【THE SUPER FRUIT インタビュー】自分も頑張ることで誰かに力を与えていると知ることができた<ベストアルバム「BEST FRUIT BOX」>
2025.4.16
THE SUPER FRUITがベストアルバム「BEST FRUIT BOX」をリリース!
今夏メジャーデビューも決定し、新たな幕張でのライブを目標に走り続ける彼ら。そんなスパフルのこれまで集大成となるアルバムです。
今回はこれまでのスパフルについて振り返っていただきつつ、それぞれこだわりの眠る際のルーティンなど、たっぷりと語っていただきました。
メジャーデビュー発表時はカオスだった!?
■まずはメジャーデビュー決定、おめでとうございます!
スパフル ありがとうございます!
■メジャーデビュー決定を聞かれたときのお話を教えていただけますか?
田倉暉久 舞台(『Oh! Baby!! PLEASE GO HOME!!』)の最終日にユニバーサルさんからお話があるって言われて。その頃からスパフルのことを見てくださっていたんですけど、あまりいい話じゃないかも、と。なので、志音がまたなんかしたんかな、って思っていました(笑)。
鈴木志音 ね!っておい(笑)
田倉 まあそんなとはないんですけど(笑)。少し話したあと、急に冷蔵庫に向かって歩いていって、金色の玉を出してきたんです。「何してるんだろう、」と思ったら、そのくす玉を持たされて「紐引っ張って」と言うことで引っ張ったら、中に入っていた紙がベチャッと床に……。僕は最初そこに何が書いてあるか分からなかったんですけど、泣き始めるメンバーもいるし、わりとカオスでしたね。そのあと、やっとメジャーデビューだ、って分かって時差でみんなが「えーっ!」って。
■すぐに実感は湧きましたか?
星野晴海 でもミニアルバムの『どーぱみんみん サクセス論』が初めてユニバーサルミュージックストアからインディーズとしてリリースしてしたんですよね。そういう意味ではお世話になっていたので、すぐに点と点が結ばれるみたいじゃないですけど、「おっ!」みたいな。自分たちもメジャーにいけたらいいなって思って昨年夏がんばっていたので、それが全部繋がって「嬉しい!」ってなったことは覚えています。
田倉 そのころユニバーサルさんの会社に
何回か行っていたので本当に嬉しいです!
■改めて決まって今はちょっとやる気に満ちている感じ?
小田惟真 そうですね。インディーズでできないことができるようになったり、関わってくださるスタッフさんが増えるので、自分たちのやりたいことの幅がすごく広がったなって思いますね。
メンバーそれぞれの思い出の曲は?
■これまでの楽曲を収録したベストアルバム『BEST FRUIT BOX』がリリースされるわけですが、それぞれのお気に入りの曲を教えてください。
鈴木 僕は『青い果実』を。初めて7人でマイクを持つ楽曲で、僕らが大人になっていく姿を描いています。『青い果実』を5年後、10年後と今後僕たち7人が歌う姿を想像したらすごくエモいな、と思います。
小田 僕は新曲の『だいぶダイバーシティ』が一番ですね。曲の中で自分たちの物語を語っているんです。
歌詞も『チグハグ』みたいに多様性や「好きなことを好きって言よう」「できないことを恥じないでいよう」とシンプルなことを歌っているんですけど、さらにおしゃれで大人っぽい雰囲気になっています。+メジャーデビューおめでとう!という感じの曲でもあるので、そういったところはすごく思い入れがありますね。
あと、曲中で急にラップが出てくるところがあるんですけど、ここがすごく僕たちの物語を語っているんです。『チグハグ』以降僕たち自身いろんな壁にぶち当てっていた時期でした。今回の新曲のラップの歌詞でも「地に足つけて耐えて やっとこさ届いた」というフレーズがあるんですけど、やっと自分たちが区切りになったのが『チグハグ』から1年後の『青い果実』です。そういったことがあったけど、また好きなことを好きで言おう、というサビに繋がるんですよね。
