映画では描かれていない真也のバックボーンをとても大切に演じなければいけない。-坂東龍汰インタビュー 映画『フタリノセカイ』



2022年、ブレイクの予感。
昨年は映画・ドラマと多数の作品に出演!社会派作品から、爽やかな青春・恋愛作品まで幅広く演じこなしてしまう、期待のネクストブレイク俳優の1人【坂東龍汰】にEmo!単独インタビュー!

本インタビューでは、2022年1月14日(金)より公開中の映画『フタリノセカイ』の主演が決まった時の素直な気持ち、FtM(Female to Male)(出生時に割り当てられた性が「女性」であるものの、「男性」として生きることを望むトランスジェンダー)の真也という役とどのように向き合ったのか、さらに新年一発目の登場ということで、2022年の抱負などをお聞きしました。

エモい彼の雰囲気に合わせて少しノスタルジックにストリートで撮影したインタビューショットと合わせてお届けします。



映画でダブル主演というのが物凄く嬉しかった。



■出演が決まった時のお気持ちを教えてください。

坂東龍汰 出演が決まったのが約2年半前だったんですけど。

■結構前だったんですね!

坂東 そうなんですよ。当時は今ほどドラマや映画に出演していなかったので、映画でダブル主演というのが物凄く嬉しくて、出演が決まった時は「やったー」って心の底から喜んだ記憶があります。

ただ正直、脚本を読んだり、こういうお話ですって聞いた時は、僕が演じられるのかなっていう不安な思いもありました。でも当時の僕にとって凄く挑戦的な役でしたし、役者人生を歩んでいく上で一つステップアップになる作品にもなるだろうなって思いました。

頭で考えるだけじゃなくて、実際に心で感じられたのは大きかった。




■LGBTQやセクシャルマイノリティは社会的にいま特に関心が高いテーマでもありますが、板東さんご自身はこの作品に出会う前まで、このテーマ関する関心はどのような感じだったんですか?

坂東 正直、撮影前はあまり知識がなかったので、真也という役を演じる上ではもっともっと当事者の気持ちを知らなければいけないですし、もっともっと勉強しなきゃって思っていました。ただ監督が「FtM(Female to Male)」(出生時に割り当てられた性が「女性」であるものの、「男性」として生きることを望むトランスジェンダー)の方なので、監督にインする前に色々と聞くことができたのは大きかったです。



■監督のお話を聞いた上で、どんなことを心がけて演じないといけないと思いましたか?

坂東 もちろん勉強したり、監督に聞くことも大切なんですけど、自分が日常生活では感じられない気持ちだったり感情というものを演技で表現する上で、事前に準備できることはないのか。頭で理解してわかっていても、心で感じる部分はまた別だと思うので、そういった意味でどうすればその気持ちに近づくことができるのか。その方法を監督と話し合いました。

撮影でも映るからということで、エピテーゼ(人体の一部を本物さながらに再現した人工ボディパーツのこと)で胸を作ったんですけど、つけた状態で外に出たり、日常生活を送ることはできなかったので、それに似たような形でブラジャーをつけて外に出てみたりしました。当時は夏だったのでTシャツ姿にブラジャーをつけて外出したんですけど、実際にやってみると気になってそわそわしたり、気づかれたらどうしようって心配な気持ちになったり、頭で考えるだけじゃなくて、全く同じではないかっもしれないですけど、実際に心で感じられたっていうのは大きかったですね。

その感覚を自分の中に持ちながら演じられたのも始めての体験でしたし、一つ準備としてやってよかったなって思っています。

(真也は) 愛のある人だなって思います。



■改めて、小堀真也は一人の人として、どんな人物だと思いますか?

坂東 難しいですね…非常につかみどころのない役なんですよ。小堀真也って。でも、一見物静かで感情を表に出さなそうなようで実は内面では物凄く色々なことを考えていますし、愛のある人だなって思います。セクシャルマイノリティの違和感に気づいてから向けられてきた周囲の目だったり、それと向き合って生きてきた時間など、映画では描かれていない真也のバックボーンをとても大切に演じなければいけないなと。ユイと出会ってからの真也はガラっと変わったって黒田さんが言っていたように、それまでの真也は描かれてはないので自分の中で想像して、作り上げていきました。

本当に子供が好きで、家族を持ちたいという気持ちが強い。そして誰よりもちゃんとユイのことを考えている。パートナーのことを考えて生きることができる。そんな真也から僕も見習うべきところが沢山あるなって、人間として凄く素敵な人だなって思います。

