<イベントレポ>森愁斗「幸せを受け取ってまたみんなが誰かにって連鎖していけばいいな」ドラマ「シンデレラ・コンプレックス」1話先行試写&完成披露トークイベント



累計4億View突破!Webtoonの先駆者・SORAJIMA の衝撃作【シンデレラ・コンプレックス】がMBSドラマ特区枠にて実写ドラマ化し、2024年2月29日(木)より放送される。公開が4日後と迫った2月25日(日)に【1話先行試写&完成披露トークイベント】が開催され、主演の田中美久、飯島寛騎、森愁斗、宇垣美里が登壇した。



まずは役柄を演じてみての感想をトーク。狂気的なキャラクター・前園由良を演じた田中は「自然な風に演じてしまうとインパクトだったり、由良ちゃんらしさが消えるなと思ったので、原作になるべく近いように前園由良ちゃんを演じさせていただきました。」と原作を忠実に再現しようとしたことを語る。

相沢陽介を演じた飯島は「まぁ悪いやつですよね。」と視聴者に寄り添いながら「リアルな重たい地獄のような空気感だったりとか、人間の欲望っていうのがすごく陽介には詰まっているので、そこをどうやって面白く表現できるかっていうのはものすごく考えました。」と演じるうえでの苦労を明かした。「でもすごくピュアなキャラクターでもあるなと僕は思ったので、そこを信じて僕は陽介を演じました。」と相沢陽介の魅力についても言及した。そんな役柄に絡めてMCから「嘘は得意ですか?」と聞かれると「秘密♡」とお茶目に回答する場面も。



由良の同級生で、いじめられっ子である工藤要を演じたのは森。学生役は久しぶりだったとのことだったが「いじめられてるキャラクターということで、どう自分を弱く小さく見せるか、そういうところに悩んだりしながら演じてはいました。」と振り返る。

「かわいそうなことしか起きなくて・・・」と語るのは英語教師・相沢舞を演じた宇垣。「この後、もっともっとひどいことになって、そういった意味で非常に巻き込まれて散々な目に合う舞ちゃんなんですけれども、頑張れよって自分のことを励ましながら、2人に翻弄された撮影の日々だったなという風に思います。」と役への同情心を明かした。「私が舞ちゃんの友達だったら、多分ぶっ飛ばしちゃうと思います。というぐらい舞自身は空気を読んでしまうし、まさかと思ってなかなか行動できない女の子なので、そこはすごくハラハラしながら台本を見ていたなという風に思います。」と撮影当時を顧みた。



そんな個性的な役柄とは打って変わって、仲良くコミュニケーションをとっていたというキャストたち。森が「(田中が)差し入れで入れてくれたコーンスープがすごい美味しかった。」とこぼすと、そこから差し入れトークに。田中が差し入れたコーンスープやうなぎが大好評だったとのことでトークが盛り上がった。

今作のエンディング主題歌は、ハロープロジェクトOGメンバーによって結成されたSIOOM(from M-line Music)が担当。High Kingの「C\C(シンデレラ\コンプレックス)」を新しくカバーした「シンデレラコンプレックス24」が使用された。元々楽曲を知っていた&ハロプロのファンでもあったという田中は「本当に嬉しくて、歌詞もぴったりだったのですごく嬉しかったです。ずっと毎日聞いてます。」と大絶賛。楽曲アレンジについては「声が昔の方々とはやっぱり違って、今の声で撮ってらっしゃるので、ほんとファンみたいで申し訳ないんですけど「あ、この声はまーちゃんの声だ!」って思ったりして、すごい嬉しかったです。」とファンさながらの喜びを語った。


続いて、キャストそれぞれの愛されポイントを交互に発表することに。森は飯島について「一緒にいると撮影とかでも安心するというか自然とついていきたくなるような雰囲気が漂っていて、一緒にお仕事できてよかったなって思いました。」とベタ褒め。

