EBiDANの研究生“EBiDAN NEXT”が一堂に会する『星男祭』開催!先輩グループや歴代EBiDAN楽曲、新曲のお披露目など、多彩なメニューで堂々たるパフォーマンスを見せつけた公演に!



超特急やM!LKなど、人気ボーイズグループを多数輩出してきたスターダストプロモーションの若手アーティスト集団EBiDAN。東京のみならず、大阪、名古屋、仙台、福岡、沖縄と全国で研鑽を積んでいるEBiDANの研究生“EBiDAN NEXT”が一堂に会する【星男祭】が、2025年8月5日(火)にZepp DiverCity(TOKYO)にて2年ぶりに開催された。

そのメインアクトを務めたのは、BATTEL BOYS SAKURAとBATTEL BOYS SKY。彼らは3年ぶりに復活したEBiDAN研究生の期間限定選抜プロジェクト“BATTLE BOYS”の第7期全国選抜メンバーとして、今春、始動した2チームだ。春よりリリースイベントを重ねてきた彼らを軸に、各参加チームが日ごろの鍛錬の成果を披露。EBiDANの諸先輩方も数多く立ってきたステージで、先輩グループや歴代のEBiDAN楽曲、さらに新曲のお披露目など、多彩なメニューで堂々たるパフォーマンスを見せつけた。



まずはオープニングアクトのEBIDAN NEXT TOKYOが、モノトーンのロマンティックな衣装に身を包んで「恋心」を披露。恋の芽生えを歌う初々しいラブソングで会場を甘いムードで包み、山口暖人が「2年ぶりの開催となる星男祭、スタートです!」と開幕を宣言する。そしてBATTLE BOYS SAKURAとBATTLE BOYS SKYの2チーム12人を皮切りに、各エリアのEBiDAN NEXT選抜チームが名古屋、福岡、沖縄、大阪、仙台の順で合流。EBIDANのイベントではおなじみの全体曲「恋のDingDong」を、7チーム39人でパフォーマンス。SAKURAの宮本琉成が「2年ぶりの星男祭ということで、自分たちのライブでZepp立てるなんてすごいよね?」と問えば、EBiDAN NEXT SENDAI の13歳・成田粋は「ステージからみんなを見ると、ワーッ!って感じがして……伝わりますかね?」と興奮を露わにした。

続いて本編の幕開けを飾ったのは、小学2年生から6年生までのメンバーから成る小学生限定企画CZ’25。平均年齢9.8歳の6人は白いシャツと黒いパンツのモノトーンスタイルで、歴代のCZで歌い継がれてきたクールなダンスチューン「Inside the Mirror」を、声変わり前のボーイソプラノで見事に歌い、踊りこなしていく。続く「ANSWER」でも美しい英詞の発音と鋭いリズム感を披露し、場内に驚きと喝采を呼んだ。



ここから各エリアの選抜チームのブロックへ。まずEBiDAN NEXT NAGOYAの4人は平均年齢13歳という若さを活かし、元気なアッパーチューンで場内を盛り上げる。ポップな「カチカク」では笑顔で弾けながら、1つひとつの動きを丁寧にそろえて、統一感のあるパフォーマンスを展開。さらに、EBiDAN NAGOYAとしては久々の新曲となる「Dynamic!!」も初披露。俳優として活躍する面々も多いだけあり、自身を肯定するポジティブなメッセージを表情豊かに届けた。

続いて、沖縄民謡とエレクトロを融合させた「チュラパラ」で登場したのはEBiDAN NEXT OKiNAWAの6人。地元の青い海を思わせるような心地よい夏風を吹かせながら、間奏では緩急のきいたダンスブレイクでオーディエンスの目を釘付けにする。さらに、先輩SUPER★DRAGONの曲の中でも最高峰にハードな「BADASS」をカバー。次々にラップを繰り出して怒りを叩きつけるロックチューンに体当たりで挑み、場内の拍手を呼んだ。



エリア選抜最多の7人で現れたのはEBiDAN NEXT OSAKA。ミラーボールが回るダンスチューン「イルミナイト」から、ステージを右へ左へと大きく移動し、間奏では見事なフォーメーションダンスも見せて、数の利を活かしたダイナミックかつ華やかなステージングで魅了する。「お待たせしました! みんなもっと声出していくで!」と畑駿平が煽った「Are you?」では“夢に向かって、あきらめずに進んでいこう”というメッセージを、拳を振り上げて力強い歌声で発信。EBiDAN OSAKAのオリジナル曲を続けた最後は、先輩グループLienelの人気曲「親指☆Evolution」で客席と“Oh! Yeah!”の大合唱を放ち、リスペクトにあふれたステージで楽しませた。

EBiDAN NEXT FUKUOKAの5人は、いきなりセクシーな「Love me up」で客席をざわつかせ、声変わりも終えての低音と大人びた表情で、オーディエンスを誘惑していく。さらに「僕たちの等身大を歌った曲。この曲が皆さんの支えになりますように」と、EBiDAN FUKUOKAとして初のオリジナル曲「Look ahead」をタイトルコール。“前へ進もう”というポジティブな想いを乗せた壮大なバラードで、重厚なハーモニーを聞かせながら笑顔を覗かせたのが印象的だった。



