【堀夏喜(FANTASTICS)インタビュー】「面倒くさい人間だというのは分かっています(笑)」完璧主義者の堀くんが考える、自分の完璧なところって?<ドラマ『きみは面倒な婚約者』>
2025.4.13
240万部を突破した人気コミック「きみは面倒な婚約者」が実写化!
婚約関係にあるハイスペックエリート社員の橘はじめと、社長令嬢にして入社4年目の広報部員である加治屋紫乃。紫乃の父親が政略結婚のために決めた婚約者なわけですが、紫乃は非の打ちどころがないパーフェクトな婚約者・橘に心を揺さぶられっぱなしで……。
そんなキュンで悶絶必死のオフィスラブストーリーで完璧婚約者の橘を演じるのはFANTASTICSとしても活躍中の【堀夏喜】くん。作品のこと、そして堀くんが考えるご自身の「完璧なところ」についてお聞きしました。
実写ならではの人の温かみを出したい
■本作の印象を聞かせていただけますか。
堀夏喜 漫画原作というのがあって、社内でのラブストーリーで、どちらも御曹司という特別な境遇の2人が恋愛するシチュエーションがすごくおもしろいと思いました。それでいて、すごくリアリティも感じられるというか。オフィスが舞台となっているので本当に日常であるかもしれない部分と、これはないだろう、という部分が絶妙に組み合わさっているので、そこがめちゃくちゃおもしろいですね。そんな原作の魅力を最大限に活かしつつ、実写ということで、人の温かみや僕たちそれぞれのキャラクターも出せたらと思いました。
■共演の田辺桃子さんの印象はいかがですか?
堀 田辺さんとは2回目の共演になるんですが、4年ぶりぐらいかな? 久々にお会いして、明るい雰囲気とか、気さくに話してくださる感じとか、当時のイメージのまま変わりなくでした。普段アーティスト活動の方が多いので、不安な部分もたくさんありましたが、お会いしたことがある田辺さんがいらっしゃることはすごく心強く感じました。
自由にのびのびと、がポイント
■今回、演じる上で大切にされたのはどういったことですか?
堀 自由にのびのびと演じることを今回はすごく意識しています。今まで漫画原作の作品に出演させていただいた経験はありますが、そこを意識しすぎて逆にうまくいかなかった経験もあったので、今回はあえてあまり意識せずに演じています。
忠実な再現というより、僕が演じるからこそ出せる橘の良さや、人間味が出たらと思いつつ、もちろん橘を演じるという部分はあるんですが、あまり凝り固まらずに自分の人間味も大事にしたいと思っています。
■手ごたえは感じられていますか。
堀 そうですね、すごく演じやすくて。
柔軟に対応できるようにもなっています。こういうスタンスで臨んだときのいいところだと感じながら撮影できていますね。
■今回、主演でもありますが、その点ではいかがですか?
堀 そんなにプレッシャーは感じず、重荷にも感じていなくて。逆に、ずっと現場にいることで、雰囲気も感じることができるのが良いですね。ひとつひとつ、作品が組み立てられていく様子を肌で感じられることがいいな、と思いながら演じさせていただいています。
完璧主義な方。だけど、やめようと思ってる!?
■今回、堀くんが演じる橘は完璧な存在ですが、ご自身は完璧主義だったり、ということは?
堀 思い当たる節はたくさんあります。
自分が決めたことはちゃんとやりきらないと気持ち悪いんですよ。気になり始めるといろいろ気になってしまい、掃除もそうですけど、もう始めたら止まらないところがあります。完璧主義な方なので、最近はあえてそういうのをやめよう、と意識していますね。
■良いところだと思うのですが、それはまたどうしてですか?
堀 いろいろ意識することで本当に堅苦しくなっていた部分もあり、体作りを頑張ってるときには、食事の時間や食事の量を決めて、どんな栄養素が何グラムとかを計ったり、運動量、消費カロリー、摂取カロリー…など全部計算してできちゃうタイプなんです。
■すごい……!
堀 そういうところが完璧主義なんだろうと思うんですけど、意外とそれがストレスになっているんだろうな、と感じることもあっ他ので、やめようと思っています(笑)。
腹筋は365日割れています
■体作りと言えば、公式サイトで「お話をいただいた段階から“腹筋は割っといてください”と言われている」とおっしゃっていましたが……。
堀 そうなんです。でも、腹筋は365日割れているので、あえて割ったわけではなかったんですよね。
■すでに準備万端だったという。
堀 いつでも大丈夫です! という状態でした(笑)
■完璧主義、ということでしたが、ご自身が完璧だと思うポイントはありますか?
