BUDDiiSが、約2年半ぶりにファンミーティング『バディフェス‼2025 ~世界で一番美しいのはだぁれ?~』を開催!とある童話をべースに劇&ゲーム&ライブを繰り広げ、満員のバディにスペシャルなクリスマスプレゼントを贈る
2025.12.22
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9人組ダンスボーカルグループ・BUDDiiSが、ファンミーティング【バディフェス‼2025 ~世界で一番美しいのはだぁれ?~】を2025年12月20日(土)、12月21日(日)に埼玉・大宮ソニックシティ 大ホールで開催した。
通常のライブとは異なる特別な趣向を凝らした『バディフェス』を彼らが行うのは約2年半ぶり2回目で、架空の学校をテーマとした前回に対し、今回は童話『白雪姫』をベースにした劇&ゲーム&ライブで構成。いつものワンマンライブとは違う“楽しい”に振り切った、SHOOTいわく「おちゃらけたBUDDiiS」で、2日間3公演にわたり、満員のバディ(BUDDiiSファンの呼称)にスペシャルなクリスマスプレゼントを贈ってくれた。ここでは昼夜2公演が行われた21日の模様をレポートする。

場内には小鳥の囀りが聞こえ、ステージには緑の樹々とクリスマスツリーと小さなお家が。謎の黒マントに杖という完全魔女スタイルのFUMINORIが「えっほ、えっほ……バディが大好きって伝えなきゃ……」と歌いながら客席通路から現れると、「ここは妖精の森じゃ」と説明し、バディたちに「妖精となってクリスマスパーティーを一緒に楽しむのじゃ!」とリクエスト。「YO!YO!(妖)」「SAY!SAY!(精)」のコール&レスポンスを繰り広げ、問いかけた鏡が「世界で一番美しい」と告げた白雪姫が住む森の奥へと向かう。すると、おこりんぼ(SEIYA)、ごきげん(TAKUYA)、くしゃみ(KEVIN/YUMA)、てれすけ(SHOOT)、おとぼけ(FUMIYA)、先生(SHOW)、ねぼすけ(MORRIE)と7人の妖精が小屋の中から順に登場。最後に現れた白雪姫は公演替わりとなり、昼公演ではYUMA、夜公演ではKEVINが務めた。昼公演ではYUMAのあまりの美少女っぷりに客席のバディは騒然となり、妖精たちも「可愛い!」「ちょっと可愛すぎるぞ!」と興奮気味。顔を寄せたFUMINORIも「おぬし……ちょっと可愛いの」とつぶやき、台詞が続かなくなるほどだった。夜公演では、平成ギャルメイクのKEVINが「可愛い」と言われて「メッチャありがとう!」とピース。初日公演にも白雪姫を務めていただけあり、板についたギャル姫を終始演じきってみせた。



そしてFUMINORIから、実は白雪姫に呪いがかけられていることと、7人の中で一番強い妖精だけが呪いを解くことができると明かされ、三番勝負で最強妖精を決めることに。1回戦では一発で出来そうなことに挑戦する『一発勝負』ゲームを2種目行い、「自分の身は自分で守るのよ!」(KEVIN)と主張する白雪姫を含めた8人が挑戦した。昼公演では、まず「ライター一発着火勝負」で白雪姫を始めとする6人がクリア。夜公演では『リコーダーで一番低いドの音を出す』チャレンジを、メンバーへの告知ナシでサプライズ実施し、ドの音を口真似で出して大受けしたSHOOTを含む5人が勝ち残った。続いて、地球に見立てたバスケットボールを人差し指1本で回す『お前の指で支えろ!地球回し』では、YUMA姫が巧みなボールさばきで場内を沸かせる場面も。1種目目で残った面々から4人にまで絞り、脱落した4人にはノニジュースの罰ゲームが課された。2日間3公演すべてで罰ゲームを受けるハメになったのはTAKUYAとFUMIYAで、昼公演のFUMIYAはマズさに身悶えるあまり「おとぼけが魔女になっちゃった」と言われる始末。また、夜公演では進行役としてゲームに加わっていないFUMINORIまで「これ健康にいいんだって」と飲まされ、「飲んだことある人いる? マジやばいよね!」と客席のバディに同意を求めた。



