全4グループがステージで躍動!『つば男FES 2025-It’s New!-』レポート
2025.8.11
POCKET PANiCTAKATHE SUPER FRUITつば男FESつば男FES2025世が世なら!!!峯脇
2025年8月2日(土)、品川ステラボールにて『つば男FES 2025-It’s New!-』が行われた。つばさ男子プロダクションに所属するTHE SUPER FRUIT、世が世なら!!!に加え、4月30日にプレデビューした新グループPOCKET PANiC、峯脇の4組が登場。
各グループのパフォーマンスのほか、つば男FES恒例とも言えるシャッフルユニットも登場し、この日限りのパフォーマンスを披露。スペシャルがたっぷりと詰まったつば男FESの模様をレポートする。
オープニングアクトに「こんにちはー!」と元気よく登場したのはつば男KIDS。客席に手拍子を促し、かわいらしく『イッツアスモールワールド』を歌ったほかCUBERSの『つまり、ぞっこんLOVE』のダンスパフォーマンスを披露した。つば男ファンにはお馴染みの楽曲で自然と客席からコールがかかった。
続くつば男YOUTHもCUBERSの楽曲を。『妄想ロマンス』と『Please call me』をカバーし、会場を沸かせた。
そしていよいよ本編スタート。まずは阿部隼大と内藤五胤が影アナで「声出す準備はできていますか!」とコール&レスポンス。力いっぱいのコールで盛り上げた勢いでFESをスタート。
ステージ上に全4組が登場すると、会場からより大きな歓声が湧き起こる。今日の意気込みを聞かれ、まずは今回が初めてのつば男FES参加になるPOCKET PANiC。河合彪雅は「僕たちPOCKET PANiCは今年が初参戦です!憧れの先輩と一緒のステージに立てること、一生懸命がんばって盛り上げていきたいと思います!」
同じく初参加の峯脇からは峰が。「今日はつば男のみんながいるので家族のようにワイワイ楽しみたいです」というと、内藤が「今日は家族いっぱいいるね!」とうんうん、とうなずく。世が世なら!!!の橋爪優真は峯のコメントをオマージュし「あの、初めての参加、大家族ということで……」と笑いを取りつつ、「今日はいっぱいみんなで声を出したいと思いますので、俺より大きな声出せますか!」とコール&レスポンスでしっかりと盛り上げることも忘れない。
THE SUPER FRUITの田倉暉久は「本日は本当にありがとうございます」と丁寧に言ったあと「ありがたいことにチケッも完売ということで!」と感謝を伝え、さらに重ねて田倉もコールで盛り上げる。
そして内藤の音頭で「つば男フェス2025」「スタート!」と客席もみんなで声をそろえてつば男FESは幕を開けた。
まずは各グループのパフォーマンスから。トップバッターで登場したのはPOCKET PANiC。気合い十分なコール&レスポンスのあと『Pa・Pa・Pa・Panic!』を。ポップなライティングの中、キレのあるダンスを見せ会場を盛り上げた。さらに間髪入れずに『キャッチ―☆ボール』。曲中ではキャッチボールを模したような振りや、ヨーヨーを使ったダンスもあるなど、目が離せないステージを展開した。
続いてのステージは峯脇。グループ名がコールされると会場はメンバーカラーの緑と黄色に染まる。まずは声だけで峯脇がコール&レスポンスで会場を温めたあとに2人が登場。『タイガーとドラゴン』からスタートし、元気よくパフォーマンスを披露したあと、『もぐもぐ賛歌』では打って変わってメロウに。2人のふりに合わせて会場もペンライトを振る。
さらに終盤では橋爪と小田惟真もお箸を持って飛び入りし、最後に「ごちそうさま」だけ言い、ステージを去るというサプライズ演出も。
世が世なら!!! は最初からトップスピードでぶっ飛ばす。力いっぱいのコールを促したところで登場。『viva☆いー感じっ』でクールなパフォーマンスを見せ、「一緒に点呼してください!」という言葉と共に始まったのは『Nyokki』。会場全体で「点呼」をし、一体感を高めた。
各グループのパフォーマンス、トリはTHE SUPER FRUIT。『Seven Fruits』ではキュートにステージ上を躍動。さらに、疾走感あふれるメジャーデビューシングル『まにまに』を披露し、特徴あるサビの振り付けでは、客席も一緒になって体を動かした。