2人でサウナの話もしたようで、一緒に行きたかったそうだが、役の特性上2人だけのシーンっていうのがあまりなかったらしくまだ実現していないそう。反対に飯島は森について「ものすごくおしゃれなので、アクセサリーとか今こういうの流行ってんだっていう情報を勝手に盗んでました。」と森のファッションセンスの高さをシェア。

飯島の意外な一面について、森は「見た目の印象で結構クールな方なのかなって思ったんですけど、割と明るい感じで冗談混じりの話をしていたので、僕はそこは結構ギャップだなっていう風に思いました。」とコメント。飯島いわく「やっぱり教師役なんでね、大人っぽさを普段は出すように心がけていました」と語った。田中はご飯をたくさん食べること、宇垣は優しさがにじみ出ていることを挙げていた。



田中の愛されポイントについて、森は「愛嬌がたくさん」と的確にコメント。田中と一緒にいる時間が長かったという飯島は、前園由良という難しい役柄を演じたことについて「熱意がすごく伝わってきて『あ、この子、役者魂がある!』って想いました。」と率直な感想を明かした。また、過激なシーンでは田中が「飯島さん!ぶってください!」とお願いするほど熱意がこもっていた場面もあったようで「すごくいいなって。だからその気持ちを絶対に崩しちゃダメだって思って僕は逆にこういってみようとか、ああいってみようとかっていう、逆に僕も発見になったというか、そこが僕はすごく印象的だったなと思います。」と自身の芝居にも活かせたことを振り返った。

宇垣は「もう本当にいるだけでその場が華やぐというか、空気が明るくなりますし、あとすごく可愛いんですよとにかく!ごはん行きましょうとか言ってくださって、はぁ可愛いいってずっと思ってました。」と田中の可愛さを熱弁。反対に田中も「かわいいなと想いながらずっと見ていました。」と宇垣の可愛さを語っていた。

飯島はその2人の関係を「女子会」と例えるように、ランチも2回ほど行ったりと撮影を通じて仲の良さを深めていたようだ。



森について田中は「結構静かでびっくりしました。言葉を演技以外で喋ってるとこ1回も見たことない。」とコメント。森は「喋ってるわ!」とツッコミながらも「人見知りなんですよね・・・」と頬を赤らめていた。

飯島は森について「優しい心を持ってる方だなってのは第一印象としてはすごくあって」と優しい人柄について言及。作中のお芝居では「絶妙ないい塩梅の訴えっていうか、そこがいい意味で気持ち悪いなって思って『うわ、この子やばい!』って勝手に思ってました。すっごい面白いです。」と絶賛。狂気的なキャラクターがたくさんいる本作の中でも「軍を抜いてぶっとんいでいる」と飯島に言わしめたそのキャラクター性に今後も注目!

宇垣は森について、独特のゆったりとした空気感で居心地が良かったとコメント。また「人見知りなんだなと思ってたんですけど、途中でちょこちょこふざけてくれるところがめちゃくちゃ可愛くて、ちょっとずつ心を開き始めてるみたいな、野生動物を見ているような気持ちになりました(笑)」と微笑ましい場面も明かされた。



一方宇垣については「年下が言うのもあれですけど、余裕がある大人の女性だなって、素敵だなって思いますし、同じシーンを撮影してる時とかも、自分の思いとかを監督さんとすり合わせたりしてるので、真面目な方だなっていう印象もありますね。」と真面目な一面を言及。

田中は宇垣が演じた相沢舞になぞらえて「宇垣さん自身は本当に強い女性で、芯があって自分の意見をちゃんと持ってるっていう部分が、私はすごい尊敬していて憧れを持ちました。初めて共演させていただいて素敵な方だなと思ってファンになっちゃいました。本当に大好きです!」とベタ褒めすると、宇垣は思わず「ご褒美タイムみたいな感じですよね・・・ありがとうございます!」と照れていた様子だった。

飯島は「言葉選びだったりとか、こちら側が勉強になるっていうのがものすごく多くて、頭が切れるなっていう印象が最初は強かったんですけど・・・」と同じく宇垣の真面目な面を語りつつ「意外とふわっとしてる人だなっていうのが印象です。よく一緒にカバディやって怒られましたよね。」という意外な一面を暴露。宇垣自身も「なんか、ふざけちゃうんだよね・・・一緒に遊んでくれてありがとう(笑)」と振り返った。



