【小笠原海(超特急)インタビュー】「とことん追求して、語れるようになるまで好きって言わない」光/キラとの共通点・最近気づいた自分の新たな一面などたっぷりと♪<ドラマ「これから配信はじめます」>



2024年、ドラマに立て続けに出演!俳優として、アーティスト超特急としても、大注目の【小笠原海】のインタビューをお届け。

絶賛放送中の【ドラマ25「これから配信はじめます」】(略して「配はじ」)では、普段はアパレル会社に務めるサラリーマン・木之本光、だけどライブ配信ではメイク系ライバーとして人気のキラとして活動している、という2つの顔を持つ難しい役どころを魅力的に演じています。

今作は、“ライブ配信”を題材に、配信に集うライバーとリスナーを双方向から描いたオリジナルドラマ。現代に足りていないフレンドリーなつながりを描きながら、受け身の自分から積極的に行動する自分へ、一歩進もうと思える作品。

インタビューでは、共感するところが多かったという光(ライバー名:キラ)について、さらにライブ配信がテーマの作品にちなんで、普段のライブ配信でのこだわりや推されるために心がけていること、〇〇オタクな一面など、作品&小笠原海の魅力をたっぷりとお届けします。


影響を受けて、自分も人に影響を与える立場に



■最初に、本作の見所を教えてください。

小笠原海 ライブ配信っていうスマホを通して画面の中で行われることが、実際に現実に何か影響を与えたりとか、ライブ配信とリアルでの生き方が描かれている、すごく面白い作品だなと思いました。
ライバーの役だったので、ライブ配信画面の撮影とかもしたんですけど、実際にスマホを使って撮ったりとかしていて、今までにない新しい撮影方法ですごく新鮮で楽しかったですし、あれがどういうふうに編集されて、OAされるのかがすごく楽しみな作品だなと思っています。



■ご自身が演じられた役の魅力を教えてください。

小笠原 僕の演じる光くんは、普段は冴えないサラリーマンといいますか。かなり前髪も重くて眼鏡もかけていて、かなり“もさい”男性なんですが、実は胸の内に変身願望があって。メイクが好きで、すごくメイクについて詳しんです。それがかすみと出会ったことをきっかけに、ライバー・キラに変身していくんですね。
かすみの影響を受けて変身をして、自分がライバー・キラとなって配信をしていく中で、水戸匠に自分が影響を与える側になっていくっていう。自分が影響を受けて、人に影響を与える立場になっていく、その立場の移り変わりが見られると思います。普段の光くんと変身したキラは同一人物ではあるんですけど全く違うので、そこを楽しみにしていただけたら嬉しいなと思います。

とことん追求して、語れるようになるまで好きって言わないタイプ



■役と似ているところ共感できるところは?

小笠原 光は、普段は気が弱くてすごく頼りない弱々しい部分があるんですけど、実は芯がすごく強くて、自分の好きなものには真っ直ぐだったりとか。
いわゆるコスメオタクといいますか、美についてのオタクなので、ライブ配信中にメイクについて教えてって質問が来たらめちゃくちゃ早口で答えるんですね。
僕も好きなものに対して一直線だったり、好きなものをとことん追求したり、語れるようになるまで好きって言わないタイプ。ミーハーっていうよりは、本当に好きなものを全力で突き詰めてっていうタイプなので、好きなものに対する情熱とか、そういった部分はすごく似ている部分があるかなと感じました。

あと、好きなものを語るときに早口になってしまう感じとか、すごく似ているのかなと思います。

■ちなみに海くんならどんなことを話しているときに早口になってしまいますか?

小笠原 ポケモン、服、K-POP系もそうだし、たくさんあるんですけど、ハマっているものとか、好きなものに関しては結構早口になっちゃいますね。

〇〇オタクな一面



■光はメイクオタクですが、海くんが1つオタクだと思うものをあげるとしたら何ですか?

小笠原 最近はなんだろうなぁ。でもさっきK-POPって言ったんですけど、音楽は好きですね。
ジャンル問わずいろんな音楽を聴くのが好きです。元々好きなんですけど最近は特に!

■その中でも最近聴いている曲はありますか?

小笠原 僕、自分だけのプレイリストを作っていて、好きな曲を全部混ぜこぜにしたものなんですけど、それをシャッフルで聴くことが多くて。

最近だと何が多いかな、、、本当にいろんな方のを聴いてるんですよ。海外のアーティストさんもそうですし、国内のアイドル、シンガーソングライター、声優さんの曲とか、いろいろ聴いてるけど、、、あ!最近凄くいいなと思ったのは声優の楠木ともりさんの曲。全部いいんです。凄く聴いてます。

■本当にジャンル問わずなんですね!

