ミュージカル『刀剣乱舞』(加州清光役)、舞台「呪術廻戦」(虎杖悠仁役)といった国民的人気作に出演し、映画やドラマでも確かな存在感を見せる佐藤流司が、20代の締めくくりとして、自身4冊目となる写真集を【Reason】を2025年4月25日(金)に講談社から発売！同日に発売記念会見が行われ、佐藤自ら撮影時の様子や写真集の内容について語った。



■写真集が発売されましたが、率直な感想はいかがですか？

佐藤流司　素直に嬉しいですね。今までで3冊の写真集を出してきて、今回は4冊目になると思うんですけど、今回は発売前に重版も決まったということで、本当に日頃応援してくださる皆様、そしてご購入いただいた皆様へほんとに感謝でいっぱい、そういった感じですね。




■帯コメントをご両親からいただいておりましたが、ご両親の感想はいかがでしたか？

佐藤　いや、別にないですね。あんまり私がやってる仕事に関して、最近は感想をそんなに送ってこなくなりまして。でもきっと満足してもらえてるんじゃないかなと想います。



■今回のタイトル『Reason』はご自身で考えられたとのことですが、どんな意味が込められていますか？

佐藤　『Reason』って理由みたいな意味があるんですけど、自分がこの世に生を受けてから今日まで生きてこられた意味だとか、いろんな仕事とかいろんな人生を通して今日まで生きてきた、今日まで自分を作り上げてきた理由みたいなものを写真を通して表現できればいいなと思って『Reason』という名前にしました。



■今作のテーマやこだわりを教えて下さい！

佐藤　普段俳優とかアーティストとかをやらせてもらってる時って、やっぱりどうしてもある種自分ではないというか、佐藤流司っていう人物像を自分でも意識して構築しているのかなっていう気はしてるんですけど、そういった意味では、今回の写真集ではもっと素の部分というか、すごくプライベートに近いネイキッドな状態の佐藤流司っていう、本当に家にいるかのようなナチュラルな表情を見せられたらいいのかななんて思って作ってみました。





■お気に入りカットについて、こちらはどんな点がお気に入りですか？

佐藤　20代最後に撮影をして、30代になって発売させてもらってるわけですけど、スーツ姿にちょっとおしゃれな眼鏡をかけて、タバコを手に持ってる感じがなんかちょっと大人っぽい自分を演出できてるっぽいなって思って。あと表情もめっちゃアンニョイな感じを出してるし、ちょうどいいかなと思ってこれにしました。



■今回、故郷である仙台で撮影されましたが、撮影時の思い出やエピソードはありますか？

佐藤　懐かしいなとはやっぱ思いましたね。いろんな街を、学生時代に通った場所だったりとか、よく行ってたライブハウスとかを行ったりとかしたので、それがすごく懐かしかったなって思います。あと驚いたっていう点で言えば、地元にいる間の少しの間だけですけど、今所属してる事務所・劇団ひまわりの養成所が仙台にもあったんですけど、そこが今も当然あるんで、久しぶりにその場所まで行ってみようということで、撮影とは関係なしに少し足を運んだんですけど、レッスンに行ってなさすぎて、全くその外観の記憶とかがなくて、着いてもピンと来なかったのが1番驚きでしたね。



■食べ物はいかがでしたか？

佐藤　夜に牛タンをいただいたのと、でもその牛タン屋さんはものすごい美味しいんですけど、東京に来てから知ったので、地元にいる時は食べてなかったのですが(笑) あとは学生時代によく食べてた仙台っ子ラーメンっていうところのラーメン屋さんに行って、デジタル版には多分収録されてるんですけど、そのラーメンを食べてる様子なんかも撮っていただいて、本当に大好きなラーメン屋さんに行けて、それも感慨深かったですね。



■今作の仕上がりとしてはずばり何点でしょうか？

佐藤　これ、結構いろんな方が聞かれるじゃないですか。俺、滑ってるのしか見たことないんですよね(笑) 難しいんですよねこれ。何点って言ってもなんか微妙な空気になる・・・。
(少し悩んだ末・・・)8兆飛んで74点、5点にしましょうか。絶対滑るんですよねこれ、どうやったって(笑)

