超特急、8号車と“ガチ夢中!”で駆け抜けた『ESCORT』完走!リョウガの代わりに締めを担ったユーキ「こんな素敵な日を一緒に迎えられなかったのが寂しい」とリョウガを思って涙。



今年、結成15周年を迎えた9人組ダンス&ボーカルグループの超特急が、8月8日・9日に『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2026「ESCORT」』の最終公演をKアリーナ横浜にて開催した。6月の横浜アリーナ2デイズを皮切りに福岡、兵庫と回り、再び横浜に帰ってきた全8公演のアリーナツアーは、全公演が即日完売。現体制で初披露となる楽曲もふんだんに盛り込み、バックダンサーの参加やユニット分けによる多彩なステージングや、エアリアルの空中パフォーマンスなど、ダンス&ボーカルグループの枠組みを超えたライブを展開した。また、8月8日は4年前に新メンバー4人を迎えた記念日でもあり、ファンネームの“8号車”にちなんで“8号車の日”と呼んできた、超特急にとっては大事な日。しかも今年は“令和8年8月8日”と8が並ぶ特別な記念日ということで、当日の公演では8月8日が「超特急・8号車の日」として、日本記念日協会より正式に記念日登録されたこともサプライズ発表された。さらに、翌9日の終演後には、11月25日・26日に行われる待望の東京ドーム公演を控え、超特急の歴史をたどる4回限りの特別上映イベント『東京ドーム公演記念 乗車準備会 僕たちは、超特急です!!!!!!!!!』の開催も告知。東京ドーム前では最後となるワンマンライブで15年の歴史を呑み込み、新たな挑戦へと踏み出して8号車と感動を分かち合った。



駅のホームに立つ人のスマホに“まもなく列車が到着します”というメッセージが超特急から届くと、それぞれのメンバーカラーをベースに、リングマスター風のクラシカルな衣装を身に着けた9人が、シルクハットをリレーしていく麗しいオープニングムービーが。最後にリーダーのリョウガがハンドベルを鳴らして9人が集うと、壮大なイントロと共にLEDが中央から開いて、このツアーのために作られた新曲「Secret Invitation」でライブは開幕した。まるで宮殿の大広間のように絢爛豪華な光景がステージいっぱいに広がり、中央の大階段にズラリと並んだメンバーも、ゴールドと黒を基調にしたゴージャスなジャケットスタイル。ブラスサウンドとエレクトロが融合し、どこか野性味も感じさせるスタイリッシュな楽曲とパフォーマンスで、“もう二度と その手を離さない”と8号車をめくるめくステージへとエスコートしていく彼らに、場内は大歓声の嵐となる。全員同じカラーリングの衣装で、それぞれにメンバーカラーのスポットライトを浴びる仕掛けも美しい。最後は横一列に並んで胸に手を当て一礼し、スタンドマイクで続けたジャズテイストの「STYLE」は、これが現体制での初パフォーマンス。間奏ではダンサーが1桁号車と2桁号車に分かれ、5号車ユーキと12号車マサヒロのツインダンス、そして全員でのパフォーマンスへと移り変わる構成も斬新で、スタンドマイクに手をかけて“Listen”とウィンクするタクヤに場内は歓喜する。高まるテンションをさらブチ上げるように「No.1」ではステージの隅々から客席を煽りたて、8号車は会場を揺らすほどの音量でコールを贈った。メンバー紹介を兼ねた間奏のソロパフォーマンスでは、現在、体調不良で休養中のリョウガのターンで、彼のマスコットがLED画面に大映しにされたのも嬉しい。



