【豆原一成(JO1)インタビュー】「この活動もすべてJO1に繋がればいい。メンバーみんなのおかげで頂けたお仕事だと思っています」“極楽蝶のメンバーをJO1に置き換えるなら?”トークも★<映画『BADBOYS -THE MOVIE-』>



伝説的人気を誇る不良マンガ『BADBOYS』(田中宏)が再び実写映画化! 

主人公・桐木司を演じるのは、これが映画初主演となるJO1の豆原一成くん。“極楽蝶”八代目トップという不良役に挑戦した豆原くんに、Emo!miuが会いに行ってきました!



特攻服に漢字を入れるなら「麻婆豆腐(笑)」

■不良カルチャー、どう感じましたか?

豆原一成 男なら一度は不良に憧れる時期があると思うんですが、僕にも小さい頃に不良に憧れた時期があります(笑)。だから今回の役をもらったときは、「夢が叶った!」って感じで、すごく嬉しかったです。

■不良の理解のためにしたことは?

豆原 原作はもちろん、その他にもいろんな不良作品を観ました。「クローズ」や「ドロップ」、「東京卍リベンジャーズ」とか、とにかくいろいろ観ました。

■不良ファッションはいかがでしたか?

豆原 特攻服を着て、さらしを巻くのもはじめての経験ですごく楽しかったですね。作品に入る前にいろんな不良作品を見ていたので、髪を逆立てるとか眉を剃るとか、典型的な不良ファッションもやってみたかったんですよ、金髪坊主とかも。でも俺、多分イカつくならないんですよ。顔がこれなんで、絶対に似合わないんです(笑)。

■不良の特攻服といえば漢字で言葉を入れるイメージがあると思うのですが、豆原さんならなんと入れますか?

豆原 うーん、麻婆豆腐(笑)。

■オファーが来たときの気持ちは?

豆原 これまでお芝居の経験は何度かさせていただいているんですけど、主演は初めてだったのでシンプルにすごく嬉しかったです。『BADBOYS』は、昔から愛されている作品だし、その作品の主演を務めさせていただくということで、正直プレッシャーもありましたが、不良を演じてみたかったので、「よっしゃ、やるぞ!」という気持ちのほうが大きかったです。

理人はみんなに愛される人。今は“まめ”、“まめちゃん”呼びに!



■撮影現場はいかがでしたか?

豆原 普段、人見知りタイプなんですが、いつもよりさらに現場の人たちとコミュニケーションを取ろう!と意識をして自分から話しかけるようにしていました。極楽蝶のメンバー(池﨑理人、山中柔太朗、井上想良)はもちろん、スタッフさんやエキストラの方にも僕から話しかけたりしていたら、みなさんから話しかけてくださることもあって嬉しかったですね。

■今回は同じ事務所の後輩グループINI・池﨑理人さんとの共演ですね。

豆原 INIは事務所の後輩グループなんですけど、年齢は僕より上の人が多くて、ちょっと気まずかっというか、なんというか(笑)。でも今回、理人と一緒にアクションや演技のレッスンを受けるうちに、仲良くなれました。でも仲良くなってからも理人は「JO1さん、JO1さん」とさん付けで呼んでくれるし、僕以外のメンバーにもリスペクトを持って接してくれて。しかも、それが上辺だけじゃないというのが伝わるんですよ、理人から。僕らのコンサートも観に来てくれたし、人とのやりとりも丁寧だし。だから理人はみんなに愛される人なんだなとすごい思いました。

■距離を縮めるキッカケがあったのでしょうか?

豆原 僕は人見知りで人と打ち解けるのに時間がかかってしまうタイプなんですが、理人はそんな僕に対してもいっぱい話し掛けてくれて、距離を縮めることができたと思っているので感謝しています。

■その後、プライベートでの付き合いは?

豆原 理人の家でご飯を食べたこともありますし、今もたまに連絡を取りあったりしていますよ。

■人見知りだという豆原さんが“理人”呼びをされているので、かなり仲は深まりましたよね。

豆原 最初は理人“くん”と呼んでいたんですよ。だからちょっと距離感を感じていたのか、理人のほうから「理人でいいですよ!」と言ってくれて、距離がグッと縮まりましたね。

■池﨑さんは敬語なんですね!

