「女の子は置いていかない」「反抗期は10日だけ」—『ヒッチハイク』映画初主演で大注目の若手イケメン俳優・大倉空人の素顔に迫る<Emo!miu注目のイットボーイ>



Emo!miuが注目する<イットボーイ>、ボーカルダンスグループ「原因は自分にある」でラップを担当するなどアーティストとしても活躍する【大倉空人】が、今回は俳優として単独初登場!

2ちゃんねるのオカルト板スレッド“洒落怖”として知られる「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?」の書き込みの中で最もトラウマになると恐れられた話を映像化した【ヒッチハイク】で映画初主演を飾る大倉くんのインタビューをお届け。

ドキドキハラハラなホラー映画の見どころや演技をする上での工夫など役者魂が光るトークから、芸能界入りのきっかけ、可愛すぎる幼少期の夢やお母さんとの仲良しっぷり、女の子を守ろうとする男らしい一面などパーソナルな部分まで、笑いを交えながらたっぷりチャーミングに語っていただきました!



芸能界に入ったきっかけ。

大倉空人 スカウトです。 僕は湘南出身なんですが、湘南のお祭りに弟の友達のダンスの発表会を見に行っていて、そのお祭りにスターダストの女性グループの方も出演していたみたいで、その時にスカウトされたんです。

■地元でだったんですね。すごい。

大倉 僕もびっくりしました。
そのとき小6で、幼稚園ぐらいのちびっ子たちと遊んでたんです。ガキンチョたちと鬼ごっこをして遊んでたら女の人が近づいてきて、「こういうものです」って。
で、僕は「お母さーん!」って。

■お母さんを呼んだんですね(笑)。

大倉 はい。
母が対応してくれて、「まあ面接受けに行く?」みたいな流れになって。
ちょうどその時期に8年間やってた水泳をやめようかな、それで中学校でバスケ部入ろうと思っていて。そんないいタイミングでスカウトいただいたので「受けてみようかな」と。

■習い事ぐらいのノリで。

大倉 そうです。「とりあえず行ってみよう!面接とか人生経験でしょ」みたいな感じで。

■お母さんの後押しがあったからというのも大きかったのでしょうか。

大倉 母の後押しはその後だったんですよ。思ったより面接が上手くできなくて、絶対に落ちると思ったんです。でも落ちるのがめっちゃ悔しくて、帰りの電車で泣きべそをかいて。母が「多分あの面接じゃ受からないと思うけど、空人がそれだけベソをかいてるんだったら、他の事務所も受けてみるか」と言ってくれて。
でも後日合格のご連絡を頂きました。そこからスタートしました。

■負けず嫌いだからこその芸能界入りだったんですね。

大倉 そうですね。この時から負けず嫌いだったんだなと思います。

インスタやツイッターを自分個人でやったことがない。



■ここから作品のことを色々伺えればと思います。
まず、初の映画主演となる本作の題材は2ちゃんねるの怪談「ヒッチハイク」ということで、ご存知でしたか?


大倉 知らなかったです。
芸能活動を中1からしているので、インスタやツイッターを個人でやったことがないんです。

■Instagramを作ったのも比較的最近の話ですよね。

大倉 2年前ぐらいですね(笑)。人よりもSNSに関わることが少ないから何も知らなくて。だから「ヒッチハイク」が2ちゃんねるに書き込まれた都市伝説っていうのを聞いて、実際にネットで調べてやっと分かりました。

■ちなみに「ヒッチハイク」の都市伝説の内容にどんな印象を受けましたか?

大倉 「怖っ!」でした。

■素直に(笑)。

大倉 元の書き込みも怖いんですが、映画では実際の都市伝説と若干変わっている部分があるんです。変わったことで「ヒッチハイク」という話がパワーアップしたなって、台本を読んでいてとても感じました。

■そのほかに台本を読んで感じたことはありましたか?

