“火花が散って、熱かった”リアル炎の剣を持った戦闘シーンに注目!―『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』内藤秀一郎インタビュー



テレビ朝日系で、毎週日曜に好評放送中の「仮面ライダーセイバー」で主人公・神山 飛羽真を演じ、187cm という抜群のスタイル&端正な顔立ちで 2021 年の活躍も期待される若手イケメン俳優【内藤秀一郎】に Emo!独占インタビュー!

2020 年 12 月 18 日(金)より全国上映される『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』の見所や、リアルに炎をつけた剣を使用した戦闘シーンなど映画ならではの撮影秘話、TVシリーズの現場での他キャストとの様子、難しかったシーン、最近心揺さぶられたエモい出来事、さらには1年後どんな仮面ライダーでありたいか。など、たっぷり答えていただきました。

エモい表情にも注目!役の衣装で撮影したインタビューカットも必見です♡



毎週放送後に「観たよ」って連絡をくれる祖父母。

■制作発表会見で、「仮面ライダーセイバー」への出演が決まった報告をまずは祖父母にしたいとおっしゃっていましたが、ご報告はされましたか?

内藤秀一郎 しました!

■反応はいかがでしたか?

内藤 喜んでくれました。作品に出ることを報告する度にいつも喜んでくれるんですけど、今回は特別喜んでくれましたね。今までは深夜ドラマが多かったので、夜中だから録画して翌朝起きてから観てくれればいいのに、どんな時もリアルタイムで「観たよ」って感想を送ってくれるんですよ。めちゃくちゃ嬉しいんですけど、僕からしたらそんな遅くまで起きているおばあちゃんとおじいちゃんの体が心配だったんです。でも今回は、朝 9 時っていう負担をかけずに済むいい時間帯なので、そういった面でもよかったなと思います。いつも日曜放送後に「観たよ」って連絡をくれて、本当に嬉しいです。



■「仮面ライダーセイバー」が放送されて、2 ヵ月ほど経ちましたが、街を歩いていて、声を掛けられることが増えたなど、仮面ライダーになったなと実感が沸くような出来事はありましたか?

内藤 今は現場と自分の家を行き来している感じなので、街で声をかけられる機会もないんですが、地元の友達やお母さんの友達とか、頻繁には連絡を取っていなかった人達から「観ているよ」って連絡をもらうことがあって、それは凄く嬉しいですし、自分は仮面ライダーなんだなって実感が沸きます。

■では、子供たちから「セイバーだ!」って言われるようなことはまだない?

内藤 この間、撮影現場に子供たちが来ていたんですが、その子たちが「セイバーだ!」って言ってくれて、嬉しかったです。でも、お母さんの後ろに隠れちゃったり、恥ずかしそうな感じでした。可愛かったです。

■憧れているからこそ、恥ずかしかったんですかね。

内藤 そうなのかな~。そうだと嬉しいです。

共通点は、「子供好き」と「聞き上手」



■演じていて、神山飛羽真と共通点を感じる瞬間はありますか?回を重ねるごとに気が付く部分もあるのかなと思ったのですが、いかがですか?

内藤 共通点は、子供が凄く好きなところですかね。飛羽真も子供が凄く好きで、自分のお店に子供たちが来たら本を読み聞かせたりするんですが、その時の表情は戦っている飛羽真とは違って、表情がゆるんでいて、凄くにこやかに接していて。僕も子供が好きで、接していると気持ちがふわふわしてきちゃうし、顔にも凄くニヤニヤがでるし(笑)、そういう部分は凄く似ているなと思います。

撮影に入ってから似ていると思ったのは、飛羽真は人が言った意見とか言葉を絶対に否定しなくて、全部肯定するんですよ。僕は全部肯定するわけではないんですが、物事を自分で言うのがちょっと苦手で、どちらかというと聞くタイプなので、そういう風に人の話をちゃんと聞いて、飲み込むところは似ているのかなと最近思います。

■演じていて、影響を受けたんですかね。

内藤 同じだなって気が付いたのは最近ですが、昔からですね。どちらかというと話すより、人の話を聞く方が好きでした。でも、飛羽真の役をやってから、まず相手の気持ちを飲み込むようになったし、相手が何を考えているかよく考えるようになったと思います。

自分が思っている何倍も表現しないと、伝わらない。



■よく、長い作品だと役が抜けないなど聞きますが、生活の中で、つい神山飛羽真感が出てしまう瞬間などありますか?

