【高尾颯斗×高尾楓弥インタビュー】「返してください。大事な弟なんです」胸がギュッとなった直江兄弟シーンとは。“高尾兄弟”のかわいい幼少期エピソードも。<映画『BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏・終奏-』>



2023年公開の映画『バトルキング!!-Weʼll rise again-』の続編、映画『BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏・終奏-』から、源二郎の昔からの親友で、弟の龍之介のことをいつも気にかけている、優しい兄・直江愛之助を演じ、グループで主演を務めたONE N’ ONLYの【高尾颯斗】と、愛之助の弟で、みんなの弟分・直江龍之介を演じたBUDDiiSの【高尾楓弥】のリアル兄弟インタビューをお届け。

続編への想いや、印象的な共演シーンについて、高尾兄弟がお互いのカッコいいと思う一面について語っていただきました。

<ストーリー>
かつては喧嘩に明け暮れていた高坂源二郎(山下永玖)はダンスと出会い、仲間と共に「Jackpoz」を結成。ダンスで世界一を目指すべく充実した日々を送っていた。
そこに、2年前に山縣虎太郎(森愁斗)を負傷させた罪で少年院にいた、弟分の直江龍之介(高尾楓弥)が戻ってくる。
兄の愛之助(高尾颯斗)や源二郎らは喜んでメンバーに迎え入れるが、龍之介は「もう喧嘩はしない」と断言する彼らの変化に戸惑うばかり。
一方、虎太郎はファイトクラブ「KNOCK OUT」で頭角を現すも、実権を握る柴田風磨(西山潤)と浅井静空(小南光司)の監視下にあった。柴田と浅井はJackpozにも牙を剥き、今の源二郎たちになじめずにいた龍之介は、2人の巧みな誘いに引き寄せられていってしまう。龍之介を取り戻すために喧嘩騒ぎを起こせば、Jackpozは大事な大会に出場できなくなり、「夢」を諦めることになる。それでも、大事な「仲間」を守りたい源二郎。
果たして、彼の選ぶ道は——。



全部観た後に、お騒がせしましたっていう気持ちになりました(笑)



■まず、続編が決まったときの気持ちと、台本を読んだ時の感想を教えてください。

高尾颯斗 続編が決まったときは本当に嬉しかったですし、もう続編やるんだ!って、体感的には前作から今作が決まるまでの期間がすごく早く感じました。監督やメンバーとも「続編できたらいいよね」という話はしていたのですが、実現できるとは思ってなかったので驚きが大きくて。その後は、どんなストーリーなんだろうと、台本が気になりました。

高尾楓弥 まず、続編が決まったときは嬉しかったです。
でも同時に、僕は出てくるのかな、どんな風に描かれているんだろうって思いました。前作で少年院に入って終わっていたので、出てこれないだろうなって。少年院でみんなに会うくらいしかできないのかなとか色々考えていたんですが、いざ台本を読んでみたら、龍之介が少年院から出所するところから始まっていて、それでいて、龍之介めちゃくちゃやるなと思いました(笑)。

少年院にいた2年間、龍之介は変わっていないんだけど、周りは変化していて、そのギャップに葛藤して、耐えられなくなってしまって周りを巻き込んで、いろんな物語が展開されていくんですが…本当にお騒がせしました(笑)。全部観た後に、お騒がせしましたっていう気持ちになりました(笑)。
でも、すごく納得のいく結末だったので、お騒がせしましたと同時に、良かったなって思いました。

映像も生物



■今作で、新たな気づきや、学びになったことはありますか?

高尾颯斗 前作、僕は、ダンス監修を担当していたので、撮影しながら監督の隣でモニターをチェックしたり、制作サイドに近いところに立って見られる場面もあったので、監督の熱意も近くで感じることができました。特に今作は、かなりシリアスなシーンも多かったので、監督もかなり熱が入るシーンが多かったんじゃないかなと思います。今回は前作で描かれなかった登場人物のバックボーン、幼少期も描かれていたりするのですが、前作で自分が考えていた愛之助の生い立ちのイメージとかなり近くて、前作から監督と同じベクトルでこの役を考えていたのかなと思うと、嬉しかったです。

楓弥とも、直江兄弟の家庭環境はこんな感じかなとか色々話していたのですが、それがそのままセリフに落とし込まれていたりもしていたので、正解だったんだなって。より自信にも繋がりました。
監督と役の細かい設定についてもたくさん会話することができました。