大倉 僕と宏周くん(平野宏周)演じる和也は、それぞれの目的に向かって、ジョージ家のことを調べたり、逃げたり、お互いの戦い方が全然違うんですが、そこが面白いなと思いました。
それぞれのキャラクターのバックボーンがちゃんと伏線回収されていく感じも面白いなと思います。点と点がちゃんと結びつくようなホラー映画になっています。ちょっとした違和感も最後にはスッキリして、怖くて楽しめる映画になったと思います。

自分なりの解釈を台本に書き込んでおく。



■実際に映画を観て、動揺したときの大倉くんの息遣いに魅入ってしまいました。演技面で心がけたことはありますか?

大倉 まず、僕が演じるキャラクターがヘタレなので、そこは意識しました。ヘタレだからこそ、あの息遣いなのかなって。
僕は1回1回台本に書かないと演じられない人なので、健の性格とか「ここのシーンではこういうことを伝えたいから、僕はこうするべき」など台本に細かく書いています。1回1回書かないと理解できないんです。

だから、台本でしか読み取れないことやト書きにはないことを書いています。

■それは自分で考えて書くのでしょうか。

大倉 はい。本読みまでに考えて書いて、本読みの時に監督に「この解釈あってますか?」って確認をして。

■どの作品でもそうされているのですか?

大倉 そうしたいですけど、自分ができなかった部分は監督さんからいただいたものを持ち帰って、自宅でやる。前後の予定にもよりますけど、基本はそうしたいです。

■今回は自分がやりたい方向でできたということですね。

大倉 そうですね。少し時間があったので。

■誰よりも台本を読み込まれているんですね。

大倉 1回台本読んで、原作読んで、もう1回台本読んでの繰り返しです。

演技をしていても、素の大倉空人が絶対頭の中にいる



■台本を読み込んだうえで、より怖いと感じたところはありましたか?

大倉 自分のシーンではないんですが、和也の探し求めていた人がまさかあんな形になって……っていうのが読んでいてとても怖かったです。あと振り返ってみると伏線みたいな描写もあって、それがまた怖くて。

■実際に演じてみて特に印象に残っているシーンはありますか?

大倉 1番最初と最後のシーン。最後の「助けて」っていうところ。予告にもあるあのシーンは「助けて」のセリフに持っていくために気持ちの前後を作っていました。

■前後を作るというのは?

大倉 心情が「ウザい」から「助けて」に変化していく感じを見せたくて頑張りました。うまくできたかは分からないですけど、伝わっていたら嬉しいなと思います。
あとは和也が大男をぶっ刺して逃げたあとの「お前は何をやってたんだ!」というシーン。あのシーンは色々と今の現状が分かってくる場面なんですけど、僕は追われながら和也のことも気にしていて、和也に話しかけたらすごい内容が返ってきて驚くけど、口笛が聞こえてまた恐怖の感情に支配されていくような。そんな感情の起伏が激しすぎるシーンだったので、頭の中で大倉空人をフル活動させました。

僕は演じつつも頭のどこかで「あ、やばいテンション上げなきゃ!」みたいな感じで、素の大倉空人が絶対にいるんです。だから頭の中の僕をフル稼働させて。

■そうなんですね。とても自然でした。

大倉 そういっていただけて嬉しいです。
でも、演じながら頭の中の僕がずっと連呼しているんです。たとえば「怖い」と思うシーンなら「怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い……」と。

演技をしているときは2つの人格があるような感覚。



■頭の中に冷静な自分がいるんですね。

大倉 必ずいます。だから、ジョージ家に対峙するところとか追われてるところとかも、頭の中では「怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い、逃げなきゃ逃げなきゃ、怖い怖い怖い……」と思いながらセリフを言ってます。僕はそういう風にやらないと演じにくくて。

嘘をつくときに似ているかもしれないです。

■言い聞かせる感じ?