豆原 最初はそうでしたね。でも作品を撮っていくなかで、仲良くなりましたし、作品的にも敬語は嫌だなと思って、僕から「敬語じゃなくていいよ!」と言ったのを覚えています。そしたら理人も“まめ”、“まめちゃん”と呼んでくれるようになって。今は友達のような感じになれました!

念願のアクションシーン「我ながらうまく吹っ飛べたのではないかなと思っています(笑)」

■アクション撮影はいかがでしたか? 豆原さんの身体能力の高さを監督が褒めていらっしゃいましたね。

豆原 アクション部の方たちと練習をさせていただいてから撮影に挑みました。実際には当たっていないけれど、当たったように見えるということが大事なので、たくさん練習をしましたね。

■ダンスとは全く違いましたか?

豆原 そうですね。振りを覚えるということに関しては5年間JO1としてやってきたので、“手を覚える”ということは早い方だとは思うですけど。ダンスと違って相手との距離感や感情も乗せないといけないので難しかったです。(岩永)丞威さんと(兵頭)功海さんとのシーンがあるんですが、みなさんアクション演技の経験が豊富なのでついていくのに必死でした。完成した映像を観たら、迫力のあるアクションシーンになっていたんじゃないかなと思っています。僕、ずっと(演技で)殴られたい、やられたいという気持ちがあったので、その願いを叶えてくれた丞威さんに感謝です(笑)。

■殴られていかがでしたか?

豆原 気持ちよかったです(笑)。殴られた勢いで吹っ飛んでいくシーンなんですが、我ながらうまく吹っ飛べたのではないかなと思っています(笑)。

僕は引っ張られたいタイプ。自分の好きな方向に進んでいく女性に魅力を感じる



■演じた桐木司の魅力を感じましたか?

豆原 めっちゃ純粋で天然だけど、愛されキャラなんですよね。すべてを真に受けるから、「コイツ、なにやってんだよ」と思われるんですけど、でも憎めないというところが司のいいところだなと思っています。その良さに自分で気づいていない部分もあるし、物事をダイレクトに受け取るからからこそ落ち込んだり、喜んだり。そういう素直な人って意外といないと思うんです。そこが司の魅力だと思うし、そんな天真爛漫な男の子にも憧れます。

■見習いたい部分は?

豆原 いい意味で、まわりのことをあまり考えていないところ。自分が思ったことはまっすぐに進みたいという気持ちが強くて、そこがすごくいいなと思う反面、ちょっと気を使ってもいいんじゃないかなと思うこともありました(笑)。

■ご自身との共通点は?

豆原 誰かのために戦う、(由本)久美ちゃんのために戦う、チームを守るために戦うみたいな、そこにある熱い思いというのは僕も結構そっちタイプだと思っています。JO1のために、俺も頑張る!みたいな部分は通ずるものがあるのかな?と。ただ司みたいにガツガツはいけないんですけどね(笑)。

■そんな久美ちゃんと司のキュンシーンもありましたね。

豆原 ほっぺをつねられるとか、バイクで走るシーンとか、かなりキュンシーンですよね。海沿いをバイクで走るシーンのとき、監督から「アドリブで話していて」と言われたんですよ。だから実際に「海、キレイだね」とか話していたのが実際に使われています(笑)。男臭い作品なので、そのなかで司と久美ちゃんのシーンが効いていると思います。

■豆原さんはピュアな由本久美、トップの彼女で強いエリカ。どちらが好みですか?

豆原 うーん、僕は引っ張られたいタイプなのでエリカさん。あそこまでいくとちょっと怖いですけど(笑)。でも自立している女性は素敵だなと思うし、自分の好きな方向に進んでいく女性に魅力を感じるのでエリカさんで!

■みんなの前で殴られたとしても?

