WOLF & WANDER、デビュー後初のパフォーマンスをバンコクで披露! デビュー曲「Better Life」やカバー楽曲を歌唱し、国境を越える7人のハーモニーで観客を魅了!<ライブレポート>



タイ・バンコクのクイーン・シリキット・ナショナル・コンベンションセンター(QSNCC)で行われた『Monster Music Festival 2026』。この日、数多くの人気俳優・アーティストを輩出するタイの大手エンタメ企業・GMMTV所属の人気俳優ユニット・FLIO(3人)と、LDH JAPAN所属のWOLF HOWL HARMONY(4人)、計7人からなる新ユニット”WOLF & WANDER”が、待望のデビューステージに立った。

ステージの幕を開けたのは、タイで絶大な人気を誇るバンド・Tilly Birdsの代表曲「Same Page」のカバー。イントロが鳴り響いた瞬間、待ちわびた観客から大きな歓声が沸き起こる。一斉にスマートフォンが掲げられ、待望のデビューステージを記録しようとする熱気が一気に広がった。続いて披露されたのは、FLIOと同じGMMTV所属俳優によるスペシャルユニット・PROJECT JASP.ERの人気曲「Sadistic」。普段は清々しい好青年ぶりで親しまれるFLIOの3人が、色気漂うコレオグラフィーを見せると、客席からは黄色い悲鳴が飛び交った。



その熱狂を引き継ぐように、入れ替わって姿を現したのはWOLF HOWL HARMONYの4人。「夢を見ることは素敵なんだ」というメッセージが込められた「Frozen Butterfly」は、これから新たな一歩を踏み出す彼ら自身の姿とも重なる一曲。4人の伸びやかな歌声は会場の隅々まで響き渡り、ボーカルが切り替わるたびに会場が沸く。その圧倒的な歌唱力がWOLF HOWL HARMONYの真骨頂を印象づけた。

続くMCでは、メンバー全員が声を揃え、タイ語で「僕たちはWOLF & WANDERです」と挨拶。すでにYouTubeで公開されているドキュメンタリー映像を通じて、ここに至るまでの道のりを見守ってきたファンにとっては、感慨もひとしおの瞬間だったはずだ。画面の向こう側の物語だったものが、今まさに目の前のステージで現実になった――そんな瞬間だった。これまで日本とタイ、それぞれのフィールドで活動してきた7人が、一つのグループとして初めて並び立つ姿に、会場からは温かな声援が送られた。



その流れで届けられたのが、グループのデビュー曲「Better Life」。待ちに待った7人でのパフォーマンスに、会場は高揚感に包まれる。ダンスよりも歌を軸に据えた構成で、一人ひとりの歌声がまっすぐ客席へ届き、7人全員が主役として歌をつないでいく。リードボーカルが切り替わるたび、それぞれ異なる声色が楽曲へ新たな表情を与えながらも、サビでは一つのハーモニーへと溶け合っていく姿は、このグループならではの個性を鮮やかに印象づけた。とりわけ印象的だったのは、GHEEが歌う「迷いなんてもうない」という一節だ。音源以上の力強さでまっすぐ放たれたその歌声は、”WOLF & WANDER”として新たな一歩を踏み出した7人の覚悟を、そのまま映し出しているようだった。

続けて披露されたFLIOの人気曲「Destiny」。この日、タイ語のMCをサポートしたのはFLIOの3人だったが、そのなかに時折日本語を織り交ぜる場面もあり、海外から駆けつけたファンへの気遣いを忘れない人柄が垣間見えた。続く「ที่ปรึกษา(Tee Pruksa)」は、日本での活動経験も豊富なタイの人気デュオ・Golf & Mikeの大ヒットバラードのカバー。客席では自然と口ずさむファンの姿も見られ、世代を超えて愛される名曲であることを感じさせた。続く「My Forever」でも、穏やかで伸びやかな歌声が会場を優しく包み込んだ。

暗転すると、静寂を切り裂くように響いたのは4人だけのアカペラ。その一声だけで空気は一変し、先ほどまでFLIOが彩っていたステージは、ごく自然な流れでWOLF HOWL HARMONYへとバトンタッチされた。5月にリリースされたばかりの「PLEASE」は、静けさの中で紡がれる歌声が、じわじわと会場の熱を引き上げていく。続いて届けられた「ココニイル」「Marmalade」では、柔らかなハーモニーが会場をゆったりと包み込み、観客は歓声を上げるよりも、その歌声にじっくりと耳を傾けていた。



MCでは、WOLF HOWL HARMONYのメンバーは英語や日本語で、FLIOのメンバーはタイ語と英語で、それぞれの言葉でファンへの感謝を口にした。それは長年応援してきたそれぞれのファンへ向けたものであると同時に、”WOLF & WANDER” としての景色を一緒に見てくれる、新しいファンに向けたものでもあったように感じられた。ステージからの記念撮影でファンとの思い出を刻んだあと、名残惜しむ声に応えるように届けられたのは、この日2度目となる「Better Life」。1度目の緊張感から解き放たれたように、メンバー同士で笑顔を交わし、肩を組み、アイコンタクトを送り合う場面も。ステージ上を自由に動き回りながら、7人の仲の良さや息の合ったコミュニケーションが垣間見え、その一つひとつに、会場からは大きな歓声が幾度となく沸き上がっていた。

FLIOとWOLF HOWL HARMONY、それぞれの個性を持ち寄った7人は、ボーカルを軸にしたステージングで、“WOLF & WANDER”ならではの新たなグループ像を、デビューの舞台で早くも鮮やかに描き出した。タイと日本、飛行機で片道約6時間離れた2つの国から集まった彼ら。その歌声は言語や国境という壁を越え、音楽が人と人をつなぐ力を、このデビューステージで確かに証明した。

この夜バンコクで生まれたハーモニーは、来たる8月9日、いよいよ日本へと響き渡る。Special GuestとしてWOLF & WANDERの出演が決定している同公演では、7人が日本の観客の前でどのようなハーモニーを響かせるのか。その新たな一歩を見届けてほしい。

■詳細
【WOLF HOWL HARMONY LIVE TOUR 2026 “tera trip” ~Opening Celebration~】
日程:2026年8月9日(日)
会場:東京・SGCホール有明
開場/開演:17:00/18:00

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