大倉 はい。たとえば、何かを買ってないのに買ったと嘘をつくときに「⚪︎⚪︎を買ったんだよね。まあ嘘だけどね」みたいな、演技しているときは2つの人格があるような感覚なんです。

■面白いですね。

大倉 今のところ自分の中ではそうやって演技をするのが1番合っていると感じています。

■すでに演技のやり方を確立されているんですね。

大倉 この方法は高校3年生の時に演技レッスンの先生からアドバイスをいただいて見つけました。それからずっとこの演じ方ですね。

名前を連呼するほうが、和也が次のセリフをより言いやすいかなと思って。

■役や作品をしっかり分析しているからこそできる演じ方のように思います。

大倉 役を分析しないと自分が演じづらくて。

■なるほど。分析の結果、アドリブ等で台本と変わった部分はありましたか?

大倉 自分のアドリブで変わった部分はあります。台本を読み込んで「このセリフがあった方がいいな」と思ったところにアドリブを入れました。

■具体的なそれはどんなシーンでしたか?

大倉 先ほど話に出た和也とのシーンなんですけど、確か台本では「和也!おい!」だったんですよ。その後、和也が「実は俺の彼女が3年前に行方不明になって……」って話し始めるんですけど、「和也!おい!」のシーンを「和也!和也!」に変えたんです。名前を連呼するほうが、和也が次のセリフをより言いやすいかなと思って。

■確かに、自然な気がします。

大倉 「和也!おい!」より「和也!和也!」と連呼したほうが、和也の精神状態的にも言葉が届くんじゃないかなって思って、山田監督に「ここ和也って連呼してもいいですか?」と聞いたら、宏周もその方が「ありがたいかも」って。監督も「確かに」と言ってくださいました。

■大倉さんの発案で台本が変わったんですね。

大倉 ここは特に好きなシーンだったので特に覚えています。あそこのシーンでスポットライトが当たるのは和也なので、いかに和也がセリフを言いやすいかっていうのを考えていました。

「主演としてちゃんとやらなきゃ」という思い。



■役者さんというよりは、作り手側の考え方をされているように感じられます。

大倉 そうなのかもしれないです。僕の役は、基本的に展開のきっかけになるので。口笛吹かれたら「やばい!」って思うのも僕、走って行って和也に話を聞くのも僕、 逃げるのも僕、「お前ら行け!」と言うのも僕。あそこのシーンはすごく大変でした。
「和也!和也!」って2回連呼したところは実際に映像でも使われていたので、「よかった〜」と思って安心しました。

■主演だからこそ、よりきっかけ作りを担う部分が多かったのかもしれないですね。

大倉 そうかもしれないです。だから最初主演に決まった実感がなくて、 親に話していくうちにだんだんと「主演かぁ……」みたいな。打ち合わせの時間がメールで送られて来るたびに「主演か、僕……」って徐々に実感が湧いてきました。
衣装合わせとか本読みを重ねて、オーディションの日から撮影まではたった3週間で、撮影も短い期間だったので「主演としてちゃんとやらなきゃ」というって思いがより強かったのかもしれないです。
でも演技力では他の役者さんに見劣りする部分がある。演技ではみんなを引っ張れないかもしれないと思ってしまったので、自分は違うところでみんなを引っ張ろうと。
たとえば「いっぱい話そう」や、「現場を明るくしよう」など。そこは意識していました。でもそういうのは宏周くんがお上手でした。座長として何ができたかはよくわからないですけど、自分なりに主演として意識はしていました。

あとはYouTubeにあがっているいろんな作品のメイキング映像を見て「主演のの方ってクランクアップの時に握手してるんだ!僕もちょっと握手してみようかな」みたいな感じで、真似をしたり(笑)。

■そんなに細かいところまで(笑)!

