【小川史記インタビュー】“奇跡の29歳”から“奇跡の30歳”へ。「人生の暗いタイミングも明るいタイミングも経験することができた20代」芸能界入りのきっかけからこれまでの軌跡を振り返る<1st写真集「キセキ」>




ダンス・ボーカルグループ「BUDDiiS(バディーズ)」のリーダー・FUMINORIとして活躍する一方、年齢を感じさせない可愛らしいビジュアルで「奇跡の29歳」として注目を集め、TikTokを中心に大バズり中の【小川史記】くんが満を持してソロインタビュー初登場!

記念すべき30歳の誕生日を迎える11月21日に、“奇跡”の29歳と、これまでの“軌跡”を掛け合わせたタイトルの1st写真集「キセキ」がリリースされるということで、写真集の制作秘話やお気に入りカットについてはもちろん、“奇跡”の人として注目を集めた経緯や、ダンスを始めたきっかけからこれまで歩んできた軌跡についてなど、パーソナルな内容をたっぷり語っていただきました。

EXPG時代からの戦友である日髙竜太さん(BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE)や“きせおじ(奇跡のおじさん)”をバズらせた佐野勇斗さん(M!LK)、芸能界入りのきっかけとなった佐藤大樹さん(EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBE)など、周りの人々やファンのみなさんへの感謝を忘れずに活動してきたからこそたくさんの人から愛される“奇跡の29歳”、小川くんの20代ラストの姿をお届けします!



1つの夢が叶いました



■1st写真集「キセキ」をつくるにあたり、大事にしてきたことはありますか?

小川史記 20代がいよいよ終わってしまうところだったので、20代だからこその作品を残したいなっていう思いは漠然とありましたね。20代でしか出せないような雰囲気を残したいなと思い描いていました。

あとは、昔からやってきたことやルーツなど自分の“軌跡”も織り交ぜたいとお願いしていました。だから、ざっくりですけどバスケをやってたからバスケのシーンがあったりとか。そういうカットを入れてもらいました。

■今回の撮影に向けて、特別に準備したことがあれば教えてください。

小川 もちろん準備はしていたんですけど、この近辺のスケジュールがありがたいことにBUDDiiSのグループ活動で結構バタバタで。撮影前日も遅くまで仕事をして早朝から撮影スタートみたいな感じだったので、とにかく睡眠をとるようにしていました。僕は寝ないと顔がびっくりするぐらい終わってしまうので(笑)、いかに睡眠をとって準備できるかということを意識して撮影に臨みましたね。

■写真集を出すというお話がきたときのお気持ちはいかがでしたか?

小川 ずっと「やりたい!」って言ってたんです。何歳くらいからだったかな?確か27〜28歳ぐらいから言ってたんですよ。マネージャーさんへ対してもですし、ファンのみんなにも「写真集出したい」と1つの夢としてずっと言っていたので、夢が叶いました。

しかも結構唐突に「写真集出しましょう!」って提案していただいて。「出しませんか?」とかではなく「出す!」みたいな。30歳の節目に出そうということで急に動いたので、 結構びっくりしました。とにかくまた1つ夢が叶ったので、めちゃくちゃ嬉しかったです。

■写真集が決まったことを1番最初に伝えたかったのはどなたでしょうか。

小川 ファンのみんなに言いたかったです。僕、お仕事の匂わせしちゃうのが好きなタイプで。「楽しみにしてて!」みたいなことを言いたがりなので、すぐ匂わせてました(笑)。「今日めちゃめちゃいいことあった!楽しみにしてて!」みたいなことを多分言っちゃってましたね。ファンの方にはすぐ伝えたかったです。

奇跡の一瞬を捉えた“溺れふみのり”



■写真集のタイトル「キセキ」にちなんで、撮影をするなかで「これは奇跡だな」と思った瞬間はありましたか?

