【神尾楓珠インタビュー】「ロマンチックに感じて羨ましかった。手書きは書いている人の想いがより伝わりやすい」学生時代にクラスメイト全員からもらったメッセージアルバムのお話・好きな90年代音楽のお話も。<映画『大きな玉ねぎの下で』>
2025.2.15
ロックバンド・爆風スランプが1985年にリリースした大ヒット曲「大きな玉ねぎの下で」にインスパイアされ、手紙やノートでの交流を通して顔も知らない相手に恋をする人々を描いたラブストーリー、映画『大きな玉ねぎの下で』。
桜田ひよりさんとW主演を務めた【神尾楓珠】くんがEmo!miuに登場です! 映画のお話から、今年のお正月のプライベートエピソードまで、たくさん話してくださっています!
中野サンプラザ前で「大きな玉ねぎの下で」をふたりで歌うシーンがすごく印象的
■今回の役どころは?
神尾楓珠(以下、神尾) 僕が演じた堤丈流は就活に悩み、家族との関係にもちょっと溝がある大学生です。丈流は自分のなかでいろんなことの整理がついていないんですが、それが大学生らしく、すごく等身大だなと思いました。
■撮影で印象に残っているシーンは?
神尾 丈流と桜田ひよりさんが演じる美優は最初、反りがまったく合わなくていがみ合っているんですが、そんなふたりが一緒に出かけたときにお酒を飲んでちょっと酔っ払うんです。お互いの本心などを話していくうちに、中野サンプラザ前で映画タイトルでもある「大きな玉ねぎの下で」をふたりで歌うシーンがあるんです。そこのシーンはすごく印象的ですね。
90年代の曲を聴くのが好き
■1985年発売の曲「大きな玉ねぎの下で」はご存知でしたか?
神尾 テレビで懐メロの番組で聴いたり、普通に街なかで聴いたりしたこともありました。僕自身が90年代の曲を聴くのが好きで結構漁って聴いているんですよ。そこでも聴いたことがありましたね。
■90年代の曲を聴くのが好きとのことですが、ほかにどんな音楽を聴かれますか?
神尾 THE YELLOW MONKEYをよく聴いていますね。今、聴いてもかっこいい、メンバーのみなさんもかっこいいんです。ライブもめちゃくちゃかっこよくて!! 去年、日本武道館のライブに行かせてもらったんです。初めて日本武道館に入りました!
![]() |
![]() |
■“大きな玉ねぎ”は日本武道館の屋根の上にある擬宝珠のことを指しているんですよね。初の日本武道館はどうでしたか?
神尾 すごく独特な雰囲気がありました。同じアーティストの方でも日本武道館で観るコンサートはまた違うんじゃないかな?と思いました。2階席だったんですが、ステージとの距離も近くてずっとメンバーのみなさんと目が合ってるんじゃないか!と思うくらい(笑)。ずっとドキドキしていました。
転校するときにクラスのみんなからメッセージアルバムをもらって勇気づけられた
■映画の中のアルバイト先では“管理ノート”を通して美優とのやり取りが進んでいきます。ノートをという、アナログなコミュニケーションは神尾さんにはどう感じましたか?
神尾 なんかロマンチックに感じて羨ましかったです。メールは便利ですけど、どうしても感情が伝わりきらないことがあるなと。でも手書きの文字で伝えることで、その文字にも熱があるし、書いている人の想いがのるのでより伝わりやすいんだなと思いました。
■こういったアナログなコミュニケーションの経験はありますか?
神尾 ないですね。でも手紙みたいなものをもらったことはあります。僕、高校2年になる時、この仕事を始めるために転校しているんです。
転校するときにクラスのみんなからメッセージアルバムをもらったんですよ。ひとりひとり、手書きでメッセージを書いてくれて、すごく嬉しかったし、すごく勇気づけられたことを覚えています。何も分からない世界に飛び込もうとしていたので、クラスメイトからの手紙を読んで、ダメだったらここ、地元に戻ってくればいいや、みたいな安心感をもらいました。
待ち合わせは1時間待てる。プライベートでは、2、3分くらい遅れちゃうタイプ?
■劇中では、スマホや連絡手段のない状態での待ち合わせのシーンがありました。相手が待ち合わせ時間に現れず、向かっているのか、それすらも確認ができない状況。神尾さんならどうします?
神尾 1時間は待てると思います! 待ち合わせ場所が見えるカフェとかで1時間くらいは待ちますね。1時間経っても現れなかったら、なにかあったんじゃないか、事故に巻き込まれていないかな?と心配します(笑)。
■神尾くんは待ち合わせのとき、どんなタイプですか? 例えば約束の時間より10分前に早くついちゃうとか…。
神尾 プライベートはちょっと遅めに…。遅く行くタイプです(笑)。
■遅くいくタイプ!! それはつい遅れてしまうのか、意図しているのか(笑)。
神尾 丈流と同級生の小柴役を演じた伊藤あさひという仲良しの俳優がいるんですけど、お互い遅れるタイプなので、彼との待ち合わせでは約束の時間よりちょっと遅めに設定しています(笑)。どうせ遅れて来るでしょ?