普通に聞いたら「なんでここにラップ来るんだろう?」と思うんですけど、僕たちの歩んできた軌跡・物語があるからこそ、ここに込められている思いがすごくたくさんあるので、そういった意味を聞いたときに自分たちも納得して嬉しかったですね。
田倉 僕も『だいぶダイバーシティ』で。スパフルってわりとリード曲では自己愛だったり、自己肯定感だったり、そういったものに重きを置いてるんです。
あと、どちらかというとスパフルの曲は「紐解くといい曲だよね」とか、変化球じゃないですけ、どストライクゾーンには入ってるけど、外角から入ってるみたいな、そんな感じの曲が多いんですよね。いろんな方に引っかかりどころを作っている曲が多くて。それが『チグハグ』みたいなバズりに繋がったんですけど、今回の『だいぶダイバーシティ』は本当にまっすぐ、これがTHE SUPER FRUITのいい曲です!って堂々と出せる曲だなって思います。本当に自分が伝えたかったことを純粋な気持ちで届けられるな、という気がしたので、一番思い入れがある曲になるんじゃないかな、と。
堀内結流 『君はリアコ製造機』が大好きです! 3人歌唱なんですけど、初めて自分が歌った曲で、しかも、スパフルで唯一、堂々と愛をテーマに歌ってる曲。サビも「愛してる 愛してる」って愛を伝えています。でも、意味としてはファンの方々と僕たちの歪な愛を語っているんですよね。普通の読み取り方としては学校での先輩後輩とかになるのかな、と思うんですけど、いろんなとこでは当てはめられるんじゃないかな、と思っています。
松本勇輝 僕は『サクラフレフレ』がお気に入りの曲です。『サクラフレフレ』自体が僕たちにとっては初めて季節を題材にした曲で。そういう季節の曲があったらいいなってずっと思っていた中で、まさかの春の曲が来たから、めっちゃ嬉しいな、って。しかも個人的なことなんですけど、やっぱり桜はピンクで桃と近しいものを感じたので、そういった意味でも前のめりになれました。
歌詞自体も春の出会いと別れを歌っていて、どうしても悲しいことではあるけど、目の前のことを頑張って自分自身を向上させる、そうすればきっと花は咲く、という物語になっています。それはスパフルにも今後ずっと当てはまることなんだろうな、と今、曲を聴いてより実感したので、やっぱり『サクラフレフレ』は大事な、大好きな曲だなって思いました。
星野 志音くんと同じになっちゃうんですけど『青い果実』が印象的な1曲です。
やっぱり『チグハグ』のあとは壁にぶち当たった時期もあったので。もちろん嬉しいことだったり、デビュー1年生で立てるわけがないステージに立たせてもらったり、という経験があったのはすごくありがたい反面、それ以降不安に思う時期もあったり、ネガティブな感情になってしまうことも時々ありました。『馬鹿ばっか』、『サクラフレフレ』、『サマー☆★げっちゅー』……とシングルを切っていくたびにどんどんプレッシャーに変わっていって。頑張らないと頑張らないとって『チグハグ』での勢いがあったからこそその反動で2023年は逆にハルたちの中で、空回りしてた時期だったな、って2023年は振り返ってみて思ったんです。
そんな気持ちの中でこの『青い果実』という楽曲をいただいて……未熟だということを肯定してくれるような曲に出会えたことがすごく大きかったです。『チグハグ』という大切な1曲をいただいて、楽曲ばかりが育っていく中、ハルたちが置いていかれているような、成長していないような感じも味わったけど、それでも「大人じゃない」「まだ未熟な春たち」という等身大のハルたちを肯定してくれて、これから実るんだからいいじゃん、まだ青いから大丈夫、まだ未来がある、って言ってくれた1曲。『青い果実』のアルバムを経てわりと2023年から2024年でブルーな気持ちから切り替えられました。そういう意味では『青い果実』はハルたちを肯定してくれた優しい曲だなと思って大好きな一曲です。
■『チグハグ』は大事な曲だけど、グループにとっては壁になった部分もある?
