【前田拳太郎&柏木悠インタビュー】“君ない”撮影中に2人に起きた奇跡「原作みたいに本当に雨が降ってきて。」「雨が止んだあと、渡月橋に虹がかかったんです。」<ドラマ「君には届かない。」>
2023.10.31
TBSの深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」で絶賛放送中のドラマ『君には届かない。』(通称「君ない」)で、W主演を務めるヤマト役・前田拳太郎くんと、カケル役・柏木悠くん(超特急)の2ショットロングインタビューをお届け!
原作は、累計発行部数75万部を突破した“みか”による同名コミック。幼馴染の相反する2人が惹かれ合うも伝えられないもどかしさと葛藤を少女漫画のような繊細なタッチで描いていく“ぴゅあキュン”ボーイズラブストーリー。
Emo!miuでは、そんな大人気作「君ない」でW主演を務める2人に、原作漫画の魅力、ドラマ撮影中の尊すぎるエピソード、今後2人でやってみたいことなど、たっぷり伺いました。
インタビュー中は、冗談を言い合ったりと、終始わちゃわちゃな2人♪前田くんと柏木くんの仲良しっぷりに心揺さぶられまくりな、インタビューは必見です!!
悠はかわいいを知っているんです。拳太郎くんが優しすぎて。褒め合いが止まらない♡
■ダブル主演が決まった時のお気持ちを教えてください。
前田 今回主演が決まったときは、正直驚きました。
やっぱり主演という立場に不安やプレッシャーもあったんですけど、今回は悠という心強い味方が常に隣にいてくれたので、最初抱いていた不安は撮影を重なるうちにだんだん消えてきましたし、一緒に作品を盛り上げていくいい相方になれたんじゃないかなって思います。
柏木 お話をいただいたときは、すごく緊張もしましたし、今回は僕にとってほぼ初めての演技だったので、少し臆することはありました。
でも、W主演の拳太郎くんが最初からすごく優しく接してくれて、本読みの時もずっと話しかけてくれたり。それでかなり緊張がほぐれました。すごくアットホームな雰囲気にしてくれたので、すごくリラックスして現場に入ることができたなって思います。
■お互いの会う前の印象と、実際に会ってみて実はこんな人だったんだ、という発見などがありましたら教えてください。
前田 悠の存在はなんとなくは知っていて。
アーティストとしての悠の写真を見たときに、すごくかっこいい子だけど、どんな感じの子なんだろうと思っていました。で、実際に会ってみたら、すごくかわいらしくて、元気な子で。
柏木 (照笑)。
前田 カケルを演じる上で大事な要素を元々持ち合わせている子だなっていう印象がありました。
あとは、アーティストをやりながらドラマ撮影もして、慣れていない環境の中で毎日すごく元気に一生懸命に頑張っていたので、どんどん良い印象が大きくなっていっていきましたし、今はすごく仲良しです!(笑)
それに最初からすごくフレンドリーに接してくれたので、悠のおかげで毎日が楽しかったですし、すごく楽しい現場になりました。
■カケルに大事な要素を元々持っているということですが、どんなところがカケルにぴったりだなと思いましたか?
前田 原作がかわいいキャラクターを演じるって、きっと僕はプレッシャーに感じてしまうと思うんです。それに、やっぱりかわいいって、元々本人が持っているかが大事になってくると思うんですけど、そういう点では、悠は普段から本当にかわいらしい性格なのでぴったりだなって思いました。
あと、悠はかわいいを知っているんですよね。これをやったらかわいいとか、何をしたらあざといかを普段から知っているから、自分のかわいさを見せるのがすごく上手なんです。
だから、カケルのかわいい部分を自分の内から自然に出せるんだろうなって。すごいなって思いました。
■柏木くんはいかがですか?
柏木 会う前の印象としてはすごく身長が高そうだなって。
空手も強いって聞いていたので、少し怖いなって思っていたんですけど、実際に会ってみたら、もう、拳太郎くんが優しすぎて。
きっと怒ったことないだろうくらいのレベルで優しいんです。
僕、実は最初から積極的にいけるタイプではないのですが、拳太郎くんには、会ってすぐに素が出せました。
それは拳太郎くんがめちゃくちゃ優しい雰囲気を出してくれたから、自分から積極的にいけたんだろうなって思いますし、撮影を通して改めて相手役が拳太郎くんでよかったなって思います。
僕は演技がほぼ初めてなので、ちょっと緊張もするんですけど、そういうのを察して気遣ってくれたり、こうしようよって提案してくれることも多くて、そのやさしさにたくさん助けられたなって思います。
■前田くんとヤマトとで重なるところはありますか?
