「こんなに愛で笑い、愛で泣いたことは初めてだと思います。」中島健人主演映画「知らないカノジョ」完成披露試写会開催<イベントレポ>



中島健人主演、milet映画初出演にして三木孝浩監督の劇場公開最新作【知らないカノジョ】が2025年2月28日(金)より公開となり、1月22日(水)に本作の完成披露試写会が開催された。

主演の中島健人をはじめ、milet、桐谷健太、風吹ジュンらメインキャストが集結。初お披露目となる本作の見どころや撮影秘話を語った。



大学時代に出会い、お互い一目惚れして結婚した<リク>と<ミナミ>。それから8年、小説家を目指していたリクは、歌手の夢を諦めたミナミのサポートのかいもあり、一気に人気のベストセラー作家となった。全てがうまくいっている、そう思っていたリクだったが、ある朝目を覚ますとミナミの姿はなく、出版社に打ち合わせに行くも出会う人々と全く話がかみ合わないことに戸惑いを覚える。なんと人気作家だったはずの自分は文芸誌のいち編集部員になっており、街には天才シンガーソングライターとして活躍する、自分とは知り合ってもいない“前園ミナミ”の姿と曲が溢れていた――。

主人公の神林リクを演じるのは、中島健人。本作では一変した世界で大切な人を取り戻そうと奔走し〈本当の愛〉を知っていく、等身大の役柄を共感性豊かに演じ、新境地を魅せる。ヒロインの前園ミナミを演じるのは、シンガーソングライターのmilet。本作が映画初出演となり、夢を諦めた孤独な妻とカリスマ・ミュージシャンという振れ幅の大きい難役に挑戦。メガホンを取ったのはあらゆる世代の心に響く珠玉のラブストーリーを送り出してきた名手三木孝浩監督。その確かな演出力のもと、唯一無二のラブスト―リーを織り上げている。さらにリクとミナミの人生を取り巻く登場人物として、桐谷健太、風吹ジュン、眞島秀和、中村ゆりか、八嶋智人、円井わんら実力派俳優が集結した。

はじめに中島が「リクを演じました中島健人です。僕のこの映画に出てきた人生の中で、こんなに愛で笑い、愛で泣いたことは初めてだと思います。なので、この知らないカノジョから溢れ出る誰かを思うことの大切さ、皆さんにぜひ今日はお届けしたいと思っております。」と挨拶。中島はこの作品で1つ願いが叶ったそうで、「念願の三木組に入ることができました!」と三木監督の作品に出演できたことを喜んでいた。それに対し三木監督は「僕もです。健人くんともう10年前からご一緒したかったという話をしていました」と、すると中島は「憧れだったので。三木さんに自分のナチュラルな部分を引き出していただきたいなって俳優として思っていたので、今回機会をいただけてとても幸せでした。」と笑みを浮かべて語った。



それに対しMCから監督として中島の演技を見た感想を問われ「せっかく今回初めてご一緒するんだから、まだファンの皆さんも知らないこう健人くんの姿を出したいなと思ってて。もちろん皆さん、パブリックイメージ的には僕もそうなんですけど、割とパーフェクトアイドルというかそういった部分もあるんですが、弱さだったり、素直な中島健人ってこんなにキュートなんだっていうのをこの映画でもたっぷり撮れてるので、ぜひそこを観ていただきたいなっていう風に思います。」と、中島は「ほんとに自分のナチュラルな部分と、素の部分、赤裸々な部分を監督に切り取られているので、正直観られるのが恥ずかしいです。それぐらい今回、自分のありのままを劇場に、そして監督にしっかり表現したので、どういう風に、印象を皆さんに受け取っていただけるかわからないんですけど、自分の中では見たことのない自分に、たどり着けた気がするし、それが自分の素だったのかもしれないです。それを三木監督に引き出してもらえたってのは、すごく嬉しかったですね。」ハニカミながら話してくれた。

また完成した作品を観た感想を問われ「はじめて観た時はなんて言うか、自分自身主観で観れず客観的に観てて、『うわ、俺こんな表情してたんだ。』って。もうなんかスッピンを見られるぐらいの恥ずかしさというか。でもやっぱり人間ってこうだよな、いろんな喜怒哀楽の表情をちゃんとこう生きて、それが時間を経て自分を成長させていくっていうのが人生だよなって思ったので、僕は監督が描いた2時間の中で人間として成長できたんじゃないかなって思います。」と言うと、監督が「でもこのカッコ悪さだったり弱さだったりを見せる健人くんがこんなにも、愛おしいんだっていうのがわかります。」と可愛い可愛いと何度も中島に対して言っていた。