小川 やっぱり“溺れふみのり”ですかね。

■(笑)。

小川 “溺れふみのり”はだいぶ奇跡だったなって。ちゃんとOKカットになったというのも含めて(笑)。

(バスタブに仰向けの状態で沈んでいる写真を見ながら)これ溺れかけてるんです(笑)。結構難しいんですよ、水に入りながらの浮き沈みが。「1回(水の中に)入っちゃおう!」と言われて、入ったら溺れかけて「うわぁ〜!無理無理無理!」ってなった瞬間を撮ってもらった一枚なので、これが作品としてページになったのは奇跡だなと思っています。

■奇跡の一瞬を逃さず撮ってもらうことができたんですね。

小川 逃さず撮っていただきました。そのあたりのページは奇跡が多いかもしれないです。僕もこんな顔してますけど、何も聞こえてないんですよ、この時。(水の中に)入っちゃってるから。

なのでこの時どういう感情だったのかは忘れちゃいましたけど(笑)。

お気に入りのカットは「砂浜、裸にジャケット、手に革靴」



■「キセキ」はこれまでの“軌跡”を織り交ぜた写真集ということでさまざまなカットが収録されていますが、お気に入りの写真はありますか?

小川 お気に入りですか?ありますよ。これです!(写真を見せながら)砂浜、裸にジャケット、手に革靴。これ最高です!

■このカットはご自身で撮りたいと希望されたのですか?

小川 撮りたいカットの色んなリファレンスを出していただいて、その中に昔の舘ひろしさんの写真があって、まさにこれだったんです。「これマジでやりたいです!」と言って、本当にそのまんま撮ってます。
「これだけは本当にやりたいです」「手に革靴持たせてください!」ってこのカットは僕が撮りたいとお願いしました。もう砂浜で手に革靴がかっこよすぎて。本当にこれ最高です。

■そんなお気に入りカットの出来はいかがですか?

小川 いや渋いですね〜我ながら。自分大好きですみません(笑)。 素晴らしいです。めちゃめちゃいいカットでお気に入りです。

■写真集の撮影で印象に残っていることや、大変だったエピソードがあれば教えてください。

小川 僕、虫がマジで嫌なんです。目には見えなかったんで良かったですけど、(緑が生い茂っている写真を見ながら)このあたりの写真は虫の不安を抱えたまま撮影していましたね。本当にごめんなさいね。最高のロケ地なんですけど、虫が嫌でした。

■でも、実際に虫を見たわけではない?

小川 見てはないのですけど、絶対にいるんですよ。ここに虫がいないわけないです。宝庫なんですよ、虫の!

■(笑)。

小川 だから本当にこれは頑張りました。内心は「虫やだ〜」の顔です(笑)。

奇跡のビジュアルを保つ秘訣は睡眠



■「奇跡の29歳」と言われている史記くんですが、そんな奇跡のビジュアルを保つ秘訣を教えてください。

小川 さっきちょっと言っちゃいましたけど、やっぱり睡眠。睡眠にメーターを振り切ってます。僕、本当によく寝るので、睡眠時間は無理矢理にでも確保して、最低でも7時間は寝ます。

あとはノーストレスで幸せな日々を……「僕って最高…!」「奇跡だ…!」っていう日々を……。今すごい滑ったんですけど。

■(笑)。

小川 あとフルーツ食べたりしてます。フルーツを食べたり、睡眠もそうですし、ここ最近はビタミンのサプリを飲み始めたんですけど、すごくおすすめです。

韓国に行った時に売っていておすすめされて、今毎日飲んでるんですけど、朝のレベルが違います。マジで目覚めがいいっす。

■すっきり目覚められるアイテムなんですね。

小川 内容はビタミンなんですけど。すみません、それを聞いてましたよね(笑)。めっちゃビタミンなんですけど、目覚めが良すぎて……ぜひ飲んでください。後で紹介します。

■ありがとうございます(笑)。

小川 最近はそういうところも気遣うようになりました。

バディは心強いパートナー



■先ほど、写真集が出ることを1番にファンへ伝えたかったというお話がありました。史記くんにとって、ファンのみなさんはどんな存在ですか?