柏木 ヤマトはずっと無表情なんですけど、拳太郎くんは全然違うんですよね。ずっとニコニコしているというか、常に楽しそうにしているので。
だから最初は違うのかなと思ったんですけど、こうして取材をさせていただくときに、表情がヤマトになる時があるんですよ。撮影している時の表情が似ているんですよね。
前田 (笑)。
柏木 もしかしたら、元からヤマトみたいな表情をする人なのかなって思いました。
ヤマトがカケルへの好きが溢れ出ちゃう瞬間にキュンキュン。カケル目線になってニヤニヤ。
■原作を読んで、「すごくキュンキュンしました」「ちょっとニヤニヤしちゃいました」とオフィシャルコメントで話されていますが、どんなところにキュンキュンやニヤニヤしましたか?
前田 ヤマトからみたカケルって、親友であり好きな人でもあるんですよね。「君には届かない。」のタイトルにある通り、距離が近そうで好きな人としての距離はなかなか縮まらないっていうムズムズする感じと、たまにカケルへの好きが溢れ出ちゃう瞬間が何度かあって、そういうときにキュンキュンしましたし、きっとドラマを見てくださる方もそこにキュンキュンしていただけるんじゃないかなって思います。
■カケルがかわいくてヤマトが微笑むシーンもありますが、どういう風に演じられたんですか?
前田 これ難しいんですよ。台本に嬉しい(真顔で)とか書いてあって。真顔で嬉しいって?ってなんだろうって。そういう難しいト書きが多かったので、どのくらい出していくかを監督と相談をしながら、そのシーンごとに表情の出し具合を探りながらやっています。
■柏木くんは難しいト書きはどういう風に演じられていますか?
柏木 僕は、原作をたくさん読むようにしました。
カケルの表情は、出そうと思って出せる表情ではないといいますか。一見分かりやすい感情をぱって出しているように見えるんですけど、言葉じゃなくて表情だけで想いを表すシーンが多くて。しかも喜怒哀楽の波うちが激しくて、コロコロ表情が変わるキャラクターだったので、どこで切り替え活かしてみようかなとか、考えてながら演じました。
■柏木くんがキュンキュン、ニヤニヤしたポイントはどういうところですか?
柏木 ヤマトとカケルをみていると、思っていることを言っちゃえばいいのにとか思っちゃうんですけど、2人の恋を応援していくうちに、自分もその気持ちがわかるようになってきて、それでニヤニヤしちゃうというか。僕はカケル目線になって考えていたというか。ヤマトがこう言ってくれるから嬉しい、みたいな感じのニヤニヤも入っていました。
大切なのは“好き”という気持ち
■共感が表情になっていたんですね。
この作品は、恋愛だったり青春だったりBLだったり、いろんな要素が詰まった作品かと思います。演じられてみて、この作品で大事だなと思ったこと、伝えたいなと思った要素はなんでしたか?
前田 最初はBLってどういうものなんだろうって、僕自身にない部分なので、わからないっていうのが最初はありました。
でも漫画原作を読んだり、台本を読んでいく内に、この2人の関係って、男性だからとか女性だからとかじゃなくて、ただヤマトはカケルのことが好き、っていうシンプルな好きという思いがこの作品には大事なのかなって思ったので、だから変にBLっていうところにとらわれずに、もう純粋に好きっていう気持ちを大切に僕は撮影に臨みました。
■人を好きっていう感情?
前田 そうですね。ジャンルではBLって分かれているけど、結局のところ、人を好きっていう感情が一番大事なんじゃないかなって思いました。
■柏木くんはいかがですか?
