「この職業ができて素敵だなと感慨深い気持ちになりました」北村匠海、藤森慎吾ら登壇「『かがみの孤城』大ヒット御礼舞台あいさつ」レポート到着!



2018年本屋大賞を史上最多得票数で受賞した辻村深月のベストセラー小説「かがみの孤城」が劇場アニメ化し、全国の劇場にて上映中。そして、大ヒットを記念した【大ヒット御礼舞台あいさつ】が2023年1月8日(日)に実施され、當真あみと北村匠海、藤森慎吾、原恵一監督が登壇した。



上映後の舞台挨拶ということで、映画の余韻が冷めやらぬ中、会場の温かな拍手に包まれながら、主演の當真あみ、共演の北村匠海、原恵一監督が登壇。



公開から2週間ほど経ち、鑑賞されたたくさんの方からの感想コメントの一部がスクリーンに映し出されると、原監督は「好意的な声が聞けて嬉しいし、ほっとしています。まだ続くので、もっと広まっていってほしい」と感謝を述べ、當真は「父・母が公開初日に観て『面白かった』とメッセージをくれました。友達からも長文の感想がきて胸がいっぱいになりました」と感無量の表情に。



「リオンの泣き顔にやられた」というコメントに対して演じた北村は「役柄と歳が離れていたけれど、(監督に)そのままでいいと言っていただき、伸び伸びとやらせていただきました。完成した作品を観たときは二度目の感動を覚えました。様々な声を聞き、映画のあり方が面白いと改めて思って、この職業ができて素敵だなと感慨深い気持ちになりました」と反響の大きさをかみしめていた。



また、こころの担任・伊田先生役の藤森慎吾も駆けつけ、一見爽やかで人気があるけれどどこか空気が読めていないようなところがある先生を演じるにあたって「『どっちつかずな軽薄な先生なので役作りせずにそのままやってください』と言われ、少し傷ついて帰ったことを覚えています(笑)。(演技については)もちろんすんなり出来ました」と語り、一瞬にして会場を笑いの渦に。

次に、イベントの翌日である1月9日(月)は、昨年の4月に成人年齢が18歳に引き下げられてから初の「成人の日」を迎えることにちなみ、「理想の大人像」を絵馬のフリップボードに書いて発表、トークが繰り広げられた。

2年後に成人となる當真は、「こんな大人になりたい」という理想の大人像を「何事にもポジティブになれる人」と発表。「私の母がそういう人で、暗い部分を見たことがないんです。普段から明るくできる人になりたい」と語り、藤森から「素敵な答えですよね、チャラチャラはしちゃダメですよ」と自身のキャラになぞらえてツッコみさらに笑いを誘った。



北村は当時の自分を振り返り「自由な大人」と発表。「15歳ぐらいから早く大人になりたいと思っていました。学生の世界は窮屈だなと思っていたけど、大人になってみると不思議と学生って自由だなと思ってしまいます。そうなると自由・不自由ってないんだなと。縛られてると思うから縛られる。やりたいことやって楽しく生きているので、今、自由な大人なのかも」と語り、當真の「大人になるといろんなことができる自由さがあるのでいいなと思いました」の真面目な回答に、すかさず「チャラチャラしちゃダメですよ笑」と北村からもツッコミが。



藤森は「大学生になって上京して周りの女の子たちが社会人の男性と付き合っているのを見て思ったんです」と前置きしたうえで「東京にマンションを持っている大人」と発表し、場内はまたもや爆笑。「まだ無理なんですが、今にどーんと大豪邸を建ててやろうと思います」とまだまだ理想の大人像を追い続けていることを明かした。



原監督は「あきらめない人」と発表。「専門学校を出て、アニメーションの仕事がしたくてでも就職できなくて。でも、あきらめずにいたらこの世界に入れました。あきらめないだけで映画が作れていると思っています。悩みや壁にぶつかっても簡単にあきらめないでほしい」と自身の経験を踏まえて新成人にエールを贈った。

同じく人生の先輩として北村も「成人ってなんなんだって思ってる方もたくさんいると思う。子供と大人の境界線なんて誰が決めたんだろうって。でも大人になってみると、気持ちは高校生のときと変わらない。ただ、たくさんの出会いがあったり、楽しみもたくさんあったりする。どうかそのまま成人を迎えて楽しんでほしい。何かになろうと、変わろうとせず、ありのままでいてください」と新成人へ呼びかけた。

藤森「22歳のときに、就職活動しながら吉本興業の養成所に通っていました。人生いろいろな選択肢が現れるけれど、意外とどの道を選んでも楽しいです。ひとりでも多くのすてきな方と出会うことに注力してみてほしい」と熱いメッセージ。



最後に當真から「公開初日より劇場で配布していた入場者プレゼントが好評で、なんと第2弾、第3弾の配布が決定いたしました!“ここでしか見られない風景”が描かれた素敵なポストカードになっています」というスペシャルな告知とともに「まだ観ていない方も、今日来てくださった方も、何度も観ていただけたらうれしいです」と熱くアピール。



大ヒットを祝してくす玉を割って大きな拍手と熱気の中、イベントは幕をとじた。

■詳細
【『かがみの孤城』大ヒット御礼舞台】
開催日:2023年1月8日(日)14:30~15:00
出演:當真あみ、北村匠海、藤森慎吾、原恵一監督
場所:丸の内ピカデリー2(有楽町2-5-1 有楽町マリオン 9F)

【映画「かがみの孤城」】
公開日:2022年12月23日(金)全国公開
キャスト:當真あみ、北村匠海、宮﨑あおい、吉柳咲良、板垣李光人、横溝菜帆、高山みなみ、梶裕貴、麻生久美子矢島晶子、美山加恋、池端杏慈、吉村文香
原作:辻村深月「かがみの孤城」(ポプラ社刊)
監督:原恵一
主題歌:優里「メリーゴーランド」(ソニー・ミュージックレーベルズ)

<ストーリー>
学校での居場所をなくし、部屋に閉じこもっていた中学生・こころ。ある日突然部屋の鏡が光り出し、吸い込まれるように中に入ると、そこには不思議なお城と見ず知らずの中学生6人が。さらに「オオカミさま」と呼ばれる狼のお面をかぶった女の子が現れ、「城に隠された鍵を見つければ、どんな願いでも叶えてやろう」と告げる。期限は約1年間。戸惑いつつも鍵を探しながら共に過ごすうち、7人には一つの共通点があることがわかる。互いの抱える事情が少しずつ明らかになり、次第に心を通わせていくこころたち。そしてお城が7人にとって特別な居場所に変わり始めたころ、ある出来事が彼らを襲うー

果たして鍵は見つかるのか?なぜこの7人が集められたのか?それぞれが胸に秘めた〈人に言えない願い〉とは?

すべての謎が明らかになるとき、想像を超える奇跡が待ち受けるー

©2022「かがみの孤城」製作委員会

新着ニュース

Present

more