大倉 で、実際に握手しました(笑)。

■そこも取り入れたんですね。

大倉 はい、取り入れました(笑)。「ウザいと思われてたら嫌だな」とか思いながら。年齢的には中村さん(中村守里)と高鶴さん(高鶴桃羽)が歳下で、次が僕なんです。上には宏周もいるし、それこそ川﨑さん(川﨑麻世)もいるし。そんな中で主演はどう行動すればいいんだろうと思ったんですが、 それでも「何かやりたい!」と思ってやりました(笑)。

■ほかにも主演だからこそ現場で心がけていたことはありますか?

大倉 現場では“とにかく話す”とかしかないかな。でも、相手がやりやすいようなお芝居をしたいなと思っていたから「ここはこうしていいですか?」とか、よく共演者の皆さんに聞いていました。

■アドリブもきちんとお伺いしたうえで入れていたんですね。

大倉 はい。

今回の現場は「ずっと森!」。



■今回はその“現場”のほとんどが自然の中だったのでは?

大倉 そうなんです。ずっと森!

■そうですよね(笑)。

大倉 森、車、だけ(笑)。

■あとは道、くらい?

大倉 そう、道(笑)。でも車もどうせ森の中だから、ずっと森です(笑)。だからロケ中は別にそこの名物を食べたわけでもなく、宿と森。森で撮影して、宿で寝て、朝出て……その繰り返しで。
深夜宿を出て、朝まで撮影して、また宿に戻って……。

■そういえば、夜遅くの真っ暗闇を走っているシーンもありました。

大倉 そうです。深夜から撮影して朝まで撮影もあったので。

■実際、夜の森は怖くなかったですか?

大倉 風が怖かったです。あとはちょっと寒いとか。でも、基本スタッフさんが周りにいるので全然。

■なるほど。みんなに囲まれていたんですね。

大倉 そうそう。1人のことがなかったので、怖さは大丈夫でした。

ホラー映画とは思えないほど明るい現場だった。

■ホラー映画なので、現場もより怖く感じるのかなと想像してしまいました。

大倉 そうですよね。
でもホラー映画とは思えないほど、みんなのテンションが明るい現場でした。だから全然怖くなくて。

■そうなんですね!

大倉 僕もこんな感じなんだ!とびっくりして(笑)。
ホラー映画が初めてだから「どんな感じなんだろう」と思ってたら、全然怖くなくて。みんな和気藹々としていましたし。でも撮影になったらめっちゃ怖いんです、あの一家。

■この一家(笑)。

大倉 撮影に入る前はもう皆さん仲良くしてくださって、すごくいっぱい話してたのに、撮影が始まったらいきなり怖くなって。

■プロですね。

大倉 「すご!」みたいな。僕はそんなプロのお芝居に引っ張っていただきました。

■追われるシーンなどは実際に「怖い」と思いましたか?

大倉 思いました。

■1番怖かったのはどんなシーンでしょうか。

大倉 僕は戦闘シーンが1番怖かったです。倉庫で涼子ちゃんを守っていて、カランって音が鳴っちゃって。あそこのシーンは僕が斧を振ってからお母さんが撃つところまでが一連(長回し)なんです。そこは自分の中でもちょっと緊張しましたし、皆さんが本当に怖かったです。

アクション監督は映画『レッドブリッジ』でお世話になった方で「繋がってるなあ」って。



■観ていて「あ、戦うんだ」と意外だったシーンでした。

大倉 健が逃げずに戦うことを選んだ大事なシーンです。アクション監督が映画『レッドブリッジ』でお世話になった方で、「繋がってるなあ」と思いました。

■また一緒にお仕事ができたんですね。

大倉 「また一緒にお仕事できて嬉しいです」という挨拶から始まって、「アクションが上達したね」と言ってくださって、嬉しかったです。

■アクションシーンに関しては事前に準備されていましたか?

大倉 アクションシーンはその日につけて頂きました。「まずここで振りかぶって、屋根から飛んで、マットにドーンってなったあと、ナイフ刺しに来るから、避けて掴んでこっちにやって……」みたいな。その撮影時のリハーサルで初めてやりました。

■さすがですね。アクション練習なしでの本番は、大変ではなかったですか?

