連載【高杉の「フッ軽」になりたくて…】幻想的な炎のゆらぎと香りに心癒される。初のキャンドル作りに挑戦!<第6回>
2021.12.14
俳優・高杉真宙が“フッ軽になりたい…”をテーマに、今まで興味はあったけれどフッ重ゆえに挑戦できなかったモノやコトなどに挑戦していく連載企画【高杉の「フッ軽」になりたくて…】。
第6回目は、日本キャンドル協会直営のキャンドル教室「JCA Candle Studio東京本校」さんご協力のもと、現像的なグラスキャンドル作りに挑みます。
普段からおうちでお香を焚いているという高杉さん。初のキャンドル作りで、どんなデザイン・香りをチョイスするのか注目です。
高杉さんとクリスマスデートをしている気分になれる!?エモショット満載です♪ 最後には、高杉さんが選んだ今月のベストショット(フィルム写真)&手書き一言も。お楽しみに。
こういう小さい花が好きなんだなって(笑)、今日改めて発見でした。
今回は、バルーンのような丸いグラスの中に、お花などを閉じ込めたジェルワックスの透明感がとても綺麗なグラスキャンドルを作っていきます。
まずは、下の層に閉じ込める花材を選びに、お花摘みに。
お花摘みからとっても真剣な面持ち。
花材が入ったボトルを開けては、トレイに出して、悩みながらも作りたいイメージを想像していきます。
カスミソウとカラフルに着色されたペッパーベリーなど小さいお花が気になる様子の高杉さん。
「これカスミソウって言うんですね。この子、以前花冠を作ったことがあるんですけど、その時にも使ったんですよね。こういう小さい花が好きなんだなって(笑)、今日改めて発見でした。」
一通り使いたい花材が決まったら、早速花材を使いたいサイズ感にカットしながら、手やピンセットを使って、少しづつ花材をグラスに入れていきます。
この時、真ん中に山を作らないようにするのが綺麗に作るポイント。花を入れる高さはグラスの半分くらいまでになるように。
「僕、こういうの凄く時間かかっちゃんですよ。楽しくなっちゃって。」
たまに、集中しすぎてピンセットと間違えてハサミで花材を掴んでしまう場面も(笑)。
そんな可愛らしいハプニングもありつつ、花材を入れては引いて見たりを繰り返しながら花材の位置や色合いの微調整をしていきます。
「大体こんな感じかな?」
大体の底のデザインが決まったところで、熱して溶けた透明のジェルワックスを少しだけ入れて、全体にいきわたらせて底の部分を先に固めます。
またその上に、追加で花材を重ねていきます。お花のデザインを決める最後の工程。出来上がりを左右する大切な工程とだけあって、より慎重になる高杉さん。グラスを色んな角度から見ながら、集中して進めていきます。
「もうちょっとグリンピースみたいなのいれようかな。どうしようかなー。」
グリーンに着色されたペッパーベリーを「グリンピース」と呼ぶ高杉さんのお茶目さが垣間見える場面も。
「自分が気に入るかどうかが大事ですよね。なんか素敵な感じになった気がする!」満足げな高杉さん。
お花の位置が決まったところで、グラスの半分まで透明のジェルを流し込んでいきます。
この時、ゆっくりすぎず、飲み物をグラスに注ぐくらいのスピードで注ぐのが綺麗に作るポイントだそう。先生のアドバイス通り、丁寧にジェルワックスを注ぎ入れる高杉さん。
「欲張っていきます(笑)」
注ぎ終えたタイミングで、「追加してもいいですか?」と先生にお伺いを立てて、ジェルが固まる前に急いでブルーのペッパーベリーを追加する場面も。最後まで妥協しない姿勢が印象的でした。
ライトブルーもベージュも素敵だな。
次の工程へ。
上の層の色と香りを選んでいきます。