豆原 やっぱ怖いですね(笑)。そう考えると、久美ちゃんってかわいい(笑)。

主題歌の作詞は純喜くんと碧海くんが担当。実際に自分が使っていた台本を渡して参考に。

■主題歌はJO1「Be brave!」ですね。

豆原 「Be brave!」を聴いたとき、すごく『BADBOYS』っぽいなと思ったんです。映画に寄せたバンドサウンド寄りの楽曲なんですが、これまでのJO1にはない感じで、メンバーの(河野)純喜くんと(金城)碧海くんが作詞をしてくれました。

■作詞の段階でおふたりとはどんな話しをされましたか?

豆原 「映画はどんな話なの?」と聞かれたりしたんですけど、僕がどう思ったということより、自分が思ったことを書いて欲しいなと思って僕が使っていた台本を渡しました。僕、台本に僕が感じたことや監督からの言葉をメモ書きしてあるんですよ。だから「これ読んで」って。

■出来上がった歌詞を見たときの印象は?

豆原 僕のパートで「漢だろ」という歌詞があるんですが、そこは碧海くんが作ってくれたんです。普段から僕が話している“男らしさ”みたいなものと『BADBOYS』の世界観がすごくマッチしている気がして、すごくいろんなことを汲み取って作詞をしてくれたんだなと思いましたね。僕が言いそうな言葉だったり、僕らしさや思いを汲み取ってくれているなと感じて、改めて2人が作詞をしてくれて良かったなと思いました。

この活動もすべてJO1に繋がればいい



■JO1のメンバーも俳優として活躍されていますが、「負けないぞ!」というような気持ちはありますか?

豆原 この活動もすべてJO1に繋がればいいなと思っているので、そこまでないですね。今回、僕が主演をやらせていただいているんですけど、この作品も僕が勝ち取ったものではなく、JO1というグループがあってこそ。だからメンバーと張り合うというよりは、みんなのおかげで頂けたお仕事だと思っています。感謝ですね、本当に。
作品に入ると、JO1のスケジュールと撮影で結構パンパンになっちゃうんですよ。撮影に対しても熱意を持って取り組み、それと並行してJO1の活動も頑張っているメンバーの姿を見ると、すごく刺激をもらえるんですよね。だから自分はJO1の活動に集中できているときにメンバーの誰かが作品に入っていたら、僕が弱音なんて言ってられないな!と刺激をもらっています。

■極楽蝶のメンバーをJO1に置き換えると?

豆原 司は(河野)純喜くん(即答)。いやもう、まんまじゃないですか? 本当にアホなんですよ、純喜くんって(笑)。守るべきもののために戦う、特攻するぞ!みたいな部分も似ている気がします。エイジは(佐藤)景瑚くん、お調子者なんで(笑)。寿雄は(白岩)瑠姫くんかな。久雄のクールさと瑠姫くんのクールさは似ているし、普段口数は少ないけれどやるときはやる!みたいなところも似ているかなと。陽二は⋯誰だろう?(川尻)蓮くんとかかな。いや、違うかな? 陽二ってTHE2番手、支える系の人なんですよ。あ、蓮くんと碧海くんのMIX。陽二は蓮くんっぽい冷静さがあるんですけど、碧海くんっぽい熱い部分もあって、強いし。

■ファンの方に注目してほしいところは?

豆原 今までに見せたことのない一面をお見せできるんじゃないかなと思っています。表情の面白さ、アクション、久美ちゃんとのキュンシーンなど、JO1の豆原一成としてはあまり見せてこなかったものが詰まっていると思うので、ファンの方は「あ、まめちゃんってこういう顔もするんだ!」と楽しんでもらえるんじゃないかと思っています。

すごく“仲間”を感じた、JO1の東京ドーム公演

■『BADBOYS』はアツい仲間との熱き青春バトル映画。最近、“仲間”を感じたことは?

豆原 先日、JO1の東京ドーム公演があったんです。僕ら今年5周年を迎えて、東京ドーム公演を実現できて、それを終えたときに感じた達成感は、“仲間”と半年間ツアーを頑張ってきたからこそ味わえたものだと思っていて。その気持ちを共有できたのも仲間がいたからからだし、すごく“仲間”を感じました。

■どんな瞬間に、東京ドーム公演をできたことを実感しました?