■ほかの方はいかがですか?
神尾 …ちょっと遅めに(笑)。2、3分くらい遅れちゃうんですよ! 5分だけ早く家を出ればいいとは分かっているんですけど、なんか動けなくて(笑)。
■寝起きが悪かったり、朝に弱いとか?
神尾 そうですね。つい約束の時間ギリギリを攻めちゃうタイプで…。
お正月は親戚の子どもたちに囲まれて大忙し!?「お年玉をポチ袋に入れているときとか、すごくエモさを感じました」
■サイト名にかけて、最近エモいと思ったエピソードを教えてください!
神尾 お正月に毎年恒例の親戚の集まりに行ったんですよ。その集まりがエモかったですね。僕、いとこが多くて、そのいとこたちが結婚をして子どももいたりするので、親戚の子がたくさんいるんです。子どもたちだけでも十数人いたかな? それが一斉に集まったんですよ。十数人の子どもたちは平等に愛さないといけないじゃないですか(笑)。
■贔屓はダメですからね(笑)。
神尾 ダメです(笑)。だから、この子と遊んだら次はこの子、次はこの子…とずっと遊んでいましたね。
■忙しいお正月!
神尾 すっごい忙しいお正月でした(笑)。でも僕も大人になったんだなと実感しましたし、みんなにあげるお年玉をポチ袋に入れているときとか、すごくエモさを感じましたね。エモさといえば、今回の現場で丈流の母親を西田尚美さんが演じていらっしゃるんですが、実は数年前にも親子を演じさせてもらっているんです。そのときはめちゃくちゃ仲の悪い親子だったんですが、今回はいい親子関係で。西田さんにも「大人になったね」なんて言われて(笑)、ちょっと嬉しかったですね。
大切な人と一緒に観に行ってもらえたら嬉しいです
■最後に読者にメッセージをお願いします!
神尾 「大きな玉ねぎの下で」という曲を知っている人はこの曲の良さ、世界観を映画から感じてもらえると思いますし、曲を知らない人は手書きのやり取りで縮まっていく姿を新鮮な気持ちで見てもらえると思います。大切な人と一緒に観に行ってもらえたら嬉しいです。
■ありがとうございました!
いとこのお子さんたちのエピソードを話したときの神尾くん。十数人いた子どもたちを頭に思い浮かべながら、人数を数えていらっしゃいました。忘れられていた子がいてはいけない!という神尾くんの優しさが溢れる姿でした!
\神尾楓珠 インタビュー記念/
直筆サイン入りチェキを
Emo!miu読者<2名様>に豪華プレゼント♡

応募締切:2025年3月15日(土)
<応募条件>
Emo!miu公式X(@emo_miu)をフォロー&応募用投稿をRT!
OR
Emo!miu公式Instagram(@emomiu.jp)をフォロー&応募用投稿をいいね!
※X&Instagram両方からの応募もOK!!
[X応募方法]
① Emo!miu公式X(@emo_miu)をフォローする。
@emo_miu をフォローする
② プレゼント投稿をRPする。
プレゼント投稿をRPする
③ インタビュー投稿をRPする。
インタビュー投稿をRPする
[Instagram応募方法]
① Emo!miu公式Instagram(@emomiu.jp)をフォローする。
@emomiu.jp をフォローする
②応募用投稿をいいねする。※後ほど投稿。
インタビュー投稿をいいねする

神尾楓珠
1999年1月21日生まれ。東京都出身。
2015年、24時間テレビドラマスペシャル「母さん、俺は大丈夫」(NTV)で俳優デビューし、次々と話題作に出演。バラエティ「サスティな!〜こんなとこにもSDGs〜」(CX)では、MCを務めるなど幅広く活躍している。 今作の草野監督とは、映画『彼女が好きなものは』(21)に続き2作目となる。近年の出演作は、映画『恋は光』(22) 、『カラダ探し』(22)、ドラマ「いちばん好きな花」(23/CX)、「くるり~誰が私と恋をした?~ 」(24/TBS)などがある。
[X] @kamio_fuju
[Instagram] @kamio_fuju
―INFORMATION―
【映画『大きな玉ねぎの下で』】
絶賛上映中!
出演者:神尾楓珠、桜田ひより
Inspired by 爆風スランプ「大きな玉ねぎの下で」
監督:草野翔吾
脚本:髙橋泉
音楽:大友良英
ストーリー原案:中村航
製作プロダクション:ダブ
製作委員会:東映、U-NEXT、ダブ、ニッポン放送
配給:東映
[HP] https://tamanegi-movie.jp/
[X] @tamanegi_movie
[Instagram] @tamanegi_movie
[TikTok] @tamanegi_movie
©2024映画「大きな玉ねぎの下で」製作委員会
Photo:Tamami Yanase、Text:Kyoko Fuse