世界へ羽ばたく&TEAMがLUNÉへ届けた“ありがとう”ーー韓国デビュー後初の圧巻ショーケースを深掘り!<イベントレポ>



日本発のグローバルグループ・&TEAMが、2025年11月30日(日)に【日韓ダブルミリオン達成記念『&TEAM “Back to Life” FAN SHOWCASE』】を開催。日韓両国での快挙を支えてくれたLUNÉへ、改めて“ありがとう”を伝える1日となった。Emo!miuでは、ショーケースの熱狂、そしてその後に行われた囲み取材の様子をたっぷりとお届けする。

&TEAMは、オーディション番組『&AUDITION – The Howling -』を経て、2022年12月にDebut EP『First Howling:ME』でデビュー。EJ、FUMA、K、NICHOLAS、YUMA、JO、HARUA、TAKI、MAKIの9人が、それぞれの夢と想いを背負って歩んできた。今年10月28日には韓国デビューも果たし、音楽番組では三冠を達成。初日113万枚、初週122万枚という圧巻のセールスを記録し、日韓ダブルミリオンという日本アーティスト史上初の金字塔を打ち立てた。さらに『第67回日本レコード大賞』では特別国際音楽賞を受賞、NHK紅白歌合戦への初出場も決定。まさに今、勢いが止まらない。








開演時間になると、「Back to Life」のMV衣装に身を包んだメンバーがステージ中央から姿を現し、会場に集まったLUNÉからは割れんばかりの歓声が! オープニングを飾ったのは、ファンキーなヒップホップビートが心を掴む「Lunatic」。続いて、鋭さと完成度の高さが際立つ「MISMATCH」を立て続けに披露し、冒頭から会場のボルテージは一気に最高潮へと押し上げられた。




パフォーマンス後のトークタイムには、MCとして塚地武雅が登場。日韓ミリオン達成やレコード大賞受賞など、&TEAMの“今”を振り返るトークで会場は終始あたたかな空気に包まれた。半袖やタンクトップ姿のメンバーも多く、塚地が寒さを心配すると、MAKIは「寒いと思うじゃないですか。でもLUNÉのみなさんの熱気で、全然寒くないです!」と笑顔でコメント。会場からは大きな拍手と歓声が送られた。



日韓ミリオン達成について聞かれたFUMAは、「応援してくださったLUNÉのみなさんに、改めて感謝を伝えたいです」と、まっすぐな言葉で想いを吐露。「こうして9人揃って感謝を伝える場がなかなかなかったので、今日この場所で言わせてください。いつも本当にありがとうございます」と、会場のLUNÉに深々と頭を下げた。さらに、「この3年間、決して順風満帆な道のりではなくて、いろんなことがありました。でも、LUNÉのみなさんやスタッフのみなさんの支えがあって、今ここに立てています。これからもよろしくお願いします」と、未来への想いも重ねた。



さらに『第67回日本レコード大賞』での特別国際音楽賞受賞について問われたKは、「“JAPAN to GLOBAL”という目標を掲げたとき、正直、僕たち自身も本当に世界に行けるのか不安になることがありました。きっとLUNÉも同じ気持ちだったと思います」と胸の内を明かしつつ、「でも、LUNÉと一緒に、一歩一歩前に進んできたからこそ、こうして素敵な結果をいただけたと思っています。本当に感謝しています」と、噛みしめるように語った。



紅白歌合戦への初出場が決まったときの心境を問われたHARUAは、「小さい頃から毎年観ていた番組で、家族もとても喜んでくれて、とくにおじいちゃんおばあちゃんがすごく喜んでくれています」と笑顔いっぱいに語り、「年に一度、一年を締めくくる大きな舞台なので、&TEAMらしいパフォーマンスで、僕たちのことを知らない人たちも魅了できるように頑張ります」と意気込みを明かした。



JOも「紅白で2025年を締めくくれることが本当に光栄。トップアーティストの方々と同じ舞台に立つ緊張もありますが、世界に羽ばたくアーティストになるという夢に一歩でも近づけるよう、全力でパフォーマンスしたい」と力を込めた。



日韓両国でダブルミリオンという日本アーティスト史上初の快挙を打ち立てたアルバム『Back to Life』について、お気に入りの楽曲を聞かれると、YUMAは「MISMATCH」を挙げた。「最後のHARUAのパートが好きで、最後だけ歌詞が違うんですけど、その感じがHARUAの声にぴったり合っていて……ぜひそこに注目して聴いてほしいなと思います」と、愛情たっぷりに語る。

するとHARUAは、「僕もこのパートが大好きで、一生懸命に録音したので、それを“ゆうくん”に気に入ってもらえて……」と少し照れながらコメント。YUMAは思わず「おぉっ!」と声をあげ、「はるくん♡」と呼び返すなど、仲の良さがにじみ出るやり取りに会場はほっこりムードに包まれた。