罰ゲームに苦しむ面々に「一緒に歌って踊れば元気になるわ。私たちが目指す理想郷に、バディのみんなを連れて行くのよ」と白雪姫が告げてからは最初のライブパートに入り、まずは「Ütopia」を披露。ガツガツとドレスの裾を翻す白雪姫を含め、快活なパフォーマンスでバディのペンライトを揺らせば、一転「Instinctive Love」では煽情的なムーヴとエモーショナルな歌声で、危険な愛の一夜を表していく。そして「妖精のみなさん盛り上がってますか!」とSHOW先生が号令をかけての「LOUD」では、KEVIN、MORRIE、SHOW、SHOOTがステージ上段で伸びやかに放つボーカルと、FUMINORI、SEIYA、YUMA、TAKUYA、FUMIYAが下段でポジティブなパワーいっぱいに展開するダンスの相乗効果で、バディのクラップを巻き起こした。ドリーミング、セクシー、エネルギッシュと、多彩な表情を持つ楽曲たちを姫、妖精、魔女と、童話の世界観たっぷりな衣装で魅せるのも『バディフェス』ならでは。中でも白雪姫キャストの活躍は出色で、YUMA姫の躍動的なダンスにFUMIYAは「姫すごい!」と絶賛し、髪をかき上げて艶っぽく歌いかけるKEVIN姫に客席は沸騰した。




このように、ところどころライブを挟み込む形でライブは進行。勝ち残った4人は2組に分かれ、2回戦の『あっち向いてホイ!対決』で3本先取の勝負をする。白雪姫を救うための戦いにもかかわらず、昼公演ではYUMAがSHOOTとの接戦を制して決勝に進み、夜公演ではKEVIN対YUMAの新旧姫対決で、客席の側に顔を見せたいKEVINにつけ込んでYUMAがストレート勝利。ここで負けた2人には罰ゲームルーレットが執行され、昼公演ではスタッフから、夜公演ではバディから聞いた「メンバーの直して欲しいこと」のタレコミが為された。昼公演ではSHOOTに「目が合うと変顔してきます」、MORRIEに「髪の毛ビショビショのまま来ないで」というクレームが届いたが、MORRIEは「乾かす工程必要ある?電気代もったいない!」と主張。また「リハ中にズボンを極限までまくり上げている。美脚を披露してるつもりなのかもしれませんが、ちょっと不気味」というFUMINORI宛のコメントも、こっそりFUMIYAから暴露された。夜公演では「大食いキャラだったはずがゲームキャラになってる」と指摘されたSHOWが「リハ後につけ麺食べに行って800グラム食べた!」と反論したり、「イベント終わりの集合写真がいつも真顔」と言われたKEVINが、その場で真顔のピース写真を撮影して、白雪姫スタイルの超盛れてる写真を爆誕させたり。ここまでの2公演でFUMIYAにイジられた仕返しとして、FUMINORIから「個人FCの配信で“ちょっとゲームしていい?”と言って、ゲームするFUMIYAを見る配信、嫌です」というバディのタレコミも報告された。するとFUMIYAは、すかさず全員分のタレコミを発表して逆襲。「滝行バディチャンはいつあがるのでしょうか?」(FUMINORI)、「ラーメンの食べすぎは身体に悪いです。野菜も食べて」(MORRIE)、「もっとTikTokの更新頻度上げて」(YUMA)、「“ひとり”をいつも“しとり”と甘噛みしています」(SEIYA)、「MCで無茶ぶりが回ってきそうになると一歩下がって気配を消す」(TAKUYA)、「個人FCで、よくリーダーを呼び捨てしてます」(SHOOT)と読み上げられるたび、場内は爆笑の嵐となった。


落ち込んだメンバーに、再び「歌って踊れば元気になるはず」と白雪姫が提案して、鏡に「今、歌うのはどんな曲がいいかしら?」と聞くと、昼公演では「右に思いっきり舵を切るような曲」、夜公演では「運命的な出会いが忘れられないような曲」と答えがあり、それぞれ「YO HO」と「OZ」が披露された。前者では爽快なナンバーで航海に出て、メンバーの名前が組み込まれたリリックを愛らしい表情で届けた後者では、TAKUYAはピースで大きくジャンプ! 続く「Gotcha」では投げキスやソロダンスがメンバー替わりで大盤振る舞いされ、キュート&スイートな空気を振りまいた。どこかマジカルな匂いのする楽曲たちは、KEVINを中心に楽曲制作を自ら主導するBUDDiiSならではのものでもあり、クリスマス間近の今の時期にもピッタリだろう。