星野 本当にそうですね。『チグハグ』をフリーライブで歌ったら、次の曲のときには人が少なくなっている、ということもありました。でも、今は乗り越えた分、『チグハグ』が本当に大切な1曲であることは変わりはないし『チグハグ』は『チグハグ』としてひとつの武器として自分たちの中で備えて、楽曲とちゃんと向き合ってお客さんに届けるっていうテンションに持っていけるようになったので、それは一つ成長かな、と思います。
阿部隼大 全部いい曲で、全部こだわりが詰まっている曲だということを大前提に置いて、『Seven Fruits』ですね。
スパフルが始まった曲でもありますし、イントロからわくわくする感じは今もなおずっと新鮮に残り続けてます。初めて振り入れをして、7人がイントロで1人ずつちゃんとピックアップされるような振り付けになっていたり。それこそ当時は自分たちがどこまでいけるかもわからないながらも、がむしゃらに頑張っていこう、という思いから7人が本当に一つ一つ全力でやっていました。それがいいか悪いかとかもさておいて、振り返ったときにステキだな、と思える思い出にもなるので、『Seven Fruits』は今も大好きです。初めて撮ったMVも『Seven Fruits』だし、リップシンクも録ったこともないし、全員で踊るところは緊張して振りもミスっちゃうし、みたいなこともありましたね。
■やっぱりベストアルバムを通しで聴くとここまでのことを思い出したりするものですか。
阿部 思い出します! 例えば『サマー☆★げっちゅー』だったら暑い中でやったな、とか、フェスにも出させていただいたな、とか。『青い果実』は1回、世が世なら!!!とリリースイベントは離れていたんですけど、そこでもう一度一緒に回れて、お互いにちょっとパワーアップしてライバル視もしつついい仲間でもあり……とか。本当にいろんな思い出がよみがえります。
僕たちが聴いても胸が熱くなるようなアルバムなので、フルファミの方も「私はこのくらいからスパフルのことを知ったな」って思い出せるアルバムにもなっているかと。集大成という言葉が一番似合うアルバムなんじゃないかなと思います。
寝る前に「怪談」が定番?
■『だいぶダイバーシティ』で「眠れない夜は宇宙人と交信」という歌詞があるんですが、みなさんの寝る前のルーティンを教えてください!
松本 僕は怖い話を聞くのが好きで。お兄ちゃんも怖いのが好きなんですけど、母とお兄ちゃんと3人でテレビにYouTubeを繋げて部屋を暗くして、聞いています。大体1時間くらいして眠くなったら寝るっていう。
■一時間も聞いてるんですか?
松本 聞くんですよ!
星野 悪夢見そう。
松本 1回、聞いてた怪談がそのまま夢に出てきて超怖かったことがありました。
■だって毎日ってことですよね。
松本 1週間に大体1~2回は絶対観てますよ。
あとは心霊スポットに行くYouTuberさんの動画とか、怖い映画を観たり、何かしらそういうものを観ていますね。
星野 夜にそれってすごいハードな。
松本 でも怖いですよ。トイレ行けなくなります。
星野 影響出てる(笑)。
松本 だから聞く前に、あらかじめいろいろ済ませて、万端な状態で寝てます!
■星野さんはいかがですか?
星野 最近お風呂でアイスを食べるのにハマってて。いつも1時間か2時間ぐらい入っているんです。中でドラマを観ちゃうのがよくないんですけど、ドラマを観ながらお水とアイスをいただいて至福の時間です。
それからお風呂を出て髪乾かしたりしたあと、寝る前は坂本龍一さんのピアノを聴きながら寝ているんです。この前、坂本龍一展で刺激を受けて、そこからハマってます。
■美容のルーティンもあったりするんですか?
星野 わりと単純で、化粧水と、最近は発泡美容液にレチノールで……みたいな感じです。あと柑橘類は夜に食べるようにしています。美白効果があるんですけど、朝食べるとメラニンとかを吸収しやすくなっちゃうので。
実は丁寧な暮らしをしています!
■堀内さんはいかがですか?
