MV衣装の60年代ヴィンテージTに注目! Emo!注目の若手ロックバンドPororoca(ポロロッカ)に Emoモデル・ともやゆがインタビュー!
2019.11.30
10月にリリースした「I Love You-EP-」のツアー「 ”LOVE YOU”TOUR」で全国を疾走中の、八王子を中心に活動する4人組ロックバンドPororoca(ポロロッカ)。
収録曲「I Love Youと言わせておくれ」のMVがYouTubeに公開されると「久々に凄いアーティスト見つけた。何者なんだこの人達….」「やばいハマる…!」など絶賛の声が殺到、インディーズながら1ヵ月経たずに3万再生超えの注目を集めている。
また、浜辺で颯爽と歌う収録曲「あの日から」のMVでは、メンバー全員が古着を着用。60年代もののヴィンテージTシャツなど、ファッション性に富んだアイテムを見事に着こなしている。
そんな音楽性・ファッション性ともに高いEmo!注目の若手実力派バンドPororocaに、古着&音楽が大好きなEmoモデル・ともやゆがインタビュー!
「I Love You-EP-」の制作秘話からCDタイトルにかけた初恋トーク、さらにMV衣装&私服などのファッショントーク、音楽の聖地・八王子トーク、ラストには19歳美容学生のリアルな人生相談にのっていただいたりと、ともやゆがガチで気になることにたっぷり答えていただきました。
メンズ同士だからこそ出てくるリアルなぶっちゃけトークを、夜の渋谷×私服で撮影した、生感あるインタビューカットとお届けします。
4人共通で好きなのはBUMP OF CHICKEN。
■ともやゆ よろしくお願いします。まず最初に、結成の経緯を聞きたいです。
井上広大/Gt.(以下 井上) 僕は高校の時からバンドをやっていたんですけど、大学ではオリジナル曲でバンドをやりたいなと思って、メンバーを探し始めました。最初、太郎と他のボーカルとベースと組んでいたんですけど、2人やめてしまって、ギターとドラムだけじゃバンドができないので、他のメンバーを探し始めて、太郎が魁人を連れてきてくれたんです。それで、結成時にまた別のベースの子がいたんですけど、その子が新入生の自己紹介でベースを弾いていますって言っていたので、声をかけてスタジオに連れていって、スタートした感じですね。
山田太郎/Dr.(以下 山田) で、紆余曲折あって。小熊は一人で弾き語りをしていたんですけど、ベースとして加入してくださって。
井上 だから、大学の頃はこの3人+やめた子でやっていて、今年の7月からこの4人でやっています。
■そうだったんですね。これずっと聞きたいと思っていたんですが、なぜバンド名がPororoca(ポロロッカ)なんですか?あまり聞きなれない言葉だったので気になりました!
井上 Pororocaの名前は、大学時代に決まったんですよ。実際にPororocaって言葉があって、意味は逆流とか大騒音って意味なんですよ
北原魁人/Vo.(以下 北原) 実際そんな音楽はしてないよね(笑)。
一同 (笑)
■言い出しっぺは?
北原 僕ですね。ベースの小熊は7月から入ったんですけど、一番最初にバンドを組んだ時が19歳くらいで、まだ尖っていたんですよね(笑)。周りとは違うことをやっていくぜ!って感じで、Pororocaに(笑)。
井上 川が逆流する音を聞いて、民族の人が、ポロロッカ!ポロロッカ!って言っていたらしい。
■だから、ロゴにも魚がデザインされているんですね。
山田 そうそう!波もデザインされていて。
井上 あと、可愛いですよね。音が。
■確かに可愛いですね!素敵な音楽を作られているみなさんは普段どんな音楽を聴いているのか気になったんですが、みなさんの好きなバンドはどなたですか?
小熊雄大/Be.(以下 小熊) 結構バラバラなんですけど、4人共通で好きなのはBUMP OF CHICKEN。
山田 僕は洋楽が多いかな。レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)やオフスプリング (The Offspring) 、あと、システム・オブ・ア・ダウン(System of a Down)とか激しめの音楽も好きです。
北原 俺は、歌謡曲とかJポップが流れている家だったので、そういうのを聴いていたり、あと父親がメタルが好きだったので、メタルも通ってきていますね。
小熊 あと、ボンジョビね。
北原 ボンジョビも好きだね(笑)。あとYUKIも好きですし。割と雑食で聴く。
小熊 僕と広大は、元々アコースティックギターの弾き語りサークルで一緒だったこともあって、アコースティックな音楽も結構聴いています。
井上 だから、移動の車ではみんな違う音楽を聴きはじめるんだよね(笑)。
山田 でも、運転をしている人に主導権があるからね(笑)。
井上 何が聴きたい?ってなった時に色々流れるよね。レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、スピッツ。
山田 レミオロメンを流したり。
井上 エレファントカシマシ。
小熊 あと、シンガーソングライターね。
井上 あとアニソン。ポケモンメドレーも流れたりするよね(笑)。
一同 (笑)
■ポケモンはどなたが好きなんですか?