全曲オリジナル曲でエリア選抜ブロックを締めくくったのは、EBiDAN NEXT SENDAI。「みなさん、一緒に手を回していきましょう!」と「Switch×Switch」で選抜メンバー5人が跳ねれば、ペンライトを振る客席はエリアカラーの緑でいっぱいになる。一転「HAPPY BAD」ではダークファンタジーな空気を醸しつつ、切れの良いダンスで圧倒。東京でも頻繁にライブを行うなど、現場で鍛え抜いてきたパフォーマンス力はさすがだ。「TWO SHOES」でもユニゾンを元気いっぱいに聞かせ、成田粋が「もう、止まらないよ!」とニッコリ笑えば、客席から歓声が。ラストの「とどけ!」では、それぞれのボーカルもしっかり聞かせつつ、メンバー同士で肩を組んだりハグしたりと、チームの絆を感じさせて“僕らならもっと先まで行けるはず”と決意を歌った。

ここでゲストの男女混合9人グループ・ONE LOVE ONE HEART(通称・ラブワン)が登場。1曲目の「物語はここから」では、歌い出しを担当した藤咲碧羽やイーチを筆頭に、女性メンバーのパワーボーカルを叩きつけて、強いインパクトを与えていく。一転、相原一心と洸瑛の掛け合いから始まった「僕らのロードムービー」は、大半の歌唱を男子メンバーが担当。女声とも馴染みの良い笹原遼雅の中性的かつ芯のあるボーカルも光る。男女双方の特性を活かし、時に掛け合い、絡み合い、重ね合わせて“1粒で3度美味しい”を実現するのが彼らのステージ。ロックナンバー「本日ハ晴天ナリ」では夏のパッションを弾けさせ、久昌歩夢が「『星男祭盛り上がってるか!?」と煽れば、客席からペンライトが振り上がり、コール&レスポンが湧き上がる。男女混成のハモリで“貴方の代わりなんていない”と頼もしいメッセージをぶつけていく大サビも感動的だ。



男子メンバーは全員がEBiDAN出身なこともあり、女子メンバーも含めて『星男祭』に出演経験のあるメンバーも多数のラブワン。元EBiDAN SENDAIの相原は「今のSENDAIやべぇ! すごかったです。あとで写真撮ってくださいって言ってみようかな」と後輩の成長ぶりに目を細めた。さらに、明日8月6日(水)にリリースする新曲「バグっちゃうね」も披露。男女ボーカルの軽妙なやり取りや絶妙なハモリ、スキルフルな動きとフォーメーションで魅せるきらびやかなダンスチューンは、彼らの新境地とも言えるだろう。一転、6月にリリースされた「あのね、ずっと好きでした。」では相原と藤咲など、男女のコンビボーカルを活かし、群像劇のようなパフォーマンスも交えて、切ないドラマを描き出していく。ラストは「愛せ、至極散々な僕らの日を」で締めくくり。決して良いことばかりではない現実を受け止めつつ、それでも懸命に生きる姿を歌う彼らの楽曲の良さを、余すところなく発揮してくれた。



そしてBATTEL BOYS 7th全国選抜のSAKURAとSKY、2チームのステージへ。まずはSAKURAが「Sweetest Story」をタイトルの通り甘く、なめらかな歌唱で聞かせれば、入れ替わりに現れたSKYは「Gimme Gimme」でハードにラップを畳みかけ、涼瀬一颯のロングトーンでクールに〆る。それぞれのオリジナル曲で顔見せしたあとは、再びSAKURAのターンとなり、軽快&キュートに躍動した「ASAP」の最後に6人が壇上でポーズを決めると、続く「キミノトリコ」では空気が一変。飯世善文の透き通るハイトーンから始まり、ラップに情熱的なサビと1人ひとりをフィーチャーしながら、越山敬達の“君がいればもう何もいらない”という曲中台詞が象徴する熱い想いを、修練を重ねたパフォーマンスで体現していく。対照的に「何でもいいからブンブン回してください!」と松崎朔弥が号令をかけて飛び込んできたSKYは、先輩SUPER★DRAGONの「Reach the sky」でアグレッシブにステージを再開。曲名とチーム名に共通した“SKY”のワードそのままに、タオルを振って清々しい景色を浮かび上がらせたところで、タオルと一緒に乱入したSAKURAの面々も仲間のステージに花を添える。さらに「青のページ」を爽快かつアッパーに刻んで、高らかに“僕らの夏”を歌い上げていった。



ここでSAKURAのメンバーも合流し、越山が「僕らは普段、仲間でありライバルである。そんな僕らだから歌える曲、12人の絆が共鳴している歌です」と、8月1日にリリースしたSAKURAとSKYの合同楽曲「桜空」をステージ初披露。チーム名のSAKURAとSKYをそのまま落とし込んだタイトルが表すように、仲間と共に在ることの大切さを歌いながら、無限の空に向かって咲き誇る桜に自身を重ねたメロディックな新曲に、場内からは大きな拍手が湧いた。



