<イベントレポ>奥平大兼&鈴鹿央士vs.せいや(霜降り明星)でゲームバトル!映画「PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~」公開直前イベント



俳優・奥平大兼と鈴鹿央士がW主演を務める映画【PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~】が、2024年3月8日(金)に全国公開される。公開まで約10日ほどに迫った2月27日(火)に、本作のロケ地でもある東京・池袋のeスポーツ施設・LFS池袋にて【公開直前イベント】が開催され、主演の2人とゲーム好きとして知られる霜降り明星のせいやが登壇し、映画の感想やゲーム対決を行った。



まず登場したのは主演の2人。この日は青春映画ということで青を差し色にしたスタイリッシュな装いに身を包んでいた。本作ではカーレースとサッカーが融合した人気ゲーム「ロケットリーグ」を主軸に展開していくが、2人はこのゲームを映画の撮影で初めてプレイしたとのこと。

見た目がやんちゃな金髪の高校生・郡司翔太を演じた奥平は「存在自体は知ってたんですけどプレーはしたことがなくって、だからめっちゃ難しかったよね。操作がつかないから心配でそれぐらい難しいんですけど」と語る。



鈴鹿も「存在は知ってたし動画も見たことあったんですけど、実際自分でプレイはしたことなくて。練習したときに本当に目が回るというか、動かすのも大変で。普段からゲームはよくする方だとは思ってたんですけどそれでも難しくて。資料とかでいただいてた映像みたい飛んだりとかリフティングしたりなんて、できないなって初日は思ってましたね。」と本作ならではの苦労を口にした。



そんな2人にゲーム対戦を挑もうと登場したのは霜降り明星のせいや。高校生による青春映画というコンセプトのもと制服姿で登場したのだが、登壇早々自ら「古い!昭和!こんな学生帽のやつ、eスポーツやらんでしょ!古いっすよ衣装が!(笑)」と自らの学ラン衣装についてコメント。

鈴鹿も「制服で来られるっていうのはちらっと聞いたんですけど、まさかこの昔っぽい制服で来られるとは・・・」とリアクション。奥平も「俺ら学ラン着てないですからね!ブレザーですからね。革のカバンを持っててもおかしくないですよね。」と反応した。

思わずせいやも「俺、合ってますよね。今日イベント間違えてないですよね?」と心配そうにする場面も。



改めて映画についての感想をトーク。せいやは「今の子どもは僕とかよりネイティブに入ってくる映画なんかな」と子どもの目線に寄せつつ、高校生の漫才大会で相方と出会った自身と映画の2人が似ているとして、自分たちがお笑いでそうだったように、学生たちがゲームで結ばれ同じ夢を追いかけていくことを感慨深げに語った。

また、キャラクターのバックグラウンドについても言及。「(登場人物の)家庭環境が悪いんすよね。それもすごいリアルというか、ゲームの中には夢しかないじゃないですか。誰でも平等にお金稼げるって、まさにスポーツやなと思いました。」と映画内のリアルな世界観についてもコメントした。



本作は撮影の仕方が一風変わっており、スタッフ・キャスト総出で試行錯誤しながら撮影を進めていったとのこと。奥平は「1番最初の撮り方と後半の撮り方が全く違くて、それがなんか普段の撮影環境だと体験できないようなことだったので、それはすごい新鮮で面白かったですね。」と振り返る。

とあるシーンでは何も写ってない画面を見ながら演技することもあったそう。鈴鹿も「僕らの顔だけを撮るときは、車とボールとゴールみたいなのを簡単に書いて、それがパラパラ漫画みたいに動いて、監督が『ゴール!』って言ったら、僕らがゴールした時のリアクションをするっていうアナログな撮影だったりとか」と驚きの撮影の裏側を明かした。ちなみにこの手法は撮影初期だけだったようで、撮影が進むにつれて海外プレイヤーのスーパープレイ集などを流してリアクションをする方法に変わったそう。鈴鹿は「今までやったことのない撮影方法で、それはそれで楽しかったですね。」と嬉しそうに語った。



奥平が「つい最近も一緒にやったよね。」と明かしたことからわかるように、よく一緒にゲームをするという奥平と鈴鹿。前日に鈴鹿と会ったときには、本イベントのためにロケットリーグの練習をしようとしたらしいが、せいやがロケットリーグ未経験とのことで実際には練習しなかったそう。これを聞いたせいやは「チャンスですね!いや、やるべきでしたね。あとでお見せしましょう。」と自信を漲らせた。

そんな自信満々のせいやだったが、リハーサルでロケットリーグをプレイして「めちゃくちゃ難しいですね!撮影でこの感じでやってくださいって言われても、そりゃできへんわっていう。すごい難しいゲームです。」と苦い顔。10年間サッカー部に所属していたとのことで、MCから「サッカーは自体はお得意ですよね?その感覚も・・・」とフォローされるが「いえ、このゲーム僕のサッカー人生と全く感覚関係ないですよ!なんとなく進行で騙されそうになりました(笑)」とサッカースキルとは無関係であることを断言。「ブーストとかするやつ全く意味がわかんない。全部中山ゴンみたいなダイビング決めるんで、僕のサッカー部人生は関係ないです。」ときっぱり語った。

ゲーム対決!



一通り映画に関するトークを繰り広げたところで、実際に劇中でも使用された「ロケットリーグ」でゲーム対決を実施!今回、相方の粗品が不在ということで、奥平&鈴鹿vs.せいや&せいやAI(CPU)の戦いとなった。制限時間は5分。緊張感漂う中、ゲームスタート!



