これだけは譲れない!「全部食ってからプッチン」「カレーに練乳」―ミュージカル『ジェイミー』佐藤流司&矢部昌暉インタビュー



演劇の本場、イギリス発の大ヒットミュージカル『ジェイミー』(原題:EVERYBODY’S TALIKING ABOUT JAMIE)が2021年、待望の日本上陸!8月の東京公演を無事終え、9月より大阪公演、愛知公演が絶賛スタート中だ!

2017年、イギリスのサウス・ヨークシャーにあるシェフィールド劇場にて開幕するやいなや異例の大ヒットを記録。同年にニューヨーク ブロードウェイと同じくミュージカルの聖地として知られるロンドン ウェストエンドへの進出が決定し、現在もロングラン上演を続けるだけでなく、イギリス全土の映画館でのライブ上映や映画化、さらにイギリス最高峰の演劇賞 ローレンス・オリヴィエ賞に5部門でノミネートするなど一大旋風を巻き起こしている。

そんな世界中から注目が集まるミュージカルの日本初演で、ディーン・パクストン役をWキャストで務めるのは、佐藤流司と矢部昌暉(DISH//)。Emo!miuでは今作が2度目の共演となるというお二人に、Wキャストがお互いだと知った時の気持ちやジェイミー役の森崎ウィンと髙橋颯(WATWING)の印象、さらにお二人のターニングポイントとなった出来事やこれだけは譲れないこと、学生時代の印象的な思い出などなど、パーソナルな部分までたっぷり伺いました♪

真面目な話から面白いエピソードまで、終始笑いの絶えないインタビューをエモいインタビューカットと合わせて届けします。



最初は迷いがあった。



■ミュージカル『ジェイミー』への出演オファーをいただいた時の率直な気持ちを教えてください。

矢部昌暉 僕、30歳とかもう少し年を重ねてからミュージカル作品に出るんだろうなと漠然と思っていたので、まさかこんなに早いタイミングでお話をいただけるとは思ってもみず、最初は少し迷いもありました。でもこうしてお話をいただけたのも何かの縁ですし、この作品を機にまた新しい一歩を踏み出したいと思い、出演を決めました。

■最初は戸惑いもありつつって感じだったんですね。

矢部 そうですね。正直迷いました。お芝居以外に歌やダンスだったり、色んなスキルが問われますし、今回は外国人の方が演出家ということで、きっと演出面でも今まで出演してきた作品とは全く違うだろうなって。本当に始めての世界すぎたので、ちゃんと自分に務まるのかって思いからの不安や迷いが最初はありましたね。



■佐藤さんは?

佐藤流司 実は、2.5次元じゃないミュージカルやグランドミュージカルというものの出演を今までは見送らせてもらっていたんですよ。自分が結構ロックでハスキーな声なのできっと声質的にもミュージカル向きじゃないですし、俺はやるべき人間じゃないと思っていて。でも『ジェイミー』の企画書を拝見させていただいた時、この作品が初めて日本に上陸をする
のならぜひやりたいと瞬間的に思いました。これは今やるべき作品だって。

■じゃあ企画書を読んで決めたんですね。

佐藤 はい。企画書にドラァグクイーンに憧れる青年のお話と書いてあって、この時代にこういう題材の作品をやることが素敵だなと思い、出演を決めました。

もう俺はサイコな感じになっちゃって(笑)。



■ロンドンでの舞台の様子は映像で観られましたか?

佐藤 観ました。

矢部 ダンスシーンをメインで観させていただきました。

■演じる上でロンドン版は参考にしていますか?

佐藤 ロンドン版に引っ張られてしまったら嫌だなと思って、ずっと観ないようにしていたんですけど、7月中旬ごろ一幕のディーンのシーンが大体まとまってきたので、もう観ても大丈夫だなと思ってやっと観たんですよ。全然違いました(笑)。

一同 (笑)。

佐藤 ディーン全然喋らないし、めちゃくちゃクールだし(笑)。どちらかというと矢部くんがやっているディーンが、ロンドン版のディーンのイメージに近い感じなんですよね。

■同じディーン役でもそれぞれでテイストが全く違うんですね。

佐藤 もう俺はサイコな感じになっちゃって(笑)。完全にヤバイやつになっちゃっています(笑)。

一同 (笑)。



■矢部さんは?

