【倉悠貴インタビュー】「選ばれたからこそ僕にしかできないようなお芝居をちゃんと目指していかなきゃいけない」<映画『マッチング TRUE LOVE』>
2026.10.3

前作から2年。マッチングアプリを舞台としたサスペンススリラー『マッチング』の続編『マッチング TRUE LOVE』が公開。
今回の舞台となるのは南の島でのマッチングツアー。主人公・輪花(土屋太鳳さん)はスタッフとして参加しますが、輪花と参加者を待ち受けていたのは真実の愛を証明できないと殺されてしまうというデスゲームでした。さらに、失踪していた輪花の恋人・吐夢(佐久間大介さん)が突如現れ……。
Emo!miuではマッチングツアーに参加する野村安蘭役を演じる倉悠貴さんにインタビュー。謎めいた野村をどのように演じたのか、たっぷりとお聞きしました。
迷惑をかけないように、というプレッシャーはありました

■今回、続編ということで、前作はご覧になられましたか。
倉悠貴 はい。思ったより過酷な描写が多いな、と思いました。おもしろかったです。
■それを踏まえてのオファー、というのはいかがでしたか。
倉 また全然違う話ではあるし、どちらかというと、今作のほうがみんなで離島に行って……みたいなポップな感じがあったので入りやすかったのはありました。前作がヒットしての今回なので、迷惑をかけないように、というプレッシャーはありましたね。
演じた安蘭は中二病のまま大人になっていった人間


■脚本を読まれての感想を教えてください。
倉 内田監督が脚本を書いていらっしゃるので、都度都度変わっていった部分もあったんですよね。正直、脚本を読んだだけでどういう世界観でどんなセリフなんだ?というのは結構多かったです。実際、若干の不安はありながらセリフを言う瞬間もあって。僕だけじゃないと思うんですけど、例えば「愛の奴隷くん」とか、ちょっと文語っぽい感じじゃないですか。そうったセリフをどうアプローチしていったらいいのかな、というのは結構考えましたね。「この出会いは運命」だとか、普段は言わないようなセリフが多かったので、そのセリフを言いそうな人物像を探すのが大変でした。
■倉さんが演じられた野村安蘭はどんな人物なんでしょう?
倉 ミスリードみたいな役だったので、「どんな人物なんだろう」と考えるというよりかは、物語を成立させるために必要な役割が何か、ということを考えながら演じました。と言いつつも、殺人に興味がある、サイコパスを演じている人みたいなイメージですかね。彼自身は実際はそうじゃないだろうし。虚勢を張ってこういうことが言えちゃう。ある種、中二病のまま大人になっていった人間なのかな、と思っていました。
■作品に馴染むように役を作っていった感じですか?
倉 それも結構大きいですね。どうしてもずっとミステリアスでいないと後半にかけての作品の流れがおもしろくなくなっちゃうので、「こいつは何を考えていて何者なんだ」というのは演技で見せるように意識しました。
自由度溢れる現場だった

■脚本も変わっていったところがあるというお話だったんですけど、最初とギャップを感じるところはありましたか。
倉 完成した映画を観てみて、思ったよりアクションシーンが多いなっていうのが印象的でしたね。脚本を読んでる感じでは、そこまで多い印象はあんまりなかったんですよ。例えば輪花がうさぎの着ぐるみに追いかけられるところも、脚本にはちゃんと書かれていなくて。内田監督とよく話していたのは、「なんならこの映画は笑える映画でいいんだ」って。アメリカンホラー的な要素があったほうがおもしろいから、ということをおっしゃっていて。実際に映画を観て、内田監督がおっしゃっていたのはこういうことなのか、と思いました。輪花がうさぎの着ぐるみに追いかけられるシーンとか、めちゃくちゃ笑いました。
■役としては演じられていてギャップはありましたか?
倉 ギャップなのか分からないですけど、やっぱりこいつめちゃくちゃ弱いな、というのはありました。フィジカルで輪花に負けてるんですよね。
あと、(撮影しながら)足していった設定で、部屋の中の水槽にヤドカリがいたり、ナイフを研ぐところを印象的にしようとか。そうやって足していった部分は多かったので、その分、キャラクターの密度は高まったのかな、と思います。

■お話を聞いているとどんどんと謎が深まっていく役ですよね。
倉 僕自身も謎が多かったですね。それでいうと佐久間さんが演じた吐夢も謎が多いキャラクターだと思うので、そこの対比はちょっと難しいなと思っていました。同じように見えてしまうと良くないので、吐夢よりはマイルドなところはちょっと狙いつつやっていましたね。人を殺したことがある人とない人とで明確に違うと思うので。薄さじゃないですけど、浅はかさみたいな部分はなんとなくやっていくうちに分ってきました。
■演じる上で特にこだわった部分はありますか。
倉 姿勢は意識していましたね。わりと猫背かも。あと、座り方とかもちょっと楽しんでやっていました。自由度溢れる現場ではあったので、やりたいことを全部やらせてくれたんですよね。イメージですけど、『デスノート』のLみたいなイメージで演じていました。ちょっと気持ち悪さみたいな方向に、身体的にもちょっと振ってましたね。
お芝居で目指しているもの

