【伊藤健太郎インタビュー】ひとりで5役を熱演!「やりきったあとの達成感はすごかったですね」<スペシャルドラマ『TYPEなに? 性格診断で人生決めちゃいます』>



舞台となるのは、人間の性格を36タイプに分類したTYPE診断が支配する社会。就職活動も性格診断で行われる世界です。就活生の結城翔は面接試験でAIがTYPE診断のもとに生成した4タイプ(協調、堅実、カリスマ、研究)の未来の自分と対峙します。4タイプの未来の自分と対話していく中で、自分に適した性格を選ぶことができれば内定と配属先が決まることに……結城が選択する未来とは?

今回、主演を務める伊藤健太郎さんは就活生の結城のほか、4タイプの自分と5役を演じ分け!本作ならではのこだわりについてたっぷりとお聞きしました。



作品へはワクワク半分、不安半分



■脚本を読まれてどういった印象でしたか。

伊藤健太郎 もともと企画のお話をいただいたときに、ひとりで5人の役を演じなければならないということに対しての不安に思う部分だったり、どう演じ分けようかなとか、あとはシンプルにこのセリフ量をどう自分の中に落とし込もうかな、ということが不安な部分ではありました。でも、初めてのものを経験するということがだんだん少なくなっていく中で、チャレンジできる喜びはもちろんありましたし、ワクワク半分、不安半分みたいな感覚がありましたね。

■ちょっと不思議な感覚になるお話かと思うんですが、伊藤さんご自身は好きなタイプのストーリーですか。

伊藤 SFっぽかったり、ファンタジーな作品というのは自分もよく拝見させてもらっているので好きですね。自分が今まで観てきたものだったり、人だったり、映画だったり、自分の中の引き出しをバーッと出してそれぞれのキャラクターに合う動きや、仕草は研究しました。

とにかくやることが多かった



■今回5役ということで、準備は大変でしたか?

伊藤 セリフをいれる時間というのが物理的に少なくて。現場に入るまでにはちゃんとできるようにしていきましたけど、なかなか5人分のセリフを同時に入れるという作業は今まで経験したことがなかったんですよね。そこに対しての戸惑いだったり、どうやって覚えたらいいんだろう、という部分からひとつひとつが本当にチャレンジな作品でもありました。もちろん、楽しみながらやれていた部分もありましたけど、やばいなと思う瞬間も結構ありましたし、やりきったあとの達成感はすごかったですね。

■今までより現場に入るときの不安が大きかったりしたんでしょうか。

伊藤 不安とか「やばい」というよりは、とにかくやることが多かったですね。時間とやらなきゃいけないことに追われていました。でも、それは多分僕だけではなくて、スタッフ含めて何かに追われている感じは常に現場ではあったんじゃないかな、とは思います。でも、別に殺伐するようなこともなく、明るい雰囲気でした。もちろん、壁にぶつかったときは話し合いをする時間はありましたけど、基本的にいいものを撮ろうという中でのことだったので、いい現場でやらせていただけたな、というのは思いましたね。




■5役ということで、それぞれのキャラクターでこだわった部分はどういったところですか?

伊藤 結城というベースがある中でのひとつが飛びぬけているというのが、それぞれのカリスマ、研究、堅実、協調というキャラクターです。なるべく見た目として分かりやすく大きくする部分は大きくするという意味でも、立ち方ひとつ、手の置き方ひとつ、目線の送り方ひとつ、全てにおいて全く違うものにしたので、それぞれ見ていただければ。全く違うキャラクターとして演じさせてもらったので、そこは見応えあるものになってくれたらいいな、と思います。

■どのキャラクターが難しかったですか?

伊藤 実は堅実がすごく難しくて、研究はわりと特徴があるんで動きをつけやすかったし、カリスマも声のボリュームだったり、協調もわりと個性があるのでキャラクターを掴みやすかったんですけど、堅実においては何もできなくて。とにかく淡々と物事をしゃべるキャラクターなので、ほかのキャラクターでいろいろやっている分、何かやりたいな、というフラストレーションもありました。でも、ここで堅実がそれやっちゃうと物語が崩壊してしまうんですよね。いろいろ計算しながやっていた部分でもあるんですけど、なにせバラバラに撮るし、いま何やってるんだっけ? と分からなくなる瞬間もあったりするので、そこは難しかったですね。

■撮影はキャラクターごとだったんですか?

