二宮和也、小松菜奈が、話題の“おじさん”河内大和と共に<88mのイエローカーペット>で異変探しに挑戦!映画『8番出口』<イベントレポ>
2025.7.24
2025年7月22日(火)、東京・livedoor URBAN SPORTS PARK ブリリアランニングスタジアムにて映画【8番出口】の88m無限ループカーペットアライバルが行われ、キャストの二宮和也、小松菜奈、河内大和、監督の川村元気が出席した。
本作は、2023年にインディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATE氏がたったひとりで制作し、累計販売本数190万超の世界的大ヒットを記録したゲーム『8番出口』の実写映画作品。
写真撮影が許可されたこの日のイベントでは、二宮はじめキャストと川村元気が登場すると同時に、会場からは悲鳴に近い歓声が湧き上がった。4人は“異変”を探しながら、ゆっくりとイエローカーペットを歩いていく。
川村は、「原作のゲームは異変があれば引き返し、なければ進むというもの。物語はないけれど、そのルール自体が物語にならないかなと。2択を繰り返す中で、大きな結論が出るというストーリーにできればと思ったんです」と作品の着想を振り返った。さらに、「現場で撮ったものを編集して、夜に脚本を書き直して、また撮影してという形で映画を作っていった。二宮くんは主演兼テストプレイヤーと言っていましたが、そこを理解してくれるのは二宮くんしかいないと思っていました」と、主演の二宮和也への信頼も口にした。
その二宮は、「有意義というか、殺伐とすることもなく。現場は楽しかったですね」と笑顔を見せ、脚本協力として参加したことにも触れる。「整合性を保つために現場で自分が言わなきゃならないことはあるだろうなって不安はあったんです。だから、元気さんに台本から関わってみたらと言っていただけて、すっきりしました」と明かした。
“歩く男”役に抜擢された河内大和のキャスティングについて、川村は「(原作の歩く男に)こんなに似ている人がいるんだなと。ただ似ているだけだとダメ。歩く男のお芝居は9割歩くことなんです。河内さんは舞台をやってきて、歩くトレーニングをしてきた方なので、機械的に何回も歩ける。カンヌ国際映画祭に行ったときに『あれはCGなのか?』って声が上がっていました」とその存在感を称賛。
これに二宮も、「現場で試してみようかってことになって、奥から河内さんが歩いて出てきたら、うわー!ってどよめきが起こって。それぐらい似てましたね」と振り返る。河内自身も「これで合ってるのかな?って緊張してたんですが、歩いた瞬間『うおおおお』って声が上がって。あれはうれしかったですね。舞台やってきてよかったなって」と喜びを語った。
そんな河内は、ドラマ『VIVANT』でも共演した二宮への特別な思いを明かす。「新潟で新聞配達のバイトをしていたことがあったんですけど、雪が積もるとつらいんです。そういうときには嵐の『Happiness』を聴いてがんばっていました。あの曲がなかったらあそこで終わっていた。嵐のコンサート設営の仕事もしていたんですが、当時は共演できるなんて思っていなかったので、うれしいですね」としみじみと語った。
久々の映画出演となった小松菜奈は、「緊張しちゃって、どうしようどうしようって。皆さん先に撮影していて、私は途中参加だったんです。最初の電話のシーンは震えちゃいましたね」と撮影当時を回顧。これに川村は「撮影初日は青ざめていたよね」と振り返り、二宮も「元気さんが『小松菜奈が緊張してるぞ』と言っていたのは忘れられないですね」と微笑んだ。
そんな中でも小松は座長・二宮の存在に大きく助けられたという。「二宮さんはいろんなところに目が付いていて、起こっていることを俯瞰して見ている。人としてぶれない。座長として素晴らしいです」と信頼を寄せる。これを受け、二宮は「気持ちいいですね!」と笑顔で応じた。
最後に川村は、「海外媒体のインタビューを二宮くんと受けたんですが、聞き手がインタビューの前に、自分の感想をずっと話していたんです。それがこの映画の特徴なのかな」とコメント。二宮は「今年の夏を『8番出口』と一緒に過ごしていただければ」と呼びかけ、イベントは幕を閉じた。
【映画『8番出口』】
公開日:2025年8月29日(金) 劇場公開!
出演:二宮和也、河内大和、小松菜奈
監督:川村元気
脚本:平瀬謙太朗、川村元気
音楽:Yasutaka Nakata、網守将平
原作:KOTAKE CREATE