豆原 トーク中にふと冷静になってまわりを見渡したときですかね。見渡す限り、人! 人! 人なんですよ!! 5万人のJAM(公式ファンネーム)が僕ら11人を見ているという状況を、冷静に考えたらすごいことだなと感じましたね。

■ドームは広いですよね、上の席まで見えています?

豆原 見えます、見えます! 本当にあの上まで人がいる、JAMがいる!と見えているんですよ、本当に。だから今僕が見ている4階席にいる人も、僕のことを見えている、見ていると思うと不思議な感覚になって。そういう遠い席にいるみなさんまで楽しませないと!!という気持ちになりました。

イタズラ好きなのは景瑚くん。ニット帽が見当たらないな⋯と思ったら、景瑚くんがかぶっていたことも(笑)。



■映画タイトルにちなみ、JO1のなかで“BADBOYS”、やんちゃな方は誰でしょう?

豆原 イタズラ好きなのは景瑚くん。僕、そのターゲットになりがちなんですよ。食べ終えたバナナの皮とかを僕のカバンに入れたりするんですよ! でも「絶対に景瑚くんが犯人だな⋯」と分かるんで本人に言うんですけど、「俺じゃないし!」と(笑)。絶対に犯人は景瑚くんなんですけどね。人にちょっかいを出すのが好きで、純喜くんとかもよくターゲットになっています(笑)。でもそういうちょっとしたイタズラで場が和むので、楽しいんですけどね。

■豆原さんが仕返しをすることは?

豆原 ないですね。僕は「面白いし、いっか」と思っちゃうタイプなので(笑)。ダンスの練習中、暑くなってぬいだニット帽が見当たらないな⋯と思ったら、景瑚くんがかぶっていたことも(笑)。しかもそのまま練習しているんで、汗びっちょりかいているんですよ! 本当にそういうちょっとしたイタズラが大好きなんです、景瑚くん。

■サイト名にかけて、最近エモいと思ったこと、心が揺さぶられたことをお願いします!

豆原 僕らの楽曲のなかに「飛べるから」という曲があるんです。その曲を今回の東京ドーム公演でも歌ったんですが、その曲をリリースしたときは碧海くんがお休みしていたときだったんですよ。ドーム公演では再収録した11人ver.でパフォーマンスをしたんですが、曲終わりの立ち位置は碧海くんがセンターになるんです。僕たちはもちろんですけど、碧海くんもすごく思い入れがある曲だと思うんです。その曲を歌いながら涙を流している姿を見たときはぐっときましたし、感動しましたね。本当にエモかったです。「飛べるから」自体、初パフォーマンスでしたし、11人でできて本当によかったなと心から思いました。

■たくさんのお話をありがとうございました!



【Message Movie】
coming soon…





―PROFILE―




豆原一成(JO1)

2002年5月30日生まれ、岡山県出身。
大活躍中のグローバルボーイズグループ・JO1のメンバー。個人としては、2021年にオムニバス映画『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』の中の作品の一つ「本日は、お日柄もよく」で映画初出演を果たす。また、2022年には、映画『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』に大谷希望 / 仮面ライダーキマイラ役で出演。またスピンオフ作品『Birth of Chimera』では主演を務める。2023には、NHKの夜ドラ『超人間要塞ヒロシ戦記』で連続ドラマ初出演を務め、さらに2024年にはTBS系日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』でゴールデンプライムタイムの連続ドラマ初出演を果たす。また2025年には、真庭市大使に就任している。

[X] @official_JO1
[Instagram] @official_jo1


―INFORMATION―



映画『BADBOYS -THE MOVIE-』
公開日:2025年5月30日(金)より全国公開
原作:田中宏「BADBOYS」(少年画報社 ヤングキングコミックス刊)
監督:西川達郎
脚本:峰尾賢人、西川達郎
出演:豆原⼀成(JO1)、池﨑理⼈(INI)、山中柔太朗、井上想良、井頭愛海、岩永丞威、大下ヒロト、山谷花純、
兵頭功海、青柳翔
主題歌:JO1「Be brave!」(LAPONE ENTERTAINMENT)
制作プロダクション:AOI Pro.
配給:東映

[HP] https://badboys-movie.net/


Photo:Tomohiro Inazawa、Text:Kyoko Fuse


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