【越山敬達インタビュー】たくさん学ぶことあった『国宝』で感じた「お芝居ってなんだ?」<Emo!注目のイットボーイ>



注目の俳優・越山敬達くんがEmo!miu初登場です!

現在放送中の日曜劇場『GIFT』(TBS系)にも出演するほか、8人組ダンスボーカルユニット・VOKSY DAYS(ヴォクシィ・デイズ)のメンバーとしても活躍する越山くん。

今回は日曜劇場『GIFT』のお話をたっぷりとうかがったほか、グループのこと、パーソナルな部分にググッと迫りました!




びっくりという衝撃が強かった




■日曜劇場『GIFT』への出演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか。

越山敬達 うれしかったんですけど、とにかくびっくりという衝撃が強かったかな、と思います。本当に日曜劇場は昔から観ていて好きですし、毎回感動していたドラマだったので、そこに自分が出演できることに対するプレッシャー、責任感みたいなものがはありました。

■脚本を読まれたときの印象はいかがでしたか?

越山 号泣しました。自分が演じるということを忘れてストーリーにすごく入り込めたというか。僕はあんまり普段本などを読むのが得意ではなんですけど、時間はかかりました、「あ、もう読み終わっちゃった」みたいな感じでした。

■何にそこまで惹きつけられたんでしょう?

越山 登場人物の苦しみとか、はたまた幸せな感情、それがスポーツに対する喜びなのか、ちょっと恋愛に対する感情なのか。それぞれの人間らしさに惹かれたました。


車いすラグビーの練習の中で育まれた役




■ご自身が演じる坂東拓也くんはどんなキャラクターですか?

越山 もともと社交的なんですけど、事故で車いす生活になりちょっと内気になってしまっています。その中でも「ブレイズブルズ」という車いすラグビーチームとともに成長しているな、と思いますね。

■坂東くんの第一印象はいかがでしたか。

越山 かわいいですね。ちゃんと坂東自身の苦しみだったり、喜びっていうのがあるんですけど、その中でも高校生らしさとかちょっとコミカルなところもあってそこが憎めないというか。愛されキャラだな、というふうに思いました。

■最初はどのように坂東くんに取り組もうと思われたんですか。

越山 特に大きな演技プランはそこまで立ててなくて。去年の夏から車いすラグビーの練習をさせてもらっていたので、そこでやっていくうちに自然とできたというか。衣装合わせだったり、練習を通して自然と自分の中で構成されていきました。練習が本当に本番さながらだったので、そこで共演者のみなさんとキャッチボールもできて、普段、現場でできあがるものが、自然と練習でできあがりました。なので、そんなに「ここはこうしよう」とか「ここは絶対にこうだ」みたいなのは決めていませんでした。

■みなさんで一緒に作っていった感じ?

越山 そうですね。周りの空気を感じて、という感じです。


「タックルは楽しいです(笑)」




■車いすラグビー自体は実際にやってみていかがでしたか。

越山 今、僕はスポーツとしてすごく楽しいです。最初はテクニック的なこともありますし、ルールを覚えないといけないので、大変なところはいっぱいあるんですけど、やっていくと本当に「あ、選手ってこういう動きしてるんだ」とか、頭の中でコート上が見えるというか、整理できるんです。「あの人がこっちに動いてるから、じゃあ僕はこっちだ」みたいに役割分担ができるようになってきて。激しいのでちょっと危ないスポーツという印象があるかもしれないですし、それは間違いないんですけど、その中でも楽しいという感情が勝つスポーツだと思います。

■練習の中で徐々にそういう気持ちになっていった?

越山 最初は怖かったんですけど、日本代表の選手とか、現役のプロ選手がタックルのやり方とか、走り方とか、ターンの仕方とか、イチから全部教えてくださったので、それがどんどん自信になっていきました。今は怖くないです。

■タックルも車いすでやるってことですもんね。

越山 すごいですよ。最初、プロの選手からうけるタックル練習があって。円の中心にひとりいて、みんなに順番に当たっていくという練習をしたことがあるんです。選手とタックルしたときって衝撃で体が浮くんです。浮遊感というか、倒れるんじゃないか、っていう。でも、それも車いすラグビーの醍醐味のひとつというか。最初は恐怖ではあったんですけど、楽しみに変えられたというか。タックルは楽しいですよ(笑)。



■他に練習で印象的だったことはありますか?