山田 僕が好きなんですよ。
■僕、今メタモンネイルなんですよ。
井上 えーかわいい!
一同 すご~い!
北原 僕少し前に流行っていたポケモン診断でメタモンでした(笑)。
小熊 共通項(笑)。
曲が生まれる瞬間は、エモい気持ちになった時。
■最近リリースされたCDについてお聞きしたいんですが、そこに収録されている「あの日から」って曲が凄く好きで、歌詞が泥臭くてかっこよかったです!歌詞はどなたがかかれたんですか?
井上 最初Aメロだけを作って持っていったら、みんながいいじゃんってなって。構成も、サビもない状態からスタートしました。このCD全体を通して言えることなんですけど、この時代に逆行して、みんなでスタジオに集まって、1ヵ月間夜から朝までぶっ通しで話し合いながら作った1枚なんですよね。
■それぞれのいいところが詰まった1枚なんですね。
井上 本当にそうですね。「こうやって伝えたいんだよね」「こういう見せ方もあるよね」とか色んな意見を出したうえで一番ベストなところに持っていく。そうやって一枚をみんなで作った感じですね。
一同 きつかったね~。
井上 朝8時に集合して。
北原 それこそ、ビートルズやクイーンの作り方だと思うんですよ。缶詰になりながらの曲作りを生活の営みの中でやっていたので大変でした。
井上 今だったら、パソコンで打ち込んで作ったり、弾いたものをパソコンに入れて、データを送り合って、家で作ったり。WEB上で共有しながら作っていくのが一般的なんですよ。僕たちは、それに完全に逆行したんです(笑)。
小熊 この作り方の泥臭さみたいなものも多分にじみ出ててるんだろうね(笑)。
■曲はどういう時に思う浮かぶんですか?
小熊 心が動いた時だよね。日常生活の中で、名前が付かないような気持ち。それこそエモい気持ちになった時に。
井上 言葉になりえない気持ちとか伝えたいものがあって、それを音楽を通して知らない誰かに伝えるってことじゃないかな。あとは、どうやったら、この感覚のまま伝えることができるんだろうって。例えば、悲しいって想いを曲に乗せる時にそのまま悲しいって歌詞にするのか、それとも、悲しいって思った時に見た景色を出して、比喩させて悲しいを表現するのか。
■それを聞いたうえで、曲を聴き直すとまた聴こえ方が変わりそうですね。
井上 そしたら凄く嬉しいですね。
凄く純粋なものを詰め込んだ1枚
■普通CDのタイトル名は、一曲目と同じ名前のことが多いと思うんですけど、今回のCDタイトルはどちらかというと5曲目のラスト曲「I Love Youと言わせておくれ」にリンクするような名前の「I Love You」ということで、なぜこのタイトルになったのでしょうか?
北原 このCDがなかなかないんですけどEPっていう形態で。5曲収録されているんですけど、この多いのか少ないのかわからない中途半端な曲数じゃないと、言い表せられなかったんです。凄く純粋なものを詰め込んだ1枚にしたいと思って作っていたら、最終的にそれが愛って形になって、このタイトルになりました。
井上 だから5曲が横並びなイメージです。シングルって、シングル、カップリング、1枚の中で序列があるんですけど、アルバムとかEPって、流れの順番はあるかもしれないけれど、5曲それぞれに個性があって、優劣なく収まっているイメージなんですよね。
北原 きっとベクトルは同じだと思うんですよ。「あの日から」は内向きではあるんですけど、自分と向き合って、自分を大事にしようよって曲で、そして「I Love Youと言わせておくれ」は勇気を持って一歩踏み出そうとする曲、順序こそは違くても、同じベクトルの上にあるものなのかなって思います。テイストは確かに違うと思うんですけど。
井上 どの曲をラストに持ってくるのかに関しては色んな案があって、「そのレコードは止まらずに」で終わろうかとか、「S.B.C」で楽しく終わろうかって話があったり、色んな意見があったんですけど、この1枚で言いたいことをギュッとプラスの向きに集約して打ち出すには、「I Love Youと言わせておくれ」をラストにもっていくのがベストだと思ったんです。
■テイストが違うのでそれぞれ違うい人が書いたのかと思っていました。
一同 なるほど。
井上 それぞれが持っているメロディの感じも違いますし、ジャンル感も違いますし、昔は僕と魁人で作っていたんですけど、サビだけ魁人が作ったり。僕が作ると軽快な聴きやすい音楽になるんですけど、魁人が作るとスケール感のデカいかっこいいサビをもってくるから、魁人のメロディはサビにぴったりなんですよ。僕は自分が作るAメロとかは好きなんですけど、サビがイマイチ決まらないなって時に、魁人に頼むと、聴き手の心にずっしりくるものをのせてくれるんですよね。
北原 エモいんで。
■かっこいい!!!
