中川 考え事したり、今日撮影大変だったな、みたいな。

桜木 めっちゃおもしろいね。

中川 トイレ結構好きなんで、あの狭い空間が。

桜木 僕はスピーカーで音楽を絶対流したいんですよ。スマホ本体では流したくなくて大音量で聴きたいんです。
ライブ音響みたいなのが好きなので、本当にスピーカーでガンガン流す以外はちょっとNGですね。

中川 一緒に暮らしたらめっちゃうるさいよ。騒音問題になる。

桜木 いや、そこはね、大丈夫。防音のとこにする。



■しかも、トイレではクラシック流れてるんですもんね。

桜木 それ本当にやだ。めっちゃやだ。

中川 もうマジでテンション上がるから。

桜木 トイレでテンションいらないって。

中川 いや、僕ちょっとトイレにこだわり強いんで。

桜木 あ、トイレ色だけこだわりあるわ。真っ黒がいい。

中川 トイレットペーパーは?

桜木 あ、柔らかい方がいいですね。

中川 僕シングル。

桜木 どういうこと?どういうこと?

中川 もう何にも知らないんだから。ちょっといろいろ教えてきます。

ふたりの心を動かしたものは?



■最後に、最近、心を揺り動かされたモノやコトについて教えてください。

桜木 ネイマールさんがワールドカップに招集されたとき。
サッカーはワールドカップやってたらたまに見るよぐらいなんですけど、まあわりと世代の方なので、嬉しかったですね。

中川 「ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー」の映画を観て、めちゃくちゃ心を動かされました!

あんまりいろいろ言っていいのか分からないけど、いいんですよね、マリオ。ちょっとピーチとロゼッタが……え、見た?

桜木 いや、見てない。

中川 めっちゃ感動するのよ。

桜木 泣いた?

中川 いや、まあうるっと。心動かされました。兄弟の話だし、弟大事にしようって思いました。

■ありがとうございました!



【Movie】

coming soon…




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―PROFILE―




中川翼
2005年12月6日生まれ。神奈川県出身。
2015、スペシャルドラマ『ORANGE~命懸けで闘った消防士の魂の物語~』で俳優デビュー。そのほか主な出演ドラマに、NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」(25)、「ストロボ・エッジ Season1/ Season2」(25・26)、「コスメティック・プレイラバー Season2」(26) などがある。
[Instagram] @tsubasa_nakagawa.official

桜木雅哉(原因は自分にある。)
2006年3月19日生まれ。東京都出身。
ダンスボーカルグループ『原因は自分にある。』のメンバーとしても活動中。
主な出演作は、ドラマ「修学旅行で仲良くないグループに入りました」(25)、「DREAM STAGE」(26)、「失恋カルタ」(26)、「産まない女はダメですか?DINKsのトツキトオカ」(26)などがある。またドラマ「修学旅行で仲良くないグループに入りました season2」への出演も決定している。
[Instagram] @msy_enter319


Photo:Daiki Hosomizo、Text:ふくだりょうこ


―INFORMATION―
【ドラマフィル『ちょっと待とうよ、春虎くん』】
・MBS 8月13日(木)より毎週木曜 25:29~
・テレビ神奈川 8月13日(木)より毎週木曜 25:00~
・テレ玉 8月17日(月)より毎週月曜 24:00~
・群馬テレビ 8月18日(火)より毎週火曜 24:30~
・とちテレ 8月19日(水)より毎週水曜 23:30~
・チバテレ 8月20日(木)より毎週木曜 23:00~

※MBS放送後にTVerで無料見逃し配信あり                 
配信: FODにて独占配信                                       
原作:あめきり「ちょっと待とうよ、春虎くん」(新書館ディアプラス・コミックス刊)
出演:中川翼 桜木雅哉(原因は自分にある。)
高橋璃央 櫻井亜蓮 祐楽 田中学人
滝沢涼子・徳永えり ほか 
原作著者:あめきり
脚本:髙橋幹子 吉﨑崇二
監督:柴田啓佑 岸田雅喜
音楽:遠藤浩二
インティマシーコーディネーター:西山ももこ
LGBTQ監修:河本みま乃(弁護士)
制作プロダクション:エピスコープ
製作著作:「ちょっと待とうよ、春虎くん」製作委員会・MBS

©あめきり/新書館
©「ちょっと待とうよ、春虎くん」製作委員会・MBS

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