大倉 やっぱり1回経験してるのが大きかったです。「アクションやっててよかった〜」と思いました。

■ホラー映画でもあり、アクション映画でもあるということですね。

大倉 ですね(笑)。アクションシーンがあったのは嬉しかったです。

母親の愛情を嫌と思ったことがなかった。



■今回演じられた健は、大倉くんご自身と年齢が近いですが、役に共感できるところや、「自分もこの状況だったら同じ行動を取る」と思ったりしたところはありましたか?

大倉 まず自分の演じたキャラクターと違った部分が、親からの愛情をウザいと思うか、嬉しいと思うか。健は「ウザい」と 言ってたんですが、僕はすごく愛情たっぷりに両親に育ててもらって、そういう愛情を嫌と思ったことがなかったので、それは違う部分だなと思います。
でも、ビビりというか、ヘタレというか。和也は茜のために戦いに行ったじゃないですか。健は逃げてるんですよ。でもきっと、僕も同じ状況なら戦いに行かずに逃げるなと思ったので、そこは似てるなと思いました。

■でも逃げる気持ちもわかります。

大倉 うん、僕も泣いて逃げると思うんですけど、和也ってすごいですよね。
あとは「親がウザい」っていう一時の感情でポンと「ヒッチハイクをしよう」となるじゃないですか。自分も思い立ったらすぐ行動に移すタイプなので、それもちょっと似てるかなと思います。

■なるほど。

大倉 でもやっぱり女の子を置いて逃げるっていうのは良くないですよね。まあレンガ持って帰ってきましたけど……結果ね。
女の子を置いていくのだけは良くないかな。(笑)

女の子がいたら、どれだけ遅くても一緒に逃げる。



■大倉くんは女の子がいる場合だったら……戦う?

大倉 いや、一緒に逃げる。置いていかない!だって見切りつけたじゃないですかこいつ(健)!

■確かに、観ていて「おい!」と思いました(笑)。

大倉 思いましたよね!僕も思ったんです。涼子ちゃんに見切りつけたんですよ。「ごめんごめんごめん」って行っちゃったじゃないですか。「おーい!行くな!」「うわ。やば〜!」と思いました(笑)。

僕なら置いていったりはしないし、どれだけ遅くても一緒に逃げる。しかも健は涼子ちゃんのこと好きっぽかったじゃないですか。そういう雰囲気もできあがっているくせして逃げるって、あり得ない(笑)。
だから僕は逃げはしないです。でももし逃げてしまった場合、戻りもしないです。だってもうあそこにいたら絶対安泰にはなれないじゃないですか。しかも涼子ちゃんは3年前に・・・だから「戻った意味…」みたいになっちゃいません(笑)?

■確かに(笑)。

大倉 結果論ですけど、だからこそ僕は戻らない(笑)。ただ女の子がいたらそもそも置いていかないよ、一緒に逃げるよっていうのが僕です。

■ちなみに先ほど「思い立ったらすぐ行動に移すタイプ」とおっしゃっていましたが、ヒッチハイクはしてみたいと思いますか?

大倉 思いません!ありがとうございます!

■すごい即答(笑)。

大倉 思いません(笑)。見知らぬ人に乗せてもらうなんてことはしない。

■怖いですよね。

大倉 本当に怖いです。

■ヒッチハイクに楽しいイメージもありましたが、この作品を見て怖くなりました。

大倉 ヒッチハイクって、知らない人にどこに連れて行かれるかわからないし、乗ったら降りられないじゃないですか。僕はそもそも絶対に無理無理無理!と思ってたのに、これ観てもっと無理っだって思いました。
やいかにも怪しそうなカウボーイに話しかける健も健なんですけどね。
この森の中でボロボロなキャンピングカーでカウボーイって怪しさ満点じゃないですか!勢いよく停まって「ドーン!」って新幹線みたいに登ってきて、さらに中からカウボーイ出てくるんですよ。そこに怒りの感情1個で 話しかける健はすごいと思います。僕なら絶対に話しかけないですよ。