伊藤 いや、まず堅実を撮って、「ちょっとこのカットだとライティング変わるのに時間がかかってしまうので、一回研究になってもらっていいですか?」みたいな。で、研究終わったあとにまた次のキャラクターになってもらっていいですか? ということが現場では起きていました。それはもう仕方がないことですし、分かっていたことなので覚悟はしていたんですけど、いざやるとなるとなかなか難しい部分があるな、とは思いました。なにせやってみないと分からないことが、僕含めスタッフもたくさんあったので、現場で気づくこともあったし、思ったとおりに行くこともあればいかないこともあるので、この現場の独特な空気感だな、と思いながらやってはいました。

現場での新たな学び



■撮影で印象に残っていることを教えてください。

伊藤 結城というキャラクターを演じていて、パッとライトがついたら目の前に自分と同じ顔をしたそれぞれのタイプの人間が4人立っていてそれに対してお芝居をするんですけど、映像として見たときは5人映っているように見えるんです。でも、撮影スタイルとしては自分ひとりで何もない誰もいない、なんなら壁に向かって話しているような感覚のスタイルは初めてでした。見た目的な部分でいうと、目線をどこにおいたらいいのかとか、そこは自分の中では一番苦労した部分ですね。自分だけではなく、カメラマンさんだったり、照明部だったり、どういう風に撮ったらあとでCGではめ込んだときにそこに存在しているように見えるのかな、というのはみんなで試行錯誤しながら進めていった部分でもあります。

ただ、段取りテストのときに自分の代役として5人役者の方々が現場にはいてくださったので、その方々とテストまでは一緒にやって、「いまここにいたよな」「あそこにいたよな」というスタイルで撮影していました。



■一番学びになったのはどういったところでしょう?

伊藤 自分が違うキャラクターをやっているときに、自分のお芝居を代役の方々がトレースしてやってくれるんですよ。自分のお芝居を誰かが真似してやるという経験ってそんなにないじゃないですか。

■確かに、珍しいことですよね。

伊藤 人から見ると自分の芝居ってこういうふうに映っているんだ、とか、こういうアプローチの仕方として彼らには映っているんだ、というのが目の前で見られたことはひとつ勉強になった部分でもありますね。この作品でないと味わうことができないことかな、と感じました。

■普段とは違う形での客観視ですよね。

伊藤 なるべくお芝居するときは客観視できるようにしているんですけどどうしても主観になってしまうし、俯瞰で自分を観ることというのは永遠のテーマであるし、すごく難しい部分ではあるんです。でも、自分のお芝居を誰かが実際にその場でやってくださることによって観られる部分もありました。「ここがこういう風に映っているんだったらこうした方がいいな」とか、「こここういう風に映っているんだったら、じゃあそこ強めに出してもいいな」とか、そういうチューニングの仕方が現場でできたのは、彼らがいてくれたおかげだと思うので、すごくありがたかったですね。

協調性はあるタイプ




■今回も協調、堅実、研究、カリスマということにちなんで伊藤さんのことをお聞きできればと思うんですが、まず協調について。普段、現場の雰囲気が良くなるように心がけていらっしゃることはありますか?

伊藤 無理してやっているわけではないですけど、なるべく明るくいるようにはしています。もちろん、シーンによってはそうじゃないときもありますけど。あとはなるべく多くのスタッフの方々とお話することは心がけていますね。殺伐としてきたな、と思ったらなるべく空気が変わることを言ってみたり、テストの芝居でみんながクスッとできるようなことをやってみたり。それでみんながちょっと楽になったらいいな、と。

■今回のお話を伺っていると、いろんな方とたくさんお話をしなきゃいけない現場だったのでは?

伊藤 そうですね。でもわりと現場のためというよりは、自分が好きでやっていることなので、そんなに苦なことではないですね。

■ご自身では協調性があるタイプだと思われますか。

伊藤 あると思いますね。話を合わせろと言われたら誰とでも合わせられます。自分がどう思っているかどうかは置いておいたとしても、「そういう考え方もある」「自分の中にない考え方っていうのはおもしろいな」と思って聞くことはできますね。だから協調の感覚というのはよく理解できるな、と思いました。

「ちゃらんぽらんですよ」



■続いて「堅実」。伊藤さんは堅実なタイプですか?

