BUDDiiS『コカ・コーラ SUMMER FES 音楽LIVE』に3年連続出演!夏の野外ライブにピッタリな熱いセットリストでファンを魅了!!



昨年末には初のさいたまスーパーアリーナ公演を成功させ、9月にはグループ史上最大規模となるアリーナツアーを控えた10人組DIYダンスボーカルグループのBUDDiiSが、2025年8月9日(土)に開催した【コカ・コーラ SUMMER FES 音楽LIVE】に登場した。

彼らの十八番でもある爽やかなラブソングやメッセージソングを中心とする、夏の野外ライブにピッタリの爽快なセットリストに、六本木ヒルズアリーナに集まったバディ(BUDDiiSのファンネーム)たちは熱狂。ジメジメとした湿度よりも高く、酷暑の温度よりも熱いライブで、バディたちと最高の夏の思い出を作り上げた。

2014年に『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION』としてスタートした夏休み恒例の祭典は、今年より『テレビ朝日・六本木ヒルズ SUMMER FES』としてパワーアップ。その目玉企画として行われている『コカ・コーラ SUMMER FES 音楽LIVE』には、毎年さまざまなアーティストが日替わりで出演しており、BUDDiiSが出演するのも一昨年、昨年に続く3回目となる。



バスドラムを打ち鳴らすような重低音からマーチング風のリズムへと変わるオープニングSEをバックに、サマースタイルで登場したBUDDiiSのステージは、トロピカルなムードいっぱいの「Under The Sea」で開幕。「最高の夏の思い出、作っていきましょう!」とリーダー・FUMINORIが挨拶をしてから、波に乗るような軽やかなパフォーマンスを見せるメンバーに応え、客席に灯るペンライトも波のように揺れていく。続く「Ütopia」では前後に次々と入れ替わり、ポジションを変えていく見ごたえあるフォーメーションや軽快なダンスステップ、爽やかなハーモニーが心地よい夜風とシンクロ。バディたちに“どこまででも行ける”とポジティブに歌いかけ、最後にSHOOTが“ねぇ Buddy!”と呼びかければ歓声が湧き上がった。そのSHOOTが作詞を担当した「LÖVE ME」では、身をよじるようなダンスと切々たるボーカルで、好きなのに伝えられない初恋のもどかしさを表現。曲中でKEVINとSHOOTが手でハートを作ったりと、パフォーマンス中に嬉しいアクションを差し込んでくれるのもBUDDiiSの魅力のひとつだろう。



MCでは珍しくメガネをかけたSHOWが「BUDDiiSのインテリ担当」を名乗れば、SHOOTは「お水担当」を自称して、バディたちに「お水飲んで!」と水分補給を促す。また、KEVINは本日、体調不良で欠席になってしまったMORRIEの代わりに「今日も元気にもりもーりー!」と自己紹介して「気持ちは10人分で!」と宣言。



そしてFUMINORIが、ライブで人気の「Sonic」をタイトルコールすると、バディからワッ!と喜びの声があがった。燃えるような赤いライトを受け、FUMIYAを筆頭にTAKUYA、SEIYA、SHOOT、SHOWと次々に速いテンポでラップを畳みかけていけば、客席からは「Be the light!」のコールが自然発生。



2番ではさらにFUMINORIが攻撃的なラップを放ち、バディのペンライトも振り上がって、場内のボルテージをどんどん上げていく。そんな客席に「まだまだ一緒に夏の思い出作っていきましょう。みんなが一番キレイだよ」とFUMINORIがイントロで言い放ったのは「Beautiful」。抑えられない“君”への想いを綴るリズミカルなラブソングで、ステージを左右に移動しながらクラップを煽り、大きく手を振ってバディとの一体感を高めると、さらに恋の始まりを歌う「Magic」をタイトなダンスビートで届けていく。



KEVINやSHOOTのハイトーンボーカルが、悩ましい想いを歌い、“Baby I’m falling for you”とささやいたSEIYAが手に乗せたキスを客席に向かって吹きかければ、当然ながら黄色い悲鳴が湧いた。しかし、「Iris」に続けば空気は一変。メンバーがフロアに横たわるなか、1人センターでSHOOTが歌い始めたバラードは“あなた”を想うがあまりの葛藤を綴った濃密なバラードで、スケールの大きなボーカルワークで聞かせるSHOWやKEVINを始め、メロディックな旋律をグループ一丸となってエモーショナルに歌いつないでいく。