小笠原 本当にジャンル問わずですね。海外のマイナーなアーティストさんの曲を聴いたりもしますし。

ウィッグを8、9個つけ変えて撮影!キラの100変化!?に注目



■役を演じる上で意識したことは?

小笠原 ライバーのキラのときは完全に変身して、美のカリスマ的な感じなので、そこはもう全力で振り切ってやらせてもらったんですけど、普段の光くんのときは、ただ弱々しかったり、ただなよっとしているっていうよりは、やっぱりどこか自分の中に信念を持っていて、そこに対してまっすぐで。
相棒の匠くんは今の若者っぽいタイプなんですけど、それに同調するわけでもなく、流されるわけでもなく、でも自分の意見を持っていてっていう部分が、光くんのすごく大切な部分だなと思ったので、ただただ頼りない人物にならないようにっていうのは、意識して演じましたね。

■特にここに注目してほしいというシーンは?

小笠原 ライバー・キラが美のカリスマだったので、メイクをめちゃめちゃ変えたんですよ。ウィッグも8、9個つけ変えたり、毎回毎回かなり印象を変えてライブ配信の撮影をしたので、一体何人いるんだ?(笑)っていうぐらい、普段の光くんも含めて全く違うので、100変化じゃないですけど、その変化を楽しんでもらえたらいいなと思います。

音楽を語る系ライバー・おかか?



■ライブ配信を自由にできるとしたらどんな配信をしたいですか?

小笠原 僕、普段から割と自分のSNSで配信をする方なんですけれども、普通に喋ってファンの方とか視聴者の方と会話というかコミュニケーションを取るという方法で基本的に配信をしているので、何か自分がしているところを配信したいですね。それこそメイクとかでもいいですし、料理とか。そういうのを発信できたら面白いのかなというふうに思います。

■メイクなど固定した配信をするなら何をしたいですか。〇〇ライバーと名乗るなら。

小笠原 何とか系YouTuberみたいなことですよね。それでいうと、今ハマってる音楽とか、語る系の方がやりやすいかな。
何か準備してやる系だと、段取り通りうまくいかないことがあったら大変そうなので、身一つでできるものがいいですね。なので、音楽を語る系ライバーですね。



■どんなライバー名で配信をしたいですか?

小笠原 おかか(即答)
全部ハンドルネームはおかかでやっているので、携帯のゲームとかもおかかでやってるし。

■結構おかかのハンドルネームの方いそうですけど、おかかを見つけたとき反応しちゃいそうですね(笑)。

小笠原 おかかなんて、世の中にあふれてますからね。おにぎりの具ですから。ツナマヨと同じです(笑)。

ライブ配信は、実際に会わなくても、近い距離間でコミュニケーションが取れる素敵な方法



■普段ライブ配信にどんな印象を抱いているか教えてほしいです。

小笠原 僕も普段、超特急というグループで活動させていただいているので、配信に対してはポジティブというか。実際に会わなくても、顔と顔を合わせなくても近い距離間でコミュニケーションが取れる素敵な方法だなというふうに思っていて。
で、劇中で使用しているPocochaは以前から知ってはいたんですけども、なかなか見るタイミングがなくて、今回このお話をいただいてから、いろいろ見てみました。自分が想像してたより本当に距離が近くて驚きました。他のプラットフォームでのライブ配信よりもかなり距離が近いような気がしたので、どっぷりハマる方がいる理由がすごくわかりましたね。

ライブ配信を見に入ったら、絶対に名前を呼んでくれるんですよ。僕は基本的にそういう匿名のSNSは“おかか”って名前でやっているので(笑)、おかかさん初めましてって絶対に言われるんですよ!
そんな絶対に名前を呼ばれるプラットフォーム自体が初めてなので、すごく新鮮で、名前を呼ばれるのって嬉しいなと思いましたね。

■参考にしたものはあったんですか?

小笠原 メイク系ライバーなので参考にしすぎると、その人に寄っちゃいそうな気もしたので、ちょっとずついろんな方を見て、あとは光の元々の性格も加味して、おそらく光がライバー・キラになって配信するとしたらこういうふうにするだろうって自分の中で、作っていった感じでした。

壁と自分



■今回ライブ配信がテーマというところで、普段のインスタライブなどの配信についてもお聞きしていきたいと思います。配信中のこだわりはありますか?

小笠原 余計なものは映さない。それ大事ですね。壁を映す。
絶対壁!もうそれ以外のところではやらない、余計な私物は映さない。壁と自分!