堀 完璧ポイントかぁ。なんだろう、それこそ自分で掃除もちゃんとするし、ご飯も全部作るし、自己管理はちゃんとやります。
■でないとなかなか365日腹筋割れないですよね……。
堀 それはそうですね(笑)。自己管理は、ちゃんとしていたいと思いますね。
朝起きてからだんだんすり減らしていくスタイルです
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■最近、心を揺り動かされたモノやコトはありますか?
堀 現場にいる時間が長くなると、家で朝にボーッっとできる時間がすごく幸せに感じるんですよね。ここ数年は夜派より朝派の人間で、朝が一番調子いいですね。
朝が一番調子良くてそこからだんだんすり減らしていくスタイルの人間なんです。寝る前にはもう限界……という状態で眠りについています。
朝、ボーッとした後に朝ご飯を食べて、セリフを入れるというときに、30分ですごく集中できたことがあり、時間に余裕も生まれて、最高だなと感じた朝でした。
■ちなみに、いまわりと時間が遅くなってきているんですけど、大丈夫ですか。すり減っている時間では……(※このとき19時)
堀 あっ、そうですね、ちょうどいい具合です。今日もよく眠れそうです(笑)。
■よかったです!(笑)お話を伺っていると、お部屋も綺麗そうな……。
堀 綺麗な方ではあると思います。
■朝のおうちでの時間も大事にされている、ということでしたら、部屋のこだわりもあるのでは?
堀 あるんですけど、本当にこだわりが強いので、面倒だと思われるそうなのであんまり言わないようにしています。めっちゃこだわりが強いです。本当に人に足を踏み入れられたくないレベルのこだわりの強さ。自分が面倒くさい人だという自覚はあるんですけど……(笑)。
愛されるのは愛がある人
■堀くんが演じる橘はすごくモテる人です。橘さんはどんな人が愛される人間だと思いますか?
堀 愛される人は……やっぱり人間味がある人。人に多くを求めすぎずに施しを与えられる人など、すごく尊敬できるし、こういう人って愛されるなと思います。
LDHはLove Dream Happinessを掲げているんですが、愛ってすごく大事だと思うんです。本当に愛がある行動や、愛がある言葉、助言もそうですが、それってすごく大事だと最近しみじみ感じています。
ひとつひとつの行動や言動に愛を持って接することができる人は絶対に人から愛されると思います。
■堀くんが最近一番愛を感じた瞬間はいつですか?
堀 やっぱりライブであったり、人の心が動く場面で感じることが多いですね。
でも、一番は親かな。ひとりっこだからか、心配してくれるんですよね。
■ありがとうございました!
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堀夏喜(FANTASTICS)
1997年8月6日生まれ。愛知県出身。
FANTASTICSメンバー。
7歳からダンスを始め、14歳でEXPG STUDIOに入校。デビューまで数々のツアーにサポートメンバーとして帯同し経験を積む。 2016年12月29日、「FANTASTICS」を結成。
2024年3月放送のCBCテレビ「スパイの人事部」ではドラマ初主演を務めるなど、俳優としても精力的に活動し、表現の場を広げている。
主な出演作は、ドラマ「マネキン・ナイト・フィーバー」(20)、ドラマ「恋です︕~ヤンキー君と白杖ガール~」(21)、映画『HiGH&LOW THE WORST X』(22)、舞台「ホームレッスン」(22)、「サブスク不倫」(23)などがある。
また、地元愛知での冠番組メ~テレ「ホリナツのカンムリ(仮)」ではMCスキルを身につける自己成長型バラエティに挑戦中。
FANTASTICSとしては7月にさいたまスーパーアリーナにてスタジアムモードで3daysのライブを開催予定。
[X] @fantastics_fext
[Instagram] @natsukihori_official
―INFORMATION―
【テレビ朝日&TELASA 恋愛ドラマシリーズ「きみは面倒な婚約者 『ダイヤ編』『プラチナ編』】
TELASAで全話配信中!(https://navi.telasa.jp/)
出演: 堀夏喜(FANTASTICS)、田辺桃子、安倍 乙、大河内浩、ゆってぃ、井上 肇、吉谷彩子、羽田美智子、勝村政信
原作:椎野翠・兎山もなか『きみは面倒な婚約者』(白泉社レディース・コミックス)
脚本:関えり香
音楽:加藤久貴
プロデューサー:神田エミイ亜希子(テレビ朝日)、渡邉崇(テレビ朝日映像)、竹園元(テレビ朝日)
渡邉崇(テレビ朝日映像)
制作協力:テレビ朝日映像
制作著作:テレビ朝日
[X] @k_m_konyakusya
[Instagram] @mendouna_konyakusya
[TikTok] @telasa_jp
[HP] https://www.tv-asahi.co.jp/mendouna-konyakusya/
【STAFF CREDIT】
Photo:Tamami Yanase、Text:ふくだりょうこ