越山 車いすラグビーにも基本の戦術がいくつかあって、それに当てはめていく練習をしてたんですけど、特に難しかったのがキーアタックって言う(トライライン付近を重点的に守る相手から点を取りにいく)戦術の練習です。その時に戦術は頭ではわかってるのに体がついていかない、どうしていいかとっさに判断できないみたいな。本当にキーアタックの練習は難しかったです。覚えるのに結構時間がかかりました。

■そもそも車いす自体の扱いも大変ですよね。

越山 車いすラグビーの競技用車いすがあって、ラグ車っていうんですけど、それは練習を始めた時からずっと乗らせてもらってたので、慣れるのは早かったです。日常的に乗ってる車いすの方も、練習させていただく機会があったので慣れてはいたんですけど……世の中っていっぱい段差があるじゃないですか。少しの段差でも車いすって登れなくてバランスを崩しちゃうんです。そういう時にちょっと前輪を浮かして段差に乗せて行く、みたいな方法があるんですけど、それを習得するまでに少し時間がかかりました。


撮影している時間が一番楽しかった




■演じていて難しいな、と感じた部分はありますか?

越山 基本的には代役なしでやっていたので、プレーが噛み合わないことはありました。プレーって生ものなので、そこは共演者のみなさんと会話しながらやっていました。それでも噛み合わないときもあって、すごく難しくて時間がかかってしまったときもありました。

■逆におもしろかったな、というところはありますか。経験になったこともたくさんあったと思うんですけど。

越山 全部おもしろくて。初めてのことですごくおもしろいなと思いながらやっていました。車いすラグビーで使う小道具だったり、テーピングの巻き方だったりとか。もちろんお芝居もですけど、全てがおもしろい、全部吸収できるなって感覚でした。



■撮影現場で共演者のみなさんとの印象的なエピソードはありますか?

越山 去年の夏から練習させていただいたので、選手のみなさんとも本当に仲良くさせてもらっていて。撮影から合流したコーチのみなさんも、仲良くしていただきました。空き時間はずっと共演者のみなさんと喋っています。「どういうお芝居が好き?」とか、「どんな監督とやってみたい?」という会話もあれば、「あのお笑い番組見た?」とか、「昨日何食べた?」とか他愛もない会話まで、何かしらずっと喋ってるみたいな感じです。特に楽しかったことも思い返せばいっぱいありますが撮影してる時間が一番楽しかったです。

■越山くん的に後半に向けて、見返して欲しいポイントは?

越山 第4話で坂東拓也は結構家庭の事情をフォーカスされるんですけど、僕の苦悩と決意が描かれていたところを見返してほしいです。あとは山田裕貴さん演じる涼に憧れているんですけど、そこも前半から後半にかけてキーになっていると思います。


目の前のことを大切に




■VOKSY DAYSについても伺わせてください。改めてどんなグループなんでしょうか。

越山 VOKSY DAYSのVOKSYは、ラテン語で歌や声を意味するVOXと、物語のSTORYを掛け合わせた造語なんです。グループ名には、僕たちが歌声でストーリーを紡ぐ日々という意味が込められています。美しく、エレガントさを意識して活動しています……表向きのイメージとしては。

■表向きのイメージ(笑)。

越山 多くの方が目に触れる表向きには(笑)。ただ、単独ライブやイベント出演に実際に来ていただくとわかるのですが、パフォーマンスでは美しくエレガントなだけでなく力強くバチバチに歌とダンスで魅せています。、トークになると、いまは15歳から20歳までいるんですけど、学生ノリのようなトークになることもあるので、表向きのイメージとライブでの実際の楽しさや力強さはとってもギャップがあるんですけど(笑)、実際に来ていただくと、写真では伝わらないカッコよく楽しいライブをお届けしています。

■結成の経緯を教えてください。

越山 ある日、8人全員が揃う日に稽古場に呼ばれて、グループ結成のお話があったんです。「新しい環境でグループを結成し、デビューをする企画があります」という内容でした。実はその時もうひとつ別の企画もあって、どちらの道に進むかの選択を委ねられたんですけど、8人全員VOKSY DAYSを選びました。そこから僕たちのデビュー曲のレコーディングや振り入れが始まって……。それで、12月31日、日本武道館で開催された「第9回ももいろ歌合戦」が初ステージでした。



■VOKSY DAYSの活動が始まってからどのように変化を感じていますか。

越山 研究生の頃は、期間限定チームに選ばれると僕たちのオリジナル楽曲をいただけるんですけど、活動期間が終われば後輩に受け継がれていくんです。それはそれで嬉しい気持ちもあるんですけど、今は僕たちVOKSY DAYSとしての曲がどんどん増えていくというところで、たとえば、今までも一曲一曲大切に取り組んでいましたが、完全に僕たちVOKSY DAYSの曲だって思ったら、もっとこう歌いたいとか100%の愛情を注げる、という気持ちの変化みたいな部分はすごくあります。

