【西畑大吾インタビュー】「ボコボコにされているな、って(笑)」と“ヨゴレ役”で出会った新境地!リアルを追求した現場の裏側<ドラマ『マトリと狂犬』>



裏社会をリアルに描いた【マトリと狂犬 ―路地裏の男達―】がドラマ化、2026年1月20日(火)より放送中。

原作は『カバチタレ!』『極悪がんぼ』など数々のヒット作を生み出した田島隆の同名漫画で、麻薬の怖さと裏社会のリアルを描いた話題作。監督はお笑い芸人として第一線で活躍する一方、「ドロップ」「漫才ギャング」「サンブンノイチ」「OUT」など数々のヒット作を手掛けた品川ヒロシ。これまで爽やかな役柄の印象が強かった西畑大吾が、本作では“ヨゴレ役”に挑戦。ボコボコにされ、泥にまみれながらも前に進む姿で、新たな一面を見せている。

Emo!miuではドラマ『マトリと狂犬』が連続ドラマ単独初主演となる西畑大吾(なにわ男子)さんにインタビューをしてきました!



「ボコボコにされているな、って(笑)」

■梅沢恭之介は、これまで演じてこられた役とはまったく違う“ヨゴレ役”。はじめて台本を読んだときの印象は?

西畑大吾(以下、西畑) まずは……ボコボコにやられているなと(笑)。これまで演じさせていただいた役柄とは違って、どういう風に攻めていけばいいのか、自分が持っている引き出しにはない役だったので、どう演じたらいいのか考えました。ただ梅沢は人間味もあり、ちょっと僕に近しいところも感じていました。
こういう世界があることはもちろん知っていたんですけど、本当にネットで知り得るような情報しか持っていなかったので、原作や台本を読ませていただいて、知るところは多かったです。

梅沢恭之介と重なった「素直さ」と「人間味」

■梅沢恭之介と西畑さん、どんなところが“近しい”と感じましたか?

西畑 いい意味……いや、悪い意味なんかな(笑)。すごく素直で単純なんですよ。僕もそうで、人から褒められたら素直に喜ぶし。梅沢はどちらかといえば蔑まれてきた子なんですけど、そういう過去があるにも関わらず、褒められたときは素直に喜べるんです。
人間らしさもあって、ちょっと情に厚いところもある。このドラマは彼の成長物語でもあると思っています。

品川ヒロシ監督の現場で感じた、アクションへの本気



■今回のドラマは品川監督によるアクションシーンもありますね。実際に撮影してみていかがでしたか?

西畑 撮影の1か月くらい前から、品川監督とアクション練習をさせてもらっていたんです。「筋はいい」と言っていただいて、それはすごく嬉しかったですね。
本当に品川監督がすごくて。現場にはアクション指導の方もいらっしゃるんですけど、現場に入ると監督自身が動いて、頭の中にあるカメラワークをもとに、こうしたい、ああしたいというのを直接伝えていらっしゃいました。あと、すごく優しかったです(笑)。勝手に「怖い人なのかな」と思っていたので(笑)。

ことあるごとに感謝の気持ちを伝えてくださって、それはスタッフさんに対しても同じで、すごくやりやすい現場でした。気がついたらアザがめっちゃ増えましたけど(笑)。現場では気づかないんですけど、家に帰ってから「あれ、アザ増えてない!?」ってなることはありました。

僕、殺陣はやったことがあるんですけど、アクションはほぼ初めてで。ステゴロ(武器を使わず、素手で殴り合うこと)も初めてでした。梅沢は元役者という背景があるので、動きはできるけれど実践が伴っていない、実戦的じゃない動きをイメージするようにしていました。

■体づくりなどもされたんですか?

西畑 やりました!やってはいましたけど、やりすぎないように気をつけていました。梅沢は絶対に不健康やから(笑)。撮影期間が本業のライブに向けたリハーサル時期と重なっていたので、体づくりというよりは、体力をつけないといけないなという意味でやっていましたね。

金髪に込めた覚悟と、黒髪に戻りたい本音

■今回、役に合わせて“金髪”にされましたね。

西畑 監督から「金髪にしてほしい」と言われていたので、髪色に関しては美容師さんと監督にお任せしました。僕自身もどうなるかなと思っていたんですけど、ファンの方々にもすごく好評だったのでよかったです。

髪の毛は本当に使い古した歯ブラシみたいになりながらも、この取材日までは金髪でいようと思って続けていました(笑)。

■情報解禁で、やっと金髪の謎が解けましたね。

西畑 多分、今後も自分の意思で金髪にすることはあまりないですね。基本的には、潜んで暮らしたいタイプなので黒髪がいいんです(笑)。でもこの髪色は僕自身も気に入っているので、出会わせてくれたことに感謝しています。

「予算オーバーしてると思います!!」



■ドラマの見どころ、注目してほしいシーンはありますか?

