【鈴木伸之『Action』インタビュー】加速する、音楽活動。初めてのワンマンライブは「とにかく迷ったら来てください!」
2025.2.27
現在、『まどか26歳、研修医やってます!』で視聴者をきゅんとさせている鈴木伸之さん。
そんな鈴木さんが歌声でも魅了!
これまでにも、出演作品の主題歌などを担当してきた鈴木さんですが、2024年11月27日には1stEP『Action』をリリース。そして、3月28日には初のワンマンライブを開催します。
今回は改めて1stEPについて語っていただいたほか、ライブへの想いをたっぷりとお聞きしました!
タイトル『Action』に込められた意味
■今回、EPのタイトルもライブのタイトルも「Action」です。タイトルにはどのような思いが込められているのでしょうか。
鈴木伸之 最初の夢は歌手になることだったのですが、そこからお芝居の道に進むことになり、また音楽にもチャレンジさせてもらえることになりました。
僕の中では、作品の積み重ねで音楽へのご縁をいただいたなと思うので、自分の活動の歴史を踏まえて、「よーいスタート!」の『Action』がすごくしっくりくるのかな、ということでこのタイトルになりました。
■タイトルはすぐにひらめいたんですか? ほかにも候補があったり……。
鈴木 ありました。横文字を使うとちょっとかっこいい感じがしてしまうかな、日本語で並べてみようなどいろんな案があったのですが、最終的にはやっぱり自分がどんなふうに人生を歩んできたかにフォーカス当てた方がしっくりくるかな、と。
ドラマの情景も思い浮かぶEPになった
■2022年から音楽活動に取り組まれていると思うんですけど、今回の1st EPを作ることになったとき、どういうコンセプトにしようか、というのはあったんですか。
鈴木 いろんな作品でエンディングテーマや挿入歌を担当させてもらった中で、一つの作品にしようというお話をいただけたので、まずはすごく嬉しかったです。
あえてアルバムにするから、と言ってコンセプトを決めて作ったアルバムというよりは、本当に自分がたどってきた作品や、作品に携わった音楽をギュッと集めて1枚の作品にした、というところですね。
■実際1枚にまとまってみて、ご自身としてはどういう1枚だな、って感じますか。
鈴木 実際に参加させてもらっていた作品がほとんどなので、思い入れ深いといいますか。撮影期間も思い出しますし、そのドラマの情景も思い浮かべますね。
今回、EPのためだけのレコーディングをさせてもらったりしたので、そういうところからも、作品とは違う音楽としての僕の魅力が伝わったら嬉しいです。
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■アーティストとして、ご自身の魅力はどういったところだと感じていらっしゃいますか?
鈴木 僕も今それを探している途中でもあるのかな、と思っていて。
この13,4年でさまざまな役を通じてみなさんに見ていただいたんですけど、音楽としての僕のキャラクターが僕も自身もまだつかみ切れてない部分が正直あります。どういう声が求められてるんだろう、というところも探っているので、そこは一緒に作り上げていけたらいいなと思ってます。
SHOKICHIさんのディレクションは「褒めて伸ばしていただきました」
■事務所の先輩であるSHOKICHIさんが『かたっぽのマグカップ』を提供されていますが、SHOKICHIさんが楽曲提供することになったのは経緯どういった経緯だったんですか?
鈴木 EPを作ることが決まったときに、あるスタッフさんが、「1曲書いてもらって挑戦してみよう」ということでお願いしたら、快諾してくださって。そこからすぐ曲も詞も上がって、レコーディングも立ち会ってくださって。本当にLDHらしい作り方というか……ストリートっぽい感じで曲が作られていったなという感覚でした。
■ストリートっぽいというのは具体的にどういったところだったんでしょう?
鈴木 うちはやっぱり仲間意識が強い会社としてのイメージがあると思います。でないと、なかなか楽曲を提供いきなりしてくれるってことも多分ないので。そこはすごく感謝していますし、本当に二つ返事でOKして、いろんなアイディアも出していただいて、ディレクションもしてくださったので、とてもありがたかったですね。進め方というのも何かLDHらしい、ということを感じました。
■楽曲を最初に聴いたときはどう思いました?