一同 (笑)
井上 でもそういうのはあります。小熊からは、結構ひねったものとか綺麗なものが出てくる。
小熊 ひねるんですよ。曲って必ずその曲を通してこの音階でいきますっていうのがあるんだけど。Aメロ、Bメロ、サビで全部キーが変わる曲を作ったりとか。そのひねりをなかなか理解してもらえない。
井上 転調ね。
北原 ニッチだよね。転調好きな人って本当にニッチだと思うよ。結局それが違和感になってはいけないけど、効果も狙いつつ、聴いた時にスッと入っていく。そこを楽しんでいると思うと、本当に変態だなって。
小熊 俺、一番変態かもしれないね(笑)。
一同 (笑)
■タイトル「I Love You」はどんな意味ですか?普通に恋愛の「I Love You」ですか?
井上 今回のCDもそうなんですけど、別に恋愛の「I Love You」だけじゃなくて。好きと愛の差を大事にしていて、だからあまり異性っぽくしてないんですよね。
山田 そう思う人もいればね。家族、友人、色んな「I Love You」があるからね。
小熊 でも、自分がこういう風に聴こえましたって伝えてもらえると嬉しいですね。
井上 もちろん心に留めてもらってもいいですけどね。でも嬉しいよね。
北原 手を離れちゃえばね、曲も一人歩きしていって独立していくと思っていて。こういう風に思って作りましたって作り手が言って、ちょっとガッカリするっていうのがリスナーとしてあってから。
一同 確かに。
北原 だから受け取り手が自由にとらえてもらった方がいいのかなって思うよね。
全然関係ないけど、恋愛になったら結構好きって言っちゃう方かも(笑)。
一同 (笑)
6年間の片想い―好きとは何かまで考えた6年だった(笑)―
■え、その話気になります。ちなみに告白する時はみなさんどんな感じで告白しますか?
小熊 素直に好きって言います。ともやゆくんは?
■自分は好きってなったら直球で言うタイプなんです。あ、好きだなって気が付いた日に告白しちゃいます。
井上 男子らしい。俺は6年くらいどうしようか悩んでいたことある。好きとは何かまで考えた6年だった(笑)。だから言えるって素敵ですよね。凄いリスペクトです。言えないから、言うための理由を探してしまって6年経ったんだよね。俺チキンなので(笑)。
一同 やばい(笑)
■結果、伝えましたか?
井上 言いました。返事はだめだったんですけど、6年も経つと逆に了解ってなる。ショックとも思わなかったですね。やゆくんもぜひ(笑)。
■むずかしいな(笑)。でも2年ずっと片思いをしていた時はあります。好きって言って、断られても諦めきれなくて。本当に大好きで。
小熊 何度かアタックしたんですか?
■アタックしました。8回くらい。
小熊 うわ~かっけ~。
■でも、だめでした。野球部にとられました。
一同 うわ~(笑)
井上 本当にアイツらわな(笑)。
北原 モテるんだよな。バンドマンより野球部がモテるよ。
井上 凄い卑屈な集まりみたいじゃん(笑)。
小熊 そういうところで卑屈になった経験があった方が音楽とかファッションとか美容の方に意識が向くんじゃないかな。
初恋はクミ先生
■確かに、ひねった人生の方が面白いものを生み出せる感じはしますよね。告白のお話を聴いていて、みなさんの初恋がいつだったのか気になりました!