堀内 僕は寝るときは、必ず音楽をかける人なんですけど、ルーティンとしてはここ2~3ヶ月ぐらいは毎日パックするようにしてて。寝る前にお風呂入って、化粧水して、パックして化粧水、乳液、ニキビの薬塗って、完璧の状態にします。あと香りをちょっと焚いて、ある程度香りが充満したら、加湿器をつけて寝ます。
星野 丁寧な暮らしだ。
堀内 ある程度自分の中のルールがあるんですよね。部屋をきれいな状態にして、明日の準備は絶対して、起きてすぐに出かけられるような状態にはしています。
自分の中でこれだけは崩したくないのが、寝るときの空間とベッドは神聖な場所っていうこと。洗っていない洋服とか、お風呂に入ってない体でベッドに入れないんですよ。
あと勇輝に教わって、スマホは絶対拭いています。2年前の合宿のときに、神聖な場所って言いながらスマホはいつもそのまま置いてたなと思って。
松本 でしょ!?
堀内 それは神聖じゃないと思って、そこからはウェットティッシュで拭くようにして、本当に清潔な場所として僕は寝ています。
星野 よく泊まりに行くんですけど、めっちゃ部屋がきれいです。いい匂いもするし。けどハルはそのベッドでアイスをこぼします(笑)。
堀内 全然いいから! って言いながら拭いてます(笑)
■じゃあ、帰ってきてそのままベッドに座るなんて言語道断ですね。
堀内 本当に絶対ダメです! 無理です!
■潔癖症ではない?
堀内 あんまり言ってないだけでわりと潔癖かもしれないですね。自分に関する物は厳しいかもしれません。
星野 だから知らないうちにハルが気分を害しているような気は……。
堀内 (にっこり)
星野 ハルが大雑把なんですよ。結構几帳面に見られるんですけど、ポイポーイってしちゃう。
堀内 だからお風呂入っている間に片付けます(笑)
星野 おかげでハルは彼の家で快適な暮らしをさせてもらっています(笑)。
謎が深まるプライベート……!?
■続いて田倉さん!
田倉 寝る前は……風呂入って、ご飯食べて、歯磨いて……寝ますね。
松本 なんか観ないの?
星野 ゲームしてない?
田倉 寝る前はしない。
松本 逆にいつしてんの?
田倉 移動中とか。逆に朝起きてゲームしたりしてる。
松本 えっ、すご!
堀内 元気だな(笑)。
田倉 ルーティンは……ないです。
松本 アイスとか食べないの?
田倉 食べない。
星野 冷凍庫ないから。
■ない!?
田倉 あるんですけど機能してないから使ってないんです。
星野 あれでしょ、ホテルの冷蔵庫みたいな。あるんだかないんだかわかんない(笑)
田倉 そうそう、それ(笑)。
星野 洗濯は?
田倉 朝やるから。
■朝にしっかりいろいろやるタイプなんですね。
田倉 そうですね。毎日、洗濯機回そうと思うんですけど、4日に1回ぐらいしかちゃんと起きられないんで、洗濯機を回すのもそのぐらい。あ、米は風呂入る前に炊くかな。
堀内 次の日の準備とか。
田倉 仕事によるけど、基本的にはもう同じカバン使いまわしてるんでもう玄関に置いてはい終わりっていう。すみません、あんまりおもしろくない(笑)
堀内 あ、それでいうと結構潔癖ですね。
田倉 確かに。家に帰ってまず風呂に入らないと何もできません。
例えば自分の体が泥で汚れるのはいいんですけど、身の回りのものが外気の知らない何かに触れるのがすごく嫌で。ファブリーズの消費量がすごいです。
松本 わかる、すぐしちゃうよね。
堀内 めっちゃわかる~。
田倉 大体1、2ヶ月ぐらいはもつものなのに、1週間でなくなっちゃって。
堀内 1回風呂入ってからコンビニとか行くとかキツくない?
田倉 もう1回風呂入る。たまに風呂に入った後にめっちゃ喉乾いてコンビニに行くんですけど、外気に触れた瞬間に、もう1回全身洗わないといけなくて。
星野 風呂上がりに風に当たるのとか気持ちいいけどね。
松本 僕は都合のいい潔癖かもしれない。最初に身の回りのことやって綺麗な状態になったら、夜の散歩に行っても手だけ洗えば全然寝れちゃう。
田倉 ドア開けた瞬間に俺汚い! です。
松本 え~そうなんだ!
