【藤原樹×西山潤×市川知宏×大倉空人インタビュー】「声を出していこう!で、まとまりました(笑)」現場で声出しを心掛け、楽屋でも終始ワイワイわちゃわちゃ!? ―推しの日本酒・2025年に挑戦したいことetc.<ドラマ『あらばしり』>
2025.1.30
2025年1月に放送がスタートした新ドラマ『あらばしり』(読売テレビ/深夜0時59分~)。原作はEXILE/EXILE THE SECONDの橘ケンチ氏と俳優の平沼紀之氏が原案を手掛けた漫画で、舞台は看板もなく、必要としている人にしか見つけられない日本酒店。日本酒の爽やかな味わいや、ほのかな甘さ、ワイルドで硬派な味わいなど、それぞれの日本酒の蔵元の性格や歴史を擬人化した日本酒キャラクターたちが、訪れる客をそれぞれにあった日本酒で癒やしていく―。
本ドラマが連続ドラマ初主演となるTHE RAMPAGEの【藤原樹】と、日本酒「一歩己」を演じた【西山潤】、「赤武」を演じた【市川知宏】、「加茂錦」を演じた原因は自分にある。の【大倉空人】がEmo!miuに登場!
みなさんの仲の良さが伝わってくる、楽しいわちゃわちゃインタビューをお届けします!
日本酒が好きになりました
■今までにない“日本酒”が擬人化された物語、みなさんの第一印象は?
藤原樹(以下、藤原) 僕は日本酒店の店主・伊藤吟を演じました。最初に原作を読んだときは、日本酒を擬人化するってすごくファンタジーな物語だなと思ったんです。でも読んでいくうちに、ファンタジーの中にヒューマンストーリーがあり、共感できることもあって、すごく面白いなと思いましたね。
■原作は先輩の橘さんですが、なにかお話をされましたか?
藤原 クランクインする前にケンチさんと、平沼さんと日本酒会をしました。このドラマにでてくる6本の日本酒を飲み比べたんです。日本酒の奥深さや面白さなど、いろいろなお話を聞きました。もともと、日本酒をあまり飲む人ではなかったので、クランクインまでに日本酒好きになろうと(笑)。実際、日本酒が好きになりました。
市川知宏(以下、市川) 最初、企画書だけいただいたんですけど、斬新な企画だなと思いましたね。どんな内容で進んでいくのか、気になりました。僕が演じた赤武はすごくガタイのいいキャラクターだったので、まずは身体を鍛えるところから役作りをしていきました。
西山潤(以下、西山) 日本酒が擬人化されたキャラクターなので演じる上でいろいろ制限があるなと思いつつ、逆に自由度もあるなと思ったのが、作品に対する第一印象ですね。役者として新しいステップが踏めるかなと思い、すごい楽しみでした。実際にクランクインしてみると、“日本酒店の敷地から出られない”など、擬人化されたキャラクター特有の制限があって、でも人間ではないから、人間を演じるときにはできないような感情の動かし方をしてもいいのかなと思ったり。そのうえで、ドラマとして成立させるというのは役者として面白いところだなと思っていました。クランクイン前、福島県にある「一歩己」の酒蔵さんを見学させてもらったんです。田んぼを見させてもらったり、作られている方のお話を聞いたり、一歩己を飲ませてもらったりしました。一歩己を飲んで、酒蔵や田んぼの風景を見て、そこで作られているという空気を感じて役作りをするということが初めてだったので、新しい挑戦でした。酒蔵を見学させてもらったその日からクランクアップまで、一歩己を毎日1杯飲むようにしていたんです。一歩己を身体の中から感じていました。
大倉空人(以下、大倉) お話をいただいたとき、日本酒の擬人化ということに、ん?どういうことだろう?と思いました。よくお話を聞いていくと原作漫画があり、それの実写化ということで。僕自身、幼い頃から漫画を読んでいますし、漫画原作のドラマや映画もたくさん観てきました。だからこそ、ファン側の気持ちが理解できるので、原作ファンの方々にとっても愛されるような作品にしたいなという気持ちがすごく強かったです。僕が演じる加茂錦の荷札酒 月白を飲ませていただいたときに、実際に感じたことをノートに書き出したりして役作りをしていくことがすごく楽しい時間でした。
撮影中に7人でご飯会!お芝居にも仲の良さが表れてきたなと思います。
■印象に残っているシーン、見てほしいポイントを教えてください。
藤原 それぞれの日本酒の瓶から、人間になるところですね。手の光る感じをぜひ見てほしい! すごくいい感じに撮れていたと思います。
西山 現場でもいい感じだった!