■健も最初は乗り気じゃなかったですもんね。

大倉 「じゃあ待とう」って言ってたのに、メール来て「チッ、やってやる……!」みたいな。あれ良くない。

■良くないですね(笑)。

大倉 良くないです。あれがこういう悲劇を生んでしまったんですから。

何もないところに行ってみたい。ネットで自然の動画を観て癒されてる。



■ヒッチハイクといえば旅のイメージがありますが、 行ってみたい場所はありますか?

大倉 広い荒野に行ってみたいです。何もないところに行ってみたい。
ヒッチハイクで行ってみたいわけではないんですけど、単にそういうところに車で行ってみたいなと。建物もない、海外の一面に広がる荒野みたいなイメージです。道路が1本だけあって、そこを車で走るとか、いいなと思います。

■自然がお好きなんですか?

大倉 結構好きです。

■普段からお休みはアクティブに自然を見に行ったり?

大倉 それはしないんですけど。ネットで、自然の動画を観てます……(笑)。
ネットで自然の動画を観て、「うわ〜。綺麗だな〜」と 癒されてます。

■自然のリラクゼーション動画ですね。

大倉 そうです。自然の空気は吸えないですけど(笑)、視覚で楽しむ。

■自然がお好きということは、今回の撮影はなかなか良かったのでは。

大倉 森、とても良かったです。

■普段は見て楽しんでいる自然はいかがでしたか?

大倉 空気が綺麗で、美味しくて、びっくりしました。。寒いというのもあったんですけど、めっちゃ澄んでいました。到着した瞬間から全然空気が違って「群馬すごい!」と思いました。

反抗期は10日だけ。ネギで叩かれることも。



■先ほど、大倉くんはお母さんの愛情たっぷりに育ててもらったとおっしゃっていました。大倉くん演じる健は思春期なのかすごく反抗的な行動を取っていましたが……

大倉 あれ、よくないですよね。

■大倉くんは、反抗期はなかったんですか?

大倉 反抗期ありました。10日だけ。

■10日!?かなり限定的ですね。

大倉 中学校3年生の時に「反抗したろ!やってやろ!」と思って。でもことごとく全部打ち返されて、「ごめん、もう反抗できないわ!負けました!」って(笑)。「僕が負けました」って親に降伏宣言までしちゃって。そこからは一切反抗してないです。
でも喧嘩はあります。僕と母、お互い似た者同士だからかめっちゃ喧嘩するんです。喧嘩はしますが、 反抗しようと思って始まった反抗期は10日で終わりました。

■そのときはなぜ反抗しようと思ったんですか?

大倉 ちょうどむしゃくしゃしてたんでしょうね。中学3年生の時に仕事もうまくいってなくて、親にいちいち言われるのも嫌だなと思って、反抗してみたんですけど、ちょっと無理でしたね〜。ネギとかで叩かれてましたから。

■仲良し(笑)。

大倉 あとグミ投げられて。

■お母さん強いですね(笑)。

大倉 はい、強いです!

■そんなお母さんがいるからこそ、大倉くんがこれだけしっかりされてるんですね。

大倉 あ、しっかりしてます〜?ありがとうございます(笑)。

幼少期の夢は、トマト屋さん

■そんなご家族と仲良しな大倉くんの幼少期の夢は?

大倉 北島康介さんになろうと思ってました。
もっと幼少期は「トマト屋さんになろう」と思っていました。

■トマト屋さん……!?