全チームの出番が終了し、SKYの長野蒼大が今日の出演チームをステージに呼び込むと、CZ’25の最年少、7歳の丸山レオンが「楽しくがんばりたいです」と意気込みを話して、場内は“可愛い!”の嵐に。そして俳優としての活躍も目覚ましく、主演映画が世界各国の映画祭に出品されたことから「世界の敬達」と紹介された越山敬達は「EBiDANの研究生といえば?」と「けもパン世界タイトルマッチ」をタイトルコール。EBiDANメンバーならば誰もが経験したであろうキュートすぎるナンバーを、8チーム45人で歌い踊り、曲終わりには思い思いの動物ポーズを決めて、オーディエンスを歓喜させた。



最後は各エリアの代表者が挨拶をし、新グループの結成が予告されているEBiDAN SENDAIは、9月28日に仙台PITでワンマンを行うことを告知。さらに、9月5日に初のオリジナル曲「Look ahead」を配信予定のEBiDAN FUKUOKAは9月14日にESPエンタテイメント福岡で、EBIDAN NAGOYAは10月12日に名古屋HeartLandで、それぞれ初めてのワンマンを行うという。またEBIDAN OKiNAWAも8月10日にHMV&BOOKS OKINAWAでイベントを行い、8月に複数のイベント出演を控えているEBiDAN OSAKAも「この夏、新曲を発表します!」と宣言した。



最後に、メインアクトを務めたBATTLE BOYS SAKURAの大野遥斗は「とても大きな会場で「けもパン」を踊れたのも嬉しかったし、何より嬉しかったのは「桜空」を初披露できたこと。今日の景色は一生頭の中に残り続けるんじゃないかって気がしました」と興奮冷めやらず。BATTEL BOYS SKYの荘司亜虎も「5月からリリースイベントやってきての成長を、先輩たちも立ってきた会場で披露できて本当に楽しかったです。新曲「桜空」は12人で大切に歌ってる曲で、いろんな感情が飛び交いました。今日も一緒に「青のページ」を刻んでくれて本当にありがとうございました!」と客席に感謝した。



そして長野蒼大の口から、12月28日に都内でBATTEL BOYS 7th STAGEのファイナルライブとなる『BATTLE BOYS 7th STAGE -THE FINAL LIVE-』を行うことを発表。3月末にBATTLE BOYS SAKURA/SKYとして活動することが今年の3月30日に発表されてから今日まであっという間だったと語り「12月28日もあっという間に来てしまうかもしれないけど、僕たちの夢をまだまだ夢で終わらせないように、ワクワクも止まらないので、12月28日まで温かく見守ってくれたら嬉しいです」と真摯に伝えた。



互いに切磋琢磨することで、成長を導いていくという歴史を重ねてきたEBiDAN。中でも最も近い場所で火花を散らし、手を取り合ってきたBATTLE BOYS SAKURAとBATTLE BOYS SKYが、年末のステージでどんな集大成を見せてくれるのか期待したい。

■セットリスト



1. 恋心 / EBiDAN NEXT TOKYO
2. 恋のDingDong / ALL(CZ’25以外)
3. Inside the Mirror / CZ’25
4. ANSWER / CZ’25
5. カチカク / EBiDAN NEXT NAGOYA
6. Dynamic!! / EBiDAN NEXT NAGOYA
7. チュラパラ / EBiDAN NEXT OKiNAWA
8. BADASS / EBiDAN NEXT OKiNAWA
9. イルミナイト / EBiDAN NEXT OSAKA
10. Are you? / EBiDAN NEXT OSAKA
11. 親指☆Evolution! / EBiDAN NEXT OSAKA
12. Love me up / EBiDAN NEXT FUKUOKA
13. Look ahead / EBiDAN NEXT FUKUOKA
14. Switch×Switch / EBiDAN NEXT SENDAI
15. HAPPY BAD / EBiDAN NEXT SENDAI
16. TWO SHOES / EBiDAN NEXT SENDAI
17. とどけ! / EBiDAN NEXT SENDAI
18. 物語はここから / ONE LOVE ONE HEART
19. 僕らのロードムービー / ONE LOVE ONE HEART
20. 本日ハ晴天ナリ / ONE LOVE ONE HEART
21. バグっちゃうね / ONE LOVE ONE HEART
22. 「あのね、ずっと好きでした。」 / ONE LOVE ONE HEART
23. 愛せ、至極散々な僕らの日を / ONE LOVE ONE HEART
24. Sweetest Story / BATTLE BOYS SAKURA
25. Gimme Gimme / BATTLE BOYS SKY
26. ASAP / BATTLE BOYS SAKURA
27. キミノトリコ / BATTLE BOYS SAKURA
28. Reach the sky / BATTLE BOYS SKY
29. 青のページ / BATTLE BOYS SKY
30. 桜空 / BATTLE BOYS
31. けもパン世界タイトルマッチ / ALL


Photo/笹森健一
Text/清水素子

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