市川 なんか名前があったよね、その部分。幻想…
西山 幻想上槽?いい感じに撮れていると思います。
市川 僕は身体を鍛えているシーンです。日本酒を説明する日本酒講座のシーンがあるのですが、そこですね。僕もまだ仕上がりを見られていないので、自信を持って見て欲しい!とは思うですが(笑)。でも日本酒講座は勉強になるので、僕の身体があまり仕上がっていなかったら、こちらは気にせず、勉強のところだけを見ていだければと思います(笑)。
大倉 いやいや、そっち(市川さんの身体)に目が行きます(笑)。
西山 日本酒何本かで、わちゃわちゃしたり、喧嘩をしたり、ふざけあったり。そういうシーンが多くて、撮影をしていてもどんどん楽しくなっていきました。そこに吟(藤原)もいい感じに入ってきて、役としても役者としても楽しくなっていったんですよ。なので、このグループ感を楽しんで観てもらえたらいいなと思います。
■より仲良くなるキッカケはあったのでしょうか?
西山 ご飯に行ってからだよね?
大倉 撮影期間中に7人全員(ほか吉田健悟、青山凌大、後藤拓磨)でご飯に行きました!その前から楽屋や撮影の合間でよくみんなで話していたんですが、ご飯に行ってからは、お芝居にも仲の良さが表れてきたなと思います。僕的に観て欲しいところは、日本酒店に来たお客さんが日本酒を飲んだとき、それぞれのお酒のイメージシーンがすごく印象的だったので、たくさんの方に観てほしいなと思っています。
推しの日本酒
■日本酒に馴染みのない読者にそれぞれの日本酒を推してください! 藤原さんはおすすめの1本を教えてください!
藤原 やっぱり赤武かなー。すごく飲みやすいんですよ。甘さはあるんですけど、甘すぎずスッキリとした味わいで。日本酒を飲み慣れていない人にはいいと思います。僕、今は「赤武」の大吟醸を飲んでいます!
市川 お? 赤武を?
藤原 この前、また買ったんです(笑)。
市川 現場にも持ってきてくれたよね。
藤原 レアな日本酒がドラマにも出てくるんですけど、それを1回飲んでみたいなと思っていたんですよ、ポチりました(笑)。一升瓶なんで、家でちょっとだけ飲んで現場に持っていきました。
西山 これ日本酒!?というくらい。すごく甘くて、でもスッキリしているんですよ。こんな日本酒があるんだと思いました。
大倉 本当にすっと喉に入るんですよ。水!?みたいな感じで。
市川 贔屓ではなく、僕が演じた「赤武」が美味しかったですね。
大倉 贔屓だ(笑)。
市川 僕、日本酒には詳しくなくて“大吟醸”は聞いたことがあるくらいだったんですけど、同じ銘柄でも大吟醸は明確に違うんです。やっぱりお高くなるだけあるなという驚きがありましたね。だからお気に入りの銘柄を見つけたら、大吟醸を飲んでみたりするのも楽しいかもしれないです。僕自身、お酒があまり得意ではなかったんですけど、これを機に僕も適度に楽しんでいけたらなと思っています。
西山 僕はやっぱり「一歩己」ですかね。同じ「一歩己」でも大吟醸とかいろいろあって、やっぱり味がぜんぜん違うんです。僕は大吟醸がすごく好きなんですが、「一歩己」は誰が飲んでも飲みやすくて美味しいという日本酒ではないんです。ずっしり感があって、最後に少し苦みが残って。酒蔵の方もおっしゃっていたんですが、最初は甘いお酒を作ろうとしていて、お米の特徴をそのまま活かした日本酒を作ろうとしたとき、お米は甘みだけじゃないから、苦みが残ってもいいんじゃないかということで、あえてお米の苦みを残してあるんです。そう聞いてから、飲んでみるとその苦みが美味しくて、お気に入りです。
大倉 僕が演じた「加茂錦」で、ラベルは“荷札酒 月日”です。調べていくと、荷札酒もラベルがいろんな種類があって。月白はパインっぽい風味を感じて、通常の加茂錦はメロンっぽい風味を感じました。同じ「加茂錦」なんですが、こんなに味が変わってくるんだということを知り驚きました。日本酒はいろいろ調べて知識を深めていくと、どんどん興味が湧いてきて、そこが面白いです。このドラマは日本酒が擬人化されているので、それを活かしてキャラクターのビジュアルから「あら、赤武は身体がいいのね!」、「この日本酒は声がいい!」とか、そういうところから日本酒に興味を持っていただくのも面白いかもしれないです。
西山 せっかく擬人化しているからね!