田倉 外に出て、風当たって、はい、お風呂また入ろう!ってなります。
■以前、クオリティアップさせたものにシャンプーっておっしゃっていましたけど。
田倉 そうですね。ちょっといいやつにして、殺菌能力も上がってます。
スパフル (笑)
田倉 あとあのボディーソープを最近変えて、液体のものじゃなくても、固形の除菌できるやつに変えたりとか。あとハンドソープが2、3個あったり。
スパフル えっ!?
田倉 洗面台に1個と、いつ洗うか分からないから玄関に1個置いといて。
星野 ワンルームだよね?
堀内 ぎゃんびき……。
星野 キッチンと手洗いも一緒でしょ?
田倉 一応ユニットバスで洗面台があるからそこにも1個あって。歯ブラシも今5本ぐらいある。でもこれでも減ったんですよ。もともと7本あったんですけど、掃除で2本使ったから今5本。
星野 何の5本なの、それ。
田倉 歯ブラシを一時期集めちゃう癖があって。これがね、まだ抜けなくて今日も買ってきちゃったんですよ、歯ブラシ。
■な、なんで……?
田倉 わかんないんですよ……買っちゃう。
複数ないと不安になっちゃうんですよ。
■そのときによって使うものを変えるとか?
田倉 キッチンに2本あるんですよ。で、洗面台に3本あって、使うのは毎回どっちか1本ずつなんです。同じものしか使わないんですけど、ないと不安で。
■なんだかインタビューするたびに謎が深まりますね。
星野 どんどんミステリアスに(笑)。
田倉 いろんな変なものがいっぱいあります。
堀内 Emo!miuさんだけですね、こんな不思議な感じになってるの。
田倉 でもそれは聞かれることがないから。プライベート聞かれると恥ずかしいからあんまり答えないようにしています(笑)。
それぞれのらしさが出る、寝る前のルーティン
■続いて、鈴木くんお願いします!
鈴木 Netflixのドラマを見ながら最近はアイマスクして寝るのにハマってます。
スパフル ????
田倉 それ、観れなくない?
鈴木 あっ、観た後に、眠くなったらアイマスクして。
田倉 びっくりしたー!(笑)
鈴木 そうそう、眠くなるまで観てて(笑)アイマスクは温かいやつをしてます。
堀内 暑くない?
鈴木 寒くて、部屋が。
堀内 僕はつけてると途中から汗かいちゃうんだよなー。
■最近オススメのNetflixの番組はあるんですか?
鈴木 『脱出おひとり島』っていう韓国の番組があって今みんなにオススメしてます!
堀内 恋愛バラエティーだっけ。
鈴木 そうそう、恋愛リアリティーショーだ! テラスハウスに近い。なんかおもしろいんですよ。
小田 自分、ポンズっていう愛犬がいるんですけど、毎日一緒に寝るのがルーティンなんです。自分のベッドが結構まあまあ大きいですけど、ベッドの上にポンズ用のソファーがあってそこで毎回寝てるんです。ツンデレなので、1人で最初そそくさ自分のところに行くので、僕が布団をかけてあげても足で蹴っ飛ばしたりするんです。僕はポンズが眠くなるまでYouTubeを観たりしているんですけど、眠くなってきたら僕のところ来て毎回首の上で寝るんですよ。
スパフル かわいい~!
小田 それがもう定番化されちゃって。僕は逆にYouTube見ないですぐ寝るときとかは怒るんです。僕の上に乗って起こすっていう。毎回僕の顔の周辺で寝るんですよ。朝起きるときも必ず横にいるか、首のところにいます。
■お仕事でおうちを空けるときとか、どうしてるんですか?
小田 ずっとキャンキャン鳴いてるらしくて。いつも夜遅くなるんですけど、僕が帰って来ないのが多分察すると、ずっと吠えたり鳴いたりしちゃうんですよ。
■かわいすぎる……!