柏木 幼馴染から恋人に発展する経過を僕はすごく大事にしていて。
このシーンではちゃんと幼馴染で、ここまでは友達関係、ここは恋人と幼馴染の間。でもここからは恋人同士っていう。そこの切り替えを大事に演じていました。
あと、この作品には、性別関係なく共感できるものがたくさんあると僕も読んでいて思いました。好きっていう気持ちを性別関係なく共感してもらえたらいいなと思いながら演じていましたね。
めっちゃモテてる子がいて、ハンカチを咥えながら見ていました。
■容姿端麗で成績が優秀なヤマトと、成績はいまいちで明るく平凡なカケル。この配役が決まったときどう思われたかを、ご自身の学生時代と比較をして教えていただきたいです。
前田 そうですね、やっぱり学生の頃から容姿端麗で・・スポーツもできて・・モテモテだったので・・・
柏木 (笑)。
前田 ウソです!全部ウソなんです!
柏木 今の絶対に全部使ってください!(笑)
一同 (笑)。
前田 すみません、全部ウソつきました!(笑)
でもインタビューとかで、自分の役を説明するときに書いてあるんですよね、容姿端麗で成績がよくてみたいな。それを見て、めちゃくちゃプレッシャーでしたし、撮影に入る前は結構ドキドキでした(笑)。
学生時代は、勉強はできる方じゃなかったですし、全くモテてなかったです(笑)。スポーツだけは頑張っていたんですけど…だから全然自分とは違う男の子を演じるということで、どうやって役作りをしていこうかなって結構悩みました。
■嬉しい気持ちは?
前田 嬉しいですけど、やっぱり不安の方が大きかったです。
柏木 途中から結構どや顔でしたよ。(笑)
一同 (笑)。
前田 (笑)。結構告白されるシーンがあるんですけど、毎日毎日違う女の子から呼び出されて告白されるんですよ。青春時代に経験できなかった青春を今取り返したなって思いました(笑)。
告白されるたびに自分に自信がついていくんですよね(笑)。だから撮影の中でどんどん自信がついていきました。
柏木 (笑)。
■柏木くんはいかがですか?
柏木 僕は、本当に普通の高校生でした。本当に普通な、ね?
前田 いや僕知らないよ(笑)。
柏木 ね?、って言っても知らないか(笑)。
でも、成績はちょっとよかったんですよ。自分で言うのはあれですけど(笑)
前田 (笑)。
■モテに関しては?
柏木 モテに関しては・・・バレンタインは、お母さん、おばあちゃん、おねえちゃん。あ!3つももらっていました!(指で個数を数える柏木くん)
一同 (笑)。
■じゃあカケルの気持ちはわかる?
柏木 すごくわかります!あと、僕の学校ですごくモテる子がいたんですよ。もうまさにヤマトみたいな!
前田 超特急よりもモテる子がいたの!?
柏木 めっちゃモテてる子がいて、ハンカチを咥えながら見ていました。(冗談)
前田 (笑)。
柏木 告白も呼び出されてされているんですよ!羨ましかったです!(笑)
本当にヤマトみたいな感じで、成績もよかったんですよ!
前田 (笑)。
休憩時間は、韻すら踏めないラップバトル!?
■撮影現場で印象に残っているエピソードはありますか?
柏木 段取りをやって、次の本番までに時間が空くことがあるんですけど、僕らはその間も携帯をいじるわけでもなく、ずっと2人で話していて、そのときにいろんなゲームをしました。ラップバトルから始まり。
前田 (笑)。
■ラップバトル!?
前田 2人とも全くできないんですよ。韻すら踏めてないですからね(笑)。
柏木 韻すら踏めないラップバトル(笑)。
前田 ただリズムに乗って喋るだけ(笑)。
柏木 ルールとか知らないんですよ。でも、ちゃんと音楽を流してやりました(笑)。
前田 朝一からね。「おはようございます!」って入ってすぐに(笑)。
柏木 ラップバトルが始まるっていう(笑)。おはようございます!チクチクチクって感じで(笑)。
一同 (笑)。
柏木 いつも結構テンション爆上げで現場に入ってました(笑)。
前田 変なゲームを2人で開発しながら空き時間も楽しく過ごしてたよね(笑)。ほかにも母音だけで喋るゲームとか(笑)。
柏木 そうそう。これは拳太郎くん強くて。
例えば、「“君には届かない”を母音で言って」っていうと、すぐに言えるんですよ。
前田 “いいいあおおああい”って全部母音にして喋るゲームなんですけど(笑)。
■すごい!