企画コーナーではMCのほか、つばさ男子プロダクションのアシスタントプロデューサーでCUBERSのTAKAが登場。久しぶりにステージに立つTAKAは「一年半ぶりのステージということで、楽しみすぎちゃって、髪も染め直しちゃったりして、おめかしもしてみたりもしちゃったりして。ウキウキしてます!」とにっこり。
さらにTAKAが歌も披露する、と白田から発表されると客席からは大きな歓声が。「会社員が出しゃばって歌うとは、忘年会ですか、ここは」と言いつつ、CUBERSの『WOW』を。サビでは客席も一緒になって踊り、久しぶりのTAKAのステージを共に盛り上げた。
そんなTAKAと白田がMCを務め、シャッフルユニット対抗のゲームへ。優勝チームには500万つば男が進呈される。
最初のゲームは即興シチュエーションドラマだ。くじで場所とセリフを引き、チームごとに1分の即興劇を行うというシンプルなものだが、瞬発力とアドリブ力が重視されるゲームだ。順番はTAKAによってその場で決められ、トップはMain Dish、ARA!KAWAii トレーニング、カメレオン、とんでも峯☆スター、ラストは兄×愛されすぎて困ってますに。
トップバッターは鈴木志音、橋爪優真、生水稜也、川原雅斗による「Main Dish」。場所は「雪山」、セリフは「さっきより強く抱きしめてよ」。オチを持ってくるのが早すぎてしまった感はあったが、橋爪は「ゲネプロなんて酷かったですから!」と満足げな様子を見せた。
続いては「ARA!KAWAii トレーニング」。メンバーは田倉暉久、堀内結流、添田陵輔、新井椋清、河合彪雅の5人。まずメインディッシュの出来を問われ新井がイエローカードを取り出し、ひと笑いをとったところで、場所とセリフをくじ引き。
場所は「ジャングル」でセリフは「500円を用意しろ」。ゴリラに人間たちがバナナをカツアゲされるというシチュエーションのようだが、ゴリラの1人を演じる添田は上半身裸で登場し、大人に怒られるのでは、と心配する場面も、
「人見知りが即興劇をするなんて!」とTAKAが期待を高めていたのは人見知りチームの「カメレオン」。メンバーは小田惟真、中山清太郎、安部舜太、仙波七星だ。場所は「宇宙」でセリフは「それは大変遺憾だ」。
宇宙人に扮した中山は何かを地球に取りに来たらしい。宇宙人に慄いたのか仙波がお経を唱え始めるというまさかの展開に。仙波はお経を特技に加えたらいいのでは?という提案も飛び出した。
星野晴海、松本勇輝、笠松正斗、大谷篤行、峯大凱による「とんでも峯☆スター」は場所が「花火大会」でセリフは「100年前から大好きです」。「めっちゃいい組み合わせ!」と思わずメンバーも顔を綻ばせる。組み合わせの良さにTAKAまで混ざろうとするほど。ここでは星野を一年つき合った恋人の笠松と、100年前から星野が好きだったという峯が取り合う修羅場の展開を繰り広げる。そんな中で松本が渾身の花火役を演じていたのが印象的だった。いろんな花火を体現し、客席を沸かせた。
ラストは阿部隼大、内藤五胤、松原有輝、脇龍真による「兄×愛されすぎて困ってます」。場所は「図書館」でセリフは「先生バスケがしたいです」。バスケ部という設定の阿部が転び指を怪我。それを見ていた脇と松原が先生役の内藤に向かって「先生、バスケがしたいです」と申し出る展開。内藤たちは2人の身長が低いことを指摘するが、これに脇と松原が反撃。阿部と内藤をディスり、膝から崩れ落ちさせた(終わったあとに脇と松原は土下座)。
勝は客席の拍手で決定することになるが、混戦を極め、TAKAの提案で拍手が多かったカメレオンととんでも峯☆スター、ARA!KAWAii トレーニングでじゃんけんで決めることに。結果、峯スター3位、カメレオンが2位、アラカワが1位という結果でそれぞれポイントを獲得した。
対決はもうひとつ。タレコミクイズでは松原から松本のタレコミからクイズが出題された。一緒にいった映画館で天然だと思ったのはなぜ?というもの。チケットを買ってくれていた松原に2,000円渡すところが間違えて千円札2枚ではなく、一万円札1枚、千円札1枚計11,000円渡したという松本。あとから気がついたので事なきを得たが、松原にとっては松本の天然を実感する出来事となったようだ。ちなみに2人で『スティッチ』を観に行ったのだそう。