高尾楓弥 前作の龍之介は、本当にかわいい弟で。本当にお兄ちゃんたちへの愛だけで行動している感じだったんですけど、今作はお兄ちゃんたちとセットじゃなくて、龍之介の個としての人生がすごく描かれていて。前作ではなかった、龍之介が感情的になるシーンがすごく多かった分、一発で決めなきゃいけないというか。映像や舞台、いろんな種類のお芝居がありますけど、映像も生物なんだなと学ばせていただきました。映像作品も、その場の感情の動きをカメラで捉えていて、何回もやればいいものじゃないんだなって。それこそ源二郎と対峙するシーンでは、初めて源二郎に対して想いをぶつけるんですけど、そこに至るまでの期間ずっと、永玖くんの顔をあまり見られなくなってしまったんですけど、あの場で初めてお互いが作ってきたもの、考えてきたものをぶつけ合えたからあのシーンを撮ることができたんじゃないかなと思います。

これが芝居の面白さなんだな、奥が深いところなんだなって、撮影の節々で感じましたし、毎回、監督が撮影前に僕の感情をちゃんと引き出してくれるような指示を出してくださって。学びが多い現場でした。

「返してください。大事な弟なんです」胸がギュッとなりました



■今回の共演がきっかけで知った意外な一面は?

高尾颯斗 普段一緒に居すぎて、意外さは少ないのですが、役に入ったら自然と楓弥には見えないので、ちゃんと龍之介と愛之助の兄弟としての芝居ができていたと思いますし、お互いに役同士の空気感で居られたんじゃないかなと思います。

前作よりも龍之介の役どころが結構キーマンで、僕が参加していないシーンで闇落ちしていたので、見えていない場面は多かったんですが、いざ闇落ちしてから対峙するときには、龍之介の空気感がもう出来上がっていて、すごいなと関心したというか、驚きました。作品に溶け込んでいて、演じる力がすごいなと思いました。

高尾楓弥 愛之助が「返してください。大事な弟なんです」って言うシーンがあるんですけど、そのシーンがすごく印象的で。普段、はやちん(高尾颯斗)も愛之助も誰かに対してそんなに感情的なことを言うタイプじゃないんですよ。だからこそ、監督と試行錯誤しながら苦戦していた印象があるシーンだったんですけど、OKってなった瞬間、僕自身も絶対今のOKだって思ったぐらい、OKシーンだけ本当にはやちんの言葉がグサッと自分に刺さって、それはきっと自分も龍之介をちゃんと演じられていたからだと思うんですけど、あのシーンはめっちゃ心がギュッとなりました。

仲の良さ、兄弟の距離感みたいなものは、高尾兄弟に近い



■劇中の愛之助と龍之介と実際のおふたり、共感する部分、逆にここは真逆だなという部分があったら教えてください。

高尾颯斗 共感する部分の方が多いのかな。

高尾楓弥 そうだね。

高尾颯斗 仲の良さや、兄弟の距離感みたいなものは、高尾兄弟に近いです。前作から監督が当て書きしてくれた部分もあるんじゃないかなと思うのですが、空気感とかはそんなに遠くないですね。違うところある?

高尾楓弥 違うところは、この兄弟みたいにはならないっていう根本的なところなんですけど、そもそも僕は何か思うことがあれば言うし、そこはやっぱり龍之介の照れ隠しと年頃的な面があるのかな。

高尾颯斗 龍之介、思春期だから。

高尾楓弥 そう(笑)。僕たちは結構何でも話しちゃうので、ふたりみたいに離れ離れになってしまうことはないし、ビンタもしないですし(笑)。あ、作中でビンタされたんですけど。

高尾颯斗 わからないよ。そういう局面がきたら…(笑)。

高尾楓弥 ないことを祈りたいと思います(笑)。

前作と比べて、楓弥くんが別人みたい!?




■ONE N’ ONLYとBUDDiiS、お互いに以前の撮影のときと違っているなと思ったことは?

高尾楓弥 ワンエンは体がデカい。

高尾颯斗 あはは(笑)。2名くらいだけどね(笑)。

高尾楓弥 え、喧嘩やめたよね?ってなりました。

高尾颯斗 そうなんだよね(笑)。

■颯斗くんはいかがですか?

高尾颯斗 楓弥は、前作は赤ちゃんみたいな顔をしていたと思います(笑)。

高尾楓弥 なんか別人だよね(笑)。

高尾颯斗 たまに回想シーンで出てくるのですが、こんな感じだったっけ?ってなりました(笑)。

高尾楓弥 あの頃を見るといいなって思う。可愛かったんだろうなって(笑)。

高尾颯斗 ませちゃったね(笑)。

高尾楓弥 ませちゃった(笑)。

あえて事前に役について話し合わなかったから生まれた、リアルな再会シーン



■今回、2年ぶりに直江兄弟役を演じる上で事前に話し合われたことは?