大倉 はい。トマトが苦手だからっていう理由で、克服したくてトマト屋さんになると言っていました。

■嫌いな方にあえて突き進んでいこうとする姿勢がすごいです。

大倉 そうなんです!
それから水泳を始めて北島康介さんに憧れて「平泳ぎで金メダル獲る!」とか言っていて。そのあとが今です。

■全然違いますね。トマト屋さんは何歳ぐらいのときの夢ですか?

大倉 トマト屋さんは3〜4歳かな。

■可愛いらしいですね。

大倉 ありがとうございます(笑)。

どちらも本当の自分なんですけど、7人のときと1人のときでは性格も違う。



■俳優としても「原因は自分にある。」のメンバーとしても活躍されている大倉くん。それぞれの活動での違いはありますか?

大倉 めちゃくちゃ違います。まず7人か1人かですよね。

心から信用して打ち解けすぎてるメンバーと7人でいるか、これから関係を作り上げる方たちの中に1人でいるかみたいな、もうスタートから違うなと思います。
どちらも本当の自分なんですけど、7人のときと1人のときでは性格も違うんですよ。それから、アーティストのときは、ライブってナマモノだからアドリブも正解になって、間違いながらもそういうパフォーマンスがすごいよねと思われる空間。俳優のときは撮影でアドリブがダメだったらダメだし、生かしだったら生かしで、“何も間違いのない完成されたもの”をお客さんに届ける空間。そういう違いはあるなと思います。

ホラー映画を観るか観ないかで心揺さぶられました。

■最近心を揺さぶられたできごとはありましたか?

大倉 ホラー映画を観るか、観ないかで心揺さぶられました。結果観ました。

■ホラー映画は苦手ですか?

大倉 苦手です。小学校のときに『キョンシー』と『ジョーズ』を観てからホラー映画が苦手で。それからはお化け屋敷とか、怖いものを遮断して一切関わってこなかったんです。
でも『ヒッチハイク』を観たら怖いところももちろんあったけど、今21歳の僕はどのぐらいホラーが観られるのか試したくて、海外のホラー映画を観ました。その時、観るか観ないかで心揺さぶられましたね。

■久しぶりにホラー映画を観ていかがでしたか?

大倉 無理です。もう観ないです(笑)。

■やっぱり怖かったですね。

大倉 はい。もう観ないです!

■と言いつつ、初主演はホラー映画という。

大倉 そうなんです(笑)。我ながらすごいなと思います。ファンの方々も「空人くんホラー苦手って言ってなかったっけ?大丈夫?」みたいな感じでした。

今の夢。



■最後に、今の夢を教えてください。

大倉 原因は自分にある。の目標は、11月5日のアリーナでのワンマンライブを成功させることです。
俳優での目標は、毎年具体的に作品に出る本数を決めているので、 今年はドラマ3本と、映画2本と、舞台1本出られたらなと思っています。

■具体的ですね。

大倉 目標は具体的にしなさいって演技レッスンの先生に言われていて。
「具体的に目標を立てた方がわかりやすくなるから」と。
18歳のころはドラマ2本、映画1本だったんですけど、今年は舞台が1作品決まって映画も1作品出演させて頂いて、ドラマも2作品出演させて頂いて、あと映画1本とドラマ1本が現状の目標です。

■インタビューは以上になります。ありがとうございました!

大倉 ありがとうございました!



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応募締切:2023年8月12日(木)



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ーPROFILEー



大倉空人
<生年月日>2002年4月12日
<出身地>神奈川県
<身長>175cm
<趣味>スノーボード・カラオケ・バスケットボール
<特技>ダンス・水泳
[Instagram] @takato.okura412


―INFORMATION―
映画『ヒッチハイク』
絶賛公開中!
キャスト:大倉空人、平野宏周、中村守里、高鶴桃羽、細田善彦、川﨑麻世、速水今日子、結城こと乃、結城さと花、保田泰志
スタッフ:監督/山田雅史、脚本/宮本武史

[公式サイト] https://hitchhike-movie.com
[Twitter] @hitchhike070
[TikTok] @albatros_film

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