内藤 内藤秀一郎を忘れちゃう時はあります。普段喋っていても、今の言葉は飛羽真っぽいなとか、自然に喋り方のクセみたいなものが出る瞬間があったり、内藤秀一郎と神山飛羽真の境界線がわからなくなることが何回もありますね。

■撮影に入ってから難しかった、または大変だったシーンはありますか?

内藤 最初の頃は、怪人が目の前に現れた時の想像とその時の反応が難しくて、苦労しました。日常生活に存在しない怪人が目の前に現れた時、どんな表情や声の出し方をすればいいのか正解がわからなかったですし、自分が思っている何倍も表現しないと、緊迫感は伝わらない。あとは、グリーンバックの前での撮影もあったんですが周りの建物とか状況を想像しながら演じるのが凄く難しくて、最初は手こずりましたね。

■そうだったんですね。全然そんなことを感じさせない演技だったので驚きです。

内藤 ありがとうございます。でも最初は、凄く難しかったですね。

みんなで仮面ライダーキックの練習をして、写真を撮ったり。撮影現場



■今作は仮面ライダーが多く登場するということで、撮影現場はどんな雰囲気ですか?

内藤 みんな仲がいいですよ。やっぱり年齢が近いキャストが多いので和気あいあいとしていますし、尾上亮/仮面ライダーバスター役の生島勇輝さんは 30 代後半なんですけど、パパ的な存在で、みんなともよくコミュニケーションを取ってくださっています。2 号ライダー・新堂倫太郎/仮面ライダーブレイズ役の山口貴也くんや、3 号ライダー・富加宮賢人/仮面ライダーエスパーダ役の青木瞭くん含め、みんなフレンドリーだし、撮影以外でも凄く喋りやすいです。

でも本番になったらみんな真剣で、「あのシーンはもっとこうやっていたらよかったんじゃない」とか、そういった仕事の話もできますし。キャスト、スタッフ含め、みんなが「セイバー」を盛り上げようとしてくれているので、現場は凄く明るいですね。

■ライバルでもあり、同士でもあるんですね。

内藤 本当にそうですね。

■現場で流行っていることはありますか?

内藤 大秦寺哲雄/仮面ライダースラッシュ役の岡宏明くんがカメラを持ってきて、撮って遊んでいました。その時僕は、自分のシーンがあったので参加できなかったんですが、みんなでライダーキックの練習をして、それを写真に撮ったりしていましたね(笑)。

子供の頃夢中で観た、「仮面ライダー電王」佐藤健さんの演技に心動かされた。



■様々なインタビューで、ご自身も仮面ライダーが好きだったとおしゃっていますが、中でも影響を受けたなと思う仮面ライダーシリーズはありますか?

内藤 本当に幼い時に観たので、ストーリーをちゃんと覚えていないんですが、初めて観たのは「仮面ライダークウガ」で、物心ついてから観て一番ハマったのが「仮面ライダー電王」です。僕、男 3 人兄弟の長男なんですけど、3 人でハマって夢中で観ていました。佐藤健さんが演じる良太郎の人格が何度も入れ替わっているのを観て、本当に驚いたのを覚えています。今、自分が仮面ライダーを演じる立場になっても、あれだけの役をこなした佐藤健さんは凄いと思いますし、あの作品にはかなり影響を受けています。

■役作りのために参考にした部分もありますか?

内藤 あります。怪人と戦っている時、子供と話している時、“ソードオブロゴス”のメンバーと話している時、対峙している相手が変われば、絶対に表情も変化するじゃないですか。逆に表情が一緒だとやっぱりわかりづらいですし、つまらない。子供の頃、佐藤健さんの芝居を観て面白いと心動かされていたので、自分も表情でしっかり伝えられるようになりたいと思って、参考にしています。

劇場版は壮大な規模感!



■今回、劇場版が公開されるということで、撮影中に映画とドラマの違いを感じる場面はありましたか?

