火ドラ★イレブン『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』制作発表会見レポート
2025.10.7
JO1ドラマ内藤秀一郎原因は自分にある。娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?白岩瑠姫長野凌大
2025年10月7日(火)よる23:15よりスタートするカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ枠・10月期火ドラ★イレブン【娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?】の制作発表が都内スタジオで行われ、齊藤京子、水野美紀、白岩瑠姫(JO1)、竹財輝之助、新川優愛が登壇。ドラマの見どころや撮影現場の裏話など、作品のさまざまな魅力が明らかになった会見の模様をお届け。
本作は、同名漫画が原作。幼稚園のママ友いじめが原因で娘を亡くした介護士・篠原玲子(水野美紀)が、謎の天才外科医(白岩瑠姫)の全身整形手術によって25歳の“新米ママ”篠原レイコ(齊藤京子)に生まれ変わりママ友グループに潜入する、衝撃の復讐(ふくしゅう)エンターテインメント。
齊藤は初となる“復讐劇”主演に「試行錯誤しながら勉強させていただく日々です。本当は55歳なんですけど、55歳に見えないように25歳を演じている55歳なので、それがまた難しくて。監督やそれくらいの年代の方とお話ししながら教えていただいています」と役作りに奮闘している様子。水野は「整形前の辛い心情を視聴者の方にどれだけお届けできるかでその後の見方や楽しみ方が変わってくると思うので、そのあたりはしっかりバトンを渡せるように、心がけて演じさせていただきました」と語った。
今作がテレビドラマ初出演となる白岩は、司会者から「水野と会うことを恐れていた」というウワサの真相を直撃され、「気を引き締める意味で、スタッフの方が『怖いよ』って…」と、しどろもどろに説明。すると水野が「誰ですか!?誰が私のことを怖いと言っているのか教えてください!」と言い出し、会場の笑いを誘う。「撮影現場ではやりやすい雰囲気を作ってくださって。撮影をしていく中でそういう人じゃないってわかりました」と白岩が弁明するも、水野から「どういう人だと思ってたの!?」とツッコミが。そんな白岩を水野は「“謎の天才外科医”ってかなり飛ばしたキャラで難しいですよね。だけど、素晴らしい存在感とオーラで役を成立させて」と高評価。さらに、「感銘を受けたのが、『手術』というセリフをかまなかった」と感嘆。白岩は照れながらも「その前に(水野から)ビンタされるシーンがあったんですけど、それが怖すぎて、間違えられないなと(笑)」と本音を明かし、再び共演者を笑わせた。
新川の夫で国会議員役の竹財は、“クズ役”を演じることが多いことに、「今年も8割方不倫かDVしかやっていない」と明かすと「クズだと思って下さるなら本望」と堂々の宣言。今回の役どころについても「クズだと思っていただいて結構です。ご期待に添えるかと思います」とニヤリ。“ボスママ”役の新川は、久々のイジメ役に「どうやって演じたらいいのかなって最初は思っていたのですか、今はもう楽しいですね」と告白。“ボスママ”が発する理解できないセリフや思考に最初は戸惑ったそうで、「理由付けをしたり、自分の中でつじつまを合わせることをやめて、来たものをどんどんぶつけていくだけのほうが演じやすいし、役が引き立つのかなと」と演じ方を変えたことを明かした。そんな新川の演技に齊藤は「本当にちゃんと怖いので、作品に入り込みやすい。ありがたいです」と感謝。また、今回の新川の役には“韓国ドラマが好きで、感情が高ぶると韓国語が出る”という気になる特徴が。新川は役作りのために韓国ドラマを見て勉強しており、「『ここも韓国語でどうですか』って私も提案させていただいているので、その場で生まれた韓国語もあります」と撮影秘話を告白。さらに撮影現場では、子どもたちから「パリパリ(早く早く)」というセリフが大好評だったそうで、「パリパリのシーンは楽しみにしていただけたら」とメッセージを送った。また、ママ友グループの細川理佐子を演じる峯岸みなみとは、子どもの年齢が1歳差ということで、ママ友トークをすることもあるそう。「『わかるわかる』って話をさせていただいたり、ほかのみなさんとも和気あいあいとさせていただいています」と、ドラマとは正反対のママたちの様子についても語った。