鈴木 ひとりの寂しさみたいなものを歌った曲なのかななど、いろいろ歌詞から連想させてもらいました。SHOKICHIさんに頼んだのでもっとゴリゴリのサウンドが来るからと思ったら、真逆なものが来ました。かわいい曲ができたな、と(笑)。
■レコーディングもディレクションしていただいたってことでしたけど、そちらはいかがでしたか。
鈴木 とても心強かったです。1回1回褒めてくださって。褒めて伸ばしていただきましたね(笑)。
やっぱり表現者として、自分もいつもレコーディングされているので、多分そういった経緯もあってわかりやすくいろんなことを説明していただきました。「デモの俺っぽい部分は削って鈴木らしくしちゃっていいよ」とか、優しさもありながら、肯定もしてくれて。楽しみながら、レコーディングさせてもらいましたね。
変化した音楽への意識
■全体を通して、レコーディングで鈴木さんがこだわったところや譲れないところについてもお聞きしたいです。
鈴木 細かいイントロの入り方や、ここをもうちょっとかすれた感じで歌ったらどうなるか、など、意見交換をしながら出来上がっていったのですが、実際に何が使われたのかは僕も覚えていなくて。
でも聴いていたらあっという間なんですよね。この1曲の中にものすごい物語と、その人ならではのオリジナリティと工夫と、どうやったら先が読めないおもしろさを聴いてくれる人たちに届けるのか、というめちゃくちゃ細かい作業が散りばめられてるんだな、っていうのは、やり手になって感じました。
今までは世の中に流行った曲を移動時間のお供にといった感覚もあったんですけど、そのお供に引っかかる曲を作るとなると、すごく難しいことなんだな、と改めて感じました。
■音楽を始めてから聴く音楽に変化も?
鈴木 わりといろんなジャンルに耳を傾けるようになったかもしれません。
例えば、流行っている曲も「どうしてこれが流行ってるんだろう?」と考えたり、自分が今まで聴いてこなかったジャンルの曲も「どんな工夫があるのかな」とか。僕が聴いたとて、答えは出てないんですけど(笑)。ただ、何が魅力なんだろうか、こういう仕掛けがあるのか、とか自分なりに感じたりはします。
■そんな中で鈴木さんが思うご自身の理想のアーティスト像ってありますか。
鈴木 福山雅治さんみたいになってみたいな、と思っていて。両方イメージあるじゃないですか。
アーティストとしても役者としてもイメージがありますし、僕が目指してるところに近い方というか。そういう形になれたら嬉しいですし、そもそも僕を知らなくても曲は知っている、という現象が起きたら嬉しいですね。
■いろんな楽曲を聴かれると思うんですが、人生で一番心を揺り動かされた音楽を1曲選ぶとしたら?
鈴木 人生で一番心を動かされた音楽……うわーめっちゃある!
でも僕は初めてオーディションを受けた中学生のとき、EXILEの大ファンで、当時は『ただ…逢いたくて』が流行っていたので、まだ有線イヤホンでずっと曲聴いていたのはよく覚えてます
LISMOっていうauのCMタイアップだったりしたのもよく覚えていて。雪の中で撮っているPVも印象的でした。
初めてのワンマンライブは緊張している?
■3月28日には初のワンマンライブが控えています。今のお気持ちはいかがですか?
鈴木 まだふわふわした部分が多くて。いろんな曲決めとか、ギターの練習をしなきゃいけないとか、そもそも歌詞を覚えなきゃいけない、とか。
僕も今までにいろんな方々のライブを見させてもらっていたんですけど、どういうテンション感なのか、どういう構成になっていくのかなど、どうやったら来てくださる人が楽しんで、笑顔で明日からがんばろうと思ってもらえる場所になるのかな、ということを考えながら……緊張してます!
■普段よりも緊張の具合が違いますか。
鈴木 そうですね。なんかふわふわしていますね。
あと、その日1日しかないというのもあって、その日がっかりさせるようなことはしたくないですね。来てよかったと思えるような場所にしたいですね。
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■まだ決まっていないところもたくさんあるかと思うんですけど、今の段階で楽しみにされていることはありますか?
鈴木 全ての曲をフルで歌うのは今回が初めてなんですよね。僕もこれをお客さんがいる空間で歌ったことがないので、「どんな空気になるんだろう」や「聴いたあとはどんな気持ちになるんだろう」ということは考えます。でも曲の伝えたいメッセージをもう一度、整理して、その意図が伝わったり、その空間が音楽でちょっと癒される場所になったらすごく嬉しいですね。
■どういうセットリストになるのかも、期待が高まるところですね。
鈴木 自分の曲数がまだ少ないので、必然的にカバー曲も必要になってきて……。カバーとなると、やっぱりみんなが知っている曲がいいなと思いますし、あとは聴いていて楽しくなるような曲も交えながらやりたいですね。ファンのみなさんにSNSでアンケートをとってみたり、今いろんな形で進めております。
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■ファンの方にはどういう心持ちで当日を迎えてほしいですか?