これまた現体制初披露のファンク曲「Hey Hey Hey」でも、円盤状にせり上がったセンターステージで順にソロダンスを繰り出し、ボーカルのシューヤがバク転する一幕も。それぞれのイメージカラーに合わせ、ステージの電飾が一面に色を変える演出も鮮やかで、全員でのグループ力のみならず、メンバーの“個”が強く押し出されていたのは今ツアーの大きな特徴だ。異空間に取り残されたハルが、9つの扉のうちの1つを鍵で開ける意味深な映像からは、次々に異なるメンバーがフィーチャーされていく。スモークが立ち込めるなか、メインステージとセンターステージを結ぶ花道に姿を現したハルがバックダンサーたちと鋭利かつ怪しいパフォーマンスで魅了すると、背後の門から現れた他メンバーが合流して始まったのは「POKER FACE」。間奏ではセンターに立ったアロハが周囲を操るようなタフなダンスを放ち、気迫のこもった表情でも圧倒する。続く「Spice」では不敵な笑みを浮かべたタクヤが、緑のレーザーが飛ぶなか8人のバックダンサーを率いてシャープ&パワフルにダンス。ダークでディープな楽曲世界を豊かな声量と広いレンジで支える、タカシ&シューヤの自由に宙を飛ぶボーカルも聞き応え抜群だ。



そして雷鳴の音から再び門が開き、今度は壮麗な玉座に腰かけたタカシが降臨。炎が噴き出すステージでスタンドマイクを握り、ロックな「凱歌」で“欲しいものを 掴み取れ”と叫び上げる姿は、シルバニアファミリーを愛する普段の穏やかな彼からは想像もつかない激しさで、せり上がったセンターステージの頂点からシャウトを轟かせて王者の風格を示してみせた。一瞬の暗転ののち、センターステージにはダンサー陣と赤い椅子が登場して「Never Mine」へ。タイトルの通り決して得られない愛を求めるもどかしい思いを軽やかなチェアダンスで表し、円型にリフトアップしたステージの上、今度はカイが狂おしい思いを衝動的なソロダンスで表していく。そこに寄り添うタカシ&シューヤのやわらかなハイトーンボーカルが、さらに切なさを増幅させてやるせない。



一転、黒いサングラスで危険なムードを醸すマサヒロは、8人のバックダンサーをリードし、時に一体となってのダンスブリッジでイキイキと躍動。そこから雪崩れ込んだ「MORA MORA」に、曲終わりでユーキが引き金を引いての発砲音と炎から始まった「Steal a Kiss」では、全員セクシーな表情と動きでダンスグループとしての本領を発揮していく。噛みつくような表情で「素直になれよ」と曲中台詞を発したタクヤに客席は沸き、ステージ上段に1人立ったユーキはフロアワークも取り込んで、噴き上がる炎とシンクロしながらバネのようにダイナミックに舞ってみせた。そしてシューヤは、輝く満月を背に「Full moon」をソロ歌唱。月の光のなか、持ち前の透明感ある歌声でフェイクとロングトーンを自在に駆使し、タカシとは真逆のソロアプローチで、8号車の拍手喝采を呼んだ。



“個”の次は、3組に分かれての“ユニット”で8号車を魅了。まずはタクヤ、タカシ、ハルが花畑で微笑む映像が流れると、なんと女子高生スタイルの3人がステージに現れて、場内は阿鼻叫喚の渦に!メンバーカラーのリボンカチューシャを着け、投げキスに頬をふくらませたりと、愛らしい仕草と表情を全開に贈る「キャラメルハート」の破壊力は尋常でない。続いて、紗幕の向こうでシューヤと逢引するハル……こと、ハーちゃんをユーキが問い詰め、マサヒロはタクコとタカミに両側から餃子とラーメンをアーンしてもらうという舞台裏の小芝居を「BakaBakka」の曲に乗せて送ったのはユーキ、シューヤ、マサヒロの2組目。“ごはん担当”であるマサヒロの個性を活かしたコミカルな演出だが、いざステージに登場すると、白シャツに黒タイと黒パンツというシンプルなスタイルで、スマートに「Fantasista」を決めるというギャップにやられてしまう。最後に、イントロをピアノ演奏するリョウガの映像からは、カイとアロハで「One Life」を歌唱。ブルーにターコイズと、同系色のメンバーカラーを持つ2人が懸命にラップ&ボーカルを届ける後ろには青空が広がって、8号車と共に大きく手を振りながら静かな感動を呼び込んでくれた。さらに、ピアノイントロに続いてシューヤが歌い始めた「ライオンライフ」は、実に8年ぶりの披露になるナンバー。全員で手を繋いでラインダンスする振りつけも懐かしく、客席から飛ぶ“ずっきゅん! どっきゅん!”のコールも勢い満点だ。ケモノの猛々しさをどこかキュートに表したナンバーで、タカシは“そろそろ限界やで!”と歌詞をアレンジし、おなじみの“やで”ポーズ。最後はシューヤが可愛い雄叫びをあげて、数年越しのリバイバルを祝った。

