【藤原大祐×西垣匠インタビュー】お互いの印象は?「明るくて元気でいい子」(西垣)「ツンデレな愛おしい先輩」(藤原)<映画『キリコのタクト-YELL-』>
2026.10.23

10月2日より公開中の映画『キリコのタクト-YELL-』。
小さな音楽出版社に勤める記者の北村翔(藤原大祐さん)。あるとき、雑誌『音楽ジャーナル』で全国合唱コンクールの優勝請負人と呼ばれた原田貴理子(鈴木京香さん)を取り上げるよう編集長から命じられます。実はキリコ先生は北村の恩師でもありました。しかし、彼女の消息は分からず……。かつての合唱仲間と共に、北村はキリコ先生が姿を消した理由を探っていきます。
Emo!miuでは北村演じる藤原大祐さん、北村の合唱仲間である東山演じる西垣匠さんにインタビュー。現場でのエピソード、ふたりが心を揺り動かされたできごとなどについて伺いました。
合唱ならではのおもしろさ

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■脚本を読まれた際の印象はいかがでしたか。
西垣匠 シンプルにいいお話だな、と思いました。それぞれの登場人物にいろんな事情がある話ですが、誰が見ても誰かに共感できるし。
あとは、台本読んだときは分からなかったのですが、やっぱり歌の持つ力ってすごいなと思いました。実際に合唱をする中で、メッセージだったり、歌が持っているエネルギーやパワーは本当にすごいなと感じました。
藤原大祐 いきものがかりさんの『YELL』がテーマになっている作品で、楽曲が持つパワーをすごく感じました。
合唱のシーンは楽しみでしたね。もともと合唱部だったので、その経験が生かせるんじゃないかな、というところと、今後、もう合唱できないと思っていたので、実際にインする前から本当に合唱部みたいにみんなで歌って収録をして。すごく良い思い出です。
■合唱と普通の歌ではやっぱり難しさが違うかな、と思うんですけど、難しさとおもしろさはどういったところに感じましたか?
西垣 声の出し方から違いますからね。本当に彼に助けてもらいながら僕もがんばりました。
藤原 発声の仕方が全然違うんですよね。ひとりで歌うときは自分が歌いたいように歌うけど、先生がおっしゃっていたのは、合唱においては感情がなければないほどいい、って。そのほうが逆にグッと来るということをおっしゃってて、なるほどな、と思いました。シンガーソングライターとしてだとあり得ないというか。
■ちょっと意外ですね。それはどういった理由で……。
西垣 ひとりじゃないからですかね。大勢いるから揃っていたほうがきれいだということはあるのかもしれないですね。


■おもしろさはどういったところに感じましたか?
西垣 歌えたらおもしろかったです。歌えるまでがすごく長くて。僕、苦手意識がつくぐらい歌が得意じゃなかったんですけど、練習していくうちにだんだん先生の言っていることがわかってきて。自分の声が想像している声とちょっとずつ一緒になっていく感覚は楽しかったですね。ハモッているときとか。
■ハモれると気持ち良さそうですよね。
西垣 がんばってつられないように、ということしか意識してなかったですけど(笑)。ちょっとずつその割合が少なくなっていって、楽しむ余裕が出てきました。
藤原 僕は西垣くんがおもしろかったですね。
西垣 (笑)。
藤原 合唱部全員でやるときと、役者4人でやるとき、2人で練習するときもあったんです。4人でやっているときも僕の声が大きすぎちゃうんですよね。それを調整したりする作業が多かったんですけど、西垣くんの隣にいると、声が大きすぎて混ざっちゃうから端っこに行ってくれって。僕だけ部屋の隅っこでみんなと離れて歌ったりしておもしろかったですね。
西垣 僕、パートがバスだったので、主旋律一回もないんですよ。でも、気づいたら主旋律を歌ってるんです。ちょっと頼むから……。
藤原 一回離れてくれって言われて、僕だけ窓のそばで歌ってました(笑)。
2つの時代を演じる難しさ