また、本作のテーマとなっている“家族愛”についての質問では、本作で初めて母親役を演じる齊藤が「家族が大好きなので、母のありがたみをすごく感じる日々です」と告白。この日も母親から『制作発表がんばってね』というメッセージを受け取っていたことを明かした。水野の「子どもにシャインマスカットをあげると、1粒か2粒必ず分けてくれるんです。そういうときに本当に愛を感じます」というエピソードには、出演者全員がほっこり。白岩は「親からの愛が強いと思う瞬間がいっぱいある」と、学生時代のサッカーの試合や、JO1のライブに母親が全力で応援に来てくれることに「愛を感じますね」と語った。
さらに、スペシャルゲストとして、レイコの隣人の息子役・佐藤大空(たすく)くんも登場。大空くんは真っ先に白岩のところへ駆け寄ると、白岩は慣れた手つきで大空くんを膝の上へ。白岩は「急に懐いてくれたんですよ」と喜びつつも、「役柄とのギャップが難しくて。かわいくても、無表情にしなくちゃいけなくて、反応してあげたくなっちゃう」とデレデレ。そんなほほえましい2人に齊藤は「一番私が一緒にいるはずなんですけど、あんまり懐いてなくて…」と寂しそうにポツリ。「なぞなぞとかやったじゃん。楽しかったよね?」と大空くんに話しかけると、大空くんから「優しい」と言ってもらい、「よかった、うれしすぎてちょっと泣きそうです」と安心していた。
記者からの質問で「もし(整形)手術を受けて何歳にでも若返ることができたら、何歳に戻って何をしたいか」と聞かれると、齊藤と水野は2人とも「高校時代に戻ってキラキラした青春を過ごしたい」、「高校生くらいに戻って転校生として入学して、キラキラの青春映画とかのヒロインとかをやってみたい」と、答えがシンクロ。
最後に2人はドラマの見どころについて「スカッとする爽快感を毎回感じられるのがこのドラマの醍醐味なので、そこを一番楽しんでいただきたいです」(齊藤)、「確かにそこですね。復讐を果たすところを、カタルシスを持って見てもらうために、1話の悲しいシーンで一緒に主人公の辛さに共感してもらいたいです」(水野)とメッセージを送った。
<ストーリー>
55歳の母・篠原玲子(水野美紀)が、壮絶なイジメで娘を死に追いやったママ友たちに復讐を決意!全身整形で25歳の別人に生まれ変わり、ターゲットを破滅へと追い詰めていく!
介護士の篠原玲子(水野美紀)は55歳のシングルマザー。ひとり娘の優奈(大友花恋)が結婚して母となった今は、孫の圭太(日影琉叶)の成長を見守る穏やかな日々を送っていた。
だが圭太の5歳の誕生日、そんなつつましい幸せは一瞬にして奪われた。玲子の目の前で、優奈と圭太がマンションから飛び降りたのだ。優奈はまもなく死亡。圭太は一命を取り留めたが、意識不明の重体になってしまう。
現場の状況から、優奈の死は育児に悩んだ末の無理心中として処理された。生きる望みを失った玲子は、廃ビルの屋上へ。飛び降りようとしたそのとき、医者を名乗る謎の男・成瀬(白岩瑠姫)が現れる。そして成瀬は、「死ぬくらいなら、生まれ変わったらどうだ」と、意味深な言葉を投げかけて…。
【ドラマ『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』】
放送開始日:2025年10月7日(火)スタート
時間:毎週火曜よる23:00〜
放送:カンテレ・フジテレビ
※2025年10月7日(火)の放送は、よる23:15~
出演:齊藤京子、水野美紀、白岩瑠姫(JO1)、大友花恋、香音、小林きな子、峯岸みなみ、水嶋 凜、加藤小夏、長野凌大(原因は自分にある。)、佐藤大空、橘 美緒、川久保 晴、内藤秀一郎、竹財輝之助、新川優愛
原作:あしだかおる・アオイセイ『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』(ぶんか社刊)
脚本:川﨑いづみ
音楽:青木沙也果
オープニングテーマ:ロクデナシ「カロン」(Rokudenashi)
エンディングテーマ:yukaDD「燈」(avex trax)
プロデューサー:田中耕司、本郷達也、三浦菜月美
演出:松嵜由衣、酒見アキモリ、木内健人、田中章一
制作協力:MMJ
制作著作:カンテレ