いっちゃん(藤原樹)が差し入れしてくれたコーヒーが大好評!
■撮影中の思い出はなにかありますか?
市川 ケータリングとお弁当です、以上です(笑)。
全員 (笑)。
西山 毎回1番に選んでいて、すっと楽屋に持ってくるんですよ。その姿が本当にかわいくて(笑)。
市川 種類が豊富だったんですよ! お菓子とか、僕好みのどら焼きとかもあって、もうたまんなくて(笑)。
大倉 撮影現場の近くに駄菓子屋さんがあったんです。たっくん(後藤拓磨)がその駄菓子屋さんで毎回なにか買ってきて楽屋に置いておいてくれるんですが、いっちーさんが楽屋に入ってくると、「今日もあるじゃん!」とすごい嬉しそうで(笑)。たっくんも「なんかいつも減っているんだよね」と嬉しそうでした。
市川 あれは本当に楽しみだった! あと、いっちゃん(藤原樹)が差し入れしてくれたコーヒー!
西山 あれ、美味しかった!
藤原 うちの事務所がやっているコーヒーを現場に何回か差し入れさせてもらったんです。それをみなさんが喜んでくださって嬉しかったですね。
市川 今日はないの!?
藤原 あ(笑)。
市川 僕、チョコとか甘いものが大好きで。ケンチさんが差し入れてくださったドーナツも美味しかったです。
西山 日本酒のドラマなのに、8割お菓子の話しになっちゃう!
藤原 (笑)。僕、撮影の合間に近くにあった神社、お寺に行ったりしていましたね。パワースポットとか好きなんですよ。ちょっと息抜きをしたいなというときに、ひとりで散歩してパワーをもらっていました。
大倉 僕は楽屋で待機しているときがすごく楽しかったです。あんなにずっと共演者のみなさんとお話していたのは初めてでものすごく楽しかったです。僕、最年少だったんですが、みなさん温かく接してくださって、(ほかの皆さんに向かって)ありがとうございます。
西山 このドラマってロケ地の9割5分が同じ場所なんですよ。だから撮影期間中は毎日同じ場所に通ってという撮影だったんです。役者人生のなかで、こういう経験もないんじゃないかなと思っていましたね。毎日通うので、その空気感がすごく楽しくて。学校や職場とはまた違う、不思議な感覚で通っていました。今、振り返ってみると、楽しい1ヶ月だったなと思います。
声を出していこう!
■みなさん、すごく仲良くなったようですね。出演者のみなさんで行った食事会はどなたがリードされていたんですか?
西山 僕が声をかけてみんなで焼き肉に行きましたね。みんなで腹割って話そうぜ!と。
大倉 みなさんとプライベートなお話をたくさん出来て楽しかったです。
市川 この作品の話からプライベートの話までいろいろしたんですけど、最終的には現場で“声を出していこう”となりました(笑)。朝から晩までのタイトなスケジュールだったので、僕ら側から声を出して現場を盛り上げていこうと。
藤原 そう、声を出していこう!で、まとまりました(笑)。
2025年の挑戦!「パリ旅行」「バンジージャンプ」「ドライブ」「話す」
■2025年に挑戦したいことは?
藤原 プライベートで海外に行きたいですね。行くなら、パリ! ありがたいことにお仕事では行けているんですが、プライベートでは最近行っていないので。
大倉 僕、バンジージャンプをやってみたいんです。僕の名前、空の人と書いて空人(たかと)なので、今年は飛んでみたいです。
藤原 やったことあるよ!
大倉 お、どうでした!?
藤原 …楽しかった!
西山 去年、車を購入したので、車でいろんなところに行きたいですね。ゴルフも始めたのでゴルフに行ったり、ドライブに行ったり。
■ドライブはどこに行きたいですか?
西山 僕、地元が湘南なんですが、最初のドライブは第三京浜を通って鎌倉のほうにいったんです。まだ千葉方面に行けてないので、行きたいですね。
市川 僕、人といるときに聞き手になるタイプなんです。ですが、2025年は話す側になりたいなと思っています。そこから生まれることもあるだろうから、今年は仕事でもプライベートでも意識していきたいと思っています。
“日本酒でみんなを笑顔にする”
■最後にメッセージをお願いします。
藤原 このドラマは日本酒を擬人化したキャラクターと少し現実離れしている部分もありますが、ドラマを観ていただくとストーリーもすっと入ってくると思います。“日本酒でみんなを笑顔にする”がこのドラマのモットーなので、このドラマを観て少しでも笑顔になってくれたらうれしいです。ぜひ観てください!
