<イベントレポ>三山凌輝、メンバーからのコメントに「BE:FIRSTっていいやつらなんですよ」映画『誰よりもつよく抱きしめて』完成披露試写会&PREMIUM EVENT



内田英治監督の最新作【誰よりもつよく抱きしめて】が、2025年2月7日(金)よりTOHO シネマズ 日比谷ほかにて全国公開される。公開まで約2週間に迫った1月26日(日)に【完成披露試写会&PREMIUM EVENT】が開催され、主演のBE:FIRSTメンバーRYOKIとしても活躍中の三山凌輝、乃木坂 46の久保史緒里、ファン・チャンソン(2PM)、穂志もえか、永田凜、北島岬、竹下優名、内田英治監督が登壇。さらに、劇中で書店員を務める月菜役の久保による絵本の朗読や、チャンソンの歌唱ライブ、加えて主題歌を務める BE:FIRSTがスペシャルゲストとして登場し、本作のために書き下ろされた「誰よりも」を本イベントで初披露した。

舞台挨拶



ついに完成披露を迎えたこの日。改めて心境を聞かれると、主演の三山は「キラキラした皆様がいらっしゃると同時に、作品の内容はすごく受け止めるものが多かったりするから、キラキラだけじゃなく、内田監督率いるこの作品がほんとに素晴らしい内容のヒューマンストーリーだよってことを改めて会場の皆さんが少しでも何か人としての感情を受け取ってくれたら嬉しいかなと思っております。」と言葉にした。

久保は「ついにこうして今日初めて皆様の元に届いたっていうことをまずすごく嬉しく思います」とまず一言。この日をを迎えるにあたってすごく緊張していたそうだが、観客に作品の反応を伺うと大きな拍手が沸き起こり、それを聞いて「ありがとうございます。本当にいろんな人物がいて、ここにいる皆さんもこれまでいろんな経験をされてきた中で、刺さる瞬間だったり、刺さる人物だったり、いろんな思いがあれば嬉しいなという風に思います。」と投げかけた。

このイベントのために韓国からかけつけたチャンソンは、舞台挨拶の規模の大きさにびっくりしながら「こんなでかい会場で映画見て、一緒にこういうイベントするのはめっちゃ気持ちいいです。」と笑顔を見せた。



三山・久保・チャンソンの3人がそれぞれ一緒のシーンが多かったという本作。しかし、いざ3人が集結すると三山いわくお葬式のような空気が流れていたそう。その理由を聞かれると、あまり心を開かないタイプだという久保は「心を開いたのは本当なんですけど、お2人がオープンすぎて開かざるを得なかったというか・・・」と2人のコミュ力に戸惑っていたからなのだとか。

チャンソンからは「久保さんと2人でいて、その後凌輝が来たら話が多くなって、僕の2人でいたときはそんなに長く喋らなくてなんだろうって。」と追い打ち。「最初のころはご一緒するのが三山さんとのほうが多かったので。三山さんのおかげで、チャンソンさんともその後2人のシーンでもすごい話せるようになりました。」と明かした。



続いて、内田監督からは各キャストへ撮影を振り返った感想をトーク。チャンソンへは「日本語が上手すぎる」と語り、三山へは「アメ車みたいな方」と現場を盛り上げるパワーあふれる姿を形容。「最近日本も元気がないし、こういうタイプってあんまりいないから、今の日本に必要な人ですね」と絶賛した。

役作りに関しても深堀り。恋人に触れたくても触れられない繊細な感情を抱える水島良城を演じた三山は「それこそ強迫性障害だったり潔癖症っていうものを重ね合わせて、すごく考えさせられる役だったんですけども、撮影時期の頃は自分自身も悩んだりとか、低空飛行の状態だったりとかが続いていたタイミングだったので、すごく役と出会うタイミングはむしろ良かった思ってまして。その自分の思考だったりとかを良城に重ね合わせながらだったりとか、より深く良城を理解できる瞬間が時期的に多かった」と振り返る。

監督からも「当初想像してたより思考回路が70歳ぐらいのベテラン俳優みたい」「すごく準備をちゃんとされていた」と役へ真剣に向き合っている姿を評価した。



恋人に触れられないけど寄り添うという苦しみのある桐本月菜を演じた久保は「やっぱり触れられないっていうのはすごく大きな壁というか、熱を感じられないっていうのはすごく難しいことだったと思うんですけど、だからこそ心の距離感とか心の温かさみたいな、信頼とか絆があったからこそ、月ちゃんと良くんって長いこと一緒にいたんだろうなっていうのをずっと考えていたので、それもあって現場ではなるべく心の距離みたいなのをなるべく縮めなくてはと思って、たくさんコミュニケーションを取らせていただきました。」とコメント。