![]() |
![]() |
■ここ数年でも、幅広い役柄を演じていらっしゃいます。役作りをする際にこだわられているところはありますか?
倉 去年の撮影になるんですけど、原作ものは結構多かったので、どれだけ原作の世界観を崩さずに、「自分がやるからこそ」というものを出せるかは意識をするようにはなりました。ただ単に再現するだけではなくて、ちゃんと倉悠貴が選ばれたからこそ僕にしかできないようなお芝居を目指していかなきゃいけないな、というのはここ数年意識していますね。
ただビジュアルを寄せて映画にするのであれば、もうAIで十分な時代です。もちろん原作のファンの方がいらっしゃると思うので、その世界観を壊さずにどこまでできるかというのが、今の俳優にとっての戦いの部分だと思っています。
■今年は大河ドラマにも出演されています。
倉 極力その役に寄り添うというか。大河だと本当に実在した人物なので、考えるための材料は多いですし、いろんな文献が残っていますから。一方でオリジナルの作品だと、どうしてこの人はこういう髪型で、こういう動きをして、こういう言葉を選んで発するのかやっぱり全部理由があると思っているんですよね。そういうものをこぼすことなくキャッチして演じるということはずっとやろうとしています。
『ラヴ上等』にハマッています


■最後に、最近、心を揺り動かされたモノやコトがありましたら教えてください。
倉 『ラヴ上等』(Netflix)を観てます。おもしろいですね。
■どの辺りがハマりポイントですか?
倉 見た目が厳つい方たちの恋愛リアリティショーなんですけど、ただ恋愛リアリティショーをやっているのがおもしろくて。すごくハマッています。見た目とのギャップだったり、ピュアさだったり、恋愛を通して人となりが見えるというのは、リアリティショーのいいところだと思うので。普段はあまり恋愛リアリティショーを観ないんですけど、今、夢中になって観ています。
■ありがとうございました!


\ インタビュー記念/
直筆サイン入りチェキを
Emo!miu読者<2名様>に豪華プレゼント♡
応募締切:2026年11月1日(日)
<応募条件>
Emo!miu公式X(@emo_miu)をフォロー&応募用投稿をRT!
OR
Emo!miu公式Instagram(@emomiu.jp)をフォロー&応募用投稿をいいね!
※X&Instagram両方からの応募もOK!!
[X応募方法]
① Emo!miu公式X(@emo_miu)をフォローする。
@emo_miu をフォローする
② プレゼント投稿をRPする。
プレゼント投稿をRPする
③ インタビュー投稿をRPする。
インタビュー投稿をRPする
[Instagram応募方法]
① Emo!miu公式Instagram(@emomiu.jp)をフォローする。
@emomiu.jp をフォローする
②応募用投稿をいいねする。
インタビュー投稿をいいねする

倉悠貴
1999年12月19日生まれ。大阪府出身。
2019年、ドラマ『トレース〜科捜研の男〜』で俳優デビュー。翌年、映画『夏、至るころ』で映画初出演にして、初主演を果たす。さらに、連続テレビ小説には「おちょやん」(21)、「あんぱん」(25)と2作品に出演するなど、今注目の若手実力派俳優のひとり。
近年の主な出演映画には、『赤羽骨子のボディガード』『傲慢と善良』『六人の嘘つきな大学生』『リライト』『ROPE』『隣のステラ』『平場の月』『ロマンティック・キラー』『新解釈・幕末伝』『恋愛裁判』『教場 Requiem』『ブルーロック』などがある。
また現在は、大河ドラマ「豊臣兄弟!」にも出演中だ。
[Instagram] @kura__yuki
Photo:Tamami Yanase、Text:ふくだりょうこ
―INFORMATION―
【映画『マッチング TRUE LOVE』】
公開日:2026年9月25日(金)
出演:土屋太鳳
佐久間大介 クァク・ドンヨン
豊嶋 花 倉 悠貴 根矢涼香 冨手麻妙
塚田僚一 瀧 七海 濱 正悟 加藤史帆 花瀬琴音 伊島 空
後藤剛範 真飛 聖
監督・脚本:内田英治
原作:内田英治「マッチング TRUE LOVE」(角川ホラー文庫/KADOKAWA 刊)
音楽:小林洋平 共同脚本:木江 恭
主題歌:LiSA「ソフィリア」(SACRA MUSIC / Sony Music Labels Inc.)
製作:『マッチング TL』製作委員会
製作幹事・配給:KADOKAWA
制作プロダクション:角川大映スタジオ
制作協力:LONDO BELL
[X] @movie_matching
[Instagram] @movie_matching
[TikTok] @movie_matching
[HP]https://movies.kadokawa.co.jp/matching/
©2026『マッチング TL』製作委員会


































シリーズ_Emoプレ1.jpg)