矢部 僕もあまり囚われたくないと思っていたので、全部を観たわけじゃなくて、どんな雰囲気の作品なんだろうなって所々観ただけなので、そこまで意識してないです。振付も日本版で新しく作る感じなので、台本を読んで自分が感じたディーンをそのまま演じている感覚ですかね。

■佐藤さんいわく、矢部さんのディーンはロンドン版のディーンに近いとのことですが、ご自身的にはいかがですか?

矢部 そうかもしれないですね。あまり人とむやみに接さないというか。一匹オオカミ感はあるけど、クラスの中では人気者なのがディーンだと思うので、それを目指して演じています。

■佐藤さんはどういうディーンを演じようと思って、サイコな方に?

佐藤 理想を言うとですね。ディーンから何かを発信しなくても勝手にクラスメイトが寄ってくるっていうのが理想なんですけど、そこまでコミュニケーションがハッキリ取れていないというのと、キャストの皆さんにもそれぞれやりたいお芝居があるでしょうから、その理想にはたどり着けていないので、ならこっちから攻めてやろうと思って。

一同 (笑)。

佐藤 仕掛けまくっているんですけど、仕掛けすぎて、もう耳ないのかなっていうくらい話を聞いていない人物になってしまいました(笑)。

一同 (笑)。

佐藤 でも台本も難しいんですよ。『ジェイミー』ってドキュメントが基になっているじゃないですか。ノンフィクションって本当に長い彼らの人生があるから自然に観られるんですけど、2時間半くらいのミュージカルにまとめるとなると、どうしてもディーンの感情の変化が急すぎると思うところがいくつか出てきちゃうんですよ。それを正当化しようと思うと、なぜかちょっとやばいやつになっちゃうんですよね。

一同 (笑)。

全組み合わせを観てほしいですね!



■稽古は同じ時間帯にやられているんですか?

佐藤 はい。交代交代に。

■お互いのディーンを見ていかがですか?

矢部 流司くんとは違う作品で相棒役として共演しているんですけど、その時から流司くんだけのキャラクターを作るんですよね。動きとか、セリフの喋り方とか。だからこの稽古が始まる前から同じ役でも絶対に被ることはないだろうなと思っていたんですけど、それをはるかに上回るディーンだなと思って、僕はそんなにオリジナルの案が出てこないので、流司くん流のディーンを観て、やっぱり流司くんは凄いなって思いました。

■それぞれにしか演じられないディーンになっているんですね。

佐藤 そうですね。立ち位置以外は全部違うって言っていいくらい全部違いますね。

でもジェイミーも全然違うんですよ。だから本当に面白いです。色んな組み合わせもありますし。

矢部 そうですね。



■組み合わせも固定じゃないですもんね。何回観ても楽しめますね。

佐藤 プリティもダブルだし。

矢部 

アンサンブルはこの作品にはいないとおっしゃっていたり、演出家のジェフリーさんがそれぞれの個性を凄く大切にしてくださったのが大きいと思います。それぞれに本当に色んな個性が出ていますし、組み合わせによって見え方も全然変わってきますし。本当に全組み合わせを観てほしいですね!(笑)。

■全公演観る勢いですね!

佐藤 48通りか。

矢部 もう計算できないですよね。

一同 (笑)。

俺がAだったら、矢部くんはBなんですよ。



■先ほど少し出ましたが、朗読劇『私立探偵 濱マイク』で共演されているということで、ダブルキャストがお互いに佐藤さん&矢部さんと知った時の印象は?

佐藤 遺伝子がまず違う。人類をAとBで分けられるとしたら、俺がAだったら、矢部くんはBなんですよ。その最初の二択から違う。弥生人と縄文人くらい違う。

一同 (笑)。

佐藤 そのくらいルーツが違っていて(笑)、正反対だからこそ、この二人が同じ役をやると知った時は面白くなりそうだなって思いました。

矢部 本当にタイプが全く違うので、どっちがやっても面白いものにはなるだろうなって思っていたんですけど、始めて佐藤流司くんとダブルキャストって聞いた時は凄く、え?なんで!?って思いました。

あの大人気な佐藤流司くんとダブルキャストって無理だなって。

佐藤 やめてくださいよ(笑)。



矢部 今でも思っていますよ!

■共演したことのある方とのダブルキャストは心強くはありましたか?

佐藤 そうですね。でもダブルキャストなので、舞台上に一緒にいる機会はないんですよ。だから稽古場で喋る人がいて助かるなって思いました(笑)。

一同 (笑)。

佐藤 今回知り合い沢山いた?