伊藤 もう分からなくなってきて。だんだん堅実ってなんだ?ってなってきたんですよね。堅実ってどういうことを堅実って言うんだろう、と思ってきて。いわゆる教科書通りというか、プロセスが決まっていて、そういったものから外れないタイプかな、と自分なりには解釈しています。わりと僕は感覚で生きていたりもするので、堅実タイプはあんまり理解できるところは少なかったりするのかな、と思いましたかね。

■堅実というとしっかり者とか慎重派とかも当てはまるんでしょうか。

伊藤 そうですね。しっかり者じゃないしな、俺(笑)。理解はできるけど、共感まではできないかな、と思います。

■ちなみにご自身のしっかり者エピソードとかあったりします……?

伊藤 今回の現場でちゃんとセリフを入れていった!(笑)当たり前ですけどね。現場で唯一しっかりしてるな、って言われたんですよね、メイク部に、「意外と真面目なんだね」って。意外と、ってなんだよ、って(笑)。でもちゃらんぽらんですよ。

気になることはとことん調べるタイプ



■「研究」。研究タイプな一面はありますか?

伊藤 研究は結構理解できましたね。気になることがあったら調べるし、好きなことについても調べるし、研究は自分の中に結構あるな、と思いました。いわゆるオタク気質な部分は理解できるんですよね。今回やって改めて思いましたし、もともと持っている部分でもあったので、研究タイプの友だちは学生時代に結構いました。話しかけて、最初は全然相手にしてくれないんですけど、だんだん話してくれるようになって仲良くなったりすることはありましたね。

■これについては研究したな、というものはありますか?

伊藤 服が好きなので、どうしてこういう名前がついているんだろう、とかは調べたりしますね。この間もなんでデザートブーツっていうんだろう?って気になっちゃって、気になっちゃって。で、みんなで調べて。砂漠で履く靴という意味らしいんですけど、昔、第一次世界大戦のときに軍人たちが砂漠で履いていたらしいです。服に限らず、「なんでこれってこうなんだろう?」と思うととことん調べてしまうところはあります。

「カリスマ」ってなに?



■最後は「カリスマ」。伊藤さんが考えるカリスマとは?

伊藤 カリスマってなんなんですかね。カリスマってよく言うけど、「え? なんなの? カリスマって」って思うんですけど、たぶん、周りがカリスマを作り上げて右習えで言ってるだけだろうな、と、なんとなく思っちゃうところがあって。みんながカリスマって思っているからカリスマだと思うし、カリスマだと言われているからそういなきゃいけない、と多分本人も思うだろうし。カリスマって一番難しいですよね。

■演じるのも難しそうですね。

伊藤 「なんなんだろう、カリスマって」ってすごく悩んだんですけど、人気者で明るくてハツラツとしていて、という部分が今回においては色濃く出した部分でもあります。果たしてこれがカリスマという言葉と直結しているのかな、どうなんだろうな、とは思いましたけど、このドラマにおいてのカリスマはこの形でいくか、と。カリスマのセリフでも「明るく元気な人気者」って言ってるんで、そこは強調した部分があります。

伊藤健太郎が心を揺り動かされたコト



■最後に、最近心を揺り動かされたモノやコトについて教えてください。

伊藤 少し前のことなんですけど、七五三の時期に、七五三の格好をした子どもを抱っこしているお父さんがいたんですよ。その人が横断歩道を渡っていて、で、子どもはこっちを向いていて。で、子どもが何かおもちゃを落としたんですよ。拾おうと思ったら、別方向から歩いてきた男性がパッと拾ってその子どもに渡して、子どもとお父さんに「七五三おめでとう」って言っていなくなったんですよ。この人めちゃくちゃかっこいい、と思って。なんて余裕のある人なんだと思って感動しました。

■ありがとうございました!