内藤 やっぱり規模の違いを感じました。今回でいえば、特撮でよく使用されるナパームの数ですね。テレビでは一発の大きいナパームを何回かやったことはあったんですけど、今回の映画で初めて 20 連発でナパームの爆発をしたんですよ。その時、現場にいたんですが、結構遠い距離から観ていたのに、熱風が凄くて。森の中で撮影していたんですが、燃え移っちゃうんじゃないかってくらい大迫力だったので、そこは、テレビとは規模感が違うなと思います。

あと、ドラマでは CG で炎の剣を作っているんですが、映画のあるシーンでは、実際に剣に火をつけて、メラメラ燃えている炎の剣を持って撮影に臨みました。振る時もパチパチ火花が散って熱かったんですが、その分気持ちが高まりましたし、そういう生感は映画ならではだなと思います。

他にも、6 人同時変身だったり、映画ならではの要素が沢山詰まっているので、ぜひ色んなところに注目して観て頂きたいです。

内藤秀一郎の心揺さぶられたエモい瞬間。



■エモい情報を発信している WEB サイトなので、お聞きしたいのですが、最近心揺さぶられた出来事はありますか?

内藤 感動したことでもいいですか?

■はい!

内藤 最近、北村匠海さんと新田真剣佑さんが出演されている映画『サヨナラまでの 30 分』を観たんですが、中でも凄く感動したシーンがあって。作品は真剣佑さんが死んでしまって、カセットテープを再生している時間だけ北村匠海さんに乗り移って、入れ替わることができるというお話なんですが、北村匠海さんが初めて新田真剣佑さんのバンドメンバーと一緒に演奏するシーンがあって、その時の新田真剣佑さんの嬉しさもありつつ、やっぱり自分のバンド仲間に加わることへの悔しさを表現した、なんともいえない表情が凄く印象的で。その時、もし自分が同じような立場で芝居をするとしたら、どういう風にするんだろうって何回もチャレンジしてみたんですけど全然できなかったです。

その新田真剣佑さんの芝居を観た時、言葉では表せない感情が伝わってきたので、やっぱり凄いなって感動しました。

「神山飛羽真は内藤秀一郎にしか演じられなかった。内藤秀一郎でよかった」と一年後言ってもらえるように。



■本映画の見所と、TVシリーズは序盤ですが、ラストへかけての意気込みをお願いします。

内藤 短い時間ではあるんですが、6 人同時変身だったり、20 連発ナパームだったり、リアル炎の剣だったり、本当に盛沢山の内容なので、かなり見ごたえがあると思います。監督、スタッフ、キャスト一丸となって一生懸命につくったので、ぜひ劇場に足を運んでいただきたいです。

TVシリーズも物語がかなり動きはじめているので、本当に一分一秒見逃さずに、隅々まで観ていただけたら嬉しいなと思います。

■最後に、1 年後どんな仮面ライダーになっていたいですか?

内藤 一言でいうとカッコいい仮面ライダーではありたいんですけど、「神山飛羽真は内藤秀一郎にしか演じられなかった。内藤秀一郎でよかった」って最後に言っていただける、そんな仮面ライダーになりたいです。

■ありがとうございました!


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ーPROFILEー
内藤秀一郎
1996年5月14日生まれ。埼玉県出身。
AbemaTV×メ〜テレ共同制作ドラマ「星屑リベンジャーズ」(2018)で俳優デビュー。
主な出演作は、ドラマ「腐女子、うっかりゲイに告る。」(2019/NHK) 、映画「午前0時、キスしに来てよ」(2020)など、話題作に続々出演。今作『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』が初の映画主演作となり、これからの活躍が期待される、若手注目俳優のひとり。

―INFORMATION―
『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』/『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』
12月18日(金)全国公開!!
セイバーキャスト:内藤秀一郎、山口貴也、川津明日香、青木瞭、生島勇輝、富樫慧士、岡宏明、レ・ロマネスク TOBI/谷口賢志
ゼロワンキャスト:高橋文哉、岡田龍太郎、鶴嶋乃愛、井桁弘恵、中川大輔、砂川脩弥、桜木那智、山口大地、中山咲月、児嶋一哉/伊藤英明、福士誠治、山崎紘菜

[HP] http://kamenrider-winter.com/

スーパーヒーロープロジェクト ©石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

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