矢部 二人くらいです。

佐藤 俺も二人くらいだった。なので、近々で一緒に仕事をしている人がいると稽古場で孤立しなくて済むっていう嬉しさはありますね(笑)。

一同 (笑)。

個性を重視。登場人物の距離感が難しい。



■稽古に入る前の動画コメントで、下ネタに嫌悪感があって、そこを突破するのが課題だとおっしゃっていたと思うんですけど、稽古に入る前にやっておいたことなどありますか?

佐藤 下ネタはいまだに言いたくないなって気持ちがあります。芝居中だったら大丈夫なんですけど、セリフの読み合わせをしようぜっていう軽いテンションだとやっぱり言いづらいですね。

■完全に入りこんだ時なら言えるけど。

佐藤 そうですね。

前準備に関しては、今回は危ないアクションもないですし、何か準備したっていうのもそんなになくて。歌に関しても、最初英語版の音源が送られてきただけで、頂いた段階では日本語の譜割とかも決まっていなかったんですよ。なので、英語の歌を聴いて覚えるくらいしかなかったのですね。だから俺はそうですね・・・基本「天てれ」の稽古をしていましたね。ずっと。

矢部 (少しの間があってから)それ僕ですね。(笑)

佐藤 あ、それ矢部くんか。

一同 (笑)。

佐藤 俺、「天てれ」でてないわ。

一同 (笑)。

矢部 聞いていてよかったー!さらっと言うから(笑)。



■私も流しそうになってしましました(笑)。矢部さんはいかがですか?

矢部 僕も準備っていう準備は特にしてなくて。みなさんがどういう風に演じられるかもわからなかったので、なんとなく色々自分の中で作ってはいって、稽古で試してみるって感じですね。

■稽古に入ってから難しさを感じるところはありますか?

矢部 キャラクターそれぞれの関係性や距離感が難しいですかね。台本に個性を重視してって書いてあるから、それぞれに仕上げてくるんですよ。僕が引いてみたり、逆に僕が攻めたりとか、そこのバランスがちょっと難しいですね。

■佐藤さんは?

佐藤 我々が合流する前にある程度位置取りが決まっているシーンがあって、実際に入ってみたら今の登場人物との距離感だと上手くこのシーンを表現できないなと思う箇所が少しあったんですね。それをまだジェフリーさんに伝えられてないんですよ。

でも、ウィンくんも何ヶ所か相談をしていたんですけど、覆っていないところもあったので、俺も覆らないんだろうなって思います。

一同 (笑)。

佐藤 それをどうにか自分の中に落とし込んでいくのが課題ですね。

ウィンくんは何を言われても負けない強さ。颯くんはマジで可哀そうになってくる。



■他男性キャストの印象もお聞きしていきたいのですが、同じくダブルキャストとなるジェイミー役の森崎さん、髙橋さんの印象はいかがですか?

矢部 ウィンくんは事務所の大先輩なんですよ。一緒の作品もやったことがあって。

■じゃあ心強いですね。

矢部 はい。ウィン君は凄く色んな方に積極的に絡んでいきますし、輪の中心にはいるような存在で、色んな人のことをよく見ていますね。以前、ウィンくんと一緒の作品をやった時もウィンくんがジェイミーのような役柄だったんですよ。体は男の子だけど気持ちは女の子でちょっとリンクする部分もあるので、そんなこともあるんだって少し運命を感じています。

颯くんに関しては不思議ちゃんすぎて、何を考えているのかわからない時があるんですよね。(笑)でもどんどん役に入っていくタイプだなと観ていて思うので、本番が特に楽しみだなって思っています。

佐藤 ほぼほぼ一緒なんですけど。パンフレットの座談会でライターの方が「最後にせっかくなのでこのタイミングで聞いておきたいことがあればお互いに」っていう振りに対して颯くんが、ガチガチの芝居の質問をし始めて。

一同 (笑)。

佐藤 そういうことじゃないんだよなって(笑)。それ以来彼はやばい人だと認識しているんですけど(笑)。

ウィンくんは演技として計算したいかれ方ができる人物というか。颯くんとはまた違ったタイプですよね。颯くんは完全に計算外です。

一同 (笑)。



■現場楽しそうですね(笑)。

佐藤 楽しいですね。

■きっとジェイミーも全然タイプが違うってことですもんね。

佐藤矢部 全然違います!

