正門良規(Aぇ! group)「運転シーンは助手席に加藤君が乗って。やめてくれ!と思った。」!短編オムニバス映画『MIRRORLIAR FILMS Season7』舞台挨拶に加藤シゲアキ、山田孝之ら登壇



短編オムニバス映画【MIRRORLIAR FILMS Season7】が、2025年5月9日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国の劇場で2週間限定上映する!公開を前に、5月5日(月・祝)に完成披露舞台挨拶を実施され、監督を務めた加藤浩次、加藤シゲアキ、坂本ショーン、武田成史、香月彩里に加え、加藤浩次監督作『Victims』に出演した雛形あきこ、加藤シゲアキ監督作『SUNA』に出演した正門良規(出演/Aぇ! group)、プロデューサーの阿部進之介、山田孝之が登壇した。

2020年より始動した、伊藤主税、阿部進之介、山田孝之らがプロデュースする『MIRRORLIAR FILMS』(ミラーライアーフィルムズ)は、メジャーとインディーズを超えた多彩なクリエイターによる短編映画制作プロジェクト。2024年のSeason6までに著名クリエイターから一般公募まで、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなどが監督した47本の短編映画を劇場公開してきた。

今作のラインナップは全5作品。NEWSのメンバーとして活躍しながら、作家としても数々の話題作を輩出している加藤シゲアキが監督を務め、正門良規(Aぇ! group)とW主演を果たした『SUNA』。Bad Robotやヒストリーチャンネルのドキュメンタリープロジェクトに参加し、NAACPイメージ賞にノミネートされた「ルーツ:A History Revealed」を含む数々の作品に携わる坂本ショーン監督作『ウエディング』。

俳優として活動する傍ら2017年より映像制作集団「着火塾」の代表に就き、クリエイターとしても活動する武田成史が監督を務める『KUTSUYA』。お笑い芸人、そしてMCとしても活躍する加藤浩次が念願の初監督を務め、矢本悠馬を主演に迎えた『Victims』。舞台やミュージカルを中心に女優としても活動し、本作が初監督作品となる香月彩里監督作『ヒューマンエラー』。

イベントでは、ついに映画が完成した気持ちや、オムニバス映画ならではの面白さを監督、出演者、プロデューサーを交えて思う存分語った。



満員御礼での実施となったこの日、愛知県東海市で撮影した『Victims(ビクティムズ)』『SUNA』、一般応募作『ウェディング』『KUTSUYA』『ヒューマンエラー』が上映された。本プロジェクトおプロデューサーの阿部は「2人のW加藤監督作品を柱に素晴らしい濃密な世界がある。色々なテーマのある作品が揃って、オムニバスだからこその個性的な上映になった」と手応え。同じくプロデューサーを務める山田は「それぞれの作品が面白かった。監督をすることでその人がどんな事を考えて表現したいのかが出る。だから面白い」と述べた。

22年来の付き合いのある雛形を招いて『Victims(ビクティムズ)』を手掛けた加藤浩次監督は「雛形とは『めちゃイケ』を22年間やっていたので、裏側の雛形あきこを見ている。その裏側をそのまま脚本に落とし込みました。そう、雛形あきこは人に嫌がらせをする女です!」と仲が良いからこその大毒舌。これに雛形は「どんな切り取られ方するのかわからないんだから、悪目立ちさせるのは本当にやめて!(笑)」と、長い付き合いだからこその掛け合いに会場は爆笑。



改めて加藤浩次監督は「雛形さんが出てくれて現場にいるだけで助かった。僕が作ったというよりも、役者さんがアドリブやエチュードを重ねて作ってくれた」と盟友に感謝しきり。雛形は「加藤さんが監督をやられると聞いて、二つ返事でした。初監督作品に出られるのは幸せ。撮りたいものも明確でした」と監督として尊敬していた。

正門を招いて刑事バディ『SUNA』を手掛けた加藤シゲアキ監督は「僕は脚本を書いてからキャスティングについて考える。出演を頼むときに断られたくないので、断らなさそうなやつにしました(笑)」とニヤリ。加藤シゲアキ作の舞台に出演した経験のある正門は「舞台の際は自分の経験が浅くて心配をかけたけれど、成長しているところを見せたかった」と意気込み十分だった。