西畑 これ……主演が言っていいのかわからないですけど、予算、オーバーしていると思います!! っていうぐらい、いろいろやっているんですよ。
あるシーンで、僕がある物を破壊する場面があるんですけど、その壊す物の値段を聞いたら、とてつもない金額だったんです。僕、2度目で成功したので、結果的に2つ使っていて……。つまり、かかったお金は2倍なわけで。しかも放送されるのは2〜3秒なんですよ!ここまでやるか!というものを詰め込んだ作品になっていると思います。
あとやっぱりアクションシーンですね。危ないところはスタントマンさんがやってくださるんですけど、その凄さも実感しました。CGは一切使っていなくて、「これ本当に放送できるの?」と思うくらいリアルなので、そういったシーンも見どころだと思っています。

向井さんは何をしても『スタイリッシュ』の一言!




■黒崎役の細田善彦さん、葛城役の向井理さんとの共演はいかがでしたか?

西畑 お2人の間に入ると、本当に“捉えられた宇宙人”みたいになるんですよ(笑)。お2人ともスタイルがよくて、かっこよくて。

特に細田さんとのシーンが多かったんですが、とても優しくて、お兄ちゃんのような存在でした。ドラマ内ではテンポの早い掛け合いが多くて、品川監督から現場で要望をいただくこともあったんですけど、セリフの練習をしていると、細田さんが合わせてくださったりして。気さくに声をかけてもらえて、現場でもすごく救われていました。

細田さんが現場で使っていらっしゃったスター・ウォーズのポーチがすごくかわいくて。僕もスター・ウォーズが大好きなので「それ、かわいいですね」って話していたら、「1回使ったやつだけど、家にもうひとつあるからあげるよ」って、次の日に持ってきてくださったんです。なんて優しい方なんだと!! 今もありがたく使わせていただいています。

向井さんは「すごい」の一言に尽きますね。アクションも、なにをしてもスタイリッシュ。警棒でボコボコにされるシーンがあるんですけど、その中での所作やセリフの言い回しが僕にすごく刺さって、間近で演技を見させていただいて、とても勉強になりました。

細田さんも本当にすごくて、黒崎の淡々とした雰囲気を難なく演じられていました。あの目力と少し低い声で詰められるのは、めちゃくちゃ怖かったです(笑)。でも「カット」がかかった瞬間、すごく優しいんです。本当に二重人格!!(笑)。黒崎か葛城かと聞かれたら、僕は圧倒的に黒崎派なんです。曲がったことを許さない、まっすぐな部分と細田さんの存在感が、ものすごくガチっとハマっていました。

■たくさんのお話をありがとうございました!


―PROFILE―
西畑大吾
1997年1月9日生まれ。大阪府出身
2014年1月、NHK朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」に、杏演じる主人公・西門め以子の次男・活男役で俳優デビュー。16年にも、NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」に、宮崎あおい演じる眉山はつの次男・養之助役で出演した。さらに18年に「なにわ男子」のメンバーに選ばれ、21年11月に、シングル「初心LOVE」でCDデビューを果たした。主な出演作に、映画「PとJK」「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」(ともに17)、TVドラマ「教場」(20)、映画「KAPPEI カッペイ」(22)などがある。また、2026年秋には映画「時給三〇〇円の死神」にて主演を演じることが決まっている。
[X] @728_Storm
[Instagram] @naniwadanshi728official/


Text:Kyoko Fuse


―INFORMATION―
【ドラマイズム「マトリと狂犬」】
原作:田島隆・マサシ『マトリと狂犬 ―路地裏の男達―』(秋田書店「ヤングチャンピオン」連載)
出演:西畑大吾 
細田善彦/森田想、九条ジョー
木村祐一、少路勇介、山谷花純、山下永玖
平埜生成、趙珉和/深水元基、本宮泰風
向井理 
監督:品川ヒロシ 松下洋平
脚本:服部隆 品川ヒロシ
脚本監修:田島隆
音楽:武史(山嵐)田井千里 鈴木俊介
オープニング主題歌:「blur」オレンジスパイニクラブ(WARNER MUSIC JAPAN)
エンディング主題歌:「イノチケズリ」Gero(WARNER MUSIC JAPAN)

<放送>
・MBS 毎週火曜 深夜0:59~
・TBS 毎週火曜 深夜1:28~

<配信>
・TBS放送後、TVer、Netflixにて配信中!

[Instagram] @matori_kyoken
[X] @matori_kyoken
[TikTok] @drama_mbs
[HP] https://www.mbs.jp/matori-to-kyoken/

©田島隆・マサシ(秋田書店)/「マトリと狂犬」製作委員会・MBS

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