■インスタライブで恒例の壁タイムですね(笑)。壁と自分、なんかかっこいいです。配信中、コミュニケーションを取る上で決めていることなどありますか。

小笠原 読んでほしいがために同じコメントをコピペで何回も送ってくる方っているんですよ。それはしばらく読まない(笑)。

一同 (笑)。

小笠原 ちょっといじわるします(笑)。そのコメントに気づいたら、後で読むようにはしているんですけど、何回かコメントを連投されてるうちは読まない(笑)。
読んで欲しいんだなって思いながら配信してます(笑)。

■そのことに気づいているファンの方もいるかもですね(笑)。

小笠原 そうなんじゃないかな(笑)。
配信中にくるコメントは全部目には入っているけど、全部に反応できるわけじゃないから、そこはちゃんと選別して、みんなが答えてほしそうなコメントを読むようにはしていますね。

推している人が楽しんでる姿って一番魅力的。誰よりも自分が一番楽しもう!っていう気持ちでステージに臨んでる



■普段、俳優やアーティストとして表に出るときに、推してもらえるためにファンの方に向けて心がけていることはありますか?

小笠原 僕自身もアーティストさんのファンだったり、いろんなものが好きだったりするので、自分もファンの方の気持ちはわかってる方だと思うんですけど、ファン目線でいうと、何よりも、推している人が楽しんでる姿って一番魅力的だと思っていて。

楽しい曲、かっこいい曲、悲しい曲、どんな曲でも、ステージに立つことや表現することを楽しんでいることがすごく大切だと思っているので、ライブのときは会場にいらっしゃるお客さん含め、誰よりも自分が一番楽しもう!っていう気持ちでステージに臨むようにしていますね。

■さきほどおかかと呼ばれて嬉しかったとお話されていましたけど、なるべくファンの方を覚えようと意識されているんですか?

小笠原 これは自慢ですけど、記憶力がめちゃくちゃいいんです。目が合っているって思ったら結構目が合っているタイプというか。ステージでもすごくファンの方を見てます(笑)。

例えば、ライブがあった数日後にオンラインでファンの方とお話する機会があったときに、あのへんにいたよねとかも結構言えるタイプなので。必死にやろうというよりは、結構自然に身についたものかなと思います。

潜在的にすごく人見知りなんだなっていうことに、最近気づいた。ツッコミがワンパターンになる(笑)



■今回の演じられた役は、光とキラのある意味2つの顔を持ってる役かと思うんですが、仕事のときとプライベートでの差といいますか、まわりから違うよねと言われることはありますか?

小笠原 そんなにないかも(笑)。プライベートの方が静かではありますけど、若干(笑)。あんまり変わらないと思います。
でも最近、潜在的にすごく人見知りなんだなっていうことに気づきました。

■それは意外!

小笠原 ですよね(笑)。元々関係性が築かれている方とか、おそらく今日以降会わないだろうみたいな方、例えばタクシーの運転手さんとか電車のチビッ子とか。
そういう人とはすごく喋れるんですよ。
ある程度関係値が築かれた方とかも大丈夫なんですけど、これから何回か会うだろうな。でもまだ関係値を築ききれてないなって方だと、人見知りするんです。



■全然想像ができない。

小笠原 めちゃくちゃ緊張しますよ。ツッコミがワンパターンになるんですよ(笑)。

一同 (笑)。

小笠原 (笑)。自分の分析をしたんです。エモミューさんは知っていると思うんですけど、普段結構僕ボケるし、ツッコミするし、ボケにも乗るじゃないですか。

■そうですよね。

小笠原 それがもう、、、嘘のようにワンパターンになるんですよ、ツッコミが。ボケにも乗れないし、「なんでだよ」しか言えないっていう(笑)。
めちゃめちゃ人見知りするタイプで、MBTI診断でもINFPなんですけど、納得しました。



■最近そのことに気づくのもすごいですね!

小笠原 びっくりですよね(笑)。
人間毎日成長できるっていう(笑)。いや本当にすごい自分でもびっくりしたんです。

■それを知って改善しようと何か試したりしましたか?

小笠原 そこはもう変えようがないですね。もう、これが自分だ!って。
もちろん変えたいけど、変え方もわかんないですし、しょうがないって(笑)。
それにいずれ関係が築けたら平気になるから、それまでは相手からグイグイ来てもらいたいです!お願いします。
だからこのエモミューさんのインタビューを世の中に広めてほしいです(笑)。僕とこれから出会う人にガツガツきて欲しいと伝えたい(笑)。でもガツガツ過ぎたら引いちゃうんですけど(笑)、面倒なんです、僕。

これから出会う方で、もしワンパターンのツッコミしかされなかったら、伸びしろがあるって思ってもらえると嬉しいです(笑)。

大人になってから同級生と集まってご飯を食べれるって、なんかいいねって。



■最近心揺さぶられたことはありましたか?