MCではカイが休養中のリョウガに触れて、「寂しい気持ちを抱えながらも、気持ちは9人で、会場の8号車と僕たち全員で!」と気合を表す。2桁号車が加入して丸4周年になる8日に「8月8日が来ると“生まれた!”と思うよね。僕たちの第二の人生が始まったんですから。一桁号車に改めて“ありがとう”の気持ちが芽生える」と語ったのは11号車のシューヤ。13号車のアロハも「(加入で)180度人生が変わったので、本当に幸せ者だと思う」と話し、14号車のハルは「そわそわしちゃいますよね」と照れながら、「みんなのおかげでここに立ててる」と感謝した。12号車のマサヒロが「逆に1桁号車のみんなに(僕らについて)聞いてみたい」と言うと、タクヤが「わがままで生意気で困っちゃうかも」とおどける場面も。また、東京ドーム公演が追加公演の2日目も完全ソールドアウトしたという嬉しい報告に拍手も湧いた。翌9日のライブはU-NEXTで生配信されていたため、メンバーは画面の向こうの8号車にも挨拶。タクヤは「ファイナルだからって特別なことはなくて。いつも通り全力でパフォーマンスするだけだと思ってます。ここまで来れたのも、初日からの7公演気持ちをつないでいってくれた8号車のおかげなので、最後は胸張ってここで全部出し切ってください!」と、いつになくオラオラなモードで気勢をあげた。




そして、ここから“まさか”の光景が、8号車に衝撃を与えることになる。メンバーが空に浮かんでくつろぐドリーミングな映像で、列車がサーカステントへとたどり着くと、サーカス小屋と化したステージをバックダンサーたちが行進。続いて、真っ白な衣装に着替えたメンバーがメインステージに現れ、タカシとシューヤが「NEW WORLD」を歌い始める。すると、左右に置かれた立方体のオブジェ(キューブ)にタクヤとハルが、続いて中央の球体(アース)にカイとアロハがぶら下がって宙吊りになり、金属フレームに手脚を掛けて上空5メートルでアクロバットするエアリアルのパフォーマンスを展開! 8号車のどよめきと歓声のなか、さらにユーキはセンターステージへと駆けだし、天井から下りてきた白い布を身に絡ませて、なんと最高8メートルの高さまでフライングするというエアリアルシルクの技で客席を驚嘆させた。白い衣装からトレーンをたなびかせて飛ぶ様は、まさに“風を切って”“理想の世界へ連れていく”という歌詞そのもの。最後はキューブにタクヤとアロハ、カイとハル、アースにユーキとマサヒロが乗って回転し、幻想的な光景を繰り広げてみせた。超特急として、また個々の活動でも多忙すぎる毎日を送る彼らが、8号車を喜ばせるために、時間をかけて新たな挑戦を為したという事実が尊い。



今ツアー最高の見せ場を成功させ、高揚感がタカシとシューヤの伸びやかな歌声からも伝わってくる「星屑のダンスフロア」を挟み、ボーカル2人で見せたのは「スピカ」。ライブで披露されるたびに喝采を呼んできたバラードだが、リフトアップしたセンターステージの上で星空をバックに見つめ合い、放たれるツインボーカルからは、曲の物語の切なさを超え、2人で声を重ね合うことの喜びと、重ねてきた4年間の自信が確かに感じられた。そこにダンサーが合流しての「HOPE STEP JUMP」も、現体制での披露は今ツアーが初。ボーカルペアのシャウトに続いて待ちかねたメロディが流れると客席からは喜びのコールが湧き、元気に振られるペンライトとクラップが大きな感動を呼ぶ。最終日に「8号車のみんな、『ESCORT』ツアーついに終わっちゃうな! 寂しいよな! 次お前らに会えるまでに、それまで全力で、今、ここでパワー届けてやるから受け取ってくれ!」とタクヤが贈った「fanfare」では、その言葉通りの力強いパフォーマンスで8号車を勇気づけ、バックダンサーがフラッグを振るなかでユーキは思いを吐き出した。