ラストの出題は「世が世なら‼︎!に怖い人がいます」とタレコミをしたのは誰?という出題。ここで田倉がTAKAだと当ててポイントをゲット。
世が世なら!!!のメンバーはTAKAのことを神だと言っているそうだが、添田はそう言うときの目がバッキバキになっており、怖いのだと言う。「洗脳しすぎたな、と思って…」と反省の弁を述べるTAKAなのだった。
企画コーナーは、クイズでもARA!KAWAii トレーニングがポイントをゲットし、見事優勝。500万つば男をゲットした。
そしてここからはお待ちかねのシャッフルユニットライブへ。今回は全部で5つのシャッフルユニットが登場。THE SUPER FRUIT、世が世なら!!!、POCKET PANiC、峯脇の楽曲をそれぞれ披露、各グループ4曲ずつ披露した。
どのような楽曲をやるかはあらかじめスクリーンで発表される。楽曲が発表されるたびに会場からは大きな歓声が上がった。
まず登場したのが「兄×愛されすぎて困ってます」。兄イメージなのか、全員メガネ姿だ。「飛び跳ねろ!」という言葉共に始まったのは『俺ならやれそうじゃん?』(世が世なら!!!)でテンションを上げていく。
内藤は「やった、これができるぞ!」と表情を輝かせヨーヨーを手に「Pa・Pa・Pa・Panic!」(POCKET PANiC)へ。阿部と内藤はハイテンションにステップを踏み、会場を沸かせ、曲中ではそれぞれヨーヨーテクを披露する場面もあり、見どころ満載だ。
各グループの最年長で構成されている「兄×愛されすぎて困ってます」。自己紹介では「おにい」、「兄貴」などそれぞれ呼んでもらいたいお兄ちゃんコールを客席に促していたが内藤は「お兄ちゃんなんて大嫌い」と言わせ、「ごちそうさまです」と笑顔。阿部に「ここで栄養補給しないでください!」とツッコまれる一幕も。
また、脇と松原が「兄」ゆえに困っていることを紹介。脇は「峯がスマホ壊れたって言ってLINEを見てくれないんですよ!」。松原は「立ってるだけでいろんな子が話しかけてきてくれて。めっちゃかわいいです。でも一斉に喋りかけてくるからなに言ってるかわからない」と言い、会場を和ませた。
短いMCのあとは『ありがとうを言えるように』(峯脇)を。この楽曲ではいつもファンに指揮をやってもらっているのだそう。脇のレクチャーのもと、客席は指揮の練習をし、本番へ。ここではマイクスタンドを用いての歌唱となった。ペンライトが指揮棒代わりになっていることもあり、美しい光景のもと、4人が歌い上げた。
『叫べない僕らの』(THE SUPER FRUIT)ではメガネを外すしぐさを見せてまず客席を沸かせ、さらに客席に降りて、ファンにより近いところで歌い上げた。内藤が阿部の頭を引き寄せて頬にキスをし、客席からの歓声を浴びた。
続いては「Main Dish」。赤のライティングの中登場し、まずは『メダチタガリアン』(世が世なら!!!)。コールが響き渡り、テンションを上げていく。さらに『マシンガンラブ』(峯脇)ではステージ上段に上がり歌唱。客席も手拍子を会場全体で盛り上げた。
自己紹介では、ユニット名が「Main Dish」ということもあり、それぞれのメインディッシュを発表した。橋爪は「おばあちゃんのハンバーグ」、河原は「ボロネーゼ」、生水は「TKG!」とにっこり。ラストの鈴木は「ぼくのメインディッシュは……みんなだよ♡」と言い、客席のハートを掴んだ。
シンプルな自己紹介を挟んで、『恋のイロハも勉強中』(POCKET PANiC)を客席で披露。そしてステージに戻り、『どーぱみんみん あどれなりんりん』(THE SUPER FRUIT)をハイテンションで披露し、締め括った。
3番目に登場したのは「カメレオン」。ステージに上段にシルエットが現れ、歓声が上がるが、すぐに消える4人。次に登場したのは客席で、さらに大きな歓声が沸き起こった。そのまま『EGUI」(世が世なら!!!)をクールにパフォーマンスし、『ヒト・マニュアル』(峯脇)と続く。
「カメレオン」チームは「人見知りチーム」だそうで、「最初、名前を聞いたときに俺じゃないな、と思っていた」と中山。「そしたら一発目に呼ばれた」と苦笑い。どうやらあまり人見知りの自覚はあまりないよう。小田は人見知りかどうか問われ、「入ってきたときは人見知りだったけど今は人見知りじゃないかな、と思いつつ……」と、視線を仙波と安部に向ける。安部は「最近はこうやって話せるようになってきた」と少し打ち解けたらしい様子を見せる。仙波も「あの……初期よりも話せるようになりました」と控えめに語った。