高尾颯斗 続編が決まったときは「決まったみたいだね」くらいのやりとりはあったよね。

高尾楓弥 うん。でも、そのぐらいだったね。

高尾颯斗 台本を読んだときに、絡むシーンが前作より少なくて、別々のシーンが多いからこそ、すれ違いというか。お互いへの感情が変化してしまうシーンが多い印象だったので、あえて事前に話したりしなかったです。前作の方が話し合ってたよね。

高尾楓弥 そうだね。前回は、兄弟役ってところにフォーカスを当てながら、僕ら話していたんですけど、今回はもう兄弟設定を前提として、そこに対して何かふたりで話すとかはなく、もう撮影入ってから、お互い作り上げてきたものを出すっていうイメージで、事前に擦り合わせたりとかはあまりしてないよね?

高尾颯斗 もうその場で作っていく感じだよね。



■前作から2年後の続編かつ、直江兄弟としてもこの2年間、離れて生活している設定だからこそ、距離感も大切にされたんですね。

高尾楓弥 確かに、そうだ。

高尾颯斗 2年後、龍之介が出所したとき、兄弟としてどんなことを思うのかなって、多分お互いに考えていたと思いますし、そこはリアルに演じられた気がしています。

高尾楓弥 出所したシーンは、それまでお互いに全く役に対してのことを話さなかったからか、はやちんがちゃんと愛之助に見えるんですよ。きっとお互いに話し合っていたら、はやちんがよぎっていたと思うんですけど。

高尾颯斗 確かに。あの瞬間は、久々に龍之介に会った気持ちでした。

僕が反抗しているのを見て、一緒に楓弥も反抗期になっちゃって(笑)



■劇中で、龍之介は愛之助に反抗しますが、幼少期で似たようなエピソードを思い出して懐かしく感じたりしましたか?

高尾楓弥 久しぶりだなと思いました。(即答)

高尾颯斗 小学生ぶりじゃない?(笑)。

高尾楓弥 久しぶりに掴まれた腕を振りほどいたなって感じでした(笑)。
それこそ、こうやってお互いが自立するまではちゃんと喧嘩しっぱなし兄弟だったので(笑)。

高尾颯斗 そうだね(笑)。子供の頃の話でしょ?

高尾楓弥 うん。僕が小学生で、はやちんが中学生の時期は、喧嘩をしている思い出が多いかも(笑)。

高尾颯斗 じゃれ合いから、喧嘩になって、楓弥が泣いて。

高尾楓弥 はやちんが怒られて(笑)。

高尾颯斗 そう!必ず僕が怒られて、ふざけるなよ!みたいな(笑)。そんな喧嘩を繰り返していました(笑)。



高尾楓弥 僕がちゃちゃを入れるんですよ。本当よくないんです。わかっているんですけど(笑)。ちょっかいを出して、やめろよ、から喧嘩に発展するタイプなので。

高尾颯斗 楓弥は、本当に典型的なお調子者だったんです。

高尾楓弥 (笑)。だから、お兄ちゃんに対して反抗するのは、ちょっと新鮮味があったかも!僕は、やめろよ、こっちくんなよってしたことがなかったから(笑)。

高尾颯斗 確かにそういう反抗期はなかったよね。
僕は中学生のときが激しかったのですが、楓弥はめちゃくちゃ反抗期が早くて、僕と同じ時期に来たんですよ。僕が反抗しているのを見て、一緒に楓弥も反抗期になっちゃって(笑)。

高尾楓弥 僕が小学校4、5年生くらいのときだよね。親は大変だったと思います(笑)。

高尾颯斗 それ以降は、もう本当に喧嘩したことないよね?

高尾楓弥 ないね。

愛之助として自然に出てきた龍之介への言葉



■エモかった共演シーンは?

高尾楓弥 これは龍之介としてなんですが、出所して久々に顔を合わせたときの「髪伸びた?」「ちゃんと食ってるか?」の会話ですね。あそこは台本にもなくて、決まったセリフもなかったんです。

高尾颯斗 自然に出てきた言葉だよね。

高尾楓弥 あの瞬間は、完全に龍之介と愛之助だったなって。龍之介として「食ってるよ」って返しましたし、お兄ちゃん過保護やなって感情になりました。

高尾颯斗 あそこは、愛之助として自然に出てきた龍之介への言葉だったと思います。

高尾兄弟がお互いにカッコいいと思うところ



■お互いのカッコいいと思うところは?

高尾楓弥 たくさんありますよ!