内田監督の作品には3度目の出演になるということで「今作っていうのは1番撮影期間に一緒にいる時間が長かったので、1番緊張しました。」と振り返る。また一番印象的に残ったこととして「自分がアイドルをやりながら俳優業をやらせていただいてるっていうことへのちょっとした思いみたいなのを打ち明けた時に、それに対する返答っていうのがすごく自分にとっては宝のようなものだったので、これからも頑張ろうと思える言葉をいただきました。」と勇気づけられたことを明かした。



ミステリアスな魅力を抱えるイ・ジェホンを演じたチャンソンは、本人が「練習生の時の暗い過去」と称する練習生時代に感じた思いと通ずるものがあったそうで、その記憶と監督とのコミュニケーションで役作りをしていったと語った。また、料理シーンでは代役を監督が用意していたそうだが、チャンソンが料理が得意だったため必要がなく、すべてチャンソン自身が料理していたのだとも。



同じく強迫性障害を持つ村山千春を演じた穂志は「事前に内田監督とお話させていただく機会があって、その時に強迫性障害って言っても人によって症状の出方とかも様々だから、私は千春に出てる症状だけに集中して、同じようにビニール手袋をつけて生活したり、除菌グッズをいっぱい持ち歩いたりとかはしてました。」とプライベートから役作りに取り組んでいたと明かした。

そんな生活をしてみて改めて「今この世の中に生きる上で、いつ誰が良城や千春みたいな状態になってもおかしくないと思っているので、この映画は特別な病気の人の話じゃなくて、皆さんもしくは皆さんの周りにいる大切な人のお話だと思っていただけたら嬉しいなと思った」と言葉を添えた。



そんな穂志からも三山に「会話のキャッチボールの3球目くらいでタメ語。ギャルでしょ!」「コミュ力お化け」と三山のコミュ力の高さに言及。その上でロケで深い話をしたことを回想し「本当にしっかりしてる。4個下っていうことを忘れちゃうぐらい本当にしっかりしてる。」と絶賛した。



永田は「先程の方たちの役とは全然真逆で、はっちゃけていてムードメーカーみたいな、月菜を引っ張るような約だったんですけど、あんまり深く考えることはなくって、楽しそうに月菜を引っ張っているような役だった」とコメント。



MCの山本博(ロバート)から劇中での「ハロー海!」のセリフが印象的だったと伝えられると、この言葉はアドリブであったと明かし、MCから「素晴らしい!」と絶讃されていた。



本作が初めての映像作品への出演だという北島は「三山さんたちが楽屋ですごい優しく話しかけてくれて、緊張してた僕からしたらありがたくて、監督も含めスタッフの皆さんも優しくて、すごい楽しく演技できたなっていう風に思います。」とフレッシュなコメント。




三山が「久々に二人に会って身長が倍になっている」と口にすると、キャスト・MCから総ツッコミ。笑いを誘いながらも、お兄ちゃんのように面倒見よく接していたと撮影中のエピソードが語られた。



同じく竹下も「撮影の待ってる時間とかに久保さんと三山さんがすごく優しく話しかけてくださって、もうすぐ撮影あるんだなって緊張してたんですけど、2人のおかげで緊張も解れたし安心して撮影に臨めました。」と語った。



イベント中盤、作品のタイトルにちなんで「今、誰よりも強く抱きしめたいもの」を発表。三山は「チャンソンです!」と答えると、すかさずチャンソンからぎゅっと強く包容していた。

久保は「私、餃子が大好きで。餃子。はいもうそれこそ凛ちゃんと一緒に餃子フェスに行くぐらい作るのも大好きで食べるのも大好きなので、手作りを皆さんに食べてほしいです。最近は春菊の餃子にはまってます。」。穂志は「猫が可愛くて。落ち込んでも猫さえいてくれれば幸せ」と語り、永田は「寝ることが一番好きなので、とりあえず布団の中に入ったらなんでも解決するだろうと思ってるので。最近はちょっといい枕を探そうって思っています。」と回答。