「生きてると、たくさん辛い経験があると思います! でも、超特急と一緒に明日も頑張って生きようと思える日を過ごしていきましょう! 皆さんの声が、声援が力に変わります。僕らも一生このステージの上でみんなに応援を届けたいと思うから、みんな、大丈夫だから!」(8日)

「『ESCORT』8日間、8号車と一緒に過ごせて本当によかったです! これを見てるリョウガも、困難がある人もたくさんいると思います。僕たち超特急が全力で支えるので一緒についてきてください! 絶対、笑顔にさせるから!」(9日)

超特急のポップチューンが単に楽しいだけでなく、8号車を問答無用で元気づける不思議なパワーがあるのは、こんなメンバーの思いが込められているからなのだろう。



炎やステッキ、ハンドタオルにハンドベルなど、サーカスやエスコートを彷彿させるアイテムを持ったメンバーショットとダンサー紹介の映像からは、「ラストスパートいきますか!」とマサヒロが煽って、ライブチューン2曲を待望の現体制初披露。「OVER DRIVE」で拳を突き上げ、高らかに憂鬱を蹴り飛ばせば、「BREAK OFF」では8号車とコールを掛け合い、タクヤがハルを逆さ吊りするアクロバットも。最後に画面いっぱいの変顔で笑わせたアロハが「一緒に踊って、一緒に騒いで、最高の思い出作っていきましょう!」と煽ってからのメドレーでは、メインステージからセンターステージ、さらにアリーナの客席通路をメンバーが駆け回って、8号車にエネルギーを分け与えていく。ラテンに跳ねる「Te quiero mucho」に、続く「#いいね」では8日にカイが「来週、リョウガとシューヤと映画を観に行きます!」、9日にはシューヤが「今日なんかタクちゃんからリングもらっちゃったんですけど」と報告して8号車を喜ばせた。「Pretty Girl」に「Call My Name」と心浮き立つハッピーなナンバーを連ねて全員メインステージに集まると、今年テレビアニメ主題歌にも起用された「C’est la vie」へ。超特急には新しいフレンチポップな可愛いラブソングだが、中でも指でハートを作ったり、“どっちにする?”の選択を迫られて悩んだりと、愛らしい表情で目を引くハルが21歳の最年少パワーを発揮していた。

エレクトロな色の強いダンスチューン「超ネバギバDANCE」からは8号車のテンションも急速に上昇曲線を描き、縦一列に並んだ電車ごっこの陣形で進んだセンターステージでは、「ご乗車ください!」とウインクで敬礼したユーキがアロハとダブルでバク転し、ハルも片手倒立。そして、いつもイントロでリョウガが怒りの口上を述べる「激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームわ~るど」では、代打のユーキが怒りを爆発させ、8日はリョウガに「帰ってきたら、ここで謝罪しろ!」と血管が切れそうな勢いでシャウトしてみせた。翌9日は「もうネタ切れなんだよ! 俺、そんなにキレねぇし!」とバトンタッチされたハルが、「リョウガに“お大事に。返信はいらない、返信したら腰を蹴る”とメッセージしたら“え、やめてください”と返ってきた! どうするんだよ!」とキレまくり。ユーキに既読スルーを責められたアロハは「リョウガくんは未読でいいのに、なんで俺は未読スルーダメなんだよ!」と未読件数250件を告白して「怒る資格ないよ!」と、またもや責められる。怒りのリレーで場内を爆笑の渦にして「全世界の怒りをここにぶつけるぞ!」と曲になだれ込むと、リョウガのセリフも流しながらトンチキ一辺倒でアッパーに駆け抜け、さらに、楽曲センターであるハルの雄叫びが火ぶたを切った「ガチ夢中!」は圧巻の一言。ステージからは炎が噴き上がり、1秒も休むことなく踊り狂うメンバーの運動量は超特急史上最高にすさまじいが、とにかく8号車のコール音量がとんでもない。以前から“ファン参加型”として名高い超特急のライブだが、これは参加を超えた、もはやバトル。間奏の爆速フォーメーション移動がミーム化するほど話題になったアロハは、規定のポジションを大きくはみ出す勢いで移動して、タカシは原型を留めないほど荒々しい歌声を、シューヤは超ハイトーンを地声で叩きつければ、8号車も負けじと長尺のコールをピタリとそろえて2万人のユニゾンで会場を揺らす。曲を終えると全員床にバタリと倒れ込み、ハルが「今までで一番やばくない?」と息を切らすと、カイも「みんなの声が、思いがダイレクトに伝わったね! イヤモニしててもみんな声がクリアに聞こえる」とぐったり。翌9日も「この曲は8号車のみんなと一緒に作り上げる曲。みんなが声を出してくれて、それに僕たちが応えて……と、お互いに高め合っていくような楽曲なので、みんなの声が僕たちのパワーになります」と8号車を賞賛した。