■その共演するキャストに合わせて演技も多少変化するんでしょうね。

佐藤 そうですね。こっちが提示するお芝居に対しての二人のリアクションもやっぱり違うので。ウィンくんはディーンに何を言われても負けない強さがあるし、颯くんはマジで可哀そうになってくる時がありますし。

一同 (笑)。

佐藤 やりすぎちゃったなって芝居中に思います(笑)。

■ちょっとシュンッとなっちゃうんですね。

佐藤 はい。シュンッてなっちゃいます。

矢部 本当にそうなんですよ!颯くんとやったあとは、絶対に謝りにいきます。「颯くんごめんね、大丈夫?」って。

■髙橋さんは弟って感じで、森崎さんはお兄さんって感じなんですね(笑)。

佐藤矢部 そうですね。

二人にとっての赤いヒールとは。



■赤いヒールをお母さんからもらったことが、ジェイミーにとって一つのターニングポイントになっていると思うのですが、ご自身のここターニングポイントだったなという瞬間はありますか?

矢部 僕は「天才てれびくん」に出させてもらったことですね。それがなかったら多分この世界にはいないと思います。

スカウトがきっかけで事務所に入ったんですけど、同じ事務所に「天てれ」に出演していた方がいて、その方に会いたいと思って事務所に入ったんですよ。そしたらまさかの自分が出る方になって、本当にびっくりしましたね。

そして「天てれ」で歌だったり、ダンスだったり、お芝居だったり、バラエティー的なことだったり、この世界のことを色々と学ばせていただいて、次第に芸能を自分の意志で本気でやりたいって気持ちが芽生えました。なので、「天てれ」に出ていなかったら多分違う人生でしたね。

■自分のやりたかったことがそんな早い段階できたのが素敵ですね。

矢部 そうですね。それまではずっとサッカーをやっていたんですけど、それを機にサッカーもやめて、一本にしようってなりました。



■佐藤さんは?

佐藤 ミュージカル「ライオンキング」を観に行った時ですかね。

■それは何歳くらいの時ですか?

佐藤 中学3年生くらいですかね。

■何か心動くものが?

佐藤 そうですね。「ライオンキング」を観に行く少し前くらいに事務所に入ったんですけど、登録する時にプロフィールシートにどういうお仕事をしていきたいかチェックを付けていくんですよ。その時、CM、TV、映画にはチェックを付けたんですけど、唯一ミュージカルはつけなかったんです。その時は、なんで芝居中に急に歌いだすのか全く理解ができなくて。で、ある日「ライオンキング」を観みたら、ミュージカルって凄いんだなって考え方が変わって。あの時「ライオンキング」を観たから今があるんだろうなって思います。

■その時にミュージカルがアリだなと思ったんですね。

佐藤 そうですね。ミュージカルを観て180度意見が変わりました。

セリフよりも歌の方が感動することがあるんだなって。

これだけは譲れない。「全部食ってからプッチン」「カレーに練乳」




■作中でジェイミーは、高校のプロムに本来の“自分らしい”服装で参加しようと決意します。その自分らしさを貫くためには、時に周囲の反対も押し切る気持ちも必要ですが、お二人がどんなに反対されても譲れないことはありますか?

佐藤 俺は自分の人生論ですかね。もう少しこうした方がいいんじゃないとか、こうした方が周りによく見られるんじゃないとか、そういうことを言われる時がありますけど、そんなのくそくらえだと思っています。自分の人生ですし、自分のことは絶対に自分が一番よくわかっているので、基本的に人生観とか自分が考えた上で決めたことは譲れないです。

矢部 僕も同じかもしれないです。意見を聞かないわけじゃないですけど、自分のことをわかっているのは自分だから、違うなって思ったら聞かないですし、人に合わせるとかも好きじゃないです。僕、凄くマイペースだし、基本的に一人でいるのが好きなんですよ。なので譲れないのは、いい意味で人に合わせないことですかね。



佐藤 あと、プリンは全部食ってからプッチンします。

矢部 何を言っているんですか。(笑)

佐藤 これだけは譲れないです。

一同 (笑)。

佐藤 ふと思い出しました。

一同 (笑)。

佐藤 ちゃんとプッチンはします(笑)。

■形式上はやるんですね(笑)。

佐藤 はい。形式上は。でも皿は使いたくない。皿が汚れるから。

矢部 全部食べてから(笑)。

佐藤 そう。全部食い終わってからプチン!ってして捨てる。

一同 (笑)。

佐藤 それだけは譲れないです(笑)。



■ちなみに、ご飯の話題出たのでお聞きしたいんですけど、以前のインタビューでテーブルがないっておっしゃっていたと思うんですが、テーブルは買われたんですか?