小川 いなきゃ……やだ。

■やだ(笑)。

小川 すみません、メンヘラみたいになっちゃったんですけど(笑)。心強いバディだなっていうのをいつも節々に感じています。それこそ写真集を発表した時の反応だったり。どんな時もすごく盛り上げてくれるので、心強いなって感じますね。「この人たちといれば、もっともっと見たい景色を一緒に見れるな」ってことをバディが感じさせてくれるので、本当に感謝しています。心強いパートナーのような存在です。

■普段記事をあげた時のファンのみなさんのコメントからも、それがすごく伝わってくる気がします。

小川 一緒に盛り上げてくれるので、こっちが届けるだけで終わらず、巻き込まれていってくれる。バディはそういう力を持っているので心強いですね。

「かっこいいもかわいいも全部見せたい」



■史記くんにとって、「キセキ」は特別な作品になったと思いますが、どんな想いが込められた写真集なのでしょうか。

小川 20代がいよいよ終わっちゃうので、「かっこいいもかわいいも全部見せたいです」っていう想いで。かっこいい、かわいい、ちょっとセクシーなのもありますけど、そういう全部をちゃんと1冊で見せたいなという想いがありました。ギャップを見せたかったですね。“奇跡”って自分で言ってるぐらいなので、かっこいいとかわいいの幅広さやギャップ感を出せたらなと思って撮りました。

■セクシーな雰囲気はこれまでにない新たなチャレンジだったのでは?

小川 新たなチャレンジですね。脱いだことなかったので。ファンのみんなもめっちゃ喜んでくれそうです。

■撮影中、緊張することはありましたか?

小川 緊張は全然しなかったです。僕はスタッフさんたちを「キセキ」チームと呼んでいるんですが、「キセキ」チームと楽しみながら撮らせてもらいました。たとえばこういったカットは時間軸で言うと朝の撮影だったので、カメラマンさんと「おはよ〜」と言い合いながら撮ったり。楽しく撮影していましたね。

■シーツのカットはセクシーでもありますが、小川くんの笑顔が素敵だと感じました。

小川 ありがとうございます!僕もあれ好きです。楽しかったです、シーツにくるまってるやつ。

「ちゃんと29歳だ」って思える写真が撮れたのが嬉しかったです



■多彩なカットが収録された「キセキ」ですが、改めてご自身の写真を見てみて「こんな表情できたんだ」と新たな自分の魅力に気付いたカットはありますか?

小川 半分以上はBUDDiiSの活動でも全然見せたことがないような写真ばっかりだなと僕自身思っています。でも、可愛いのは普段から撮っているので、サラッとした大人なカットは新しかったなって。それがちょっと安心というか、「良かった、自分そういうのもできたわ」「ちゃんと29歳だ」って思える写真が撮れたのが嬉しかったです。

あとは、サングラスを使ったカットは新しいなと思いました。

■かっこいいですよね。

小川 かっこいいけど、ちょっと美しさがあり綺麗だなって。ここらへんのカットは僕の中で新しい発見でした。奇跡です。

■さすが(笑)。

小川 今ズルしました(笑)。「奇跡」って言えばいいみたいな(笑)。

■普段は撮影もBUDDiiSのメンバーと一緒のことが多いと思いますが、1人での写真集撮影はどんな感覚でしたか?

小川 だいぶ自由ですかね。やっぱりグループでいる時とは違って1人なので、本当に自由に1日中ワイワイ騒ぎながら撮ってました。ここらへんのカットとかもう自分で自分の誕生日をお祝いしてます(笑)。

■あははは。

小川 これ映ってないですけど、自分の映像を見てるんですよ(笑)。ちょっとそこらへんは嫌でしたね(笑)。

■嫌だったんですね(笑)。

小川 BUDDiiSの「The One」の映像を観ているんです。キャーって言いながら自分の映像を観るのは嫌でした。

■この時「The One」が映っていたとは。

小川 「The One」映ってますね。そんな感じで自由にやらせてもらいました。

■BUDDiiSのメンバーが「キセキ」を見たら、どんな感想をくれると思いますか?