小熊 俺ね、保育園の先生なんだよね。
一同 変態だ(笑)。
小熊 だってさ、初めて身の回りの世話をしてくれる母親以外の異性じゃん。なんかクミ先生好きですってなった。覚えているわ。年賀状も出していたな。保育園卒業しても毎年出していて、ある時先生から届く年賀状の苗字が変わっていてさ。「なんか苗字が違うんだけど」って母親に聞いたら、「雄大。クミ先生は結婚したんだよ」って言われて。
山田 凄く切ないじゃん。
小熊 そう。それで初恋は打ち砕かれました。
山田 曲にしたら面白いかも。
北原 クミ先生って曲ね。
一同 (笑)
井上 俺は小3くらいかな。夢に出てきて好きになった。単純だよね。
山田 それを覚えているって凄いな。
井上 夢を見た次の日に学校で会って動揺したのを覚えている。
■僕もありますよ。好きな子と空を飛んだ夢を見たことがあって。
一同 へぇ~!
小熊 アラジンじゃん。
■そうなんですよ。あと妖精もいて。
一同 ピーターパン!(笑)。絵になる~!
山田 僕は、保育園で好きな食べ物とか誕生日を書いて壁に貼るじゃん。で、なりたいものの欄にキリンって書いていて。
一同 (笑)
山田 僕、誕生日が8月8日なんですけど、その張り出されている紙を見た時、誕生日が一緒だった人がいて。その当時、自分のことを特別な存在だと思っていたから(笑)、同じ8月8日がいる、特別な人がいるって気になりはじめたことがありましたね。
■じゃあ、次は8月8日の曲が。
北原 「8月8日」と「クミ先生」。
小熊 カップリングが「キリン」。
一同 (笑)
北原 俺わからないな。正直昔モテたんですよ。好きって言われると、相手を気になるじゃないですか。
山田 一番古いのは?
北原 多分4歳とか。
小熊 何ちゃん?
北原 マイカちゃん。
山田 それを覚えているってことは、初恋なんだろうね。
北原 人の気持ちのことじゃん。なんで自分のことを好きになってくれたんだろうとか考えると気になりはじめたり、そう思うと結構いろんな人に恋をしてきたのかもしれないですね。
井上 チャラ!(笑)
FASHIONは出会い
■僕は、服が好きで古着が凄く好きなんですけど、みなさんが服を買う時の基準は?直観なのか、慎重に買うのか。
北原 結構直観で買っちゃうかも。僕高円寺に住んでいるんですけど、東南アジア系の輸入ものが好きで。ちょっと汚れた感じとか、ちょっと使ったあとのものとか、結構ディープ目なものが好きで、買っちゃうんですよね。
井上 ショッピングモールで一周してから買います。予算の中でベストなものを買いたいから、全部みます。チキンなんで(笑)。
山田 確かにそれもあるけど、見て回っている間に心に残るものってあるでしょ。万が一にでも、他のお店に行っている間に欲しいサイズが売り切れていたら嫌なので、とりあえず戻ってみようってなる。
■古着もそういうの多いです。一点ものなので。
一同 確かに。
北原 その服はどこで買ったんですか?
■これも古着屋さんで買ったんですけど。ちなみにこれ、CDジャケットに似ているなって思って着て来たんです。
一同 あーー!!!凄い!
■CDジャケットを見た時に、凄くこれ好きだなって思ったんですよ。それでなんでだろうって思って、家に帰って、タンスの引き出しを開けたら、似た柄のシャツがあって。だからか!!ってなりました。絶対に着ていこうって思って。
井上 凄いね。ありがとうございます!
小熊 僕もこれ古着なんですよ。好きな古着屋が下北沢にあるんですけど、そのお店が夜10時になるとWEBショップに商品を追加するんですよ。去年まで新潟に住んでいて現地にいけなかったので、その時間ちょうどにWEBを開いて、売り切れる前に買っていました。古着って本当に一点ものだからその時の出会いなんですよね。
■わかります!