音楽を聴くのが好きだという北島はヘッドフォンをチョイス。「ずっとBE:FIRSTさんの曲を聴いてます。会ったときから(三山が)良い人過ぎて、そこからもう大ファンになって。」と三山およびBE:FIRST愛を告白した。

すると三山は「本当に今日可愛くてびっくりしたんですけど、朝会ったのにもう1回楽屋までわざわざ来てくれて、どうしたのって聞いたら、僕がつい最近発売させていただいた写真集を持って『サインください』って。」戸惑いすぎちゃって、他のメンバーのやつ持ってこようか?って(笑) 僕もすごく嬉しすぎて緊張しちゃって、楽屋で2人でしどろもどろになってました(笑)」と北島との意外なやり取りを明かした・

竹下は穂志と同じく猫。「おばあちゃん家にいる猫ちゃんで、3匹いるんですけどほんとに可愛くて、疲れた時に猫ちゃんを抱っこすると癒されます。」とコメントすると会場からは「かわいい!」の声が、内田監督は、息子役で出ていた子役を指名。「めちゃめちゃ可愛くて、この前別作品で呼んだら倍の身長になってました」と三山の言葉に乗っかって会場を盛り上げた。

最後はチャンソン。溜めに溜めて「凌輝ー!」と大きな声で叫ぶと再び熱いハグを交わしていた。



舞台挨拶終盤、内田監督は「今から重要なことを言います。皆さん、今日だけ観たのでは意味がありません。自分の映画では毎回言っているんですけど、映画は最初の3日間が重要です。最初の3日間に映画館へいきましょう。よろしくお願いします。ぜひ応援していただきたいんですけど、というのもこの映画自体若い人とやりたいと思って、すごい信頼がおける若者たちとやったんで、若い子たちっていうのはやっぱりベテランの人たちと比べていろんな部分で力がなくてそれをみんなでバックアップしてほしいです。映画っていうのはバックアップすればするほど伸びていくので、ぜひこのみんなを応援すると思って、全員でよろしくお願いします。」と観客へ向けて力強く呼びかけた。

ステージパフォーマンス



舞台挨拶後には久保の絵本の朗読やチャンソンによる「I’m your man」「Go Crazy(ミダレテミタイ)」2曲のライブパフォーマンス、そしてBE:FIRSTによる本作の主題歌「誰よりも」が初披露された。

BE:FIRSTのメンバー7人が揃い、改めて三山は「なんか変な気持ちですね。横並びにメンバーが常にいて、自分の出演させていただいた作品で自由に書かせていただいた歌詞で、7人でこうやって歌うのは新鮮な気持ちとともに、自分の書いた曲を、それぞれ僕の知っているメンバーが、自分たちの中のアーティシズムと思いをそれぞれ馳せながら歌ってるっていうのが個人的にすごく感動したなっていう思いです。ありがとうございます。」とメンバーそれぞれに感謝の気持ちを述べた。



メンバーも一人ずつコメント。SHUNTOは「この作品自体は結構前から見させていただいて、今日も楽屋の方で映像で見ながら準備してたんですけれども、やっぱ見た後に歌わせていただくってなると、すごい自分も来るものもあって、RYOKIの思いとかも背負いながら今日は歌わせていただきました。ありがとうございます。」とパフォーマンスでの想いを口にした。



LEOは「映画を見てエンドロールで1回流れてるじゃないですか。その後に歌うというのがあんまり僕たちも経験ないので、すごく緊張しました。自分たちのステージとは違う感じがして。こういう舞台に立たせて頂けるのはRYOKIのおかげなので感謝しています。」と三山に感謝のコメント。

三山が「ずっとお酒飲んでる休日のおじさんかってくらい」と称するほど、楽屋での映像にツッコミながら観ていた様子が暴露されていた。



JUNONは「さすが演じた人だなっていうリリックを、映画見終わった時に余韻を感じさせるような曲になったなって歌いながら思っていました。」とJUNONらしいワードチョイスで楽曲への感想を表した。



SOTAは「撮影の時もBE:FIRSTも100で頑張ってくれていたRYOKIを知っているので、改めてこういう場が迎えられたことを自分のように嬉しく思います。」と誇らしげな表情に。「俺は触れるから」と三山にタッチする可愛らしい一面も。



RYUHEIは「撮影中もメンバーの現場に来ると『今日こういう撮影だったんだ』みたいな話をしてて、経験がないので僕としてはやっぱすげえな、両立してるんだなっていうのをすごい実感できて、かっこいいなって思いました。この楽曲に対しての熱意っていうのも、歌詞とかがあがってきたりして、本当にいい作品が生まれたんだなっていう風に改めて思います。」と嬉しそうに語った。



