<イベントレポ>ジャルジャル・福徳から「生バイバ~イが聞きたい!」とリクエストも!萩原利久 主演 映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』舞台挨拶イベント実施



ジャルジャル・福徳秀介の恋愛小説を、主演に萩原利久、ヒロインに河合優実を迎えた最新作【今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は】が2025年4月25日(金)に公開される。

熱狂的ファンも多いコント職人ジャルジャルの福徳秀介が2020年に小説家デビューを果たした珠玉の恋愛小説『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』。監督を務めるのは映画『勝手にふるえてろ』(17)、『私をくいとめて』(20)、「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(NHK/23)など、数々の話題作を手がける大九明子。個性的かつリアリティあふれる女性主人公を描くことが多かった監督が、恋愛作品としては初の男性主人公の物語に挑戦。主人公の冴えない毎日を送る大学生・小西徹を萩原利久、小西が恋に落ちるヒロイン・桜田花を河合優実が演じている。今最も話題の俳優を迎え、観客や視聴者から絶大なる共感を呼ぶ大九監督の新境地にして最高傑作が完成した。

主演をつとめた萩原とメガホンをとった大九監督、さらには原作者のジャルジャル 福徳秀介が登壇し公開直前舞台挨拶イベントが実施され、冴えない毎日を送る大学生・小西を演じた萩原利久、メガホンをとった大九明子監督、そして原作をてがけたジャルジャル・福徳秀介が登壇した。

映画を絶賛する原作者・福徳が語る本作の映画ならではの魅力とは!? また、作品に登場する人生訓にかけて、登壇者たちの大切にしている言葉も明らかに!

小説家デビュー作が映画化された福徳は、映画化決定の際の心境について「無茶苦茶嬉しかった。どんな映像になるのかという期待感もありながら、とにかく嬉しかった」と回想。制作サイドからはジャルジャルとしてカメオ出演のオファーもあったそうだが「それは映画の世界を壊すと思ったので(笑) 断りました」と原作者としてのみ本作にコミットした理由を述べた。



完成作を鑑賞した際は、思わず萩原をハグしたという福徳。「最高過ぎて、なんて素晴らしい映画なのかと。『最高でした!』と“萩さん”にハグした」と振り返ると、萩原は原作者に作品を観られるというシチュエーションに「緊張した」そうだが「上映後に福徳さんが階段を降りて来られながら…」とステージ上で当時を再現してハグ。福徳は「開始10分で『これは良い映画だぞ』と思って、そこから3分ごとに『映画としてめっちゃええやん!』と。そんな状況で萩さんと階段のところで会うんだから、そりゃあハグするって!」と大興奮だった。

一方、萩原は演じた小西徹が心の内を打ち明ける水族館シーンに触れて「僕の中で小西という人物を演じることにおいてポイントにしていた場面でした。小西を演じる上での自由度が一段階上がった気がする。頭で考えて演じるのではなく、全身で臨むようなシーンになりました」と注目ポイントに挙げた。福徳もその水族館シーンに触れて「小西が喋り出して、ウソみたいに桜田(河合優実)にガン見される。その逃げ場としての水槽の中のクラゲが良かった。水槽の中を見るふりをして桜田の目力に耐えるためのクラゲがある」と大九監督の演出を絶賛。大九監督は「小西が心情を吐露するならば水族館だろうと思ったし、水族館の中でもクラゲのコーナーは一段階暗いシチュエーションだったので、そこを選びました」などと狙いを述べた。

さらに福徳は小西がする「バイバ~イ」の言い方がツボにはまった様子。「あのバイバイのニュアンスは難しいはず。恋人がいたり好きな人がいたりする日常では自然とやれるけれど、演技だと出来ないのでは?」と聞くと、大九監督は「まさにそう!最初は普通のバイバイだったけれど、私がニュアンスを説明してやってもらった。私がニヤニヤと満足するまでカットはかけませんでした」と舞台裏を明かした。



そんな中、福徳から「生バイバ~イを聞きたい」とリクエストされた萩原はテレながらも、公開生バイバ~イ。客席から黄色い悲鳴が上がるも、当の萩原は「やっぱり出来ない!」と納得しない様子で「撮影中はエキストラさんのほかにリアルなギャラリーの方がいたので、そういう人目も役に与える影響がある。あそこならば何でも出来ました!自分であのバイバイを『よし、やろう!』と思ってもなかなか出来ません」と状況に助けられたと照れながら明かしていた。

様々な人生訓が出てくる本作にちなんで「大切にしている言葉」を発表。福徳と大九監督が劇中のさりげない一言を挙げる一方で、バスケ好きの萩原はコービー・ブライアント選手の座右の銘「マンバ・メンタリティ」を挙げて「明日が今日よりいい状態になるように準備する、向上心を持つという意味。それってバスケに限らず色々な仕事に変換できる」と理由を話した。



最後に福徳は「この映画が単純に好きだなと思えたので、皆さんも5回くらい観てください」とアピール。主演の萩原も「今日の話を参考に、ぜひもう一度観てください。いつ観るかで感想も変わると思うので何度でも観て1つ1つの感想を楽しんでください」、大九監督も「スタッフ・キャストで小さな宝物のようなものを散りばめた作品なので、5度くらい観てください」と大ヒットを祈願していた。

<ストーリー>
思いがけない出会いから始まった、最高純度のラブストーリー
思い描いていた大学生活とはほど遠い、冴えない毎日を送る小西。学内唯一の友人・山根や銭湯のバイト仲間・さっちゃんとは、他愛もないことでふざけあう日々。ある日の授業終わり、お団子頭の桜田の凛々しい姿に目を奪われた。思い切って声をかけると、拍子抜けするほど偶然が重なり急速に意気投合する。会話が尽きない中、「毎日楽しいって思いたい。今日の空が一番好き、って思いたい」と桜田が何気なく口にした言葉が胸に刺さる。その言葉は、奇しくも、半年前に亡くなった大好きな祖母の言葉と同じで、桜田と出会えた喜びにひとり震える。ようやく自分を取り巻く世界を少しだけ愛せそうになった矢先、運命を変える衝撃の出来事が二人を襲うー。

■詳細
【映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』】
公開日:2025年4月18日(金)テアトル新宿、テアトル梅田のみ先行ロードショー、4月25日(金)テアトル新宿ほか全国ロードショー
原作:福徳秀介『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(小学館刊)
監督・脚本:大九明子
出演:萩原利久、河合優実、伊東蒼、黒崎煌代、安齋肇、浅香航大、松本穂香、古田 新太
製作:吉本興業 NTTドコモ・スタジオ&ライブ 日活 ザフール プロジェクトドーン
製作幹事:吉本興業
制作プロダクション:ザフール
配給:日活

©2025「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」製作委員会

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