■それぞれの役どころについて教えてください。
藤原 僕が演じる北村は心優しい子ですね。もともと歌手になりたい男の子なんですけど、家庭の事情でなかなか一歩が踏み出せてなかったところでキリコ先生と出会うことによって合唱に出会って音楽の道を目指していきます。
ただ、その夢も叶っていない段階でジャーナリストとして活動していて、そんな彼が任された仕事がキリコ先生を追うということでした。そこから物語が始まります。
西垣 僕は親に対してコンプレックスを抱えている役で。キリコ先生に出会ったことによって心の底では楽しいと思っていた音楽を最終的に仕事にできた人です。演じながら、まっすぐでいい人に育ってくれたなと思いました。
■演じる際にはどういったところをこだわられましたか。
藤原 学生と社会人の2役、2つの時代を演じなきゃいけなくて。僕の場合は社会人の年齢が結構背伸びをした設定だったんですよ。なので成長した感みたいなところは個人的に気をつけたいなとは思ってました。
西垣 台本を読んだ感じ、本当にまっすぐ育っていくので、高校時代のときは言ってしまえば思春期というか反抗期だっただけなんですよね。それを経て、大人になって、音楽を仕事にして一生懸命がんばるという軸があったので、そこは意識してやっていた印象ですね。
西垣くんは「ツンデレな先輩」


■今回、初共演ということですが、お互いの印象を教えてください。
西垣 明るくて元気でいい子ですよ。
どれだけ僕が、「いやもう今日はいいよ」って言っても負けじとごはんに誘ってくるという。
藤原 まだ叶ってないですけど。
西垣 バーベキュー行こうとか言ってくるから。いや、バーベキューはいいよ。
藤原 最近、バーベキューいい場所見つけたんですよ。
西垣 ほんとにそんな場所あるの?
藤原 都内で。ちょっとありじゃないですか?ビルの屋上でできるっていう。
めっちゃ良くないですか?
西垣 うん、それはちょっといいかも。
■実現しそうな。
西垣 ワンチャンありそうですね。


■藤原さんからみた西垣さんの印象はいかがですか。
藤原 ツンデレだな、という感じです。なんか、愛おしい先輩って感じ。ツンツンしてるんですよ。合唱してる時も自分ができないことにわかりやすく怒るんです。
西垣 はははっ。そうね。
藤原 自分がメロディーを歌えていないことにめっちゃ怒るんですよ。けど、誰よりもちゃんと練習するんです。真面目だし。僕の誘いは絶対に断るんですけど。
西垣 今度行くよ。
藤原 でも愛があるから追っかけたくなるんですよね。ツンデレな先輩って感じです。
■仲良くなったきっかけはありますか?練習していたら距離が縮まりそうですけど。
藤原 僕的にはめっちゃ相性いいんですよ、多分何かがきっかけがあったらめっちゃ仲良くなるんだろうけど。
西垣 え、もう合唱練習の時からわりと喋ってなかった?そんなことない?
藤原 いや、喋ってましたね。
西垣 だよね。でもほんと歌上手だったから割と、いろいろ聞いていたかもしれないですね。
学生たちに助けられたシーンも

■撮影で印象的なことはありますか。
藤原 全編厚木で撮影だったんですけど、合唱部のみんなは厚木周辺の学生の子たちが立候補してくれたんです。本当に彼らがいなかったらこの映画はできていなかったので、みなさんのおかげで撮れたな、と思っています。
西垣 本当にみんな優しかったですね。。
合唱部に本当にバスが上手な男の子いて。撮るときは必ず僕の隣にいてくれって言ってました。だから彼、他の人よりちょっとだけ多く映ってます。でも彼のおかげで本当にがんばれたので。
藤原 あ、でもその生徒たちのおかげで、学生時代との演じ分けが結構できたなとは思っています。彼らが本当の学生で、割と撮影中とかもキャッキャ喋ってるんですよ。で、一緒に喋ってるんで、そのテンションのままその本番に入れたんで。
西垣 確かにね。
藤原 そう、みんなのおかげで役作りじゃないけど、雰囲気ができたのかなと思います。
真理を知ってしまった……!?

