【堀夏喜インタビュー】剣太郎を演じる上で一番意識したのは“あざとさ”「八木勇征と中島颯太とか、めちゃくちゃあざとくて。」参考にしたのはFANTASTICSのメンバー!?<ドラマ「サブスク不倫」>



アーティスト・FANTASTICSとして、そして俳優としても、今後の活躍から目が離せない!Emo!注目の若手俳優【堀夏喜】のインタビューをお届け!

絶賛放送中の【ドラマ特区「サブスク不倫」】(MBSほか)では、専業主婦・鳥山未知留(佐津川愛美)が「ビュッフェ」で出会う不倫相手、医師の一ノ瀬剣太郎を演じている。

「安全な不倫」が出来るサブスクサービスがあったなら・・・?
本作は、“愛されたい”という孤独感からサブスク不倫サービス「ビュッフェ」の沼にハマり込んでしまう専業主婦が、そこで出会ったカメラマンの淳弥(草川拓弥)や人気医師・剣太郎(堀夏喜)と出会い、暴走する自己承認欲求と課金のループから抜け出せなくなる、新感覚の”沼”サスペンス。

本インタビューでは、剣太郎を演じる上でFANTASTICSメンバーを参考にしていたという”あざとさ”についてや、“なっちゃん”と“タクちゃん”と呼び合っていたという共演者・草川拓弥さんとのエピソード、さらに“沼”サスペンスにちなんだ、最近ハマった沼トークなど、たっぷり伺いました!さらに12月ということで、2023年を振り返るエモいお話も。


自分に似ている部分がなさすぎて。新しい自分と出会えそうで、面白そう。



■まず最初に、台本を読んだ時の感想を教えてください。

堀夏喜 自分が出演すると思っていなかったニュアンスの作品だったので、びっくりしましたね。この役を演じるのかってちょっと身構えたというか。

■一ノ瀬 剣太郎を演じることについてはいかがでしたか。

 今までに演じたことのない役だし、自分に似ている部分がなさすぎて、これは逆に、新しい自分と出会えそうで、面白そうだなと思いましたね。

■似ているところがないとのことですが、改めて一ノ瀬 剣太郎はどんな人物だと思いますか?

 すごく自分の魅力をわかっているんだろうなって思います。それをうまく使っている部分もあるなって。
でも、本当はそこまで強い人間じゃなくて、自分に足りない部分を「ビュッフェ」というアプリで補おうとしている。そこに必死になっていて実はすごく弱さもあるような人物なのかなと思いました。

虚勢を張っている。本当の自分を隠すのが上手じゃないがために、クズに。



■ “クズ”というワードも出てきましたけど、表面的に見たら、やっぱクズ男ですか?

 そうですね(笑)。虚勢を張っていると僕は思ったので、本当の自分を隠すためにとっている方法が上手じゃなくて、そういう意味でクズな部分があるなって思いました。

■なるほど、本当の自分を隠すがために、クズになってしまっているんですね。

 そうですね。そういうのが上手くなさすぎて、世間一般から見たら、駄目な男だなって思われてしまうんだろうなって思いました。




■そんな一見クズ男な一面と実はちょっと弱い部分も持っている一ノ瀬 剣太郎を演じる上で意識したことはなんですか?

 あざとさは一番意識したかもしれないですね。
自分の魅力がわかっていて、でもあえて弱みを見せていて、そういう計算高いところはちょっとしたシーンでも考えて入れるように監督と話相談しながら演じました。

■先読みしてってことですかね。

 今後の展開を考えて全体を通して面白くなったらいいなと、考えながら挑みました。

■全話観終わってからまた最初に戻って観返しても面白そうですね。

 そうですね。最終話を見た後に序盤の展開を見るとやってんなこいつってなるかもしれないです(笑)。

“なっちゃん”“たくちゃん”と呼び合えるまでに。最初に会った日「人見知りですよね」って、お互いになりました(笑)。



■共演者の方々についてもお聞きしたいんですけど、草川拓弥さんと共演してみていかがでしたか?

 最初に会った日に2人で「人見知りですよね」って、お互いになりました(笑)。
草川さんの方が年上っていうのもあって、初日から一緒にSNS動画を撮影する機会などがあったんですけど、引っ張ってくれました。
途中からは急に“なっちゃん”って呼んでくれるようになり、距離感がグッと縮まったかなって思います。
でも、不倫相手同士なので、会っちゃだめだからなかなか同じシーンになることがなくて(笑)。

■そうですよね(笑)。

 なので、もっとコミュニケーションを取ってみたいなと思いました。



■“なっちゃん”と呼ばれているとのことでしたが、堀さんはなんと呼んでいるんですか?