イベント中盤、フリップで答える質問コーナーを実施!質問内容は「もし皆さんが1つだけ魔法を使えるのなら、どんな魔法を使いますか?」。MCがツッコまざるを得ないと指摘した、飯島の回答は「おそらをとびたい。」。「やっぱ空って飛んでみたいじゃないですか。空の表現をしてみたいっていう興味本位です。」と端的に語った。

身長152cmの田中は「身長が伸びる」。「キスシーンをする時に身長が足りなくてできなかったんですよ。カメラが映ってないところで、飯島さんが足を曲げてくださっていて、すごいきつい体勢させるときが多くて申し訳ないなって思ったし、個人的にもうちょっと身長が伸びた方が嬉しいなと思うので伸びたいです。160cmくらいほしいです。」と願望を語った。

犬を飼っているという宇垣は「動物と話せる人になりたい。」と回答。「気持ちがわかったらどれだけいいだろうと思うことが日々ありまして、遊びたいなと思っておもちゃとか出すとそれじゃない!みたいな顔をしてて、勝手にごめんねっていう気持ちになるときがあるので言葉さえわかればなと思います。」と飼い主ならではの願望を語った。



森は「幸せで溢れる魔法」と他キャストとは一風変わった回答。「僕もみんなに幸せを与える仕事をしていますから、幸せを受け取ってまたみんなが誰かにって連鎖していけばいいなっていう魔法です。」と俳優・アーティスト活動を並行して行っている森ならではの理由を明かした。思わず宇垣が「今、私は反省しました。私利私欲ばかりで・・・」と、飯島も「何が空を飛びたいだよ!(笑)」と自身にツッコんでいた。



そんな森にMCが「幸せを感じる時はどんな瞬間ですか?」と尋ねると「笑ってる時ですね。笑いすぎて表情筋が痛くなる時間があるんですけど、そういうときは幸せだなって思います。」と嬉しそうに語る。本イベントでも森が笑っている場面が多く、常に楽しそうにしていたのが印象的であった。

実家の熊本で犬を3匹飼っているという田中は「東京に引っ越してきたばかりでなかなか実家に帰る機会とかもないので、 久々に実家に帰ってきて愛犬と会ったり家族や親と会った時はすごく嬉しいです。」と故郷を懐かしんだ。



飯島は「美味しいものを食べてる時がやっぱすごく幸せ」と食事をPICKUP。「食事を作業にしたくなくて、友達や家族とかと一緒にいる時間って買えないじゃないですか。だから、そういう食事の時間を大切にするのが僕の幸せですかね。」とこだわりを明かした。ちなみに好きな食べ物はうなぎということで、田中が差し入れに入れたときにはテンション爆あがりだったとのこと。

チョコが好きだという宇垣も「甘いものを食べてる時がすごく幸せです。もう体重のこととかそのときは気にしないことにしてます。バレンタインの時はカードの明細も見ないことにしてます。ノールックでカードを切るっていう感じで(笑)」とこれまた大人な一面を見せた。

役柄が特殊だからこそ、素に戻ってリラックスする瞬間も多かったという撮影現場。飯島は帰宅時に仕事とプライベートのスイッチを切り替えることができたようだが、田中は難しかったようで「地声よりも由良ちゃんの声が結構高くて普段から高くしすぎたのか、めちゃめちゃガラガラになりましたし、るんるんみたいな感じの由良ちゃんだから、プライベートでもそうなっちゃって、すごいぶりっ子じゃんって思いました(笑)」と役が田中自身に乗り移ってしまっていたことを明かした。



最後にキャストそれぞれから本作の見所をコメント。宇垣は「このドラマはこうなったら嫌だなっていう、ちょっと非現実的なんだけど、自分の現実の近いところで起こるホラーだと思っています。どんどん舞に降りかかってくる不幸を皆さんで怖いって思いながら見てほしいですし、でもそんな舞を襲ってくる怪物・妖怪?たちの中にちょっとでもわかるなっていう部分はきっと皆さんあると思うので、そこもゾクッとしていただけたらなという風に思ってます。」と本作ならではのスリリングな楽しみ方を提案した。