まずは、上の層の色選びから。星形の色見本を見ながら色を決めていきます。
「ライトブルーもベージュも素敵だな。」悩みに悩んだ結果、大人な色合いのベージュをチョイス。
色が決まったところで、早速、熱しられたジェルの中にキャンドル用の顔料からベージュを選び入れていきます。
この時、一度濃くしてしまうと薄くはできないので、小さめの顔料をひとかけら入れては温度計で混ぜてを繰り返して、徐々に追加しながら自分好みの色にしていくのが失敗しないポイント。
「あ、なんか見えてきた!でも、もっといけるな。もっともっとって言って失敗するやつですよね(笑)。でも私は賭けに出ます!」
お目当ての色を求めて、どんどん顔料を追加していく高杉さん。溶けていく顔料をみながら「かわいい。この状態が既にかわいい」と終始楽しみながら、笑顔で作業を進めていきます。
「うん、こんなもんだね。可愛い色味になったんではないかと思います。」
結果的に、8回目の顔料を入れたタイミングでお目当ての色に。
続いて、ベージュのジェルにいれるラメの色選びへ。
ラメの色はゴールドとシルバーの二択から「ラメはシルバー一択!」と即決でシルバーをチョイス。
先生から「ラメも一回でラメラメにしようとしないで、スプーンについているラメを落とし入れるくらいのイメージで、徐々に足していくのがいいですよ」とアドバイスをいただき、早速先ほどのベージュのジェルの中にラメを入れていく工程へ。
「ではいきます!」
勢い余って、ドサッとラメを入れてしまい、「あ、思ったより入ったな。だいぶ一発でいい感じになっちゃいました(笑)。まあまあまあ予定通りです。」とお茶目にハニカム高杉さん。
これも手作りの醍醐味というもの。絶妙なラメ感で意外といい感じになりそうな予感?完成形を楽しみに次の工程へ。
「なんかスーパーボールを思い出すな」
一旦、上の層に入れるジェルをサイドに置いて、別の鍋の中にぷにぷにしたジェルを1cmくらいに切っていく作業へ。
ジェルがスーパーボールの触り心地に似ていたようで、懐かしそうにハニカム場面も。
全てのジェルを切り終えたら、グラスの中にランダムにカットしたジェルを入れていきます。
この時、真ん中からずれないように固形のジェルを入れることを意識するのがポイント。
悩む・・・香り選び。
ジェルを入れ終えたら。次に香りを選びへ。
「なんか聞いたことのあるやつ探そう」
普段は、柑橘系の香りが好きだという高杉さん。いくつかの香りの中からここは冒険せず、知っている香りをいくつかチョイス。順番に香っていきます。
「ユーカリの香り好きなんですよね。いやーセージシトラスもいいよな。でもやっぱりユーカリもいいな。部屋で漫画読みながらユーカリ・・・悪くはない(笑)」
セージシトラスとユーカリでギリギリまで悩みつつも「よしユーカリにしよう!君に決めた!」と香りが決定。
次の工程を待っている間も「めっちゃ悩まされる」とギリギリまで色んな香りを試している姿が印象的でした。
悩みつつ、香りが決まったところで、ラメが入ったベージュのジェルの中に、ユーカリの香料をスプーン擦り切れ一杯を入れて、混ぜて、グラスに注いでいきます。
そして、あとは20分ほど固まるのを待つのみ!
完成まで、お店の中を探索。
ジェルが固まるまでの間、キャンドル教室の横に併設されているカメヤマ「キャンドルハウス 青山店」で販売されているキャンドルなどを手に取り、フロア内を探索。
キャンドル教室のディスプレイのキャンドルに火を灯したり、癒しの時間を過ごしていました。
世界に一つだけのキャンドルが完成!
ついに、高杉さんお手製のキャンドルが固まったようで、最後の工程へ。
火をつける芯先をちょうどいい長さに切って・・・ついに完成!!