続いてTAKIは「Who am I」をお気に入りにセレクト。「MAKIのサビのパートがとっても大好きで、ポップスみがあって、この曲を代表するパートなんじゃないかなと思って……僕がこの曲を好きな理由でもあります」と熱弁。さらに最後には「MAKIが大好きです♡」と、まさかの愛の告白(?)で締めくくり、メンバーからすかさず総ツッコミが入る一幕も。告白を受けたMAKIは、「一番近くにいるメンバーに褒められて……“ぶーちゃん”(TAKIの愛称)に言われてうれしいです」と、はにかんだ笑顔を見せた。

そしてEJのお気に入りは「Heartbreak Time Machine」。「ブリッジのYUMAのパートが好きで、歌詞とYUMAの声がめちゃめちゃ合っていて、個人的にすごくお気に入りのパートです」と語り、YUMAは満面の笑みに。それぞれが“想い”で選んだ一曲に、LUNÉもあらためて楽曲の魅力を噛みしめる時間となった。



今回のアルバム制作で大変だったことについて聞かれると、NICHOLASは「ラップの部分を、かっこよく歌おうかどうかですごく悩みました」と率直な想いを告白。「今回は日本語ver.と韓国語ver.の両方があるので、歌詞も違うし、表現の出し方も変わってくるんです。そこは本当にめちゃめちゃ練習しました」と、2つの言語を行き来しながら表現を磨き続けた努力を明かした。



続いて、日本語ver.ならではの大変さを聞かれたJOはMAKIのラップパートをピックアップ。「僕はMAKIのラップの……“トゥトゥトゥ♪”」と、まさかのメロディで誤魔化そうとするも、すかさず「歌詞、全然覚えてない!」とツッコミが入り、JOは照れた笑顔を浮かべる展開に。改めて「ラップの歌詞が&TEAMらしい、オオカミのコンセプトに合った内容だし、MAKIのディテールともすごくマッチしていて、本当に素敵だなと思いました」と、楽曲への愛情を語った。

またHARUAは、EJのラップパートがお気に入りだと明かし、「“荒削り それでいい”っていうフレーズがあるんですけど、この“荒削り”っていう言葉が、僕たちらしさそのものだなって思っていて」と静かな熱を込めてコメント。「がむしゃらに駆け抜けてきた&TEAMのこれまでの軌跡を表しているみたいで、すごく心に残る歌詞です」と、グループの歩みと重ねて想いを語った。

ショーケースも終盤に差し掛かり、来年2026年に向けた目標を聞かれたMAKIは「今年2025年は日本から出発したグローバルグループとしていろんな目標を達成できた一年だと思う」と振り返り、さらに「来年は僕達が行ったことがない国や地域へ行ってパフォーマンスをすることが目標です」と力強く語った。

先月、韓国デビューを果たした&TEAMのKR1st Mini Album『Back to Life』が、米ビルボードの5つのチャートにランクイン。さらに、新鋭アーティストを選出する「Emerging Artists」で1位を獲得するという快挙も成し遂げた。

この知らせについて問われたTAKIは、「最初に聞いたときは本当にびっくりしましたし、ずっと夢でもあったので、素直にすごくうれしかったです」と、その瞬間の気持ちを振り返る。「僕たちがアジアツアーでいろんな国に行ったとき、どこへ行ってもみなさんが歌を覚えて一緒に歌ってくださる姿を見て……」と語り始めたそのとき、会場に突然カラスの鳴き声が響くという、まさかのハプニングが発生。

屋外会場ということもあり、なんとステージ上にカラスが姿を現す場面もあり、会場は一気にほっこりムードに包まれた。TAKIは小さく笑いながら、「あの光景を見て、いつかチャートインできたらいいなって思っていたので……本当にうれしかったです」と言葉をつなぐも、話すたびに再びカラスの鳴き声が響き渡り、“カラスにも愛される男”状態に。そんな微笑ましい空気の中でも、「僕たちのパフォーマンスが、こうして世界に届いたんだと思うと、本当にうれしいです!」と、まっすぐな想いを力強く届けた。

さらにEJも「アメリカのビルボードに初めてチャートインできたということで、本当に光栄ですし、世界に&TEAMという名前を知ってもらえているんだと実感できて、すごくうれしかったです」と語り、世界へと広がっていく実感を噛みしめていた。



最後に言葉を紡いだKは「たくさんの“いい報告”ができたのは、すべてLUNÉのみなさんのおかげですし、やっと結果が出たねって、たくさんの方に言っていただけるようになりました」と、静かに感謝を口にする。「僕にとって2025年は、蒔いた種が“つぼみ”になった、そんな一年だったと思っています。来年、そのつぼみを“本当に大きな花”として咲かせるための一年だったと思うので、来年は全力で駆け抜けます。LUNÉのみなさん、一緒に駆け抜けていきましょう!」と力強く呼びかけると、会場は温かい拍手に包まれた。