柏木 これ“か行”でもできるんですよ。それ瞬時にできるのはすごいよねって話していたんですけど、そこからさらに進化して、母音を逆に言って、なんて言っているでしょうかゲームをやりはじめて。
前田 台本にあるセリフを母音だけで言って、なんのセリフかを当てるっていう。
柏木 そういうゲームをやっていました。
前田 途中からね、僕が言っていることが悠にしかわからなくなって(笑)。
柏木 途中から暗号みたいになってたね(笑)。
■携帯なしでずっと楽しめる2人だったんですね。
前田 そうですね。ずっと喋っていましたね。
■お芝居の話もしたんですか?
前田 そうですね。大変なシーンもたくさんあるので、2人のシーンの雰囲気だったり、相談しながらつくっていった感じでした。
■真面目なときとふざけるときと、メリハリのある撮影だったんですね。
前田 お互いに切り替えはすごくしていました。
学ランを着ることができて青春を取り戻しました
■お気に入りのシーンを教えてください。
柏木 僕は、修学旅行!4話あたりからあるんですけど、原作を好きな方が特に楽しみにしているシーンだと思いますし、僕らも演じていてすごく楽しかったので。
前田 僕のお気に入りのシーンもやっぱり修学旅行ですね。
すごく景色が綺麗なロケーションで撮影していて、撮影的にも最後の方のシーンだったので、悠とお互いにいろいろと話し合いながらこだわって作ったので、ぜひ見ている方にドキドキしてもらえたら嬉しいです。
■原作の中でも一番2人の関係が動き出すというか。進展があるシーンですよね。
前田 そうですね。本当に一番動き出し始めるシーンなので。ね!
柏木 ね!
■修学旅行のシーンは京都で撮影されたと思いますが、京都撮影での思い出はありますか?
柏木 京都の撮影の2日目に時間があったんですよ。なので1人で嵐山付近に行ってご飯を食べたり、お土産を買ったり、ぶらぶらしていました。
あと、めっちゃくちゃ学ラン焼けをしていたんですよ。
■学ラン焼け?初めてききました!
柏木 長袖だから、こんな感じで手首から指先まで焼けるんですよ。(前田くんの手を前に出して説明してくれる柏木くん)
■へえ!これが学ラン焼けなんですね!
柏木 僕、この学ラン焼け対策で、その日は半袖を着て日焼け止めを塗らずに散策をしていました。そしたらいい感じに焼けて。
前田 そうだったんだ(笑)。
■ちなみに、学生時代は2人とも学ランでしたか?
前田 僕はブレザーでした。だからすごく学ランへの憧れがあって。
昔の漫画が好きなんですけど、大体学ランじゃないですか。だから僕も学ランを着たいなと思っていたんですけど、中高どちらもブレザーだったので、今回学ランを着ることができて青春を取り戻しました。
■念願の。柏木くんは学ランですか?
柏木 学ランですね。中高しっかり学ランでした。
■結構最近までリアルで学ランを着られていたんですもんね。
柏木 はい。なので、久しぶりに着たなくらいのテンションです(笑)。6年間学ランで、1年経たずしてまた着たので(笑)。
前田 本当に最近だもんね。
柏木 でも夏に学ランを着たのは初めてでした。あと、ちょっと現役の頃を思い出しましたね。
前田 僕は、もう学生服を着ていたのは5年も前のことなので、現役の頃は思い出せないですね(笑)。
本当に同級生みたいだった
■でも、2人ともいい意味で年齢差を感じないというか。
柏木 いや、そうなんですよ。僕が結構大人で(どや顔)。
前田 (笑)。あ、こっちに合わせてくれているんだ(笑)。
柏木 そうそう。合わせてあげているんですよ、拳太郎くんに。(冗談)
前田 あ、ありがとうございます。すみません(笑)。
■そんな気遣いがあったとは(笑)
前田 お、大人ですね~(笑)。
柏木 すみません。嘘です(笑)。
■超特急だと年下だからこそ、年上の方と接するのも鍛えられたというのもありますか?
柏木 そうですね。鍛えられたのもあるとは思いますけど、でも多分拳太郎くんの精神年齢が若いだけだと思います。(冗談)
前田 (笑)。
柏木 僕とテンション感がぴったりなので(笑)。
前田 いや、合わせてあげてるんですよ。本当は大人なんですけどね!