しかし、曲中で力強い煽りを見せていた仙波。「人見知りでもいろんなものになれるという意味でカメレオンという名前をつけた」と中山。
その言葉通り、前半と打って変わって後半は疾走感あふれる『DanDanDaDance』(THE SUPER FRUIT)、『誕プレゾンビ』(POCKET PANiC)とアグレッシブなパフォーマンスを見せた。
続いては企画コーナーで優勝した「ARA!KAWAii トレーニング」。マッスルポーズで立ち位置についたものだからどんな楽曲を披露するのかと思いきや、1曲目は意外にもキュートな『もぐもぐ賛歌』(峯脇)。さらに『I My Me Meow』(THE SUPER FRUIT)では猫耳のカチューシャをつけキュート度をアップさせた状態で客席で披露。ステージに戻って「かわかったかにゃん?」とかわいい様子を見せた。
かわいい2曲を披露したところで後半戦はハードにまず『Mo-Mo-No-Rock』(世が世)。客席も手をあげて盛り上がっていく。最後は『流れ星』(POCKET PANiC)とこちらもアグレッシブなパフォーマンスを。ここでも添田は半裸になり田倉に「なんでお前は罪を重ねるんだ」と突っ込まれていた。果たして添田は大人に怒られたのだろうか。
シャッフルユニットラストは星野晴海、松本勇輝、笠松正斗、大谷篤行、峯大凱による『とんでも峯☆スター』。峰をセンターに『にゃわんっ!」(峯脇)からスタート。直球でキュート度高めのステージを展開していく。続く『ポケパニセンセーション♪』(POCKET PANiC)ではメンバーは客席へ。自己紹介曲ということもあり、曲中ではメンバーの紹介も織り交ぜつつ披露した。
そのまま客席で自己紹介し、星野がユニット名の解説を。「とんでもなく可愛い、そして峯が中心となってできたので峯を入れたいっていうことで峯に何が一番かわいい?って聞いたらこう答えてくれました」と星野が振ると「ハムスター!」と峯。思わずこれにはかわいい!の声が飛ぶ。「ということで『峯たすハムスター』峯スター……とんでも峯スターでございます~!」とかわいい由来を明かした。
後半戦もテンション高めに、そしてキュートに。まず『サマー☆★げっちゅー』(THE SUPER FRUIT)。客席もコールをして一緒にテンションを上げていった。ラストは「皆さんの人生が最高のものになりますように!」という大谷の言葉と共に『上々人生』(世が世なら!!!)。ポジティブな楽曲でシャッフルコーナーを締め括った。
怒涛のように楽曲が披露されてきたが早くもエンディング。ここで改めて全シャッフルユニットグループが登場。阿部や内藤の「推しから栄養取れましたか!」「最高の思い出できましたか!」という呼びかけに客席は大きな歓声で応えた。
ここではスパフルと世が世なら!!!から今後のお知らせが行われたが、世が世なら!!!は来年、LINE CUBE SHIBUYAでワンマンライブを行うことをサプライズ発表。会場からは感激と祝福の声が溢れた。この日集まったファン、そして配信を見ているファンに向けて内藤は力いっぱい「LINE CUBE SHIBUYAで待っています!」と呼びかけた。
FESのラストは『Samenaide』を全員で熱唱。ラストはTAKAも登場し、締めくくった。全員で記念撮影のあと、新体制についてコメントを求められるとTAKAは「いやもう素晴らしかったですよ」「最後も感動しましたし、『Samenaide』をみんなと笑顔で歌える世界線にいれたことに……前回が涙、涙だったから、今回、笑顔でみんなで歌えたことが嬉しかったし、つばだんを応援してくださるみなさん、支えてくださっているみなさん、そしてつば男としていてくれるみんなにCUBERSを代表してお礼を言いたいなと思います。ありがとう」と真剣な面持ちで語った。
ラストの挨拶では「これからも進化し続けるつば男をよろしくお願いします」と伝えていた阿部。新しい面々も加えて開催されたつば男FES。それぞれが新たな挑戦にチャレンジしていくであろう今後に期待していきたい。
【つば男FES 2025-It’s New!-】
開催日:2025年8月2日(土)
会場:品川ステラボールにて
Photo/上溝恭香、Text/ふくだりょうこ