最後、阿部さんお願いします。
阿部 寝る前にやることが多いのは歌うことですね。
去年末ぐらいにちゃんとした機材買って。ワンコーラス歌を録って寝たりします。
最近は特に増えてますね。次の日が朝遅いときは絶対にやります。気づいたら4時5時とかになってることも全然あるんですよね。今日はもうあの曲やろうと決めて。
■それがステージにも反映されると。
阿部 いつか反映されたら嬉しいですね!
これまでを振り返って……思い出に残るエモかった話
■これまでの活動で、心を揺り動かされたできごとについて教えてください!
鈴木 僕はフランスのライブのときですね。もう過去イチぐらい盛り上がったんですよ。
そのときに心の底からライブって楽しいなと本当に思った瞬間でした。そこが心動かされたし、自分としてもちょっと成長できたなって思いました。
■なかなかフランスでライブはできないですもんね。
鈴木 ヨーロッパは初めてだったんですけど、僕たちスパフルが通用した、って少し自信になりましたね。
田倉 僕は東京ドームシティホールでの『スパフルルワールド』ですね。本編ラストで会場のみんながスマホのライトを光らせてもらう演出があったんですけど、21年間生きてきて、生まれて初めて感動して泣いたんです。基本的に映画とかドラマでも泣いたことがなかったんですけど、会場が一体になった空気に、「今、俺、感動してる」って思って自然と涙が出てきたのはその1回だけですね。今後これを超えることがあるのかもまだわからないレベルで、ダントツで一番エモいです。
でもその後本編が終わって、告知で過去の映像が流れたんですけど……そこで「俺、アリーナに行くまで泣かないんで!」って言ってて「ダッセ!」ってびっくりしました(笑)。急にカットはできないんで、仕方がないんですけど。
堀内 僕は先輩のCUBERSさんの解散ライブかな。ずっとCUBERSさんがいたからこそ、安心できていた自分たちが上になる、この時間が終わっちゃったらもう自分たちが引っ張っていかないといけないっていう気持ちになりました。
グループとしても後輩もできたから、引っ張っていかないといけないんですけど、先輩になった感じしないねって話をよくしていたんですよね。それがやっぱりちょっとずつ変わっていったのかな。新しいスタートということもあるのかもしれないです。また新しい意識を持たないとね、って。
松本 僕が感動しのは「スパフルワールド」のときのライトもそうなんですけど、初めて僕たちが大きい箱でやった「Seven Summer Tour」で、豊洲PITでライブです。そのラストの方で『ボクらの夜明け』を7人で歌ったんです。そのときにフルファミがペンライトを光らせていたんですけど、それを観て、本当に感極まっちゃって。今ここにいるフルファミは縁があってここの会場に来てくれてるし、初めての大きいところでのライブだった、ということもあって、こんなにみんなが僕たちのことを好いてくれるんだと思ったんですよね。今まで頑張ってきてよかったなって思いました。支えてくれる家族もそうだけど、こうやってフルファミとかスタッフさんがいるから、素敵な空間が作れているし、だからこそ責任も感じるから、これからもっとライブを通して、もっと夢の空間を作っていきたいなって思いました。
星野 個人的なエピソードになっちゃうんですけど、1月に成人式をしに愛知に帰ったときに、本当に中学ぶりに会う子たちがほとんどで。そこで、みんなが応援してくれているという環境がすごく嬉しかったのと、そのうちの1人が「大学浪人しちゃってもう受験勉強が本当につらかったんだけど、そのときにふとつけたテレビに、CDTVライブ!ライブ!に出ていたことがすごく励みになった。それがなかったら受験がんばれてなかった」って言ってくれて。