 僕は草川さんと呼んでいたんですけど、さっきやっと、“タクちゃん”って呼べました!(初回放送日に取材を実施)

■試写会イベントでグッと距離が縮まったんですね(笑)。

 はい、やっと(笑)。最初、佐津川愛美さんがみんなのあだ名を聞き出してくださって、それであだ名で呼び合うようになったんです。

■佐津川さんが現場を盛り上げてくれたんですね。

 そうですね。場を回すっていうよりかは、佐津川さんがほんわかした空気のままみんなとコミュニケーションを取ってくださって、優しい空気が流れている感じでしたね。

■作品は結構殺伐とした雰囲気ですが、現場はふわっとした現場だったんですね。

 はい。現場ぐらいは(笑)。

辛いもの沼。



■悪いとわかっていながら沼にハマっていく「サブスク不倫」ですが、堀さんが悪いとわかっていながら沼にハマってしまっているものはありますか?

 辛いものですね。
そこまで辛いものが好きだとか、食べたいとかもなかったんですけど、FANTASTICSで韓国に行ったときに、チュクミっていうタコの辛炒めみたいなのがあって、みんながそれを食べたい、食べたい、ってずっと言っていたんです。そしたら昼のお弁当の中に、チュクミ弁があって、僕も気になってそれを選んだんですよ。
みんな食べた途端、辛すぎてやばい!ってなったんですけど僕は意外といけて全部食べることができたんです。それで辛いものが食べられるって最近気づきました。

それから特に疲れたなって思う日は、辛いものが食べたいって思うようになりました。でもあんまり食べ過ぎても刺激物だからきっとよくないんだろうなと思いつつ、食べられちゃうから、つい食べちゃいます(笑)。なんだか沼にハマりそうな予感です。

■ちなみに韓国に行かれたのはいつですか?

 2ヶ月前ぐらいです。



■結構最近ですね。食べたいなと思うときは疲れたなってときですか?

 疲れたなってときが多いですね。定期的に食べたくなる波が来るようになりました(笑)。

■チュクミ意外には、どんな辛い物が好きですが?

 唐辛子系の辛いものがよくて、わさび系の辛さはちょっと苦手なので唐辛子系が多いですね。あとはカレーも辛いのはいけるなって感じです。
激辛とかは企画であっても、ちょっとひるんじゃうと思います(笑)。でも今後伸びてくるかもしれないですよね(笑)。

■そのうち特技激辛料理になるかもですね(笑)。

 もしかしたら(笑)。胃をちょっと強くしないと(笑)。

グッと熱が入って、割と早めに冷めるタイプ。



■ちなみに沼にハマりやすいタイプですか?

 ハマりやすいです。
ハマったら、もうそれ一筋になるんですけど、最近だと読書にハマっています。本を読みたいなって急に思い立って、それこそこの現場が終わってから急に思ったんですよね。

今は1週間で3冊読んだり、街を歩いていて本屋さんを見かけたらとにかく入って、気になるのを買ってみたりしています。
今読みたい本を家に3冊ぐらいストックしてあるくらい、読書ブームがきていますね。
でも多分もうすぐブームが去ります(笑)。グッと熱が入って、行き着くと冷めるタイプで。それが今は読書って感じですね。



■そうなんですね。そんな中でずっとハマっている沼はありますか?

 トレーニングはずっとハマっていて、長期的にやっています。
鶏むね肉を使った料理が筋肉にいいので、毎日鶏むね肉を使った料理を自分でひたすら作って、現場があるときは弁当を持っていったりするくらいハマってた時期もありますし、割と沼りますね。

その中でも、トレーニングと食事ぐらいですね。ずっと続いているのは。
トレーニングは、体が変わっていくのが面白くて。

■今は本なんですね。

 そうですね。でも本は、今ハマっていますって言いすぎると、インタビューが出るころにはブームが終わっていることもあるかもしれないです(笑)。

“あざとさ”を意識。参考にしたのは、八木勇征と中島颯太。



■今回の役はセクシーさみたいなところを、どうしても求められる役だと思うんですけど、そういうところで心がけたことはありますか?

 あざとさくらいですかね。あんまり考えすぎてお芝居ができなくなっちゃったらいやだなって思ったので、見られ方とかある程度は意識しつつ、ちゃんとお芝居を頑張ろうって思っていました。

■“あざとさ”が今回のポイントということですが、周りから普段あざといよねとか言われたりしますか?

 絶対ないですね。

■即答!(笑)

 だから今回は割とメンバーを参考にしました。ボーカルの八木勇征と中島颯太とか、めちゃくちゃあざとくて。あの2人だったらどうするかなとか、そういうことを考えながらやったりしました。



■ちなみにその2人はどんなところがあざといんですか?

 颯太だったら、コミュニケーションを取るのが上手で、気遣いもすごくできるタイプで。細かい気遣いをするときに、今ここでこうしたら喜ばれるってわかって動いているんだろうなって。そういうところが見ていてすごいなと思いますし、あざといなって思います。

勇征はもうギャップがすごくて。いつもはほんわかしているけど、ライブになるとグッと男らしくなるところとか。逆にオフのときは緩くなっちゃうところとか、かわいいなって思います(笑)。そういうギャップとかが、心を掴まれるポイントかつ、あざといなって思いますね。

すごく待っていてくれていたんだろうな。アリーナ公演でのファンの歓声が忘れられない。



■今年1年を通して最も心揺さぶられたと思う出来事は?