ただペーパードライバー歴5年という正門は「運転シーンは助手席に加藤君が乗って。やめてくれ!と思った。よく内容を変えずに突き進んだなと思った」とぶっちゃけると、加藤シゲアキ監督は「やめてくれ、はこっちのセリフだよ!」と爆笑しつつも「目の下にクマを作るために寝ずに徹夜で来てくれた」と正門の本気度に感謝。撮影最終日には「(正門が)楽屋に行ったら死んだように爆睡していた。(正門の)役作りが功を奏して、劇中の緊張感に繋がった」と確信していた。

加藤シゲアキ監督は『SUNA』について「彼は小説を書いているから内容も文学的。現場で考えたというよりも、画作りがしっかりと出来ている人。映画だな!と思った」と絶賛。加藤シゲアキ監督は『Victims』について「最初の編集の段階で30分以上あったと聞きました。それだけ撮れ高が高いのだろうと思った。それを15分に切り詰めたからこそ、独特のテンポ感とコメディ感があった。ほかにはない濃密さがあった」と述べると、加藤監督は脚本執筆の段階で1ページ=1分尺という常識を知らなかったと告白。「それを最初に教えてよ!」と吠える加藤に、山田孝之は「結構、常識なので…(笑)」と苦笑いするしかなかった。



W加藤監督は次回作にも興味津々。加藤浩次監督が「映画は総合芸術だと思ったし、やっていて楽しかった。監督に挑戦したことで裏方の苦労もしたので、これ以降現場で文句を言っていません。僕は今まで態度が悪かったけれど、それが変わった(笑)大きな影響を受けました。56歳にしてそれに気づけたのは大きい」と実感。加藤シゲアキ監督も「10代に映画にハマって脚本を勉強したことがきっかけで小説を書くようになったので、今回原点に立ち返った。改めて映画愛を実感しました」としみじみしていた。

『ウエディング』を手掛けた坂本監督は「才能と実績のあるアーティストの方々とご一緒出来て光栄です。私の映画が観客の皆さんに届いて嬉しく思います」、『KUTSUYA』を手掛けた武田監督は「何ものでもない5人で作った作品がこのような大きなスクリーンで、多くの皆さんに観ていただき光栄です」、『ヒューマンエラー』を手掛けた香月監督は「『MIRRORLIAR FILMS』は夢のあるプロジェクトだと思います」と喜びを噛みしめていた。

■詳細
【短編オムニバス映画『MIRRORLIAR FILMS Season7』】
公開日:2025年5月9日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか2週間限定劇場公開

加藤シゲアキ監督「SUNA」
出演:加藤シゲアキ、正門良規(Aぇ! group)

坂本ショーン監督「ウエディング」
出演:リチャード・カインド、スキップ・サダス

武田成史監督「KUTSUYA」
出演:尾本卓也、武田成史

加藤浩次監督「Victims」
出演:矢本悠馬、田辺桃子、奥野瑛太、雛形あきこ

香月彩里監督「ヒューマンエラー」
出演:大重わたる、エリザベス・マリー、香月彩里

テーマソング:スキマスイッチ「あの日の虹と僕らのアンセム」

製作:伊藤主税、阿部進之介、山田孝之、関根佑介、松田一輝
支援:東海市、ミラーライアーフィルムズ東海市実行委員会 
寄附企業:GENDA GiGO Entertainment、名古屋鉄道、日本製鉄、大同特殊鋼、イワクラゴールデンホーム、中日本炉工業、東レ 
協力企業:三菱UFJ銀行、東海金融協会、愛知製鋼、アイコーサービス、星城大学
制作:and pictures
プロデューサー:大橋和実、川原伸一、榊原有佑、下京慶子、三輪夕奈、西原一憲
宣伝:ローソンエンタテインメント
配給:アップリンク

©2024 MIRRORLIAR FILMS PROJECT

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