堀内 えー、すごい……。
星野 すごく嬉しくかったです。やっぱりファンの方が「今年受験生なんです」とか「就活で行き詰まってます」とか、ほかにも転職しようかとか仕事に悩んでるんだよねとか、お声を聞くことは確かに多くて。そのたびに本当に心の底から頑張ってって思うし、感謝もされたりするんです。ハルくんがこう言ってくれたから受験合格できました、っていう報告もしてくれたり。でも、より身近に感じることで、本当に自分が好きなことをさせてもらっている中でも、人に勇気づけることができてるんだな、ってより実感しました。自分も頑張ることで誰かに力を与えてることって本当なんだと思って。それが活動のモチベーションに繋がりましたね。
堀内 めっちゃいい話だ……。
阿部 僕はテルと同じで「スパフルワールド」ですね。
普段、ファンの方がライブでは7色のペンライトを振ってくれているんですけど、本編ラストの「SUPAFURU WORLD」の時だけ会場がスマホのライト一色に染まって見たことのない景色がものすごい感動の1個の要因として大きくて。
それこそ結流がさっき言ったみたいにCUBERSさんが解散されて、スパフルと世が世が一応つば男の先頭を走ることになって、やっぱり不安がないわけじゃなかったんです。この1年、スパフルが、スパフルらしさを見つけて、それを磨いて、どうやってこの世界で戦っていくかっていうのもより大事になってくる中で、47都道府県を回って、フルファミの皆さんとも協力して、TDCを完売にでき埋められたっていうだけでも泣きそうかもなとか思ってました。でも泣かないように、パフォーマンスに集中して恩返ししようって思ってたんですけど、みんながスマホのライトを出してくれたときにも、何の感情かもわかんないくらい、安心感があって。会場を埋められてよかったとか、7人揃ってライブができるっていうだけでも、当たり前じゃないし、ここにみんながいてくれるのも当たり前じゃないとか考えてると自然と涙が溢れちゃいましたね。
■やっぱりあのライブは大きなものだったんですね。
阿部 すごく大きいですね。僕らが今こうやって次の幕張メッセも超満員目指して頑張ろうと思ったのはあの日があったからなので、これからもきっと大事な1日になっていくんじゃないかなと思いますね。
小田 7人でやった舞台のグッズでパンフレットがあったんですけど、その裏に親からのメッセージがあったんですね。それを本番前に見たんですけど、涙が止まりませんでした。僕が結構親に強く言ってしまう時もあって……
スパフル ははは!
小田 自分が思春期ということもあって、家では自分1人になりたいときが多いんです。それを逆に心配してくれていたんですよね。そういった思いが全部書かれていて。「がんばり屋さんで頑固だから、頼もしいけど、すごく心配」って。あと前に京都に僕が行きたい神社があったので、無理やりお母さんを連れていったことがあったんですよ。でも、お母さんが一番嬉しかった出来事としてそのことを書いてくれてて。そんなふうに思ってくれていたんだ、って自分がそこまで考えられていなかった未熟さとか、それこそ親に感謝できてない自分がいたからこそ、舞台頑張らなきゃ、って。親に恩返ししようっていう気持ちで改めて臨めたので、それは心が動かされました。
■書いてもらうのは知ってた?
小田惟真 全然知らなかったんです。知らぬ間に書かれてて。
田倉 本番前に急にパンフレットを渡されて見たら、裏に「お母さん!!」って。
松本 裏にバンッて書かれてたよね(笑)。
それぞれが好きな「自分の○○」
■『だいぶダイバーシティ』は胸を張って好きなものを言おう、って前向きな曲かなと思うんですけど、みなさんが自分の好きなところを教えてください!