【Message Movie】

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―PROFILE―




伊藤健太郎
1997年6月30日生まれ、東京都出身。
14歳からモデルとして活動し、2014年ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』で俳優デビュー。当初は「健太郎」名義で活動していたが、2018年に本名へ改名。ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』で俳優デビュー。17年、映画『デメキン』で映画初主演を務める。18年公開の映画『コーヒーが冷めないうちに』で『第42回日本アカデミー賞』新人俳優賞、話題賞 俳優部門を受賞。

その他、『今日から俺は!!』シリーズ、映画『俺物語!!』(15年)、ドラマ『仰げば尊し』(16年)、ドラマ『アシガール』(17年)、NHK連続テレビ小説『スカーレット』(20年)、映画『とんかつDJアゲ太郎』(20年)、配信ドラマ『東京ラブストーリー』(20年)、映画『冬薔薇』(22年)、映画『ザギンでシース―!?』(23年)、映画『静かなるドン』(23年)、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(23年)などに出演。さらに2026年映画『鬼の花嫁』(3月27日公開)、ドラマ『102回目のプロポーズ』(4月1日放送予定)、WOWOW『コンサルタント-死を執筆する男-』(26年夏予定)への出演も決定している。


Styling:前田勇弥、Hair&Make-up:花村枝美(MARVEE)
Photo:須田卓馬、Text:ふくだりょうこ


―INFORMATION―
【スペシャルドラマ『TYPEなに? 性格診断で人生決めちゃいます』】
放送開始日:2026年3月20日(金・祝)
時間:深夜0時24分~1時19分
放送局:ABCテレビ(関西)   
★ABCテレビでの放送終了後、TVer・ABEMAで見逃し配信!

【出演】
結城翔/伊藤健太郎
協調タイプの結城翔/伊藤健太郎
堅実タイプの結城翔/伊藤健太郎
カリスマタイプの結城翔/伊藤健太郎
研究タイプの結城翔/伊藤健太郎

<あらすじ>
物語の舞台は、人間の性格を36タイプに分類した最新の“TYPE診断”が支配する社会――。

大学4年生で就活中の結城翔(伊藤健太郎)は、器用で周囲の空気を読むのが得意な“協調タイプ”。TYPE診断を疑うことなく就活を続けてきたが、なかなか内定を取ることができなかった。そんな中、マルチメタ社の採用試験へと臨み“最初で最後の面接”へと進むことに。
そこは床も壁も真っ白な空間。
選考過程で協調タイプと診断された結城の目の前に現れたのは、自分と同じ顔をした4人の結城だった…。

彼らの説明によると、潜在的に傾向のある4つの性格タイプを、最新テクノロジーによって“10年後の結城”として立体映像化した姿だという。
その4人とは、スーツを着た協調タイプ、作業服を着た堅実タイプ、ラフな服装のカリスマタイプ、白衣を纏った研究タイプ。顔だけは同じだが、一見するとまったくの別人だ。

選考では、まったく違う性格に成長した彼ら4人(10年後の自分)を相手に対話や共同で行う課題を通して、もっとも自分に合う性格タイプを選択することで内定が決まる。しかし選考で選んだタイプは入社後に変えることはできないという。

柔和な表情で「他者との調和を大切にし、人事部で社内環境の改善に努めている」という協調タイプは、物腰が柔らかく結城の話も丁寧に聞く姿勢を見せる。その一方で、「今を楽しく生きたい、明るく元気な人気者ってとこかな!」と表情もアクションも豊かに自己紹介するのはカリスマタイプ。研究タイプは「自らの興味を第一に考え知識を重視します」とその仕草は少し個性的。そして、エンジニアをしていて現実主義の堅実タイプは鋭い視線を結城に送り続けている。

彼らは、選択した性格タイプの違いによって、まるで別人のように成長した自分自身の姿。
しかし、彼らとの対話の中で、結城は自分の中に、4タイプの傾向が確かにあることを自覚していく…。

選考が進むごとに自分に合わないTYPEをひとりひとり消していき、最後に自ら選んだTYPEで入社することに。果たして、結城は10年後の自分自身との対話を通してどのTYPE(=未来)を選択するのか――⁉

出演:伊藤健太郎 ほか
脚本:どくさいスイッチ企画 ふくだももこ
監督:ふくだももこ
プロデューサー:宮本日奈美 比屋根り子(ABCテレビ)、加藤若葉(ホリプロ)
制作プロダクション:ホリプロ
制作著作:ABCテレビ

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