決勝戦となった『以心伝心!私の言いたいことを分かって‼』ゲームは、脱落した妖精たちのジェスチャーに答えて、5ポイント先取したほうが優勝となるルール。姫が勝つと困ったことになるため、昼公演ではSEIYAが踏ん張り、5対4のギリギリで勝利を手にした。夜公演では難問をクリアしてSHOOTがストレートでYUMAに勝利。ちなみに初日公演ではMORRIEが圧勝しており、森兄弟そろって勝負強さを見せた。


ここで最強妖精の栄誉を勝ち取った優勝者は膝をつき、呪いを解くためのリンゴを白雪姫に恭しく捧げる。だが、それをかじった姫はうめき苦しみながらベンチに倒れ込み、黒マントのFUMINORIは「これでいいのじゃ」と黒い笑みを浮かべて去ってしまった。ちなみに夜公演では、白雪姫と一緒にリンゴを食べた優勝者てれすけSHOOTに、おこりんぼSEIYAまでもが昏倒。「こうなったらバディの力を借りるしかない!」「みんな、大きな声で白雪姫を呼んで!」とバディ……もとい妖精たちが「白雪姫―!」の大コールを送り続けると、起きかけては眠りを繰り返しながら、なんとか姫が目を覚ます。と、魔女かと思われていたFUMINORIが、なんと今度はサンタクロースの衣装で登場! 夜公演では突如覚醒したSEIYAとSHOOT、さらにTAKUYAがステージ上を大ハッスルして駆け回るなか、「最近、白雪姫が寝不足だというから、ぐっすり眠れるように眠リンゴを持ってきたのじゃ!」と、自分の正体はサンタクロースであることを明かしてみせた。そして白雪姫を起こすために頑張った客席の妖精たちにチェキをプレゼントする抽選タイムを経て、お祝いのライブタイムではバディへの愛を惜しみなく、ロマンティックに伝えていく。まず「素敵なメッセージをプレゼントするわ」と白雪姫が告げた「The One」では、曲中の決め台詞を昼公演では白雪姫が、夜公演では優勝者が担当。「君、すごくカッコいいからキスしたいな。キスしてもいい? とくべチュ」と指ハートを作ったYUMAと、「てれるけど、ちゃんと伝えたいこと、言ってないことがあって……お前しか見てねぇよ」とキメたSHOOTに、ペンライトを振り上げるバディからは歓喜の悲鳴があがった。


ラストはベルの音が鳴る「R4U (Christmas ver.)」で贈られ、間奏では本日のキャスト紹介も。姫の手を取って階段を降りた座長のサンタクロースFUMINORIは、夜公演ではKEVIN姫の手の甲にキスをし、昼公演ではYUMA姫にキスをしようと飛びかかる場面もあった。物語を終え、小屋の中へと戻っていく列の最後は白雪姫で、YUMAはリンゴにキスして姫キャラを貫きながら、最後の最後に「またな」と素顔をチラリ。KEVINは「また会いたい人?」とバディに問いかけて、満場の「はーい!」に「いつかね!」と微笑んでみせた。そんなエンディングが象徴するように、1時間半にわたる本編の間、メンバー全員がそれぞれのキャラを完全に守った振る舞いをしていたのは特筆すべき点。長い袖を指先から垂らしたおとぼけ、メガネをかけてマイクを握る先生に、いつもプンプンしているおこりんぼ、常にテンションの高いごきげん、気弱な姿勢と声音のてれすけ、いつでも眠れるように椅子を持ち歩くねぼすけと、BUDDiiSではなく白雪姫と7人の妖精(+サンタクロース)としてステージに立っていたことに、エンターテインメントに対する意識の高さを感じさせられた。
ゆえに、物語から離れたアンコールでは、サンタ帽をかぶって「僕たちはBUDDiiSです!」と挨拶。本編ではキャラを貫いていたため、ようやくBUDDiiSのメンバーとしてMCし、前日に25歳の誕生日を迎えたSEIYAには「おめでとう!」の声も贈られた。この日は2025年ラストのイベントということで、「思い出という形で素敵なクリスマスプレゼントをもらった」(MORRIE)、「今年もたくさんありがとうございました! 来年もよろしくね!」(SEIYA)、「BUDDiiSって普段の姿が一番面白いと思うんで、楽屋の延長線上のBUDDiiSを2時間近く見せられて楽しかった」(SHOW)、「来年も楽しいイベントがいっぱいあるんで、またバディと一緒に楽しい時間を過ごしたい」(TAKUYA)と、それぞれコメント。また、昼公演のFUMIYAは「クリスマスパーティーなのにやってないことある!」と言い出し、会場の全員で「メリークリスマス!」を叫んだ。KEVINは最終公演について「ホントにみんなぐっちゃぐちゃ!でも、BUDDiiSの自由さが出て最高だった」と笑顔を見せ、SHOOTも「また『バディフェス』をやる機会があれば皆さんぜひまたきてください。良いお年を」と客席に呼びかける。YUMAは白雪姫役を務めた昼公演では「ステージに出た瞬間の歓声がすごすぎて。今後、こっちでいこうかな……まぁ、こういう役は、もういいかな」と言いつつ、夜公演では「来年も一緒にいてください」とバディに語りかけて、メンバーに「ずるい男だよ」と言わしめた。