ダンスパフォーマンスも踊るではなく“舞う”と表現したくなるもので、再びSHOOTだけがフロアに立って歌うエンディングまで、まるでひとつのドラマを見ているような深い感慨を与えてくれた。



さらに、イントロが鳴るなり場内に驚きの声があふれたのが、FUMINORI、SEIYA、SHOW、FUMIYAによるキレキレのラップ曲「Mr. Freak Out」。「お前らいけんのか!」というFUMINORIの号令から、ダークなムードの中でアグレッシブな高速ラップを叩きつけ、大きく腕を振る4人に従い、バディのペンライトも上下に揺れる。SEIYAはFUMIYAと肩を組み、SHOWは“わからせるこのやり方で”と堂々宣言、BUDDiiSの朗らかなパブリックイメージとは正反対のデンジャラスなムードを醸してみせる。通常のワンマンとは違い時間の限られたステージで、ここまで挑戦的なナンバーを入れてくるあたり、現在のBUDDiiSの勢いと自信が垣間見えるようだ。



2度目のMCでは、バディとペットボトルで「かんぱーい!」をして、ここでも水分補給。このステージに立つのも3年目ということで、FUMINORIは「みんなのおかげ」と喜ぶ。

ここでKEVINが作詞・作曲を手がけ、先月末にリリースされたばかりの最新曲「BLUE SODA」を披露。いつものBUDDiiSよりも大人な目線で描かれたミドルテンポのサマーチューンには、どこかノスタルジックな響きもあり、SHOOTの歌い出しからメンバー全員で流れるように歌い継いでいく。ラップさえもメロディックなうえに、FUMINORIとFUMIYAが振り付けたダンスにも、心くすぐるような温かな印象が。懐かしい日々を思い返したときの胸を満たす幸せがテーマの曲だけあり、FUMINORIの「最高の夏の思い出、一緒に作っていきましょう!」の言葉がいっそう心に沁みる。大サビではボーカル陣が歌声を重ね、大きく手を振ると、客席のペンライトも右へ左へ。いつか振り返ったときに素敵な記憶になるのだろうと思わせる美しい光景を作り上げていった。



そして、思い出を糧に前へと進んでいこうと訴える「BUD」では、ステージの端まで出てタオルを振るメンバーに、バディたちはペンライトを回して“Go Go!バディGo!!”と応えていく。さらに、深いダンスビートに乗せて全員がマイクを取り、あるがままの素晴らしさを伝えたのが「Brightness」。中でもエモーショナルなSHOOTのボーカルは出色で、誰もが“the only one”であると歌い上げていく。そして、最後に「全員で楽しんでいきましょう!」とタイトルコールされたのは「The One」。メンバー同士で笑顔を見交わし、同じ動きをそろえる愛らしいナンバーで、曲中、電話を受ける日替わり台詞を、この日はHARUKIが担当した。「もしもし、HARUKIです。今年もサマフェス最高! 今年の夏より今日のライブは……熱いね!」とカメラに笑顔を向けると、大きな歓声が湧き上がった。



最後は「また絶対お会いしましょう!」とFUMINORIが挨拶。事実、この夏は各種イベントに出演が決まっており、BUDDiiSに会える機会はまだまだある。また、9月20日〜9月21日の横浜アリーナ、9月27日の大阪城ホールを回る結成5周年のアリーナツアー『BUDDiiS vol.10 – COSMiiC -』も開催。BUDDiiS史上最大規模となるツアーに向け、この夏もBUDDiiSは駆け抜けていく。

■セットリスト



M1.Under The Sea
M2.Ütopia
M3.LÖVE ME
M4.Sonic
M5.Beautiful
M6.Magic
M7.Iris
M8.Mr.Freak Out
M9.BLUE SODA
M10.BUD
M11.Brightness
M12.The One


Photo/米山三郎
Text/清水素子

新着ニュース

Present

more