柏木 そうだったんだ!(笑)
前田 でも、年を重ねれば重ねるほどどんどん子供になりたくなってくるっていう(笑)。
柏木 リアル事情(笑)。
前田 うん、リアル事情だとやっぱり子供に戻りたくなっちゃうんですよね(笑)。
■(笑)。年齢差を感じず、本当に同級生のような関係性でいられたんですね。
前田&柏木 そうですね!
前田 もう現場にいるときは本当に同級生みたいな感じでやっていました。
雨が止んだあと、渡月橋に虹がかかったんです。
■ちなみに前田くんは京都での撮影のオフ日で、思い出に残っているエピソードはありますか?
前田 泊まっているホテルにサウナがあったので、サウナに行こうって悠を誘ったら断られました。
柏木 それ京都じゃなくてもいいじゃん(笑)。
前田 普通のホテルにサウナがあって。
柏木 そう、サウナがついていて。
彼はその前日1シーンしかなかったんですよ。でも僕、1日撮っていて。
前田 へろへろだったね(笑)。
柏木 1日目2日目って、がっつり撮っていて、次の日もものすごく早かったんですよ。だから少し体を休めたいと思って。
でも拳太郎くんは元気があり余っているわけなんですよ。
だから行かない?って誘ってきて。
前田 (笑)。僕はしっかりサウナに入って、次の日すっきりした顔で撮影をしてました!(笑)
柏木 僕は、ちょっと無理!って、断っちゃいました。
前田 (笑)。
あと、渡月橋での撮影のとき、めちゃめちゃ雨が降って、やばいってなったんですけど、雨が止んだあと、渡月橋に虹がかかったんです。あんなにはっきりした虹は初めて見た、っていうぐらい本当に綺麗な虹でした。
柏木 うん。虹の橋の始まりも見えて。あんな感じなんだって。
前田 そこから生えてきているんだ、ってなったよね!
柏木 そうそう!
■お2人で見たんですか?
前田 はい。スタッフさんもいて、写真も撮ったりしてね。めちゃくちゃ綺麗だったね。
柏木 うん。幻想的でした。
■京都のあの大切なシーンで虹を見るっていうのも素敵ですね。
柏木 そうなんですよ!
前田 めちゃくちゃ気持ちも入りました。虹をみて。
■原作だと雨が降っているシーンでしたよね?
前田 そうですね。でも雨が降っている中撮るのは難しいよねって。
柏木 なので、晴れっていう設定で撮ろうってなったんですけど、原作みたいに本当に雨が降ってきて。
前田 で、一旦撮影を中断してみたいな感じでした。
■でも結果的に虹も見えてって素敵ですね。
柏木 本当によかったです。
撮影中に悠にダンスバトルを仕掛けているんですけど、全然勝てないです。
■お互いに自分にない面を持っているヤマトとカケルですが、2人がお互いに、前田くんには敵わない、柏木くんには敵わない、と思うことを教えていただきたいです。
柏木 身長ですね。(笑)
一同 (笑)。
柏木 いや(笑)、ちゃんと言うと、力。例えば腕相撲とか。
前田 やったことないけどね(笑)。
柏木 力の勝負系は、どれ一つ勝てなさそうですね。
■それは空手をやられているから?
柏木 そうですね。握力とか、背筋とか、ベンチプレスとか。どれ一つ勝てなさそうですね。
前田 腕相撲だけ勝てそうです(笑)、わからないけど(笑)。
柏木 絶対にそんなことないでしょ。ほかのも勝つでしょ!
前田 僕、ひょろガリだよ(笑)。
柏木 え、ベンチプレスとか持てない?50キロとか無理?
前田 50キロはいける。
柏木 あ、じゃあ拳太郎くん、僕より強いです。
前田 じゃあ僕の方が強いかも(笑)。
■前田くんはいかがでしょうか?
前田 撮影中に悠にダンスバトルを仕掛けているんですけど、全然勝てないです。
柏木 いやいや、それはそうでしょ。
前田 結構ダンスバトルを仕掛けてるんですけどね。
柏木 そう、本当に仕掛けてくるんですよ(笑)。
前田 でも本当にダンスできなくて(笑)。
柏木 できないって言いながらも踊ってくるんです(笑)。
前田 それでも、ダンスバトルを負けじと仕掛けるんですけど、やっぱりボコボコにされます。
柏木 でも諦めないんだよね。
前田 やめてって言われるんですよ(笑)。
■対抗しないんですか?