■気持ちの入り方もやっぱり違いますか。

越山 そうですね。SDRの新レーベルの「NExTRest(ネクストレスト)」の第1弾のアーティストではあるので、みなさんから注目をされてる、期待してくださってるんだな、ということは肌で感じています。そこに対する期待には応えていかないとな、って。もちろんライブでもそうですし、普段のところでもそうですし、結果でちゃんとお返ししていかないとな、と思っています。



■グループ活動が始まって大変なこと、面白いことっていうのはどういったところですか。

越山 俳優としての活動とグループとしての活動を両立するには、スケジュールの都合だったりで全体で合わせられないまま本番日を迎える時もあったりして。
僕たちのオリジナル楽曲が2曲しかないなか(取材時)、ライブでセットリストを組むとなるとカバー曲がいくつも入ってくるんですけど、そのカバーは聞いたことがある曲でも自分たちで歌って踊るとなるとイチから覚えないといけないので、覚える分量的にはすごく大変なところではあります。でもやっぱり俳優としての活動もしているとここをどう表現しようとか、思いついたことをすぐにアウトプットできるので、すごくおもしろいなと思います。

■VOKSY DAYSでの展望もお伺いできたら。

越山 「ここの会場に行きたい」とか、「ここに絶対に行くぞ」みたいな、みんな各々話してはいるんですけど、僕自身は目の前の一個一個のライブ、お仕事を大切に取り組んでいって、その先にみんなが言うような東京ドームだったりとか、本当に輝かしい景色がまっているといいなと思っています。とにかく今は、目の前のことを大切にやることを意識してやっています。


ワクワクで入った芸能界






■今年で芸歴11年目。改めて芸能界に入ったきっかけを教えていただけますか。

越山 スカウトで声をかけてもらったのがきっかけで、入りました。
当時の僕は、嵐さんが出演されていた『VS嵐』という番組が凄く好きで。毎週毎週見ていて、あんなにも楽しそうな世界があるのなら、僕も行ってみたいなと思っていました(笑)。

■当時5歳。ワクワクがある感じで。

越山 めちゃくちゃワクワクして入りました。

■ここまでで印象的だったできごとはありますか?

越山全てが印象的すぎて、特にこれ、というのはあんまり挙げられないです。行く現場それぞれがすごく印象に残っていて、その時の自分に必要なことを絶対に学べます。そういうひとつひとつの学びが、この仕事をする上で僕はすごく印象に残ってます。


「お芝居ってなんだ?」




■壁にぶつかったな、と感じたときはありますか?

越山 『国宝』の撮影をさせていただいている時は、僕の中で「お芝居ってなんだ?」みたいな問いもあり、最初から最後まで無我夢中でした。本当にあの時はたくさんのことを学ばせていただきました。

■「お芝居ってなんだ?」の答えは出ました?

越山 「自分の中で今はこう思っている」ということですけど、お芝居っていうのは、僕が心から楽しめるものだ、と。もちろんお芝居だけじゃないですけど、僕が心から楽しめて、もっと突き詰めなきゃいけない。自分の中ではまだ少し未知の存在です。

■転機になった出来事ありますか?

越山 『ぼくのお日さま』という映画を撮影させていただいたんですけど、それまではEBiDAN NEXTのほうで活動させていただいてて、あんまり俳優のお仕事は多くなかったです。『ぼくのお日さま』はオーディションで決めていただいて。撮影の楽しさっていうものを、共演した池松壮亮さんや監督やスタッフの皆さんから学びました。この作品がなかったら、ここまでお芝居したいとは思っていなかったです。色んな刺激をもらった映画です。

■「お芝居が好きだな」と思う瞬間は結構ありますか?

越山 そうですね。本番でキャストの皆さんとお芝居をする中で、「あ、今の良かったかも」みたいな、準備段階では想像できなかった感情が出た時に「楽しいな」と思います。


全てを『GIFT』からもらった




■最近心を揺り動かされたモノやコトはありますか?