小川 「めっちゃいい」って言ってくれると思います。すでに解禁されてる写真を見たFUMIYA(高尾楓弥)が「めっちゃいい!」って感じで言ってくれたので、メンバーには特に早く写真集を渡したいですね。

■メンバーにもファンのみなさんにもまだ見せたことがないような表情のカットがたくさんありますもんね。

小川 はい。楽しみにしていてほしいです。

「俺って可愛いんだ……」って(笑)。



■このインタビューの中でも「可愛い」「かっこいい」「美しい」といろんな形容詞が出てきました。30歳を迎える今、どれを言われるのが1番嬉しいですか?

小川 ……「可愛い」(笑)!ありがたいですね。嬉しいというか、ありがたい。30歳にもなって「可愛い」って言ってもらえるのはすごくありがたいなと思うので、「可愛い」はやっぱり嬉しいですね。

■今は嬉しい「可愛い」の言葉ですが、たとえば10代の頃など「可愛い」が照れくさい時期なんていうのもあったり?

小川 ありました。僕「可愛い」って言われるの嫌で。もうめちゃめちゃ可愛かったんですよ、小学校の時とか。いやもう中学生……高校2年生ぐらいまで。本当に身長が低かったので、どこに行っても「可愛い可愛い」ってずっと言われ続けていたんですけど、思春期だったので「可愛い」って言われるのが本当に嫌で。今思えばすごく嬉しいことだったんですけどね。ダンス始めてからは「可愛い」を一切言われなくなってしまい。だから今取り戻してます、「可愛い」を。

■なるほど(笑)。

小川 あの時の可愛い僕を取り戻そうかなと必死に食らいついてます(笑)。

■「可愛い」と言われなくなって、言われるのは嬉しいことだったんだと気付けたんですね。

小川 そうですね。「可愛い」と言われなくなってから芸能生活が始まって、BUDDiiSの活動が始まって、ちょっと経ったぐらいに「可愛い」って言われ始めて、「僕って可愛いんだ……」って(笑)。 そこからは「可愛い」と言われるのが嬉しくなっちゃいましたね。

人生の暗いタイミングも明るいタイミングも経験することができた



■30歳という節目に、進んできた“軌跡”を振り返ってみて、どう感じていますか?

小川 無駄なことは何1つなかったなと感じますね。20代はすごく濃かったと思ってますし、すごくいい20代でした。18〜19歳でダンスを始めて、20代に入って本格的に踊り始めて。人生の暗いタイミングも明るいタイミングも経験することができたので、すごくいい20代だったなって。別にやり残したことや後悔もなく、あと数日で30代に突入することができます。なので、あとは変わらない日々を過ごします。

■20代でやり残したことはないとのことですが、あえて最後にやるとしたら?

小川 後悔のない日々って言い切っちゃいましたし……ないですね。いつもと変わらないのがやっぱり1番。結局年齢は数字でしかないので、あえて特別なことは別に。

……あ、そうだ!メンバーみんなでご飯に行きたいです。今、メンバー全員が20代という“奇跡”の1ヶ月なので。FUMIYAが10月の頭に20代になったんですが、そこから僕が30歳になるまで1ヶ月半ぐらいしかないんですよ。本当に今この期間だけ、10年に1度の“奇跡”なんです。だから全員が 20代のうちに1回。まだ全員でご飯行けていないので、行っときたいなって思っています。

■その招集係は史記くん?

小川 もちろんですよ!……いや、嘘だ。頼もう誰かに。誰かに頼んでご飯行きたいなと思います。

巷でいよいよ「奇跡さん」って呼ばれ始めちゃって(笑)。



■「奇跡の29歳」というフレーズが浸透して、思わぬ広がりをみせていますよね。小川くん自身は、そんな現状についてどう思われていますか?