■最後に、最近、心を揺り動かされたモノやコトについて教えてください。
西垣 夏らしいことをしようと思って、友達と釣りに行ったんですよ。
僕、出不精だし、夏に外に出るなんて基本的に信じられないんですけど、船釣りしたんです。海で魚群探知機で探してわーって行って、やっぱりちょっと気持ちよかったし、待ってる時間も楽しいし、魚がかかって、「うわぁ釣れた!」みたいな達成感を体験して、やっぱり食わず嫌いしちゃいけないな、と。何でもチャレンジすると新しい発見にあふれていて、すごくいいなと思いました。
藤原 友達と小旅行に行ったんですよ、男4人組で。それでたまたま入ったお店の店員さんがめちゃくちゃ面白くて、なんか世の中のことを全て知ってる人だったんですよ。
西垣 何それ?(笑)
藤原 真理にたどり着いた人だったんですよ。4歳の時に、絵本か何かを読んでて、日本の文学のつまらなさに気づいて、そのままNASAに乗り込んだって言ってる人がいて。
西垣 本当なの?それは。
藤原 意味わかんないじゃないですか。で、大丈夫かなこの人?って思いながら、僕そういうのめっちゃおもしろがっちゃうんで、宇宙の真理とか人間の末路とかいろいろ聞いたんですよ。それ全部知ってて。


西垣 マジ? どうなった? 僕たちは滅亡するんですか?
藤原 いや、僕らは滅亡します。
西垣 人間はもういなくなっちゃうんだ。
藤原 けど、また人間になるんですよ。一回ゼロになって、また微生物から同じように恐竜が出てっていうのを繰り返してるんですって。何回もそれを繰り返してて、毎回必ず絶滅する時が来るんですって。
西垣 じゃあこれも何周目かってこと?
藤原 そうです。
西垣 ああ、そうなんだ。
藤原 その滅び方とかちょっとグロいんで言えないんですけど。
西垣 もう陰謀論すぎない? それ。
藤原 とか、宇宙人はいる話とか、いるのかいないのかとか。
西垣 すごいね。
藤原 でもあんまり書いちゃうと誰かに消されちゃうかもしれない。 思想強すぎるかも。
西垣 怖すぎるな。 めっちゃすごい人。 僕もそういうの好きだから。
藤原 なんか都市伝説を聞いて面白かったぐらいにしといたほうがいいかな。
西垣 この世の全てに気づいた側になっちゃった?
藤原 ははは!
■ありがとうございました!



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藤原大祐
2003年10月5日生まれ。東京都出身。
2022年にアーティスト名「TiU」として活動を開始。翌年、1st EP「SHOW TiME」にてメジャーデビュー。2024年5月からアーティスト名義を藤原大祐に変更し、新たな一歩を踏み出していく。2026年にはドラマ「透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。」にて主演を務めた。4月に大阪・東京でのワンマンライブ「TAIYU FUJIWARA ONE-MAN LIVE 2026」を開催。
[Instagram] @taiyu_fujiwara
西垣 匠
1999年5月26日生まれ。石川県出身。2021年、テレビドラマ「夢中さ、きみに。」で俳優デビュー。以降、『みなと商事コインランドリー』など様々なドラマや映画で活躍。映画『ブルーロック』や映画『ほどなく、お別れです』への出演、TVドラマ「失恋カルタ」では主演を務めた。
[Instagram] @sho_nishigaki_official
Photo:山元良仁、Text:ふくだりょうこ
―INFORMATION―
【映画『キリコのタクト-YELL-』】
絶賛公開中
主演:鈴⽊京⾹
出演:藤原⼤祐、井頭愛海、⽥辺桃⼦、⻄垣 匠、榊原郁恵、⼩⻄博之、⼤島さと⼦、四⽅堂 亘
⼩泉今⽇⼦、宅⿇ 伸、名取裕⼦
主題歌:「孤独なハーモニー」前⽥亘輝(TUBE)×仲川瑠夏(FRUITS ZIPPER)
挿⼊歌:「⽩⿃」藤原⼤祐
原作:「キリコのタクト〜YELL〜」
監督・脚本・原作:雑賀俊朗
配給:KeyHolder Pictures
レイティング:G
©映画「キリコのタクト〜YELL〜」製作委員会







































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