超特急を自らの声で、ペンライトの光で支え続けてきた8号車に「次は僕たち超特急から8号車みんなへの贈り物です」と届けられた本編のラストソングは「Big Ta-Da!」。

「僕たち超特急と一緒にライブしている時間だけではなくて、仕事だったり、学校だったり、家のことだったり、そんな超特急と一緒にいない人生の時間をも、一緒に過ごしているような気持ちになれる曲があったらいいなという思いで作っていただきました。超特急と出会ってくれてありがとう。みんなの人生に僕たちを居させてくれてありがとう。そんな感謝の思い、8号車の“あなた”への思いを届けたいと思います」
そうカイが前置き、それぞれにメンバーカラーのスポットライトを浴びて曲が始まると、ステージ上のカメラが捉えたメンバーの笑顔には愛が満ちあふれていた。超特急ポーズや8の字、手話も取り入れながら、出会ってくれた“あなた”に“好き”を伝える楽曲で、大きく手を振りながら会場中で大合唱する“LOVE LOVE 超LOVE”のフレーズはリアルに胸に沁み、8日のタクヤは「出会ってくれてありがとう! 支えてくれてありがとう! これからも頼むよ!」と本音を告白。最終日には「みんなのおかげで最高の日々でした! また会いましょう! 最高だぜ!」と拳を振り上げた。

そしてLED扉の向こうにメンバーの姿が消えると、ホームに到着した電車からタクヤが降りてきてすれ違う映像のなか、手を差し出してくる9人の後ろに大きなドームが浮かび上がる。続いて現れた『ESCORT』のツアーロゴをよく見ると、頭のEから最後のTがレールでつながっており、これが“E”BISU(恵比寿)から“T”OKYO DOME(東京ドーム)への道のりを描いたツアーであったこと。その線路を為す枕木の最後の1枚を置いたものであったことを思い知らされた。



「ガチ夢中!」で幕開けたアンコールでは、2階と3階席からもメンバーが登場。それぞれリョウガのグッズやうちわ、紫のペンライトを持ち、シューヤが「カイくーん!」と叫ぶと、彼の超ハイトーンシャウトをカイが披露するレアな場面も。カメラに接近したタカシが、ウイスパーで“耳を澄ませて?”と歌い始めた「ラキラキ」でも客席をくまなく周回。8号車を文字通りの“ラッキー”に浸らせていく。続いて8日には、8月8日が「超特急。8号車の日」として正式に記念日登録されたことが発表され、日本記念日協会からユーキに記念日登録証が授与されるというサプライズなセレモニーも。タクヤは「明日からは胸を張って“8月8日は私の日なんだよ!”と言って」と8号車に呼びかけた。