井上 今回、「あの日から」のMVの衣装が古着だったんですよ。
北原 俺の凄かったな(笑)。
井上 60年代のヴィンテージのTシャツだよね。
北原 一番価値のあるものだったんですけど、MV撮影の時に雨に降られてしまって、いまや亡き者に。そのTシャツは、50年、60年、ずっとこの世に生きているわけじゃないですか。だからもう穴だらけなんですよ。
井上 雨に降らたら、水分の重みで穴がどんどん広がっていくっていう(笑)。
北原 際どいところが見えに見えてしまうっていう(笑)。
井上 雨が降ったから撮り直しするってなって。2回目撮るために衣装を洗うじゃないですか。で、もちろんそのTシャツは手洗いしないとだめなのに、小熊が洗濯機に入れたんですよ(笑)。
北原 50、60のご老体の白Tに。すでに穴が空いているのに(笑)。
小熊 2重にネットに入れたらいいかなって思って(笑)。
北原 いいTシャツだったんだけどね(笑)。そんなことがありました(笑)。
衣・食・音楽。全てが完結する街・八王子
■そんなハプニングがあったとは!(笑) 次にお聞きしたいのはPororocaさんにゆかりのある八王子についてです!僕八王子に行ったことがないんですが、八王子がどんな街なのか、またオススメスポットがあれば教えていただきたいです。
井上 やっぱりライブハウスですね。八王子Match Voxっていうライブハウスがあるんですけど、僕らもそこでバンドのいろはを教わりました。元々は大学まででバンドをやめようかなって思っていたんですけど、今こうしてバンドでやっていきたいねってなったのは、Match Voxのおかげですね。全国を回った時も、八王子のバンドなんだ、八王子から来たんだって話が出るくらい、色濃い場所で。一つシーンをもっているようなライブハウスだから、凄く魅力的なんです。3月には八王子市とライブハウスが連携をして「HACHIDORI(ハチドリ)」っていうフェスを開催したり、街全体で盛り上がるんですよ。いくつも会場ができて、芸人さんやアイドルさんが出演したり、飲食店とも連携をしているので、音楽を聴きながら、食べて、飲んでができる一日で。
FUNKY MONKEY BABYSとか八王子から出てきた音楽も多いくらい、音楽が大好きな街なんです。飲みながら、音楽を楽しめる街ですね。
北原 高尾山も八王子なんですけど、温泉はあるし、ご飯屋さんやおいしいラーメン屋さんも沢山あるし、服屋さんもあるし、夜はお酒を飲みながら音楽を楽しめるし。八王子に行けば完結するんですよ。
■1日八王子でコーディネートできますね。
北原 本当にそうなんですよ。なんか暖かい街なんですよね。
■最後に人生相談込みでお聞きしたいのですが、美容学校を卒業をしたら、サロンで働いて、数年後にスタイリストになるのが一般的なんですけど、自分はみんなとは変わった道に行きたくて、美容学校を卒業したらサロンには就職せずに、色んなところで自分を知ってもらって、最終的に美容師になるという、みんなとは違うレールを進んでいきたいなって思っています。Pororocaさんのようなかっこいい生き方にも共感をしているのですが、実際大学卒業後もバンドを続ける人って少ないと思います。
そんな中なぜ、みなさんはバンドを続けていこうと思ったのか。また、バンドをやる上での周囲の反応はどうだったのか、お聞きしたいなと思いました。
小熊 元々僕は、一人で音楽活動をやっていたので、Pororocaとは少し違うかもしれないんですけど、僕が大学を卒業した後も音楽を続けていたのは、僕がライブハウスで歌うと必ず笑顔になってくれる人がいるんですね。「本当に小熊君の歌が好きで、力になってるんだよ」って言ってもらえて。どんな仕事も誰かのためになっているとは思うんですけど、自分が好きでやっていることが誰かのためになっていたら尚更いいじゃないですか。お金にはならない場面がほとんどなんですけど、自分の心が豊かになるというか。それが自分の力にもなりますし。周囲の人とは違う方向かもしれないですけど、自分の心の向く方向に従って生きているって感じです。
山田 僕らは教員の大学を出ているんですけど、大学を出て教員の道に行くビジョンが見えなくて、敷かれているレールがあっても、霧の中を走るようなイメージだったんです。それなら、光ってみえる方向に、いいものがあるって思った方向に向かった方が人生楽しいし、自分の中でも納得いくしね。
井上 自分がこれだって思ったものを探求していて。これだって思えるものとやっていきたいだけだよね。
北原 人の人生じゃないからね。同じ年の同期に比べて、上辺でみれば持っているものは少ないかもしれないですけど、単純にギターをもって歌っている自分が好きっていうのが理由かな。昔も今もギターを持ち始めた時から、それは変わってないと思います。
井上 好きな気持ち。こうしたいなって気持ちが大事なんじゃない?
北原 思いのほか周りの人は応援してくれるし。
小熊 特に25~26歳になると、やっとそれぞれ花開いてくるんですよ。別々の道に進んだ人たちが表に出始めるんですよね。そうすると、自分の信じた道を頑張ってきてよかったってなるので。僕らも今やっとね。
山田 うん。やっと花がね。
井上 僕みたいに、6年悩んだ方がいいですよ。
一同 (笑)
■僕も頑張ります!ありがとうございました!
インタビューを記念してサイン入り【I Love You -EP-】をプレゼント
応募締め切り:2019年12月24日(火)
<応募条件>
Emo!miu公式Twitter(@emo_miu)をフォロー&応募用投稿をRT!
[応募方法]
① Emo!miu公式Twitter(@emo_miu)をフォローする。