小笠原 去年末ぐらいから久しぶりに連絡を取る友達ができて。高校の同級生なんですけど、連絡を取るようになりました。一度ご飯に行ってからすごいペースで3人か4人で集まってます。それがなんかいいなって思って。
久しぶりに連絡を取って久しぶりにご飯に行って、みたいなの素敵だと思いませんか。同級生たちとそんなにご飯に行ったことなかったので、ご飯に行くこと自体は新鮮で、高校時代の友達で関係値はできてるからすごく落ち着きます。
僕30歳手前じゃないですか。みんなお酒が飲めるし、大人になってから同級生と集まってご飯を食べれるって、なんかいいねってなりました。そのときは3人だったんですけど、ご飯をたべながら、この感じいいねってみんなで喋ってましたね。それは心動かされました。
で、また今月?来月?くらいにもご飯に行こうかって話してます(笑)。

■本当に頻度高いんですね!素敵ですね!

小笠原 だって年末年始、プライベートで最後に会ったのも最初に会ったのもその人たちなので(笑)。

■すごい!

小笠原 急に仲良くなりました。時を経て。

■素になれるというかリラックスできる空間ですよね。

小笠原 はい。会うと学生時代に戻っている感じがして、好きな時間です。

自分の心がわくわくする方に、一歩踏み出して



■自分らしさだったりを伝える作品にもなっていると思うのですが、視聴者の方で自分らしさをなかなか出せずに悩んでいる方もいらっしゃると思うので、そういった方に向けてこのドラマを通じて伝えたいことがあれば教えてください。

小笠原 自分らしさって何だろうとか考えているときこそ一番自分らしくないなって。何も考えずにただ友達と喋っているときとか、何か好きなことに向き合っているときに、これ自分らしいなとかあんまり考えないと思うんです。
そういう結局何も考えてないときの方が、そのままの自分で、自分らしさがあって、素敵だと思います。
変身願望とか、実はこういうものを抱えているとか、そういうことを話されて嫌な思いになる方ってそんなにいないと思っていて、むしろ僕はそういうのを話してくれたら嬉しいし、そういう部分を出してくれた方がその人のことをもっと深く知れる気がしますし、素敵だなって思います。
なので、なにかに恐れずに、自分の感情の赴くままにというか、自分の心がわくわくする方に、一歩踏み出してほしいなって思います。

■インタビューは以上になります。素敵なお話ありがとうございました!

★おまけ★


取材日がバレンタイン時期ということで、神秘的なブルー系のチョコレートを差し入れさせていただくと、「これ知ってる!」とさすが海くん。知らないことがほとんどないのでは!?といつも思ってしまうほど、本当にジャンル問わず何でも知っていて感心してしまいます。そして「本命チョコもらった♪」と編集部に嬉しい言葉のプレゼントも。いつもサービス精神旺盛&ホスピタリティのある海くんに温かい気持ちになりました♪





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応募締切:2024年4月15日(月)


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―PROFILE―




小笠原海

1994年9月27日生まれ。神奈川県出身。
メインダンサー&バックボーカルグループ「超特急」のメンバーとしても活躍中。
主な出演作品は、映画『告白』『私の優しくない先輩』『君へ。』『東京喰種』シリーズ、ドラマ「アンナチュラル」「モトカレマニア」「FAKE MOTION -卓球の王将-」「僕もアイツも新郎です。」「理想ノカレシ」などがある。
さらに、2024年4月より放送のドラマ『御社の乱れ正します!』への出演も決まっており、これからの活躍に注目したい俳優の一人。
[Instagram] @927_kai


―INFORMATION―



ドラマ 25「これから配信はじめます」
放送日時:毎週金曜 深夜24:52〜25:23
放送局:テレビ東京、テレビ⼤阪、テレビ愛知、テレビ北海道、テレビせとうち、TVQ 九州放送
配信:各話放送終了後から、動画配信サービス「U-NEXT」「Amazon Prime Video」にて順次見放題配信 *広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレ東 HP・TVer)にて見逃し配信
出演者:松井愛莉、加藤史帆(日向坂46)、小笠原海(超特急)、堀家一希、池田鉄洋
監督:熊坂出
脚本:下亜友美、我人祥太
⾳楽:小山絵里奈
プロデューサー:正井彩夏(テレビ東京)、佐々木梢(PROTX)
制作:テレビ東京 PROTX
制作協力:DeNA
企画協⼒:猿人|ENJIN TOKYO
公式ハッシュタグ:#配はじ

©「これから配信はじめます」製作委員会

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