続いてEJは「最初は“LUNÉのみなさんがまだ見たことのない景色に連れていくぞ!”という気持ちで走ってきたんです。でも振り返ってみたら、むしろLUNÉのみなさんが僕たちをここまで連れてきてくださったんだと、今は強く思っています」と、想いを噛みしめながら語る。「本当にありがとうございます。これからも、どんなに大変なことがあっても、お互いに支え合いながら一緒に進んでいきましょう」と、LUNÉとの“これから”を約束した。



そしてFUMAは「僕たちは“世界”を目標に走り続けてきました。日本から世界へ行くことは、本当に簡単なことじゃないと思っています。そんな中でLUNÉのみなさんの力が僕達の力になっていました」と、まっすぐに感謝を伝える。「これから、より大きな&TEAMになれると信じて、僕たちはLUNÉのみなさんと一緒に歩んでいきたいと思っています。みなさん……一緒についてきてくれますか?」と問いかけると、会場からは「はーい!」という大きな返事が響き渡り、FUMAはその声を受け止めるように、やさしく笑顔を浮かべていた。






ショーケースのラストを飾ったのは、ドラマティックで壮大なメロディが胸を打つ「Back to Life(Japanese ver.)」。静寂を切り裂くように始まったのは、MAKIがメンバーにリフトされ、まるでふわりと浮かび上がるような神秘的なオープニング。その光景はまるで一篇の演劇を見ているかのよう。そこから一気に展開されるのは、&TEAMならではの息をのむほど揃った刀群舞。一糸乱れぬ動きの中に宿る緊張感と迫力、そして物語を描くようなフォーメーションの美しさに、会場は一瞬で引き込まれていった。メンバーの伸びやかなボーカルが六本木の空へと解き放たれ、深い余韻を残したまま、ショーケースの幕は静かに下ろされた。

「Back to Life(Japanese ver.)」は11月28日付のオリコンデイリーデジタルシングル(単曲)ランキングで1位を獲得し、日本でも変わらぬ、そして確かな人気をあらためて示した。

ショーケース終了後にはメディアの囲み取材に登場し、メディアからの質問に応えた&TEAM



■日韓ダブルミリオン、この快挙を達成したとき、メンバー間でどんな風に喜びを分かち合いましたか?
JO 日本と韓国の両方でミリオンを達成したアーティストが初だと聞いて、そのときはすっごく喜びました。韓国のデビューショーケースが終わって楽屋に戻ったときに、みんな信じれなくて唖然としていたことをすごい覚えています。

■紅白出場を初めて知ったときの心境は?
HARUA 当日の朝、急遽メンバーが集めさせられて…。(とここで、「“集めさせられて”って」とKのツッコミが。「集まって」でしょ?と笑いを誘っていました)集まって、「紅白出場出場が決まりました!」と聞いたんです。でもまさかあの“紅白歌合戦”だとは思わなくて、別に“紅白”という番組があるのかなと僕は疑っちゃったくらい、本当に紅白歌合戦に出れることが信じられなくてなんならまだ実感がそんなに湧いていないくらいで…(と再び、Kの「まだかい!」というツッコミが入り、場が和む)。記者会見をやって実感が湧いたんですけど、それくらい信じられなくてメンバーみんなも「本当に?」という感じでした。

■韓国デビューしたことで新たに得たものは?
EJ 今回、韓国デビューをできたのは本当に&TEAMの音楽とパフォーマンスが世界に広がった気がしました。初めてアメリカのビルボードにチャートインしたりして、世界の人が僕達&TEAMを見てくださっているんだなと実感しました。これからも世界で活躍できるように頑張りますので、よろしくお願いいたします。

■2025年は韓国デビューを待ち望んだLUNÉとともに歩んだ一年。2026年に向けて、LUNÉのみなさんにどんな言葉をかけたい?
K 今年、本当に素敵で素晴らしい1年をありがとうと伝えたいです。僕達は目の前のことをがむしゃらにやっていくだけですし、いただいた機会を噛み締めながら、1個1個のステージを無駄にしないように、こなさないように一生懸命にやってきたんですが、こうやって賞をいただくことで結果が目に見えてうれしい反面、「いいときこそ、しっかりしよう」とも思っていました。この最高だった一年で蒔いた種がつぼみになって、来年もっと大きな花を咲かせるよという気持ちを持っているので、「一緒に駆け抜けましょう」とお伝えしたいです。