森は「いろんな愛の形があって、その中で起きるトラブルだったり揉め事だったり・・・同じですね意味(笑)」と自分の言葉に笑いながらも「すごく展開が早くて、目が離せないシーンがいっぱいあると思うので、ぜひ見逃さないようにじっくり見ていただけたら嬉しいなっていう風に思います。」とアピールした。

飯島は「どうも、怪物です。」と宇垣のコメントに乗っかりながら「どんどん話が進むにつれてエスカレートしていって、本当にぶっ壊れたすごく楽しいスリリングのあるラブサイコスリラーな作品です。」と刺激的な作品であることを念押し。「僕が嫌いでもいいですし、それが逆にこの作品にとってむしろ良くなっていくなって思ったので、SNSとかでぜひ皆さんに盛り上げていただけたらなと思っております。」と呼びかけた。

田中も「どうも化け物です。」と乗っかりつつ、前園由良という役について「幸せな夫婦教師の愛をぶち壊す人でもあり、計画的になんでも進めていって自分の思い通りになるように本当に細かいところまで計画していく女の子なんですけど、見てくださる皆様は、ひどい子って思ったり、怖いって思ったりするかもしれないんですけど、由良ちゃんには由良ちゃんなりの気持ちや過去があるので、たくさん由良のことを知っていただいて、少しでも由良のことを好きになってもらえたら嬉しいなとも思います」と語る。

「工藤との関係性とかもどんどん放送されますし、それぞれが魅力的な役なので、たくさんの方に面白いハラハラするって思って楽しんでもらえる作品になったらいいなと思います!」と作品への期待と展望を明かし、本イベントは幕を閉じた。

<あらすじ>
「幸せな日常を破壊したのは、一人の女子高生だった―」
教師の舞(宇垣美里)は、同じ高校で働く夫・陽介(飯島寛騎)と、誰もが羨むおしどり夫婦で知られていた。しかし実際は、陽介の跡継ぎ問題と長年のセックスレスで、家庭内の空気は悪くなる一方・・・。そんな中、舞は陽介の不倫に気づいてしまう。しかも相手は教え子でアイドル的人気を誇る美少女・由良(田中美久)だった―。「この女子高生、何かがおかしい―」妖しさと中毒的な魅力を兼ね備えた地雷系JKの由良が、壊れかけた夫婦に忍び寄り、全ての歯車が狂い始める。やがて、夫の不倫から復讐を胸に誓った舞と、由良の同級生で謎多き高校生・要(森愁斗)の思惑が絡み合い、強烈なコンプレックスと憎しみが渦巻く恐ろしい結末へと向かっていく―――!地雷系JK×イケメン教師×謎多きDK×サレ妻による、禁断のラブサイコスリラー!

■詳細
【ドラマ特区「シンデレラ・コンプレックス」(全7話)】
放送日:2024年2月29日(木)初回放送スタート
出演:田中美久、飯島寛騎、森愁斗、宇垣美里
脚本:舘そらみ
監督:宮本秀光、島添亮
制作プロダクション:ソケット
製作:「シンデレラ・コンプレックス」製作委員会・MBS

<放送情報>
・MBS 2月29日(木)より毎週木曜 24:59~
・テレビ神奈川 2月29日(木)より毎週木曜 23:30~
・チバテレビ 3月1日(金)より毎週金曜 23:00~
・テレビ埼玉 3月6日(水)より毎週水曜 24:00~
・とちぎテレビ 3月7日(木)より毎週木曜 22:30~
・群馬テレビ 3月7日(木)より毎週木曜 23:30~

<配信>
・TVer、MBS 動画イズムで見逃し配信1週間あり

©井上里彩子/SORAJIMA
©「シンデレラ・コンプレックス」製作委員会・MBS

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