越山 全部を『GIFT』がくれています。『GIFT』の撮影をする中で、もちろん感動もあるし、喜びもあるし、笑いもあるし。最近の出来事って言ったら全部『GIFT』になっちゃうくらい、たくさんもらってます。

■特に印象的なことがありましたら教えてください。

越山 僕が演じる坂東がメインとなるお話のシーンの撮影の中ですっごい悔しいことがあったんです。共演者さんがめちゃめちゃいいお芝居してくれているのに、うまくできなくて失礼だな、って。で、悔しくて泣いてしまったんです。楽屋で山田さんや有村(架純)さんがアドバイスくださって、そういう悔し泣きしてしまったこともあれば、感動して泣いたこともあります。モニターを見ていて泣いたり、撮影の合間の談笑でツボにハマっちゃったりとか、笑いもあり、幸せでした。

■本当にたくさん詰まっているんですね。最後に、今後どんな俳優になりたいですか。

越山 どんな俳優……これもその時により変わるんですけど、役に嘘をつかないって一番大事だなというふうに思っていて。「自分が思わないことをやってしまったら嘘ついてるってことにならない?」みたいな。それって果たしていいのかな、って。だからそこはたくさん監督やプロデューサーと相談して、極力自分に嘘をつかないように、感情の流れに沿って、これからもやっていけたらいいのかな、と思っています。

■ありがとうございました!


越山敬達に迫る!ちょこっとQ&A




Q.好きな食べ物
A.お寿司が大好きです。好きなネタはたくさんありますけど、最近好きなのは光り物系。結構ハマってますね。イワシとか。


Q.好きな色
A.黄色が好きです。


Q.好きな音楽
A.邦楽の方が好きですけど、最近ジャスティン・ビーバーさんにちょっとハマってます。歌詞は分からないんですけど、音の質感が良くて、歌声とかも良くて聴いてます。


Q.好きな映像作品
A.去年で言ったら『爆弾』が好きです。


Q.好きなファッション
A.段着てるのはスウェット(笑)。楽ちんファッションです。




Q.言われて嬉しい褒め言葉
A.「素敵だね」が一番いいです。


Q.長所と短所
A.長所はマイペースなところ。短所もマイペースなところですかね(笑)


Q.好きな言葉
A.この仕事をする上で「何事も心から楽しむ」という言葉を大事にしてます。映画『ぼくのお日さま』の撮影のときに池松壮亮さんから頂いた言葉で、僕がこの仕事をする上での最大のギフトです。


Q.小さい頃の夢は?
A.お金持ちです(笑)。小さいころに、自分の将来の姿を描いてくる宿題があったんです。そこに描いてありました。


Q.今の夢は?
A.音楽もそうですし、俳優もそうですし、モデルもそうですし、もっといろんな方面でお仕事させていただけることが夢です。




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―PROFILE―




越山敬達
2009年4月21日生まれ、東京都出身。
ドラマや映画で幼少期役の経験を多数積み、2023年にBS-TBS「天狗の台所」にてメインキャストのオン役を射止めた。2024年9月には初主演映画『ぼくのお日さま』が公開。2025年映画『国宝』、ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』に出演し、翌年2月に8人組ダンスボーイズユニット「VOKSY DAYS(ヴォクシィ・デイズ)」のメンバーとしてデビューを飾る。
また、今秋放送が決定しているBS-TBS「天狗の台所Season3」への出演も決まっている。

[Instagram]@keitatsu_koshiyama_official
[TikTok]@keitatsu_k_official


Photo:Tamami Yanase、Text:ふくだりょうこ


ーINFORMATIONー
【TBS系 日曜劇場「GIFT」】
放送:毎週日曜21:00~放送
放送局:TBS系
出演:堤真一、山田裕貴、有村架純、本田響矢、細田善彦、細田佳央太、吉瀬美智子、玉森裕太、安田顕、山口智子ほか
企画/原案/演出:平野俊一
脚本:金沢知樹
音楽:林 ゆうき
主題歌:「スターダスト」Official髭男dism(IRORI Records / PONY CANYON)
演出:加藤尚樹、伊藤弘晃
プロデューサー:宮﨑真佐子、内川祐紀
監修・協力:一般社団法人日本車いすラグビー連盟
製作著作:TBS

<あらすじ>
完全オリジナルストーリーで送る本作は、パラスポーツである車いすラグビーを舞台に、弱小チームに立ちはだかる難問の答えを導き出しながら、本気で心と身体をぶつけ合うことで仲間、家族の大切さ、そして愛を知っていく。生きるとは何か、闘うとは何か、勝利とは何か––––。暗闇を生きてきたすべての人たちへ、神様がくれた“愛”という名のギフトの物語。身体だけでなく心でも本気でぶつかり合い、そして本作では、身体だけでなく心でも本気でぶつかり合い、人としても成⾧していくキャラクターの姿を通して、“愛と絆”という最高の“ギフト”をお届けする。

[HP]https://www.tbs.co.jp/GIFT_tbs/
[X]@gift_tbs
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