鈴木 やっぱり、画面を通して応援することが多かったですし、直接会って一緒に何か物を創るという機会もなかったと思うんですよね。でもライブは来てくださる方々ありきで成り立つ、ある種なナマモノな感じもするので、やっぱり同じ空間で、同じ気持ちで楽しんでもらえたら僕もすごく嬉しいです。何より来てくれる人たちがニコニコ楽しそうにしている姿を僕は見たいので、そこにたどり着けるように僕も準備したいなと思います。
■今回に限らず今後やってみたいライブ演出はありますか?
鈴木 あれやってみたいです、キャノン砲みたいな飛ぶやつ(笑)。
ちょっとド派手な感じでやってみたいですね。グッズなのか何かが飛ぶみたいな。
「私も明日から頑張ろうって思えるような時間にできたら」
■アーティストとして、俳優として、それぞれの目標をお伺いしたいです。
鈴木 お芝居は多分ある程度さまざまな役をやらせていただいたのですが、まだまだあると思うんですよね。
今も医療ドラマをやらせていただいて、外科の先生ってこんなふうに手術しているんだなど、とても勉強になりますし、自分が普通に生きていたら、知り得ないようなこともたくさんあります。サラリーマンの役をやらせてもらったら、別の葛藤や苦悩もあるのかなとか思ったり。
毎回学ばせてもらっているので、僕自身も勉強になるような作品にも出たいな、日曜劇場でたいな、いろんな配信の作品に出たいななど。いろんな作品にまだまだ出たいなという気持ちです。
音楽はやっぱり一歩ずつなので、あんまり遠くを見ず、今自分ができる最大限の音楽を届けることがベストなのかな。お芝居も歌も一歩ずつ、堅実に進んでいけたら嬉しいなというところです。
■ちょっとまだライブ行こうかな、どうしようかなって迷ってる方もいらっしゃるかと思うんですけど……。
鈴木 来てほしいです、来てください!(笑)
■アピールポイントを教えてください!
鈴木 1日しかないので、その日にしか手に入らないようなものも準備したいな、と思っています。とにかく迷ったら来て欲しいです。1人でも楽しませられるようなライブにします!
SNSが普及して直接交流するなど、足を運ぶことにちょっと気が重くなっている時代なのかもしれません。でも、やっぱり人なので、その日にしか生まれない空間もたくさんあるのと思うんです。そういうのを体験しに、そして聴き馴染みのある曲で多分あふれかえると思うので、たくさん聴いて、私も明日から頑張ろうって思えるような時間にできたら。とにかく来てほしいです!
■ありがとうございました!
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鈴木伸之
1992年10月14日生まれ。神奈川県出身。
2010年にLDHが主催する「第3回劇団EXILEオーディション」に合格。同年に舞台「ろくでなしBLUES」で俳優デビュー。『桐島、部活やめるってよ』(12)で映画初出演。12年に放送された人気テレビドラマのリメイク「GTO」に草野忠明役でレギュラー出演し、続く3本のスペシャル版にも登場。2015年から始まった「HIGH&LOW」シリーズでは、山王連合会のヤマト役でTVシリーズと映画版5本に出演している。22年には主演ドラマ「自転車屋さんの高橋くん」のエンディングテーマ曲「フタリノリ」で歌手デビューも果たし、2024年11月27日には初のミニアルバム「Action」も発売。近年の主な出演作に『今日から俺は‼劇場版』(20)、『東京リベンジャーズ』(21)、「バントマン」(24)などがある。
TBS火曜ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」に出演中。
[Instagram]@nobuyuki_suzuki_official
[HP] https://m.ldh-m.jp/artist/index/31
<STAFF CREDIT>
Hair&Make-up:カスヤユウスケ(addict_case)、Styling:中瀬拓外
Photo:Tomohiro Inazawa、Text:ふくだりょうこ
―INFORMATION―
【ミニアルバム『Action』】
リリース日:2024年11月27日(水)
・初回生産限定盤(CD+BD+フォトブック)
価格:5.400円(税込)
・通常盤(CDのみ)
価格:2.800円(税込)
【鈴木伸之 1stライブ『Action』】
公演日程:2025年3月28日(金)開場17:30 / 開演18:30
会場:Zepp DiverCity Tokyo
出演:鈴木伸之
チケット料金:全席指定 8,800円(税別)
※入場時ドリンク代別途600円
※ドリンクの追加注文については、別途代金をいただきます。
※アルコール飲料は含まれません。