そして「『バディフェス』ならではの楽しいイベントで1年を締めくくることができたのもBUDDiiSらしい」と伝えたリーダーのFUMINORIが、夜公演で「BUDDiiSが、お知らせを持ってこないなんてことはないんですよ!」と、彼らの最終公演でおなじみの文言を叫ぶと、ステージのLEDに映像が。来年2月からスタートするホールツアーの追加公演が2026年6月6・7日に幕張メッセ 幕張イベントホールで決定したことが発表され、場内は大歓声で満ちあふれた。さらに、ツアータイトルが『BUDDiiS vol.11 Hall Tour – FLORiiA -』に決定し、ツアーロゴのデザインはSEIYAが担当していること、また、発表済みだった9都市のうち北海道以外はソールドアウトしたことも報告。彼らが幕張メッセ 幕張イベントホールでワンマンを開催するのは3年ぶりのことで、FUMIYAは「単発でライブをやっていたところがツアーの最終公演なんて嬉しいですよ!」と喜びを表した。
「幸せな時間で終わりましょう!」とFUMINORIが告げ、歓喜の渦の中でイベントを締めくくったのは「BUD」。ステージ両端の花道まで出てタオルを回すメンバーに呼応して、会場中のバディは“Go Go!バディGo!!”のコールを轟かせていく。ちなみに、昼公演では叩きつけるようにタオルを振りたくっていたYUMA姫が、最後に自らウィッグをむしり取ってSEIYAと肩を組みながら頭を振る光景も。「魔法はやっぱり解けちゃうみたいで……お時間ってことで」と伝えたFUMINORIは、「辛いことがあったり元気なくなっちゃう瞬間は、今日の楽しかった思い出と魔法が解けたYUMAを思い出して、少しでも笑顔になってくれたら嬉しいなと思います」と〆の挨拶をして、バディを笑顔にしてくれた。今年ラストとなった夜公演では、2025年を支えてくれたバディたちに感謝を述べて「絶対にまた来年も会おうね!」「良いお年を!」と約束。事実、先日ソニー・ミュージックレーベルズと契約したBUDDiiSは、2026年2月11日にメジャー1stアルバム『THIS IS BUDDiiS』をリリースし、それに伴うリリースイベントも年明けから各地で開催されることが決定している。2月27日の千葉・市川市文化会館からは、2年ぶりとなる全国ホールツアー『BUDDiiS vol.11 Hall Tour – FLORiiA -』もスタート。メジャーという新しい大地へと進む彼らが、タイトルに“花のように愛や成長が時間の中に咲く”という意味の込められたツアーで、どんな花を咲かせるのか楽しみにしたい。
【ファンミーティング『バディフェス‼2025 ~世界で一番美しいのはだぁれ?~』】
開催日:2025年12月20日(土)、12月21日(日)
会場:埼玉・大宮ソニックシティ 大ホール












































