「これからもずっとそばにいてください。これからも愛し合っていきましょう!!」ICExワンマンライブ『ICEx summer concert 2024 “TASTING”』ライブレポ



超特急やM!LKなど、人気のボーイズグループが多く所属しているスターダストプロモーションの若手アーティスト集団・EBiDAN。そのなかでも平均年齢18歳とフレッシュなグループICEx(アイス)が、8月29日、30日に東京・北とぴあ さくらホールでワンマンライブ『ICEx summer concert 2024 “TASTING”』を開催。2日目、30日の2部公演の様子をEmo!miuでもお届けします!




ICExは“愛し愛する”8人組みのダンスボーカルユニット。昨年、デビューを果たし、9月25日はメジャー1stアルバムの発売を控える注目のアイドルグループのひとつだ。グループにとって過去最大のキャパシティとなった本公演。メンバーカラーのパズルが落下してくるテトリス風のオープニングVCRが流れ、8色のパズルが揃うと、コンサートの幕開けを知らせた。まずステージ上に登場したのは中村旺太郎。続いて登場するメンバーたちもそれぞれソロダンスを披露し、それぞれの名前が入ったユニフォーム風衣装を纏った8人がステージ上に集結。オープニング曲として「Maniacs」を披露し、さらにCOOLer(公式ファンネーム)が掛け声をあげるなか、デビュー曲の「CANDY」をパフォーマンス。




続いて披露したのは9月25日にリリースされるメジャー1stアルバム「Retro Toy Pop」に収録される新曲「Hollywood」。キャッチーなレトロポップなサウンドで、メンバーたちも笑顔全開! ラストはメンバー全員が集まり、ピースサインを決めると会場からは「かわいいー!」の声が上がっていた。



続けて3曲パフォーマンスしたメンバーは会場に駆けつけてくれたCOOLer、配信を観ているCOOLerに改めてご挨拶。志賀李玖は「みなさん、今日は世界一愛していくのでよろしくお願いしますー!」と宣言し、中村は「楽しむ準備はできていますか⁉️ 本当にできていますかー!?」と会場のCOOLerを煽り、熱気を高めた。筒井俊旭は「ありがたいことに、今回の“TASTING”のチケットがソールドアウトしました! お天気の関係で来れなかった方もいると思うんですけど、その人の分までみなさん盛り上がっていきましょう!」と、当日の悪天候により来れなかったファンを気遣う一面を見せ、よりCOOLerを盛り上げていくことを宣言。



そして4曲目は「ビリミ」を披露。パフォーマンス中、“キミの元へ”と歌うと、メンバーはサーチライトを片手に客席に降りるというサプライズ演出が! しかも1階席だけでなく、2階席にもメンバーが現れ、あまりの近さにCOOLerは大興奮! あちらこちらからCOOLerの喜びの声が上がっていた。



近距離ファンサを楽しんだあとに続いたのはジャジーなピアノが印象的な「ナイトフライト」。ペアダンスを見せたり、暗転したステージ上でシルエットのみで魅せるダンスブレイクと、こちらはしっとりと大人な雰囲気の演出。また吐息混じりのカウントダウンから始まる「COUNT DOWN」では竹野世梛が衣装をちらっとまくり、腹チラするパフォーマンスを見せると、会場からは悲鳴に似た歓声が上がるなど、先ほどまでとは雰囲気を一転させてちょっぴり大人なICExの魅力を放出していた。さらにEDMナンバーで、今回のライブの楽曲のために作られた新曲の「8COUNT」では千田波空斗がフェイクを響かせて、会場をさらに盛り上げた。



今回の公演のタイトルは“TASITING”には、ICEに興味を持った人たちも気軽にICExを観て楽しんで欲しいという想いが込められているという。志賀は「皆さんが知らない僕たちを見せていけたらと思っていますし、気軽に僕たちのことを“味見”していただいて、そこからどんどんハマってもらえたらいいなと思ってます!」と、新人グループらしいフレッシュな想いを明かした。合間のMCタイムでは竹野がステージ上にある巨大なICExのロゴに言及。「みんな、これに気づいてました?」とちょっぴり天然(?)コメントをすると、メンバーは口々に「わかるだろ!」「一番先に目に入るよ!」と総ツッコミを受ける場面も。そんな場面ひとつにもメンバー感の仲の良さが滲みでていた。



