ONE N’ ONLY(ワンエンオンリー)が『コカ・コーラ SUMMER STATION ⾳楽LIVE』に初出演! 唯一無二の“JK-POP”で、胸躍る真夏の野外を存分に堪能



YouTubeで公開されたMVやSNSでの投稿が全世界から注目を集め、TikTokフォロワー数は日本人アーティスト第1位の450万人超。今月初旬には初の海外ライブとなるブラジルでのステージを成功させたばかりの6人組ダンス&ボーカルグループONE N’ ONLY(ワンエンオンリー)が、2022年7月28日(木)に【コカ・コーラ SUMMER STATION ⾳楽LIVE】に登場した。

テレビ朝日が主催する『テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り SUMMER STATION』の一環として、毎年1ヶ月にわたり行われている本公演は、昨年、一昨年はコロナ禍で見送りとなったため今年が実に3年ぶりの開催に。



2018年に始動したONE N’ ONLYにとっては記念すべき初の“サマステ”出演であり、また、初海外ライブからの凱旋を祝うべく、会場の六本木ヒルズアリーナは満員のSWAG(ONE N’ ONLYファンの呼称)で埋め尽くされた。そこで6人が放ったのは、BTSの超ヒット曲カバー等、自然と身体が動くダンスナンバーの数々。気温が30度を超える炎天下の夕闇に、彼らが掲げるJ-POPでもK-POPでもない唯一無二の“JK-POP”で、胸躍る真夏の野外の醍醐味を存分に堪能させた。



舞台裏から気合入れの声を響かせ、吐息交じりのREIの歌声から静かに始まりを告げた1曲目は「FOCUS」。セクシーなムーブに躍動的なダンス、曲線的でなめらかなボーカルに差し込まれる直線的で鋭利なラップと、ONE N’ ONLYの持ち味を黄金比で融合したようなナンバーに、客席からはグループカラーである白のペンライトが振り上がる。以降も、2月に発表した1st EP『YOUNG BLOOD』の収録曲で、滾る若さと熱いエナジーを放出。妖しく誘われる「What’s Your Favorite?」を目にして上がる体温と滲む汗は、暑さのせいなのか高まる動悸のせいなのかわからないほど。



「SUMMER STATION、盛り上がっていこうぜ!」とKENSHINが吠えてからの「YOUNG BLOOD」では、ワンエン最大の武器であるハードかつワイルドなパフォーマンスを全開にし、ディープなビートで与える強烈なインパクトに目が離せない。



ここで、リーダーのHAYATOが「遂に僕たち初めてのSUMMER STATION、ありがとうございます!ずっと憧れのステージで、ずっと出たいと思っていました」と喜びを爆発。また、帰国して最初のステージということで“ただいま”を告げ、「まさかの初海外が一番遠い国という、さすがONE N’ ONLY、唯一無二を目指してますから」と、グループ名を体現しつつあることに胸を張る。さらに「野外イベントということで、この声を聴いてる人がいると思います、僕たちONE N’ ONLYといいます!」と会場外の人々にまで貪欲にアピールして、NAOYAが「ブラジルで披露したカバー曲を持ってきました」と贈ったのは、なんとBTSの「Dynamite」。



日本国内では初披露となるカバーだが、その小気味よく洗練された身のこなしといい、ブレのない英詞ボーカルといい、シンクロ率の高いダンスといい、恐ろしいほどの完成度で、ONE N’ ONLYというグループのポテンシャルを改めて証明し、「サマステまだまだ盛り上がっていこうぜ!一緒に踊って!」(KENSHIN)と続けた「POP! POP!」でも軽やかなムードを引き継いで、6人とSWAGで大きく腕を振ってハピネスを共有。



“キスしたいよ”と全員で投げるキスがSWAGを悩殺したところで、ダメ押しとなったのがワンエン史上最高のラブソング「My Love」だ。TETTA、REI、EIKUの3ボーカルで歌い上げる甘いムードは、ステージを染めるピンクの照明ともピッタリ。全員がカメラに笑顔を向けて、場内に多幸感を振りまいていく。

最後に6人それぞれが両腕でハートを作ってキメると、口々に「暑いですね」「これぞ夏!って感じ」と汗だくになりながらも、野外ライブというレアなシチュエーションに興奮を露わに。また、テレビ朝日主催のイベントということで「今日も『六本木クラス』と『アメトーーク!』楽しみ」(KENSHIN)等、同局の番組トークに花を咲かせた。六本木ヒルズの上階に鎮座するドラえもんたちに触れ、NAOYAが「あとでドラえもんたちと特典会するから」とジョークを飛ばせば、TETTAは「ドラえもんになりたい!」とピュアな一言を。「やっぱり『ミュージックステーション』に出たいですね。前に、体験コーナーにも行ったことあるんで、階段を下りる感覚はバッチリです!」と、『ミュージックステーション』の登場シーンをシミュレーションしてみせる。



しかし、投げキスを飛ばしまくって怖いほど満面の笑顔を浮かべるのに、REIが「僕たち、ちゃんとやりますから!」と慌てて関係者に向けて弁解する一幕も。120%カッコいいパフォーマンスを展開しながら、ひとたび音が止まればカッコつけない率直なトークで楽しませる、このギャップも彼らの魅力の一つである。

「今夜このステージをメチャクチャ盛り上げるんで、最後までついてきてください!サマステいける?いくよ!」(HAYATO)と拳を突き上げ、ラストスパートでは会場をさらに夏色へ。まずは「Sexy Beach Party Yes!!」で6人がステージ左右に大きく広がると、タイトル通り夏の開放感と高揚感あふれるダンスビートと艶っぽい表情で、観る者の心を沸き立たせていく。



「もっともっと会場を一つにしようぜ!」というNAOYAの煽りからは、未音源化曲ながら既にライブの定番曲となりつつある「Be Mine」でタオルをブン回し、SWAGたちと一つに。精魂尽き果てる勢いで身体を振り、間髪いれず「次で最後の曲です。みんな盛り上がっていきましょう!」とTETTAのフィンガースナップから贈られたのは、6月に配信リリースされた最新曲「LUCKY」だ。

ほぼ全英詞で綴られた爽快なナンバーで心地よい夏の夜風を呼び込み、軽快に跳ねる6人のさりげなくも研ぎ澄まされた動きからは、間違いなく世界が視野に入っていることが感じられた。「サマステ最高でした!また来年もお待ちしております」(NAOYA)という来年の約束にも待ちきれず、アンコールを求める拍手が湧いたのも、時間厳守のイベントでは異例のこと。それだけ彼らのステージは中毒性が高いということなのだろう。



「僕たちワンエンの夏が始まったので」というNAOYAの言葉通り、この夏のONE N’ ONLYはイベント出演の予定も数々。その先には9月23日のZepp Sapporoから10月23日の仙台GIGSまで、全国6都市を回るツアー『ONE N’ LIVE 2022~UNITE~』も決定している。さらに上のステージを目指すワンエンの熱い夏と、その行く先に期待は尽きない。

■詳細
【コカ・コーラ SUMMER STATION 音楽LIVE】
開催日:2022年7月28日(木)

〜setlist〜
M01 FOCUS
M02 What’s Your Favorite?
M03 YOUNG BLOOD
M04 Dynamite(カバー)
M05 POP! POP!
M06 My Love
M07 Sexy Beach Party Yes!!
M08 Be Mine
M09 LUCKY

文:清水素子
カメラマン:冨田 望

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