■1番高く評価する部分どのあたりでしょうか？

佐藤　今回は一貫してというか、かっこいいからこの衣装にしようとか、それっぽいからこういうヘアメイクでいこうってことじゃなくて、一貫してちゃんと自分の人生を振り返っていこうということをコンセプトでやってたんで、ブレずに1冊のストーリーがあるっていうのが面白い点かなと思いますね。



■ファンの方のみならず、どんな方に手に取っていただきたいですか？

佐藤　どんな方に手に取っていただきたいっていうよりかは、(大阪・関西)万博に置いてほしい(笑) 最終的な目標はそこにあるかなと思います。そこに置いていただければ、かなり売り上げも・・・ぜひお願いします(笑)



■今後のお仕事での目標や、プライベートでやってみたいことがあれば教えてください！

佐藤　仕事の目標は、健康に気をつけること。30代になりましたので、やっぱり体が本音を見せ始める頃かなっていう気もするので、しっかり体調に気を付けて、今まで通り自分の納得が行くパフォーマンスを皆様にお届けできたらいいなって思うことですかね。プライベートでやってみたいことは、アウトドアを20代にはあまり経験してなくてですね、ウインタースポーツとかも怪我するのが危ないとかで色々避けていたことがありまして。例えば海に行くのは日焼けがあれだとか色々あるんですけど、もし少し休めるタイミングとかがあったら、そういったアウトドアに挑戦できるような30代になってみるのもいいかな、なんて思ったりしてます。



■撮影中に工夫されたことや意識されたことはありますか？

佐藤　あんまりそんなに意識したところはないっていうか、逆に言うと意識してない状態がもしかしたらこれなのかなっていう気がしてて。さっきも取材していただいて自分で答えててもはっとして、最近自分でも思うんですけど、佐藤流司であるってことを自分自身意識して、割とがんじがらめになったり、息が詰まったりする瞬間が結構あったなって思ってて。やっぱり町とかで仲間とか友達とかと偶然「これ、多分久しぶり！ってなるな」って感じた瞬間とかに、変に佐藤流司っていうスイッチを入れようとする自分がいたことに最近気づきまして。それで気疲れしたりするなって思い始めていたんですけど、そういった意味で今回の写真集はそういったことをそんなに考えず、リラックスしてラフな状態で撮影に臨めました。あとはやっぱり仙台ですかね、地元で撮るっていう環境作りも相まって、少し童心に帰れたっていうのが大きかったのかなっていう気はします。



■今回の写真集は、俳優やアーティストのお仲間に渡されましたか？

佐藤　してないですし、する気もないです。だって俺、たまにもらうんですよ。役者仲間の写真集とかカレンダー。マジでいらないっす。捨てるに捨てれないし(笑) マジで送ってこないし2度と、俺も送んないんで(笑) ここに誓いを立てます。

■この人に渡したら喜んでくれるかなという人は想像できますか？

佐藤　すごく慕ってくれる後輩とかは送ったら喜んでくれそうな気がしますけど、でもそれも外面だけでもしかしたら家に帰ったらいらないって思うかもしれないので、やっぱ怖くて誰にも送れないなと思いますね(笑) いっそのこと買ってほしいです(笑)



■今回30歳になられたということで、大人になったなって思うようなことはありましたか？

佐藤　マッサージに行きたいと思うようになったんですよ。20代の頃、マッサージがほんとダメで、他人に体を触られるのが結構無理だったんですけど、しっかり疲れを感じ、睡眠を取らないといけないんだよって脳が信号を出し始め、胃がもたれる、朝シャキッとするまでの時間が長くなるみたいな。本当にしっかり20代を駆け抜けたんですよ。なのでしっかり寿命を前借りしたなって自覚してて、体がしっかり30代になったなっていう自覚がありましてですね、マッサージに行きたいなってこの歳になって思うようになりました。まだ行ったことないですけど、今度行ってみようかなと思ってます。



■最後に、ファンの皆様にメッセージをお願いします！

佐藤　鑑賞用、保存用、友人用、家族用、トイレ用、暗記用なんで6冊ですね。6冊を目安に買っていただければいいかなと思います。よろしくお願いします！

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