小川 いや本当に思わぬですよ。怖いですよ(笑)。

■“奇跡ポーズ”も流行っていますね。“奇跡”と言ったらこのポーズというくらいに。

小川 なってきましたよね。なんでなんですかね?わからないです。本当になんでこうなったのかわからない(笑)。

ぶっちゃけ“奇跡ポーズ”をやり始めた当時は、「なにかの引っかかりになればいいな」「ここからなにか生まれればいいな」ぐらいの気持ちだったんです。バラエティ番組とか、BUDDiiSのYouTubeとか、これがきっかけになって仕事に広がりが出ればいいなぐらいの感じで始めたら、瞬く間に……。巷でいよいよ「奇跡さん」って呼ばれ始めちゃって(笑)。

■あはははは(笑)。

小川 TikTokライブ中もコメントに「この間ファッションイベントで奇跡さん見ました〜」みたいな。「あっ、奇跡さんって呼ばれるまでになっちゃった」と思って(笑)。ちょっと思わぬ広がり方をしていますね。でも本当にありがたいです。

これも結局はファンの方たちが“奇跡の29歳”とか“奇跡ポーズ”を拡散してくれているからこそだよなって思います。

あとはEBiDANのメンバーや佐野勇斗くん(M!LK)からの「きせおじ(奇跡のおじさん)」呼びもすごく反響が大きかったです。「きせおじ」も一瞬流行ったんですよ。(佐野勇斗は)自分の影響力を考えてないので、あの配信から1週間は「奇跡の29歳」より「きせおじ」のほうが流行っちゃって(笑)。

だから、そういう周りのいろんな方のお力のおかげで「奇跡の29歳」が広まったなって感じています。

■“おじ”も嫌ではない(笑)?

小川 嫌じゃないんですけど、僕は「奇跡の29歳」でやってるのに、あなた(佐野勇斗)みたいな人が「きせおじ〜」とか配信で言っちゃうと、世の中みんな「きせおじ」で認知しちゃうからって(笑)。 でも僕は柔軟なので、そうなったらすぐ「きせおじ」に変えます(笑)。ハッシュタグも「きせおじ」にすぐ変えます。

漠然と話していたことを、10年の時を経て叶えていけているっていうのがめちゃめちゃ嬉しい



■今回「キセキ」にはEXPG時代からの親友であり、戦友でもある日髙竜太さん(BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE)とのスペシャル対談が掲載されるとのこと。この対談は史記くんの提案で実現したのでしょうか。

小川 はい。僕が竜太にお願いしました。

■対談を通して、新たに発見したことはありましたか?

小川 新たに発見かどうかはわからないですけど、改めて竜太と対談が終わって1発目に言ったのは「あの内容で大丈夫だったかな?(笑)」でした。それぐらい、すごくコアな部分の対談をしました。ぶっちゃけ2回、3回と読まないと難しい内容だったりするので、そういう深い内容を話せたのは良かったなと思います。発見というか、竜太だからこそ引き出してもらうことができた、竜太としか話せない内容です。そこに尽きますね。竜太だからこそ生まれた話題で盛り上がった対談だったので、そこは新たな発見でしたね。ここでしか聞けない話になっています。

■今回の対談でじっくり話してみて、日髙さんの印象はこれまでと変わりましたか?

小川 うーん、変わらないですね。お互い変わらないです。竜太も「フミくん変わらないね」って言ってくれますし。

でも、「2人で一緒にステージに立ちたい」とか昔漠然と話していたことを、10年の時を経て叶えていけているのはめちゃめちゃ嬉しいですね。「まだまだここから一緒に頑張ろうぜ」みたいな感じで、ほんと戦友のように話しています。

芸能界入りのきっかけは幼馴染・佐藤大樹のダンス。「僕もキャーキャー言われたいな」



■今までの“軌跡”も織り交ぜた一冊ということで、改めて史記くんが芸能界に入ったきっかけをお聞きできればと思います。

小川 FANTASTICS from EXILE TRIBEの佐藤大樹が地元の幼馴染なんですけど、大樹が踊ってるのを見てダンスを始めたのが最初のきっかけです。大樹から夢をもらい、今ここまで活動できています。

■元々芸能界に興味はありましたか?