高尾颯斗 僕もたくさんですね。

高尾楓弥 ワンエンのHAYATOとしての魅力はもうみなさん知っているし、言わずもがなみたいなところがあると思うんですけど、高尾颯斗としてカッコいいところもたくさんあって。やっぱりお仕事に対して真面目に取り組んでいる姿勢とか、ハングリーな部分だったり、止まらないところ。常に何かを目指して、新しいことに挑戦しつつ、ずっと突き進んでいる、一生、自分を磨いているところがカッコいいです。

自分がなりたいビジョンの中で必要なピースを揃えている感じで、本当にカッコいいですし、コツコツちゃんとできるところも尊敬しています。いいお兄ちゃんです。

高尾颯斗 似ているって言われることが多くて、自分たちでも似ている部分は確かにあるなって思うのですが、実は性格だったり、価値観だったり違う部分もたくさんあって。

その違う部分がイコールで尊敬に繋がることが多いのですが、例えば、自分が決めたことに対してずっと自信を持ってやり続けられるところ。ダンスを踊っているとき、パフォーマンスをしているとき、仕事をしているとき、いつも自分にまっすぐな感じ。そこが見えた瞬間、めっちゃカッコいいじゃんと思います。

僕よりも自分の感情にまっすぐ向き合えるところに尊敬しますし、ブレないのがカッコいいです。

高尾楓弥 いいよ!いいよ!

高尾颯斗 もう終わりです(笑)。

高尾楓弥 あはは(笑)。

■ありがとうございました!




【Movie】




★高尾颯斗×高尾楓弥 直筆サイン入りチェキをプレゼント★





\高尾颯斗×高尾楓弥 インタビュー記念/


直筆サイン入りチェキ

Emo!miu読者<2名様>に豪華プレゼント♡




応募締切:2025年5月4日(日)


<応募条件>
Emo!miu公式X(@emo_miu)をフォロー&応募用投稿をRT!
OR
Emo!miu公式Instagram(@emomiu.jp)をフォロー&応募用投稿をいいね!
※X&Instagram両方からの応募もOK!!



[X応募方法]

① Emo!miu公式X(@emo_miu)をフォローする。

② プレゼント投稿をRPする。

③ インタビュー投稿をRPする。


[Instagram応募方法]
① Emo!miu公式Instagram(@emomiu.jp)をフォローする。
@emomiu.jp をフォローする
②応募用投稿をいいねする。



―PROFILE―




高尾颯斗

1999年9月17日生まれ。静岡県出身。
ダンス&ボーカルユニット「ONE N’ ONLY」のリーダーでありRAP&ダンサーとして活動中。
グループの活動以外に主演映画「バトルキング!!-We’ll rise again-」(23)、映画「海辺の週刊大衆」(18) などに出演し、舞台『聖剣伝説3 TRIALS of MANA THE STAGE』(25) では東京・大阪全17公演を完走した。2026年には映画「エリカ」への出演も控える。また、Rakuten GirlsAward 2025 SPRING/SUMMERへの単独出演など俳優として多方面で活動している。7歳からダンスを始め、グループの振り付けも担当するなどグループのダンスを引っ張るダンスリーダー。日本テレビ「THE DANCE DAY」では応募数967チームの中から一次予選通過や、フジテレビのダンスバトルエンターテインメントショー番組「R4 STREET DANCE」シーズン2 Rep.に出演するなど、特技のダンスを活かした活動でも注目を集めている。
[X]@onenonly_tokyo
[Instagram]@8810_takaofficial

高尾楓弥

2004年10月3日生まれ。静岡県出身。
ダンス&ボーカルグループ 「BUDDiiS (バディーズ)」のメンバーとして活動中。
グループの活動以外に主演映画「バトルキング!! -We’ll rise again-」(23)、映画「追想ジャーニー リエナクト」(24)、ドラマ・舞台『マーダーミステリーShowcase~5人の証言~』(24)、舞台『パリピ孔明』(24)、ドラマ「民王R」(24)、ドラマ「#だってヒロインじゃない」(24)に出演するなど俳優としても活動している。
また、日本テレビ「THE DANCE DAY」では応募数967チームの中から一次予選通過するなど、特技のダンスを活かした活動でも注目を集めている。
[X]@buddiis
[Instagram]@10_fumiya.official_03


―INFORMATION―
映画『BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏・終奏-』
監督・脚本:瀧川元気
キャスト:山下永玖、高尾颯斗、草川直弥、関哲汰、沢村玲、上村謙信
小川史記、高尾楓弥、野瀬勇馬、大槻拓也、森愁斗
武藤潤、曽野舜太、汐谷友希、簡秀吉、小南光司、西山潤/テイ龍進/原史奈
主題歌:ONE N’ ONLY「Map of The Mind」(SDR)
配給・宣伝:S・D・P

[HP] https://battleking-movie.com/
[X] @battlekingmovie
[Instagram] @battleking_movie
[TikTok]@battleking_movie

©映画「BATTLE KING!! Map of The Mind」製作委員会


Photo:藤記美帆、Text:Emo!miu Editor O.E

新着ニュース

Present

more