佐藤 まだ買わずにいますね。なのでキッチンで食べて、プッチンしてゴミ箱に入れます。

一同 (笑)。

佐藤 だからプリンプッチンですね。プッチンプリンじゃなくて。

一同 (笑)。

■プッチンプリン食べるのが以外だなと思いました。

矢部 可愛らしいですよね!

佐藤 多分最後に食ったのは15歳くらいの頃ですね。

矢部 結構前ですね(笑)。

佐藤 急に今思い出しちゃって(笑)。



■矢部さんはそういうこだわりありますか(笑)?

矢部 僕、カレーの辛さがダメなんですよ。辛口とかが食べられなくて。

佐藤 甘口?

矢部 カレーは甘口派なんですよ。

■唐辛子はOKだけど、スパイス系の辛さが苦手?

矢部 そうなんです!

佐藤 火鍋は?

矢部 火鍋は・・・ギリちょっとだめかもしれない。

佐藤 それ辛いの苦手なだけじゃん(笑)。

矢部 火鍋もスパイス少し入っているじゃないですか。スパイス的な辛さがダメなんですよ。

佐藤 まあそうね。

矢部 だからカレーには練乳をかけます。

佐藤 え?

■カレーに直で?

矢部 はい。

佐藤 うわぁー。

■家でですか?

矢部 そうですね。練乳があるのが家なので。(笑)



■辛いカレーを作って練乳をかけるってことですか?

矢部 そうですね。レトルトとかも辛口を買って、練乳をかけるんですよ。

佐藤 はぁ・・・。

矢部 そしたらマイルドになって美味しいんですよ!

佐藤 そんなんだ・・・。

■カレーに練乳って始めて聞きました。

矢部 いやぁ。美味しいですよ!一回ちょっと騙されたと思って、やってみてください。

佐藤 いや・・・お断りします(笑)。

一同 (笑)。

佐藤 俺はカレーは辛くないとだめだから。

矢部 そっかー!(笑)。でも外で食べる時は甘口ですね。絶対に。

佐藤 まじか。牛乳ならわかるけど。

矢部 牛乳のもうちょっと先。

一同 (笑)。

■もしかしたらコクが増すのかもしれないですね。

矢部 まさしく!美味しいんですよ。

佐藤 想像がつかないですね。

“高校3年生文化祭”と“小杉くん”



■本作は学校を学校の行事のプロムを題材としている作品ということで、お二人の学生時代の一番印象に残っている思い出を教えてください。

矢部 僕は高校生の時、すっごい人見知りであまり友達もいなくて、ずっと固定の人たちとだけいたんですよ。でも10月か11月にあった高校3年生の文化祭で最後の思い出だって思って、ちょっと弾けて調子乗ってみたら凄く楽しくなっちゃって(笑)。だいぶ高校生活も終わりの方なんですけど(笑)、そこでやっと緊張が解けたんでしょうね。そこから友達も増えましたし。そういった意味では高校3年生の文化祭が一番印象に残っていますね。

■弾けたって具体的にどんな風に?

矢部 体育館で有志の出し物ができるんですよ。今までは自分は絶対にやらないって思っていたんですけど、高校3年生だし最後だから思い出を作ろうと思って、ずっと仲良くしていた子と出演することにしてステージで踊ったんです。そしたら歓声が凄くて、そこから調子に乗ってしまいました(笑)。下級生のところにいって、自分から「僕の連絡先いる?」って聞いたり(笑)。

■凄いですね。

矢部 ですよね(笑)。でもそこから友達も増えて、その中には高校を卒業後も遊んでいる友達もいますし。結果よかったです。

■気持ち面でも何か変わりましたか?積極的になったりだとか。

矢部 そんなに変わっていないかもしれないです。なんであんなことをしてしまったんだろうっていう後悔があります(笑)。若気の至りだなって思います(笑)。



■佐藤さんは?

佐藤 考えたんですけど、パッと思いついたのが中学時代の小杉くんのエピソードしかなくて。

一同 (笑)。

■まさか固有名詞が出てくるとは(笑)。

佐藤 その小杉くんとは結構仲が良くて、小学生の時からよく遊んでいたんですけど、クラスの男の中で一番背がちっちゃい子だったんですよ。今はもう少し大きいんですけど、当時の俺は165cmくらいで、小杉くんが145cmくらいで。

で、中学校の制服が学ランだったので、短ランとか長ランに憧れる時代がくるんですよね。そしたらある日、小杉くんの学ランを着たら短ランになるんじゃない話になったんですよ。

一同 (笑)。

佐藤 で、「小杉くんに着てみ」って言われたので、「いいの?ありがとう」って言って着たら、ちょうど生活指導の先生が廊下を通りかかって、「てめえそんなもん着てくるんじゃねー!」って言って、俺が着ていた小杉くんの学ランを持って行ったっていう。

一同  (笑)。

■その後小杉くんはどうなったんですか?(笑)

佐藤 小杉くんはシャツイチで帰りました(笑)。それが俺の唯一の学生時代の記憶です。

一同 (笑)。

■その後学ランを取りにいったんですか?