そしてコンサートは後半戦に突入。八神遼介は「来年の夏も、夏だけじゃなく秋も春も冬も、みんなで過ごしたいという気持ちを、この曲でみんなに伝えたいと思います」と曲紹介をし、披露したのは「Destiny」。さらにミドルバラード「Sunset Blue」と続けて披露し、柔らかな歌声を届けた。



メンバーカラーの衣装にチェンジしたメンバーたちは登場早々にダンスブレイクを披露。ペアを変えながら、多彩な魅力を見せ、そのまま「Cyber Groovin’」へ。と、竹野が“DJ竹野”に変身。サンプリングパッドを操りながら、COOLerとのコール&レスポンスを楽しんだ。とここで、志賀がメンバーコールをしようとCOOLerに提案。「りーく、おーちゃ…」とコールするも、「つつい! とっしー!」と筒井が2回登場し、会場からは笑いを誘っていた。盛り上がりをそのまま「Play The Music」を披露。COOLerもより一層ペンライトを振って会場の一体感を高めた。



COOLerのアツい掛け声とともに始まった「シブヤ 午後6時」。間奏中、志賀と阿久根温世が客席に下りて、メンバーとの“渋谷で待ち合わせ”に遅れているかのような演出も。山本龍人と竹野はふたりで縦に並び、渋谷のシンボルでもあるハチ公像を表現。かわいらしく「ワン!」ポーズを決め、COOLerからは大歓声を上げるなか、ステージ上にメンバー全員が揃う。



「1! 2! 3!…」と点呼し、志賀は「よし、みんなそろったぞ! ラストスパート、最高の盛り上がり見せてくれ!」と声を上げ、腕を大きく振って会場を盛り上げた。続いて「Sunny Road」、最後は「CARNIVAL」でメンバーもCOOLerもタオルをぶん回して大盛り上がりし、本編を終えた。



COOLerたちの「ICEx!!」コールに応え、アンコールステージがスタート。「It’s party time!」を披露し、最後の曲紹介にいくのかと思いきや、ここでステージ上のスクリーンに“重大発表”の文字が! 来年2025年1月に「ICEx Second Concert Tour 2025 “ROUTE-8″」が開催されることがサプライズ発表され、COOLerからは大歓声が上がっていた。さらなる大きなステージへと、また一歩進んだメンバーたち。千田は「ICExになってからというもの、失いたくないと思ういい思い出ばかり。こんなにいい経験をさせてもらえること、感謝でしかないです」と感謝の気持ちを伝え、山本は「ありがたいことに忙しくさせてもらって、大変なこともあったけど、COOLerのみんなの顔を見たらがんばれるなって思います」とあっという間に過ぎていった怒涛の夏を振り返り、その夏もCOOLerのおかげで頑張れたと報告。八神は「僕ら8人で一緒にいればうまくいく。僕たちは8人でいれば大丈夫なんだと思うことが増えてきました」と、言葉に詰まりながらも気持ちを伝えた。メンバーそれぞれが想いを伝え、最後に志賀が「僕たち、見てない景色がまだまだあるので! 絶対に夢の場所・国立競技場に立つので! これからもずっとそばにいてください。これからも愛し合っていきましょう!!」とグループの目標である“国立競技場”に立ちたいという気持ちをCOOLerの前で改めて宣言した。そして山本が「悔いのないように盛り上がれますか?」と会場を煽り、最後の曲となる「Member Sign」を披露。メンバー同士ハイタッチを交わし、パフォーマンスを終了。「最高だった!」「楽しかったよ!」と感謝の気持ちを伝えながらステージを下り、『ICEx summer concert 2024 “TASTING”』の幕を閉じた。

◼️おまけ



2部公演でサプライズ発表された「ICEx Second Concert Tour 2025 “ROUTE-8″」。大阪の開催日は2月21日、22日なのだが「2月21日、ツツイの日です!」と筒井くんがしっかりと日付をアピール。さらに「大阪公演は“ツツイ”の日と“にゃん(2月)にゃん(2)にゃん(2日)”」、「東京はいち(1月)ご(5日)の日!」と、一度聞いたら忘れることができないかわいい覚え方を教えてくれていました。


―Set List―



M1:Maniacs
M2:CANDY
M3:Hollywood
M4:ビリミ
M5:ナイトフライト
M6:COUNT DOWN
M7:8COUNT
M8:Destiny
M9:Sunset Blue
M10:Dance Track
M11:Cyber Groovin’
M12:Play The Music
M13:シブヤ 午後6時
M14:Sunny Road
M15:CARNIVAL

EN1:It’s party time!
EN2:Member Sign


Photo:鳥居洋介、Text:Kyoko Fuse

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