小川 幼少期は興味がなかったです。全然ダンスとかもやってなかったですし、憧れもなかったです。

■そこからダンスに目覚めたのには、どんなきっかけがあったのでしょうか。

小川 高2の冬。年も明けて2月とか。高3に上がる前ぐらいに「観に来てよ」って誘われて、大樹が踊ってるのを観に行ったんです。そしたら大樹がすごくキャーキャー言われていて。それを見てなんであんなキャーキャー言われてるんだろう。「僕もキャーキャー言われたい」っていうすごく単純な理由で始めました。当時はまだ高校生だったので、とにかくモテたかった(笑)。

■きっかけは単純でも、ダンスとともにここまで来る道のりはやはり大変でしたよね?

小川 そうなんです。最初は余裕ぶっこいていて、大樹を見てすぐダンス始めて、EXPGに入って。そこからは本当に甘い世界じゃなくて。何回も、何百回もへし折られた20代前半でした。



■その後BUDDiiSの活動がスタートしたのはいつ頃ですか?

小川 僕が26歳の時ですかね。もう27歳になる年に始まったはずです。

■BUDDiiSのスタートは、史記くんにとってもう一つの転機になったと言えるのではないでしょうか。

小川 そうですね。芸能界に入って、PRIZMAXに入って、解散して、BUDDiiS入って、今!って感じですね。

■ダンスを始めてから、これまでにいろんな経験を重ねてきたと思います。ダンスを始めた当時の自分を振り返ってみていかがですか?

小川 何1つ無駄なことなんてなかったなって心から思いますし、やっぱり何度か心が折られておいて良かったなって思います。人によるかもしれないですけど、そういう苦しい経験をしているのとしてないのとでは大きな違いがあると思うんです。今のこの状況がどれだけありがたいことかっていうのも、その経験があったからこそ重々理解できてるつもりではいますし。日々、色んな人に対して感謝の気持ちでいっぱいになれるのも当時があったからこそです。今は全てにありがたいなと思いながらお仕事させてもらっています。

■お会いするたびいつも元気ですし、サービス精神も旺盛ですよね。それも感謝の気持ちを持ってお仕事をされているからこそなのでは。

小川 いやあ、サービスなんて言わないでくださいよ(笑)。僕がやりたくてやってるんですから。

■あはは。誰でもできることではないと思いますし、BUDDiiS結成当時からずっと感じていましたよ。

小川 嬉しいです。ありがとうございます。

人と関わるこの仕事がすごく好きです



■お仕事をする上で心がけていることはありますか?

小川 挨拶と、全力でやること。手を抜かない。当たり前なんですけど、この当たり前を昔から大事にしています。挨拶と、なんでも手を抜かずに取り組むっていうのは、もはや意識もしてないレベルでやっていますね。あとは言い方が難しいんですけど、気分の浮き沈みを作っていないですね。 常にフルスロットルで。

■でも、すごく活躍されていて、きっと疲れる時もきっとあるじゃないですか。

小川 いいえ?毎日暇です。

■いやいや、そんなはずはないです(笑)。

小川 はっはっはっは(笑)。

■だから常に元気でいらっしゃるのはすごいことだと思います。

小川 今もそうですけど、こうやって来ていただいて自分の出す作品の取材をしていただけるのって、すごくありがたいことなので。そこに対してもっともっと何倍にもしてお返しできるならしたいなって。ただそれだけです。何も無理してないというか、毎日が楽しいんです。誰かと喋るのが本当に好きなので、それも大きいかもしれないですね。だから、人と関われるこの仕事がすごく好きです。

■ちなみに今の夢はなんですか?

小川 CMに出ることです。

■おお〜!

小川 めちゃめちゃガチ(笑)。

■いいですね。

小川 めっちゃ出たいです!CMってすごく良いじゃないですか。出演している方の人柄も出ているというか。起用される=愛されてる方たちだから、そういう人になりたいなって。愛される人間になりたいのでCMに出たいです。

■今回の写真集も出したいと言い続けて叶ったということなので、きっとCM出演も叶うのではないでしょうか。

小川 そうですね。これはCMも来ますよ。
最近ちょっともう怖いくらいです。“奇跡”がやばいです。本当に周りの方のおかげで、“奇跡”がこんな早いスピードで浸透すると思わなくて、ちょっと今は地に足つけて浮かれないようにしてます。

全ての方に日常で小川史記を感じてもらえるような30代に



■最後に、どんな30代にしたいですか?