■“日本発のグローバルグループ”として目指す姿は?
FUMA 今年は日韓ダブルミリオンという日本初など素敵な実績を残すことができた一年だったと思っています。日本から出発したグローバルボーイズグループとして、国民的なアーティストになりたいと思いますし、僕らのエネルギーをプレゼントできるようなグループになりたいと思います。

■アジアツアー、韓国デビューを果たした&TEAMが、今後どのような活動をしていきたい?
MAKI 来年はもっとグローバルに、&TEAMを知らない方々に魅力を伝えられるような活動をしたいと思います。個人的にはドイツ(MAKIはドイツにもルーツを持つ)で、家族にパフォーマンスを見せる機会があったらうれしいです。

■韓国デビューの活動期間を振り返り、「ありがとう」を伝えたいメンバーは?
TAKI 韓国活動はメンバーみんなの力があってこそ、無事に終えることができたのでみんなに感謝を伝えたいんですが、とくにEJくんが韓国語でリードをしてくれました。ふたりでバラエティに出演させてもらったときは韓国のお笑い、ノリをEJくんはよく知っているので助かったというか、僕自身そのおかげで楽な気持ちでいることができたので、EJくんに感謝しています。「ありがとう」と伝えたいです。
EJ もちろん日本ではメンバーにたくさん助けてもらっているので…(と嬉しそうな笑顔を浮かべるEJ)

■2025年大活躍だった&TEAM。最近、インスパイアされたモノや人、場所は?
NICHOLAS 僕はほかのアーティストのステージ動画を見るのが好きです。とくにBTS先輩の舞台をよく見て学ばせてもらっています。BTS先輩から学ばせてもらったことを活かして、よりよい舞台を9人でお見せできたらなと思っています。

■今日のショーケースに向けてコンディションを整えるために行ったことは?
YUMA 特別なことはしていないんですが、今日はちょっと朝が早かったのでむくまないよう、前の日は塩分を控えていました。(MCから運動をがんばっていることを聞かれると)いつもMAKIといっしょに運動をしているんですけど、昨日は別に行ったんです。今日、朝が早かったのに昨日の夜中2時くらいにMAKIが「今日もパンプ(アップ)したよ」っていう20秒くらいの動画を送ってきて…。前向きと後ろ向きの動画を送ってきたんですよ!(MAKIの動画を再現するYUMA)「こんな時間に誰やねん」と思ったら、MAKIでした(笑)。
K YUMAは運動を始めてから油そばの誘いを断ってくるんですよ! 僕の誘いはあまり断らないのに…。NICHOLAS、EJ、MAKIと僕で行ったんですけど…「タンパク質がない!」ということでYUMAには断られます。
YUMA 頑なに断りました(笑)。ちょっとした肉は入っているんだけどね。

■韓国デビュー、日韓ダブルミリオンを達成。ごほうびは?どんなごほうびが欲しい?
(HARUAが答える前から、おお!来た!と喜びがあふれるメンバーたち。そんななか「ありがとうございます!」という声があちらこちらから上がり…
HARUA ありがとうございます?なんか僕がなんかしなきゃいけないみたいな感じになってますけど?(笑)。(と、ここで「今言えば実現できるかも…」というメンバーからの助言が入り)あ、僕!! メンバーと旅行に行きたいです!なので休みをください!1週間、休みをくださーい(笑)。(もう決まったかのようにYUMAとともに)ありがとうございまーす!ちょっと落ち着いたら、ごほうびとしてみんなと旅行に行く時間を作って欲しいです。お願いしまーす!

おまけ



会場は屋外。11月末という寒い中行われたショーケース。そのトークタイム中、TシャツのEJさんとタンクトップのMAKIさんのおふたりの姿勢は常にぴしっと伸びたまま!その姿勢の良さったら!!「やっぱり鍛えていらっしゃるんだろうな。体幹があるんだろうな」と感心しました。



ショーケース後の囲み取材のときは、さすがにメンバーたちはアウターなどを羽織ってメディアの前に登場。「さすがに寒かったですよね」と思っていたところ、MAKIさんだけはスウェットを着てはいるものの“首だけ”通した状態のおしゃれスタイル!両腕を出したまま、寒さを感じさせない燐とした表情を常にしていて、「マンネぇぇ…」となっていました(笑)。最後の質問は急遽追加された質問だったのですが、質問が読み上げられた瞬間メンバーたちからも声が上がり、みなさんHARUAさんの回答に期待するかのようにニコニコされていました。「休みをください」というと、取材中イチのメンバーの反応が(笑)。怒涛であろう年末年始を駆け抜け、ほっと一息つける時間があることを願っております!

■詳細
【日韓ダブルミリオン達成記念『&TEAM “Back to Life” FAN SHOWCASE』】
開催日:2025年11月30日(日)

Text/Kyoko Fuse

新着ニュース

Present

more