松本 人間だからいろんな感情になることがあるけど、基本は明るくいたいし、明るく喋って、ちゃんと言いたいことを言うけど、僕の言葉にみんなが「???」が浮かんでるときのあの空間が意外と好きというか。
スパフル (笑)
松本 ただ単に嫌がられるのは嫌だけど、みんながわかってくれて、自分はこのままでいいんだ、って思えたメンバーなんですよね。自分に自信が持てて前向きに何でもいっちゃえみたいな感じになれたので、そういうところはこれからも継続していきたいと思います。
堀内 ハマると熱中しちゃうところがすごく好きで。例えば、宇宙とかゲームとか、洋服とか、本当にいろんなものにハマってきたんですけど、全部に対して100%本気で向き合ってきたからこそ完成系までいかないかもしれないけど、もう1回気になったときにすぐに戻れるんですよね。自分が生きていく中で無駄じゃないなって。最近、また洋服にハマり出していろんな服買ったりしてるんですけど、前にガチではまってたからこそ、合わせるものができたりするのかな、と思います。
阿部 わりと普段は自分を甘やかして生きてるんですけど(笑)。でも歌とかダンスとか、この活動のことになると、自分に厳しくストイックになるところは好きですね。
地道にやるのが意外と嫌いじゃないので、例えば音程が少しでもズレてるとか、ニュアンスが違うと思うと自分を叱りたくなるんですよ。それで落ち込んだり、悔しいとか、マイナスな気持ちになることも多いんですけど、逆にそれくらい本気でこの活動ができているということだから、こんな感情が湧くんだろうなと思います。
小田 自分は、ダンスの音の取り方が好きです。音を自分の中で落とし込んで、強くしたりとか、動画に撮って自分で見てていても気持ちいいというか。それを見たファンの方に好きって言ってもらえると自信にもなります。自分がやりたいと思ったことで高く評価されるのは嬉しいですね。
鈴木 ポジティブになれるところが自分の強みだと思ってます。
今日ライブがちょっとうまくいかなかったときも、ちゃんと自分で回収して何が悪かったのか考えてて、落ち込むんじゃなくて次に生かそう、って思うんですよね。次があるから落ち込んでてもしょうがない。そうやって、自分のモチベーションを高く持てるのは個人的にはいいのかなと。
星野 妄想癖なところ(笑)。
田倉 そうなん!?
星野 変なことじゃないですよ?でもいろんなことを想像するのが大好きでそういう意味ではクリエイティブかなと思ってて。自分がやりたいこともたくさんあるし、基本的に将来何したいかとか、将来どうしよう?って考えるのが大好きで。ずっとぐるぐる頭の中で考えているので、その分、大きいステージに立ったときも意外と動揺しないんです。武道館に初めて立ったときも意外と広くなかったな、という感想で。そういう意味ではまだステージに立って「やばい、広い!」みたいなことはありません。それは妄想癖のおかげなんだろうな、と思って、そういうところはおもしろくて好きです。
田倉 んーーーー。別にあまり自分を好きでいようと思ったことがなくて、基本的に自分を甘やかさないというか、満足は常にしないように生きていこうとは思ってたんですよね。
どこが好きかって言われると、好きなところはないんですけど、比較的自分の実力だったりを俯瞰して、改善するためにレッスンを入れたりとか、自分のマイナスポイントをすぐに見つけられるところは、認めてあげたいなとは思いますね。以上です!(笑)
■ありがとうございました!
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THE SUPER FRUIT(通称:スパフル)
つばさ男子プロダクション設立と共に誕生した新ボーイズグループ。
グループ名の由来はメインディッシュや水のように必要不可欠なものでなくても、フルーツのように『あると嬉しい』特別な存在になれるようにという願いと、『新鮮さをいつまでも届ける』という意味が込められている。
メンバーは、小田惟真、田倉暉久、星野晴海、堀内結流、松本勇輝、鈴木志音、阿部隼大の7人で構成されている。
ファン名は、「フルファミ」。
[X] @supafuru_info
[Instagram] @supafuru_info
[TikTok] @supafuru_info
[HP] https://supafuru.jp/
―INFORMATION―
【インディーズベストアルバム「BEST FRUIT BOX」】
リリース日:2025年4月9日(水)
価格:3,600円(税込)※通常盤のみ1形態
[収録曲]
01.Seven Fruits
02.君はリアコ製造機
03.チグハグ
04.馬鹿ばっか
05.サクラフレフレ
06.サマー☆★げっちゅー
07.青い果実
08.Juicy Smile
09.らりるサプライズ!
10.どーぱみんみん あどれなりんりん
11.君と僕とのサクセス論
12.ちょいドンマイ
13.だいぶダイバーシティ
14.ボーナスラジオ
「フレッシュ全開!THE SUPER FRUITの7つのミックスジュースタイム!」
Photo:sugimoto haruka、Text:ふくだりょうこ