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応募締切:2025年3月1日(土)
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藤原樹(THE RAMPAGE)
1997年10月20日生まれ。福岡県出身。
総勢16名からなるTHE RAMPAGEのパフォーマー。
2017年から、初めての演技にも挑戦し舞台「あたっくNo.1」や日本テレビ系列「PRINCE OF LEGEND」に出演。2023年3月~品川ステラボールにて上演の、佐藤流司プロデュース舞台「カストルとポルックス」の主演を務める。主な出演作に、「貴族誕生-PRINCE OF LEGEND-」(19)、「明日、私は誰かのカノジョ」(22)、「日本統一 関東編」(23)などがある。
[Instagram]@itsuki_fujiwara_official
⻄山潤
1998年7月12日生まれ。神奈川県出身。
2006年「サイレン~FORBIDDEN SIREN~」でデビュー後、「20世紀少年」などへ出演。 主な出演作に、ドラマ「卒業タイムリミット」(22/NHK)、「ドラゴン桜」(21/TBS)、映画『鬼ガール!!』(22)、『ターコイズの空の下で』(21)、「好きやねんけどどうやろか」(24・W主演)などがある。2021年には劇団時間制作プロデュース公演 第二弾 舞台『ヒミズ』で主演を務める。
[Instagram]@jun_nishiyama_official
市川知宏
1991年9月6日生まれ。東京都出身。
2009年、テレビドラマ『カイドク〜都市伝説の暗号ミステリー〜』で俳優デビューを果たす。翌年2010年にはTBS系連続ドラマ「クローン ベイビー」で初主演を務める。
主な出演作に、「仮面ライダーセイバー」(20-21)、「教場II」(21)、「僕らの食卓」(23)、「勝利の方程式」(23)、「ミワさんなりすます」(23)、「グレイトギフト」(24)、「Believe-君にかける橋-」(24)、映画『罪と悪』(24)、『サラリーマン金太郎〜魅〜』(2/7公開)などがある。
[Instagram]@tomohiro_ichikawa_official
大倉空人(原因は自分にある。)
ダンスボーカルグループ『原因は自分にある。』のメンバーとしても活動中。
2019年、ドラマ「モトカレマニア」にレギュラー出演し、俳優デビューを果たす。2023年には、ドラマ「君となら恋をしてみても」でW主演、映画『ヒッチハイク』単独主演を務める。その他主な出演作に、「FAKEOTION -たったひとつの願い-」(21) 、「ムチャブリ!わたしが社長になるなんて」(22)、「マイ・セカンド・アオハル」(23)、「ひともんちゃくなら喜んで!」(23)、「素晴らしき哉、先生!」(24)、映画「他人は地獄だ」(24)などがある。また、現在放送中のドラマ「レッドブルー」、ドラマ「トーキョーカモフラージュアワー」にも出演中だ。
[Instagram]@takato.okura412
―INFORMATION―
【ドラマ「あらばしり」】
放送:読売テレビ・ドラマDiVEにて毎週木曜深夜24:59〜
放送局:福島中央テレビ、中京テレビ、福岡放送、鹿児島讀賣テレビ、青森放送 で放送予定 読売テレビでの放送後TVerにて無料見逃し配信
出演:藤原樹、⻄山潤、市川知宏、大倉空人、吉田健悟、⻘山凌大、後藤拓磨
原作:「あらばしり」(講談社「マガジンポケット」所載)
演出:⻑尾くみこ 伊藤彰記
脚本:ニシオカ・ト・ニール
オープニング主題歌:KAZ「Second Wave」(rhythm zone)
エンディング主題歌:原因は自分にある。「多分、僕のソネット」SDR
音楽:櫻井智子
製作:「あらばしり」製作委員会
制作:日テレアックスオン
©タクミユウ・橘ケンチ・平沼紀久/講談社/「あらばしり」製作委員会
【STAFF CREDIT】
<藤原樹>Hair&Make-up:oya(KIND) 、Styling:吉田ケイスケ
<西山潤>Styling:川久保はるか
衣装クレジット:シャツ ¥36,020、パンツ ¥37,180/PETTY(Apartment Complex/eyes.press.room@gmail.com)、その他スタイリスト私物
<市川知宏>Hair&Make-up:亀田雅、Styling:青木紀一郎
<大倉空人>Hair&Make-up:SUGA NAKATA、Styling:TAKURO
衣装クレジット:中に着たシャツ¥64,900(THE JEAN PIERRE/アドナスト ☎03-5456-5821)、その他スタイリスト私物
Photo:須田卓馬、Text:Kyoko Fuse