開始早々先制ゴールを決めたのは鈴鹿。喜びのあまり2人でハイタッチ。



負けじとせいやもAIと力を合わせすぐ点を取り返し同点に。



白熱の試合を繰り広げる中、リードを広げたのは奥平&鈴鹿ペア。鈴鹿が2点目を決めて一安心かと思いきや、リスタート早々せいやがいち早くボールにアタックし、そのままゴール。MCや奥平&鈴鹿も驚きの様子。立て続けにせいやAIがゴールを決め、ついにせいやペアが逆転!

負けるわけにはいかない奥平&鈴鹿ペアは果敢に攻めるが、ゲームコントロールが難しいようでなかなか追いつけず。どちらもノーゴールのまま1分ほど経過したとき、ついに鈴鹿がハットトリックを決めて同点!その勢いのまま鈴鹿が難しい角度のボールも見事ゴールに収めリード。



残り1分15秒ほどで、奥平が初ゴール!リードを2点に広げたと思いきや、またもやせいやが開始早々ダイレクトシュートで1点差に戻す。まるで映画さながらの白熱の展開に。



残り40秒ほどでゴールすれすれまでボールが近づくが、せいやが「三苫の一ミリ!」と嘆くほどの僅差でゴールにはならず。そして残り25秒ほどで鈴鹿がダメ押しゴール!これでゲームは終わりかと思いきや残り11秒、せいやが執念のゴール!1点差となり、延長先への可能性を繋げた。



最後まで勝敗が見えないハラハラの展開となったが、そのままゲームセット!奥平&鈴鹿ペアが勝利した。



見事ハットトリックを飛び越えて5ゴールを決めた鈴鹿は「あ、ハットトリックしてました?うわ!ほんとだ。」と自覚がないほど熱中していた様子。「めちゃめちゃ楽しかったです!大兼が必死に動いてくれてるんで、僕はブーストを温存しながら後ろで見て、いいところでっていう(笑)」と奥平の活躍にも触れながらゲームの感想を語った。



奥平は「さっきリハでちょっとだけやらせてもらったんですけど、そのときよりもめちゃくちゃいい試合すぎて・・・。せいやさんのファーストタッチからのゴールが2回も。あれ怖かったですね。いい試合でめっちゃ楽しかったですね。」と振り返った。



惜しくも負けてしまったせいやはメイク中にも操作の練習をしていたほど気合が入っていたようだが「作中ぐらいのめちゃくちゃいい試合でした。今から(映画に)入れ込めないですかね?(笑) めちゃくちゃ熱い戦いでした。」と燃え尽きた様子。せいやが奥平に「コソ練やっといた方がよかったでしょ?」と投げかけると「やっておいたほうがよかったですね(笑) でもいい試合できたんで良かったです!ぜひ2で(笑)」と応えた。



あまりの興奮で息があがり気味の鈴鹿。「もうテンション上がっちゃってたんで僕多分やばいしか言ってないし。でも勝つとか負けるとかはどーでもよくて、本当に楽しかったし、この5分間が最高だったので思い出ですね。」と映画のタイトルになぞらえてeスポーツの楽しさをアピールした。



最後に、せいやは「こういう映画が今後増えるんじゃないかと思う、(本作は)その先駆けですよね。eスポーツを題材にした青春映画なので、僕ら世代もゲーム配信とかしてると共感できるところかが結構あるんですよ。そういう新しいあるあるとか共感が盛り込まれた、本当に今の時代っていう感じの映画だと思うんで、ぜひ見ていただきたいと思います。」と大人世代ならではの楽しみ方をコメント。




鈴鹿は「『~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』っていうタイトルが入ってるんですけど、 僕の演じてた達郎っていうのは多分誰よりも勝つっていうことにこだわってて、そこに執着してる人だったんですけど、仲間と出会って絆を深めていくうちにその先というか、勝ち負け以外に大切なものがあるって気づいたりする、いい青春映画です。おっしゃっていただいたように青春映画の良さもたくさん詰まった中に、新しさっていうものがふんだんに盛り込まれた作品になっているので、本当に楽しく見ていただけると思います。ぜひ劇場でご覧いただけると嬉しいです。」と、一味変わった青春映画であることをアピールした。

奥平は「eスポーツの良さであったりとか、楽しさっていうのを知って頂くいいきっかけになる映画だと思ってます。そんな映画の中にも今の高校生らしさがとても詰まってますし、今の高校生ならではの感覚があるおかげでどんどん物語が進んでいくので、そういう意味で言うと高校生の方々だったりとか、若い子たちはすごい共感できるところがあるかもしれないし、大人の方々は今の若い子たちはこうやって生きてるんだっていうのを知るきっかけになるかもしれないし、いろんな世代の方々に見ていただける映画だと思います。ぜひ劇場のおっきなスクリーンで、見ていただきたいなと思います。本日はありがとうございました。」とeスポーツを知らない人まで幅広い方に楽しんでほしいと綴り、本イベントは幕を閉じた。

■詳細
【映画「PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~」】
上映日:2024年3月8日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
出演:奥平大兼、鈴鹿央士、山下リオ、小倉史也、花瀬琴音、斉藤陽一郎、唯野未歩子、冨樫 真、山田キヌヲ、三浦誠己
監督:古厩智之
脚本:櫻井 剛
音楽:遠藤浩二
主題歌:Cody・Lee(李)「イエロー」(Ki/oon Music)
配給:ハピネットファントム・スタジオ

©2023映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』製作委員会

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