 今年FANTASTICSで初のアリーナ単独ライブを開催したんです。やっぱりそれが一番大きな出来事だなと思っています。
4年前にアリーナツアーを開催しようとしていたんですけど、コロナ禍に入っちゃって中止になって。そこから結構時間はかかったんですけど、やっと実現することができました。
僕らも念願だったのですごく嬉しかったんですけど、何よりファンの皆さんもすごく待っていてくれていたんだと感じるぐらい、当日の会場の歓声がすごくて。
1曲1曲イントロが流れるたびに、大きい歓声がきたのがめちゃくちゃ嬉しくて、それがやっぱり忘れられないですね。心が揺さぶられて、鳥肌が立ちました。

来年が楽しみになるそんな1年。来年もアーティストと俳優、両立して頑張りたい。



■素敵ですね。そんな念願のアリーナライブもあった2023年を振り返ってみて、改めてどんな1年でしたか?

 ちょっとずつグループとしても個人としても、頑張ってきたことが身になってきているかなって思える1年でした。
それこそアリーナライブを開催できたのもそうですし、テレビなどメンバー1人1人の個人での露出もちょっとずつ増えてきているなって思いますし。
そういうところでだんだんファンの方の期待値も上がってきているなって感じるので、来年からさらにグッと加速していくための、すごいいい助走期間になったなって思います。
より来年が楽しみになるそんな1年だったんじゃないかなって思います。

■来年の抱負。

 来年のアリーナツアーがもう発表されていて、ついに来たかっていう感じで、そこはすごくクオリティの高いものを作りたいと思います。前回は東京と大阪でしか見せられなかったので、各地に行って、より多くの方に見てもらうことが、まずは1つアーティストとしてすごく楽しみな部分であり、目標です。
ドラマや映画など個人としての仕事もできたらなと思うので、どっちも両立して頑張りたいなって思っています。

ドラマだから、怖いもの見たさで見れる世界。もしも・・・みたいな見方でも面白いと思います。



■最後に、「サブスク不倫」がもしあったとしたら、ありかなしか、とファンのみなさんにメッセージをお願いします。

 僕は、なし!ですね。
ドラマを撮っていて、その世界観に入って疑似体験みたいなのをしてみて、やっぱり不倫って怖いなって思いました。ドラマだから、怖いもの見たさで見れる世界かなって思いましたね。現実味を帯びすぎると、やっぱり怖いなって。

だからこそこのドラマは、怖いもの見たさで、それこそちょっと悪いことしている気分で見てもらってもいいですし、ゴシップを見てるような気分でもいいですし、逆に自己投影というか、もしこんなことを私がされたらどうなるんだろうとか、もしも・・・みたいな見方でも面白いと思います。いろんな楽しみ方ができるので、ぜひ見ていただきたいです。

放送時間も夜なんですけど、その時間に合った内容なので、そんな時間に見てほしい。そんな作品ですね。

■インタビューは以上になります。ありがとうございました!





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ーPROFILEー




堀夏喜(FANTASTICS)

1997年8月6日生まれ。愛知県出身。
FANTASTICSメンバー。
7歳からダンスを始め、14歳でEXPG STUDIOに入校。デビューまで数々のツアーにサポートメンバーとして帯同し経験を積む。 2016年12月29日、「FANTASTICS」を結成。

近年は、俳優としても精力的に活動し、表現の場を広げている。
主な出演作は、ドラマ「マネキン・ナイト・フィーバー」(2020)、ドラマ「恋です︕~ヤンキー君と白杖ガール~」(2021)、映画『HiGH&LOW THE WORST X』(2022)、舞台「ホームレッスン」(2022)などがある。

[Twitter] @fantastics_fext
[Instagram] @natsukihori_official


―INFORMATION―
ドラマ特区「サブスク不倫」】(全6話)
放送日:ドラマ特区 MBS 毎週木曜24:59~ ほか放送中
出演:佐津川愛美、草川拓弥(超特急)、堀夏喜(FANTASTICS)、染谷俊之、中村静香、片山萌美、木村了
監督:松本佳奈
脚本:国井桂
制作プロダクション:ユニオン映画
制作協力:AX-ON
製作:「サブスク不倫」製作委員会・MBS
オープニング主題歌:Sano ibuki「罰点万歳」(EMI Records/UNIVERSAL MUSIC)
エンディング主題歌:GeeSLY『ジギタリス』(muchoo)

・MBS 毎週木曜24:59~
・テレビ神奈川 毎週木曜23:30~
・チバテレビ 毎週金曜23:00~
・とちぎテレビ 毎週木曜22:30~
・テレビ埼玉 毎週木曜23:30~
・群馬テレビ 毎週木曜23:30~

<配信>
FODにて見放題独占配信
TVer、MBS動画イズムにて見逃し配信1週間(全6話)

©「サブスク不倫」製作委員会・MBS

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