柏木 対抗しないです(笑)。
前田 するまでもない(笑)。
■となると、不戦勝?
前田 じゃあ僕の勝ちってことでいいですかね!
柏木 あ、そういうことか(笑)。僕ダンスバトルに出てないからか(笑)。
前田 あとボケる数は叶わないなって思います。
なんでもボケるんですよ。使命感なのか(笑)。
柏木 (笑)。
■ボケといえば、メイキングもすごかったです。変顔でボケ押しているなと。
柏木 あー配信のやつだ(笑)。
前田 あー!(笑)
■ピントが合ってないのに、すごく変顔をしているので気になって(笑)。
柏木 あれ回っているなんて思ってなかったよね(笑)。
前田 うん。スタッフさんたちを笑わせようとしていたんですよ(笑)。
柏木 そうそう。あの撮影のとき、暑かったのでみんな結構へとへとになってたんですよ。それで、スタッフさんを笑わせられるように、カメラを探しては変顔をしたり。
前田 そう、いつもやってるもんね。みんな元気がなくなってきたなって思ったら、ふざけてみたり。
柏木 そう、小ボケを挟んでみたりね。
■そうやって現場を明るくしているんですね。素敵なチームプレイですね。
柏木 ありがとうございます!
前田 仲良しです!
「6色から10色になったペンライトの景色がすごく綺麗で」「悠の姿をみて、毎日心揺さぶられていました」
■ヤマトとカケルの関係に毎話心揺さぶられる本作ですが、最近心揺さぶられた出来事はありますか?
柏木 僕はライブですね。今年の8月8日に超特急に加入して1年が経ったんですけど、その加入して1年目の8号車の日(8月8日)に記念ライブがあって。
加入して1年後にまた同じステージに立って見えた景色がカラフルになっていたというか。
自分のメンバーカラーも入れて、6色から10色になったペンライトの景色がすごく綺麗で、胸にぐっとくるものがありましたね。
■素敵ですね。
前田 (むせてしまい)悠つないでおいて(笑)。
柏木 え、僕がつなぐの!?
前田 僕のエモかったエピソードを発表して(笑)。
柏木 そうですね・・・仮面ライダーをやっていて、変身がありまして(笑)。
前田 そういえば、悠、変身やっていたよね。動画が回ってきたんだけど。
柏木 それ、トレタリだ(「超特急の撮れ高足りてますか?」)(笑)。僕も変身してました(笑)。
前田 お待たせしました(笑)。
柏木 あ、戻ってきた!はい拳太郎くんバトンタッチ!
一同 (笑)。
前田 撮影の中で、悠が初めてのドラマということで、きっと色々大変だったと思うんですけど、そんな中でもライブをやったり、ドラマを撮ったり、本当に毎日全力で目の前のことに取り組んでいて。そんな悠の姿をみて、毎日心揺さぶられていました。僕は俳優しかやってないんですけど、もっと頑張らないとなって思えましたし、これからまたいろんな現場にいっても、今回のことを思い出せばずっと頑張っていけるなって思いました。
超特急のライブに行きたいです。ちゃんとオレンジを振って全力で応援したいと思います!
■今後2人でやってみたいことは?
柏木 2人で映画にいきたいです!
■どういう系の映画がいいですか?
柏木 ワイスピ(『ワイルド・スピード』)。
前田 ワイスピみようか(笑)。
柏木 あと、『トランスフォーマー』。
一緒に映画館に観にいって、ポップコーンをおごってほしいです。
だってお兄さんなんだから!
前田 うん、そうですね(笑)。
■さっきまで、同い年みたいって言ってたのに(笑)。
柏木 (爆笑)。
前田 お兄さんなので、頑張ります!(笑)
なんだろうな、何する?シーソーとかやる?
一同 (笑)。
柏木 プライベートで?(笑)
前田 シーソーやりたくない?(笑)
柏木 あ、そうだね(笑)。
どっちが重いかやりたいね!ねっ?(笑)
前田 (爆笑)。あとなにやりたい?(笑)
柏木 あと?テーマパークいきたいよね。
前田 いきたい!