『ESCORT』ツアーもゴールに近づき、ここでメンバーが順に思いを伝えていく。8日に「死ぬまで超特急のボーカルを守り続けていきたい」と宣言したシューヤは、「8号車から見る俺らって光の中にいるじゃないですか。俺らだって下向きそうなときもあるし、それでも8号車のみんなが笑顔で待っててくれるから俺らは光でい続けられるんですね。だから、これからも光でい続けるために、今はこの8人と8号車のみんなで光り続けましょう」と語りかけ、リョウガに「待ってるぜ!」とエールを贈った。「今、ここにいる、そして配信を観てくれている8号車のみなさん、メンバーみんな、超特急に関係してくれてるスタッフのみなさん、全員の人生を背負って、僕たちはパフォーマンスを届けています」と神妙に口を開いたのはカイ。「みなさんが、もう1日だけでも踏ん張れたり、何かを頑張るキッカケ、踏みとどまるきっかけに僕たちがなれればいいなと思っています。日常に戻ればいろんなことがあると思いますが、超特急のライブにいる時間は絶対に幸せにするので、そこだけは安心して、信頼して、僕たちに人生を預けてください」と頭を下げた。8日に「8号車のみんなに幸せとパワーと元気を届けられるようなパフォーマンスをしたいですし、メンバーからはメインダンサーとして頼られる存在でありたい」と決意を述べたマサヒロは、「これからもライブだけじゃなくて、自分の人生に悔いのないようにみなさん生きましょう!」と8号車を鼓舞。タクヤは「このツアーには8号車のみなさんをいろんな景色にお連れしていくというテーマがありましたが、終わってみたら、やっぱり8号車のみんなにエスコートしてもらってたなって思います」と苦笑し、「そんなみんなが偉大です。いつもありがとう。また笑顔で会ってください。明日から頑張ってね」と優しい言葉をかけた。8日に「この4年、いろんな出会いもあって成長し続けているのを感じてますし、もっともっと大きくなりたい」と話したアロハは、『ESCORT』ツアーについて「今までのツアーの中で一番好きなんです! セトリも流れも。「Hey Hey Hey」とかすごく好きなんで嬉しかった」と破顔。エアリアルのパフォーマンスについても「最初は怖かったけれど、やってみたらホントに楽しくて! 上から見たみなさんの顔だったりペンライトの景色にもすごく感動して、空飛んでよかったな!って思いました。皆さんの笑顔を近くで見れて、たくさん幸せもらったので明日からも頑張ります!」と意気込んだ。




「みんなの笑顔を見るために日々、頑張ってる」と8日に話したハルは、「9人で出たかった、当たり前ってすごく難しいんだなぁって改めて思う」と本音を漏らしながらも、「みんなが楽しくいてくれればそれでいいと思ってるので、一回、歯を見せて笑ってもらえるかな?」と客席を覗き込み、望みの通りに8号車を笑わせた。タカシは「また、いろんな挑戦ができました。これから超特急が向かっていく新しい景色を、8号車のみんなと一緒に見ていけると思うとワクワクした気持ちになります」と笑顔を見せ、「僕の歌声でさえも負けるくらいのみんなの声、すごく勇気をもらえました。この相乗効果って素敵だなと思ったので、8号車のみんな、そして、まだ出会えてない方々にも、勇気を、笑顔をもっと届けていける超特急であり続けたいと思いました」と穏やかに思いを述べた。リョウガの代わりに締めを担ったのは、結成から2013年まで初代リーダーを務め、ツアーの総合演出も担当するユーキ。8日には「こんな素敵な日を一緒に迎えられなかったのが寂しい」とリョウガを思って涙を見せ、「最高なメンバーと出会えて本当に嬉しく思います!」と断言した彼だったが、9日もエアリアルのパフォーマンスに最初は苦戦していたメンバーの楽しんでいる顔を見て「感動した」と明かし、「無理難題たくさん押しつけてしまっていますけど、毎回期待に応えてくれてありがとうございます」と感謝した。そして「こういうことはリョウガに言ってほしい」と弱気になったユーキを、タクヤが「『ESCORT』ツアーも最高でした!」とハグすると、他のメンバーも次々に集まって、演出家としてのユーキの奮闘を称えていく。