MANATOは「BE:FIRSTでのRYOKIっていうことしか知らなくて、今回の俳優・三山凌輝としてリアルタイムでも同じステージに立っているのが不思議な感覚だなと思いつつ、同時に彼が書いたリリックっていうのあったので、映画を観てもう1回歌詞を見ると、解釈の深さがどんどん変わってくるとすごく感じた作品だなって感じました。」としみじみ。

そんなメンバーのコメントを聞き、三山は「BE:FIRSTっていいやつらなんですよ。勘違いしてほしくて。なんか人としていいやつなんですよね。」「色んな節目でこうやってメンバーのとこに戻ってきたりとか、メンバーと一緒に何か1つのクリエイティブだったりとかパフォーマンスをしてる時に、ふとやっぱすごく思うんですよ。とりあえずこいつらっていいやつだなって。今日のパフォーマンスで7人で歌いながらそれをすごく感じて、すごく僕も今日1日すごく幸せな日だったなって思いました。」とメンバー愛を強く語った。

そして最後に久保と三山からメッセージ。久保は「今日こうして無事に皆さんの元にこの作品を届けることができて、すごく嬉しいです。先ほど監督もおっしゃってくださったんですけれども、ぜひ今日だけじゃなく映画の公開を迎えましたら、皆さんもぜひまた劇場で観ていただけたら嬉しいなという風に思いますし、スタッフの皆様もそして共演してくださった皆様も全員でいろんな気持ちを込めて繊細に作り上げた作品なので、どうか皆さんにも届いたら嬉しいなという風に思います。今日は本当にありがとうございました。」と投げかけた。

三山は「この映画『誰よりもつよく抱きしめて』はですね、 本当にいろんなキャラクターだったりとか、個性豊かなストーリーになっておりますけど、すごくわかりやすく、どんな人にも当てはまるような、生きていく上での人と人同士のすれちがいでしたりとか、理解しようとしても受け入れたくても、受け入れがたい・理解できない、そのもどかしさみたいなものをすごく分かりやすく、今回はラブストーリーという形で描いてますけども、ある種ヒューマンストーリー、人間の心の奥を描いている作品になっていますので、皆さんも生きている中で絶対に引っかかる部分だったりとか、モヤモヤする部分にそっと寄り添える作品になってるんじゃないかなと思っております。その最後にBE:FIRSTとして主題歌『誰よりも』を歌わせていただいて、BE:FIRST7人で少しでも感情移入を支えるような楽曲になっていると思いますので、皆さん楽しみにまた映画館にご来場いただけたらなと思っております。よろしくお願いいたします。」と主題歌ついても触れながら作品への想いをまとめ、本イベントは幕を閉じた。

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<ストーリー>
鎌倉の海沿いの街で同棲する、絵本作家の水島良城(三山凌輝)と書店員の桐本月菜(久保史緒里)。学生時代から付き合ってきた二人は、お互いのことを大事に思い合っているが、良城は強迫性障害による潔癖症を患い、恋人の月菜にも触れることができず、手をつなぐことすらできない日常が続いている。ようやく治療を決意した良城は、合同カウンセリングで初めて同じ症状を抱える女性・村山千春(穂志もえか)に出会う。思いを共有できる相手に出会えたことを喜び、千春との距離を縮めていく。仲睦まじく思いを共有する二人の交流を目の当たりにし、月菜はショックを受けてしまう。二人の溝がどんどん深くなっていくなか、月菜の前に、恋人と触れ合っても心が動かない男・イ・ジェホン(ファン・チャンソン)が現れる。愛する人と触れ合うことがままならない者たちがすれ違い、ぶつかり合い、関係が交錯していく―。

■詳細
【映画「誰よりもつよく抱きしめて」】
原作:新堂冬樹「誰よりもつよく抱きしめて」(光文社文庫)
監督:内田英治
脚本:イ・ナウォン
出演:三山凌輝、久保史緒里(乃木坂 46)、ファン・チャンソン(2PM)、穂志もえか、永田凜、北村有起哉、北島岬、竹下優名、酒向芳
配給:アークエンタテインメント

©2025「誰よりもつよく抱きしめて」HIAN /アークエンタテインメント

Photo・Text:Shohei

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