柏木 結構リアルに話していて。
前田 そうそう。行こうって言ってるんだよね。
柏木 日付が決まったら言いますね!(冗談)
この日に行きますって言って、声をかけてもらえるように頑張ろう!
■事前に告知は危ないですね(笑)。
前田 一緒にではないんですけど、超特急のライブに行きたいです。会場で一つになりたいですねっ♪
柏木 ありがとう(笑)。
前田 (笑)。
■オレンジのペンライトを振って?
柏木 オレンジを振ってもらって!
前田 オレンジ振ります!あ、でもわからない。推し変しちゃうかもしれないからなぁ、それはちょっとわからないですけど。
柏木 9人いるからね、推しに出会えるかもしれないもんね。楽しみだ。
前田 最初はオレンジを振るから大丈夫だよ。
途中で変わっているかもしれないけど、そしたらごめん(笑)。
柏木 最悪やん!(笑)
前田 (笑)。うそうそ(笑)。ちゃんとオレンジを振って全力で応援したいと思います!
ドラマを見てより原作を好きになってくれる方が増えてくれたら嬉しいなと思っています。
■最後にメッセージをお願いします!
前田 原作を僕らも拝見したんですけど、すごく面白くて、この作品がたくさんの方に届けばいいなと思いながら、どのシーンも全力で、素敵なドラマになるように試行錯誤しながら2人で頑張って撮影しているので、本当にたくさんの人に楽しんでいただけると嬉しいです!
柏木 原作からドラマに入る方もいれば、ドラマから原作に入る方もいると思うんですけど、どちらの方にもドラマを楽しんでもらえるように、拳太郎くんと一緒に誠心誠意作品に取り組ませていただきました!
僕は原作を読んですごくこの作品が好きになったので、ドラマを見てより原作を好きになってくれる方が増えてくれたら嬉しいなと思っています。最終回まで楽しんでいただけますと嬉しいです。
よろしくお願いします!
■素敵なお話をありがとうございました!
インタビュー中、編集部の差し入れのゼリーが気になっているご様子の柏木くん。それに気づいた前田くんがすかさず、「食べたいの?」と、笑顔で声をかける。そんな2人の姿がヤマトとカケルと重なって、尊すぎました!そして編集部から「食べながらでいいですよ」と声をかけると、無邪気な笑顔で「ありがとうございます!」と。そしておいしそうにゼリーを頬張る柏木くんがなんともかわいらしかったです♡
\前田拳太郎×柏木悠インタビュー記念/
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前田拳太郎
1999年9月6日生まれ。埼玉県出身。劇団EXILEのメンバー。
テレビ朝日『仮面ライダーリバイス』で連続ドラマ初主演を務めるなど、俳優として幅広く活躍中。主な出演作は、「劇場版 美しい彼〜eternal〜」(21)、「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」(23)、「わたしのお嫁くん」(23)などがある。現在、放送中のドラマ「トクメイ!警視庁特別会計係」(フジテレビ系)にも出演中。
[Instagram] @kentaro_maeda_official
柏木悠
2005年3月31日生まれ。熊本県出身。
メインダンサー&バックボーカルグループ「超特急」のメンバーとしても活躍中。
今作『君には届かない。』が連続ドラマ初主演となる。主な出演作は、「超特急、地球を救え。」(23)、「おかえりマドンナ」(23)などがある。
[Instagram] @haru_kashiwagi_official
【ドラマストリーム『君には届かない。』】
毎週火曜深夜24:58〜25:28(※一部地域除く)
放送局:TBS
※地上波放送後、「TVer」「TBS FREE」にて無料1週間見逃し配信
※Netflixにて、第1話~最新話まで全話配信中。毎週火曜先行配信
原作:「君には届かない。」(MFC ジーンピクシブシリーズ/KADOKAWA刊)著者:みか
出演:前田拳太郎、柏木 悠(超特急)
田中偉登、松本怜生、百瀬拓実、中井友望、福嶌崇人 (Hi-Fi Un!corn)、紺野彩夏
板倉俊之 (インパルス)
脚本:開 真理
プロデュース:阿部愛沙美
配信プロデュース:今井夏木、杉山香織
監督:泉正英、棚澤孝義、林 雅貴
[X] @drama_streamtbs
[Instagram] @kiminai_tbs
©『君には届かない。』製作委員会