8日は、2桁号車の4人の加入を発表した4年前の8号車の日に、9人で初めて披露した曲である「gr8est journey」を最後に贈って、レールの先の先まで走り続けていくことを誓った彼ら。9日は「夢のドームまでさ、ラストの楽曲になるわけですよ! 今までずっと夢見てきたけど、現実に変わる瞬間を迎えるんですよ! ラスト、この曲にすべて魂を込めたいと思います! マサヒロ、よろしく!」とユーキが告げた瞬間、次の曲を悟った8号車から悲鳴のような歓声が湧き上がる。その予想の通り「お前ら声出す準備はできてるか! 超特急のファンに新規とか古参とか関係ねぇよ! お前ら全員で東京ドーム行くぞ!」と、野球部出身のマサヒロがタイトルコールしたのは「Drawイッパツ!」。場内には “どんな壁も壊し乗り越え夢のドームに連れてって!”のコールが割れんばかりに轟き、マサヒロはリョウガのうちわを振りながらパフォーマンスして、タカシはロックシンガーばりのロングトーンシャウトを朗々と響かせた。感動的なまでの一体感は、どんなときも夢を諦めず愚直に突き進んできた超特急と、それを信じてついてきた8号車の熱い魂の結晶に違いない。



「また遊びに来いよ!」(シュウヤ)、「頑張れよ!」(タクヤ)、「真っ直ぐ生きろよ!」(アロハ)、「頑張れよ!」(マサヒロ)、「あんま無理すんなよ!」(ハル)、「これからの人生も一緒に過ごしましょう」(カイ)と、思い思いの言葉を残してステージを去っていったメンバー。最後に残ったタカシは「今、不安な気持ちだったり、辛い思いをしている8号車もたくさんいると思います。ですが、僕たち超特急と一緒なら絶対に乗り越えられます! なので、僕たちを信じてドームにいきましょう! みんな本当に愛してる。ありがとう」と万感の思いを込め、「またな!」と笑顔で手を振った。

再び暗転すると、映像と共に「もっと大きなステージへ行くには、もっと壮大に、もっと完璧に、もっとカッコよくならなければいけない」というリョウガの声が流れ、超特急の歴史をたどる4回限りの特別上映イベント『東京ドーム公演記念 乗車準備会 僕たちは、超特急です!!!!!!!!!』の開催が告知。新撮ドキュメンタリーに、歴代ライブを含む完全新作フィルムで、10月14日、24日、11月1日、12日の4日間、全国の映画館で上映されるという。11月25・26日に行われる東京ドーム公演まで、あと3ヶ月余り。夢が現実となり、さらに大きな夢が生まれる瞬間を目撃できるのが、今から楽しみで仕方がない。

■詳細
【BULLET TRAIN ARENA TOUR 2026「ESCORT」Kアリーナ横浜公演】
開催日:2026年8月8日(土)・9日(日)

Photo:米山三郎、小坂茂雄、Text:清水素子


【「東京ドーム公演記念 乗車準備会 僕たちは、超特急です!!!!!!!!!」-】

<上映日時>全4回!上映回毎に異なる豪華入場者特典とボーナス映像!
1回目:2026年10月14日(水)19時30分
2回目:2026年10月24日(土)14時00分 
3回目:2026年11月1日(日)14時00分
4回目:2026年11月12日(木)19時30分
チケット料金:先行販売3,900円(税込/全席指定)、当日販売(劇場Web/窓口)4,900円(税込/全席指定)
※SCREENX、4DX、ULTRA 4DX上映をご鑑賞の際には、別途追加料金が必要です。
※3歳以上要チケット。3歳未満のお客様にお座席が必要な場合は料金が発生いたします。
※先行販売は別途プレイガイド手数料がかかります。
※チケット購入後はチケットの発券の有無に関わらず、上映中止等の案内事項を除き、お客様都合による変更・取消し・払戻しはできません。
※条例により、年齢による入場制限がある地域がございます。ご購入前に必ずご確認ください。
※大阪府の劇場では、16歳未満の方は上映終了予定時刻が19時を過ぎるため保護者 同伴でない場合ご入場いただけません。

新着ニュース

Present

more