佐藤 それは小杉くんに「ちゃんと行ってこい」って(笑)。貸したお前が悪いって。

一同 (笑)。

■確かに小杉くんからの提案ですもんね(笑)。ありがとうございました!

★お二人からコメント動画が到着★



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ーPROFILEー
佐藤流司
1995年1月17日生まれ。宮城県出身。
『仮面ライダーフォーゼ』(EX)佐竹輝彦役で俳優デビュー。主な出演作は、ミュージカル『刀剣乱舞』、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン、ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』、『笑ゥせぇるすまん』THE STAGE。TVドラマでは「おしゃれの答えがわからない」、「REAL⇔FAKE」、「ファイブ」、「御茶ノ水ロック」、「日暮里チャーリーズ」。映画作品では、『ダブルドライブ ~狼の掟&龍の絆~』『HiGH&LOW THE WORST』『小説の神様 君としか描けない物語』などがある。

また、俳優業の他にもアーティスト“Ryuji”名義で、ロックバンド「The Brow Beat」としても活動中。

矢部昌暉
1998年1月9日生まれ。東京都出身。
ダンスロックバンド「DISH//」のメンバー。俳優として、ドラマ「オトナ女子」、映画『恋と嘘』、『あの空の向こうに』、舞台「池袋ウエストゲートパーク SONG&DANCE」など、映画や舞台、ドラマにも出演。舞台「暁のヨナ~緋色の宿命編~」(18年)ではW主演を務めている。

―INFORMATION―
ミュージカル『ジェイミー』
<大阪公演>
期間:2021年9月4日(土)~12日(日)
・9月4日(土)12:00/17:00
・9月5日(日)12:00
・9月7日(火)13:00
・9月8日(水)13:00
・9月9日(木)13:00
・9月10日(金)13:00
・9月11日(土)12:00/17:00
・9月12日(日)12:00
会場:新歌舞伎座

<愛知公演>
期間:2021年9月25日(土)・26日(日)
・9月25日(土)18:00
・9月26日(日)13:00
会場:愛知県芸術劇場 大ホール

<キャスト>
ジェイミー・ニュー:森崎ウィン/髙橋颯(WATWING)
マーガレット・ニュー:安蘭けい
プリティ:田村芽実/山口乃々華
ディーン・パクストン:佐藤流司/矢部昌暉(DISH//)

ファティマ:伊藤かの子
ミッキー:太田将熙
サイード:川原一馬
サイ:小西詠斗
ベックス:鈴木瑛美子
ヴィッキー:田野優花
ベッカ:フランク莉奈
リーバイ:MAOTO
(五十音順)

ミス・ヘッジ:樋口麻美
ミス・ヘッジ(女性役U/S):実咲凜音
トレイ,ライカ(男性役U/S):永野亮比己
※U/Sアンダースタディ

ライカ・バージン:泉見洋平
トレイ・ソフィスティケイ(ヒューゴ/ロコシャネル役カバー):吉野圭吾

レイ:保坂知寿
ジェイミー父/サンドラ・ボロック:今井清隆
ヒューゴ/ロコシャネル:石川 禅

学生役SWING:亀井照三、笹尾ヒロト、佐藤みなみ、山村菜海

※ジェイミー、プリティ、ディーン役及び、ミス・ヘッジ、トレイ、ライカ役につきまして、公演により出演キャストが異なります。出演者を必ずご確認の上お申し込みください。

<ストーリー>
主人公は16歳の高校生ジェイミー・ニュー。彼には一つの夢があった。

それはドラァグクイーンになること。そして高校のプロムに本来の“自分らしい”服装で参加すること。母親から真っ赤なヒールをプレゼントされたことをきっかけに夢に向かって強く突き進む思いを抱いたジェイミーだが、学校や周囲の保護者たちは猛反対。ジェイミーの夢を理解できない父との確執や周囲からの差別など、多くの困難を乗り越えながら、自分らしさを貫くジェイミーの姿に勇気と感動、そして幸せをもらえる、最高にハッピーなミュージカル!

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