小川 道行く人に「あ、奇跡の人だ」「あ、この間テレビで観た」とか、僕がどんな人か、どういう性格かは知らないけど、顔は見たことはあるなぐらい色んなところで認知してもらいたいです。BUDDiiSは絶対にみんなで力合わせてやっていけるので、個人としてはBUDDiiSを背負ってマルチに活動して、グループに還元していけたらなと思います。

なので、30代は本当にいよいよいい意味で世にバレたい。ポジティブなバレ方をしたいです。「小川史記だ」「FUMINORIだ」「フミくんだ」「奇跡の人だ」「可愛い人だ」「ツッコミ強化合宿の人だ」……全ての方に日常で小川史記を感じてもらえるような30代にしたいなと思います。

■たくさん肩書きがありますもんね!

小川 はい。お前何個肩書きあんだよっていう感じなんですけど、それを全部第一線にしていきたいなって思ってます。

■たくさんの素敵なお話をありがとうございました!


小川史記に迫る!ちょこっとQ&A




Q.好きな食べ物。
A.うどん!


Q.好きなスイーツ。
A.いちごのタルト!


Q.好きな音楽。
A.うわあ〜。EXILEさん!


Q.好きな本。
A.本読まない!(笑)

■わかりました。大丈夫です(笑)。


Q.好きな色
A.白と黒、水色。


Q.家の中で落ち着く場所。
A.トイレ。


Q.長所と短所。
A.どちらも元気すぎるところ。

■元気さが裏目に出ることも?

小川 裏目に出るというか、元気ではなく「うるさい」と捉えられちゃったら、良くないよなって。

最初はうざがられていても、後々「なんか元気出てきた」ってなってくれたら嬉しいんですけど、全部が全部元気なとこが良い方向に働くばかりじゃないので、短所も元気すぎるっていうところかもしれないという意味で、短所にもなるかなと思って長所も短所も元気すぎることですね。


Q.言われたら嬉しい褒め言葉。
A.「面白いね」

■そこは「かわいいね」ではないんですね。

小川 「かわいい」も嬉しいですけど、「面白い」が特に嬉しいですね。






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―PROFILE―




小川史記
1994年11月21日生まれ。埼玉県出身。

2020年9月16日に結成したダンス・ボーカルグループ「BUDDiiS」のリーダー兼ダンサー・ラッパーのFUMINORIとして活躍している。
個人では、現在TBS「よるのブランチ」レギュラー出演中。さらにドラマや映画、舞台、今年1月には自身プロデュースのオリジナルブランド「LILRIVER」を立ち上げるなど幅広い分野で活動を広げている。映画『BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏・終奏-』が2025年2月14日・3月14日に2作連続で公開予定。
30歳を迎える2024年11月21日に1st写真集「キセキ」をリリース。

[Instagram] @fuminori_ogawa_official
[X] @fuminori_ogawa
[TikTok] @fuminori_ogawa


―INFORMATION―
小川史記1st写真集「キセキ」
発売日:2024年11月21日(木)
著者:小川史記
撮影:神戸健太郎
価格:3,000円(税別)
サイズ:B5変形
ページ数:128ページ
ISBN:978-4-910528-52-6
発行:SDP

[販売先]https://www.stardustpictures.co.jp/book/2024/ogawafuminori_kiseki.html
[作品公式X]@fumi1st_kiseki
[作品公式Instagram]@fumi1st_kiseki


<STAFF>
Stylist:井上亮(PUNCH)
Hair make:YUUKI(PUNCH)
Photo:Tamami Yanase、Text:Editor O.E

<衣装>
シャツ ¥42900- (DISCOVERED×PENDLETON)


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