素でめちゃくちゃ楽しかったです(笑)



■今子供が好きというお話もありましたが、冒頭のユイとの出会いのシーンで、子供たちに囲まれながら笑顔であやとりをしているシーンが印象的でした。

坂東 あのシーンいいですよね。あそこで子供が凄く好きなところが見えますし。
僕、結構年の離れている弟がいて、だからか子供が大好きなので、あのシーンは演じていても楽しかったですし。

■坂東さんとしても素で楽しかったんですね(笑)。

坂東 はい。素でめちゃくちゃ楽しかったです(笑)。

■あやとり上手でしたよね。

坂東 あれば撮影前に練習をして上手くなりました(笑)。

たぶん死ぬまで親友でいられるのはその2人。



■真也とユイは出会った瞬間恋に落ちますが、恋愛だけではなく初対面の方に対して、「あ、この人とはずっと友人でいるな」など直感でわかるタイプですか?またそういった経験はありますか?

坂東 ありますね。なんか波長が合うというか一緒にいて凄く楽というか。
今頭に浮かんだのは、ミュージシャンと歌舞伎役者の友達ですね。人前に立つエンターテインメントの仕事をしているのは一緒なんですけど、種類が違うというかベースが違うというか。役者以外の職業の人だからこそお互いに違う感覚で話せるのでいい刺激になっています。出会った当時はそんなに深く考えず仲良くなったんですけど、今思うと役者をやる上でもそういう友達がいるって大切なことだなって。

たぶん死ぬまで親友でいられるのはその2人なのかなって思います。

2021年の振り返り&2022年の抱負



■素敵ですね。聞かれた時に、すっと出てくる方がいるのが素敵ですし、言われている側も凄く嬉しいですよね。
最後に、2021年を振りかえって、どんな一年だったかの振り返りと、公開が1月ということで2022年はどんな一年にしたいかの抱負をお願いします。


坂東 2021年は今までで一番早い年でしたね。毎年そう思っていて、(毎年)更新していくんですけど(笑)、去年は本当に早かったな。



■ドラマや映画と、見ない時がないくらい本当に沢山の作品に出演されていましたもんね。

坂東 本当に有難いことに。昨年も色んな役を演じさせていただけました。

そして2022年の抱負ですよね。
もうすでに結構楽しみな年になりそうだなって思っています。決まっている作品があるからというのもそうですし、自分自身、凄く仕事が楽しいので、今年も引き続きフレッシュな気持ちで色んな役を演じられたらなって思いますね。

今年こそはプライベートで矢を放ってみたいなって思います(笑)



■ちなみに、多趣味な坂東さんですが、2022年にプライベートで挑戦したいことはありますか?

坂東 ずっと弓道をやってみたいと思っているので、今年ちょっと時間があれば弓道をやってみたいですね。プライベートで練習をしたいです。

■様になりそうですね!

坂東 ありがとうございます(笑)。昔から弓矢を打つのが好きだったんですけど、学校に弓道部がなくて、入れなかったんですよ。実は2021年もずっと弓道をやってみたいって思っていた年だったんですけど、結局できなかったので、今年こそはプライベートで矢を放ってみたいなって思います(笑)。

■今年こそはですね!ありがとうございました!

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ーPROFILEー
坂東龍汰
1997年5月24日生まれ。北海道出身。
2017年8月に俳優デビュー。2018年NHKスペシャルドラマ「花へんろ 特別編 春子の人形」で主演し注目を集める。主な出演作は映画『十二人の死にたい子供たち』『閉鎖病棟-それぞれの朝-』(19)、『犬鳴村』『弱虫ペダル』『スパイの妻<劇場版>』(20)、『ハニーレモンソーダ』『犬部』(21)、TVドラマ「ゴールド!」(20/NHK)、「夢中さ、きみに。」(21/MBS)、「この初恋はフィクションです」「真犯人フラグ」(21/TBS)など。今後の出演作に『峠 最後のサムライ』(21)がある。

―INFORMATION―
映画『フタリノセカイ』
出演:片山友希、坂東龍汰
嶺豪一、持田加奈子、手島実優、田中美晴、大高洋子、関幸治、松永拓野/クノ真季子
監督・脚本:飯塚花笑

©2021 フタリノセカイ製作委員会

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