ピンク色のお花と、途中で追加したブルーのペッパーベリーのコントラストも素敵♪ ラメ感もいい感じです。
せっかくなので、火を灯してみることに。
「暗い所で火を灯すと、よりキラキラ感がわかって素敵ですね。めちゃくちゃ綺麗。」
火を灯すと、光がグラスの周りに反射して、より幻想的に。
高杉さんも納得の出来上がりだったご様子。
キャンドル作り中、時折「カメラを忘れていました(笑)」とカメラを忘れて作業に熱中したり、終始笑顔で「楽しい」と話されている姿が印象的な回でした。これは高杉さんの趣味になる日も近いかも・・・?
クリスマスプレゼントにもぴったりなキャンドル作り体験。皆さんも一緒に作っている気分になれたでしょうか?今回が2021年を締めくくる回ということで、今年はご愛読ありがとうございました。来年も連載【高杉の「フッ軽」になりたくて…】でお会いできることを楽しみにしています!
本日のベストショット&一言。
■キャンドルづくりの体験をしてみていかがでしたか?
「噂に聞くキャンドルづくり体験!お洒落なお店でキャンドルを作らせて頂いたのですが、自分のキャンドルがお店の方が作ったものみたいにお洒落に出来たか怪しいです笑
使いたいものを詰め込めるだけ詰め込んで満足はしています!考えながらどんなキャンドルにしよう?と悩んでいる時間も楽しく、香りも選んで使うまでの楽しみもあるのは素敵だな、と思いました。」
■苦戦した工程などはありましたか?
「キャンドル自体の色合いを決めることですね。
自分の思う理想の色はなんだろう?と考えてそこに向かって調節していくことが難しく、粉を入れて色付けしていくのですが、入れすぎてしまったりしました。」
■ズバリ今回作ったキャンドルの出来栄えは100点満点で何点?
「なんだかんだとありましたが、満足して気に入っております!
100点満点!
出来上がりを見て愛でておりました。」
■完成したキャンドルは、お部屋のどこに飾っていますか?
「パソコンの横に飾ってあります!何度か火を灯してみて楽しんでます笑
お店の他のキャンドルも気になったのでキャンドルいいな、となってます笑」
■もうすぐクリスマスですが、幼少期のクリスマスの思い出を教えてください。
「車でサンタさんの家みたいなところに行ったのですが、帰ろうと車に戻ってきたらクリスマスのプレゼントが車内に置いてあったのはすごく記憶に残ってます。」
■また、サンタさんにプレゼントをお願いできるとしたら、何をお願いしますか?
「健康ですね。健康をお願いします。
今でも十分健康ですが、風邪も引かない元気な子で来年一年も過ごしていきたいと思います笑」
■最後に、もうすぐ2021年も終わるということで、2021年はどんな一年でしたか?
「ランニングマシンに乗せられてた一年でした。
急足で一年が過ぎていったなぁ。という印象です。これまでの人生の中で一番忙しい一年だったかと思います。
来年は今年よりも理解出来たことが多くなったのかな?と思うので少しスピードを落として走りたいと思います。」
“高杉さんのInstagram(@mahirotakasugi_)には記事では見られないオフショットも!ぜひ合わせてチェックしてください♪”
1996年7月4日生まれ。福岡県出身。
2009年「エブリ リトル シング ’09」で俳優デビュー。以降、映画、ドラマ、CMと幅広く活躍。主演映画『ぼんとリンちゃん』でヨコハマ映画祭最優秀新人賞受賞。第9回TAMA映画賞最優秀新進俳優賞受賞。その他主な出演映画は『散歩する侵略者』(17)、『虹色デイズ』(18)、『ギャングーズ』(18)、『十二人の死にたい子どもたち』(19)、『見えない目撃者』(19)、『超・少年探偵団NEO -Beginning-』(19)、『前田建設ファンタジー営業部』(20)、『糸』(20)、『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』(21)などがある。またアニメ『君の膵臓を食べたい』(18)では主人公・僕の声優を務めており、ファーストフォトエッセイ『僕の一部。』(幻冬舎)も発売中。
現在は、TBS系火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』に牧原唯斗役にて出演。また最新出演情報はTwitterにて更新中ですので、合わせてチェックを。
[公式ホームページ] https://www.takasugimahiro.jp/
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