また、中島と共演し映画初主演となったmiletの曲について触れると中島は「(曲を)聞きました。どうでした。いやもう何度聞いてもこう、涙腺を緩まされるというか、今までの、miletさんの曲ってもちろん全てが素晴らしいんですけど、今回は、この『愛してる』に関してはやっぱりこう、ミナミというフィルターを通して制作をされているので、よりイノセントで、違った形で耳に入ってくるというか、自分の心の中のほんとに心地良いちょうど良い、そして涙腺を緩ませる部分にこうみれいさんの音色がさしてくるので、何度も撮影中、心を揺らされ涙した記憶があります。」と曲を絶賛した。

さらに本作で三木監督作品3作目となる桐谷は、プライベートでも中島と仲がいいようで「仲良しこよしです!」と笑いを誘い、それに対し中島が「僕のパーソナルな部分を色々とプライベートでもお話ししているので、本当に兄貴みたいな感じです。だから逆に作品の中で全く嘘のない感情で接しているから、セリフもナチュラルにできたし、桐谷さんに会えるって言うのが自分の中で嬉しくって、今回の作品でも温かい空気感になっているんじゃないかと思います。」と、二宮和也が主演を務めた『ラーゲリより愛を込めて』以来桐谷と再度共演できたことを喜んでいた。



それに対し桐谷は「この台本をいただく前に、映画のオファーが来たよって、あ、三木さんと健人、おおmiletさん!って、どうやら最初の方、大学生らしいみたいな。で大学生!? って。もしもと言うより、まさかと思いました。もしもの世界よりまさかの世界。蓋を開けてみたら4浪している大学生っていう。大学8年生。にしてもですよ。やりたいなと思いました!はい!堂々と大学生をやらせていただきました。」と映画の設定を楽しんだそう。それに対し中島は「またキャンパス一緒に歩きましょうね。」と言うと桐谷が「だな!」と2人とも楽しそうに笑い合っていた。



そして中島・miletともに初共演となった吹雪は「素敵な2人と出会えて、ミナミとリクが可愛くて。おばあちゃん役だったんですけど、ほんとうに幸せな時間でした。」と2人が本当の孫のようなそんな感覚になったそうだ。

ここで映画のタイトルに引っ掛けて、共演者同士知らないことをタレコミという形で発表するというコーナーが設けられ、監督から中島が本番前にうるうるになっていたことが明かされ、「撮影中、なんならリハーサル中だったんですが、最後のライブシーンをミナミが出てきて歌うシーンをリクが目撃するという場面だったんですが、そのリハで歌う前ですよ。なんならミナミが出てくる前から、健人くんがもううるうるな状態で。いやいやいや、待って待ってって。まだ歌ってないし。なんかこれまでの撮影の走馬灯が頭をよぎって感情が溢れちゃって。リハで『これ1曲聞いたらやばいぞ』ってなって。だけどミナミはリハをしなきゃならないから歌う、と。」いうと中島が「僕があまりにもちゃんと感情移入しすぎちゃったせいで、ミナミを見るだけで泣いてしまう状態になってしまったから、三木監督が僕のところに駆け寄ってきて、『帰ろうか』って言われて、本番前に帰されました。」と感情をコントロールできるようにと、家に帰されたことを明かした。また「1日長い撮影だったので、僕のカットがくるのがちょうど6〜7時間後だったのかな。でその間、僕1回家に帰ってますからね。」と笑いを誘った。それに対し監督が「それこそ健人くんのファンがみてないかもしれない健人くんの姿かもしれないです。ピュアな涙なんですよね、ほんと。心が自然と動いて流す涙<ピュアケンティー>な愛おしさです。」と中島本人が恥ずかしさを感じてしまうほどのピュアな涙を観ることができると明かしてくれた。

さらにタレコミが続き『アドリブでチュー』という桐谷からのタレコミがあり「タレコミも何も、シーンとして映像に残ってるんですが、僕が演じる梶がいい案を出すんですよ、映画の後半ぐらいに。その時リクが喜ぶっていうシーンで台本にはないんですが。そのシーンのリハテストからいきなりチューされて。」というと中島が「え?誰?誰に?」というと桐谷が「あなた!ものすごい大胆な子だなと思いました。」と驚いたそう。それでも普段から仲のいい2人だからこそ、初対面の共演ではちょっと現実的ではないと思われる、そんな演出が映像にいい風に反映できたと納得の演技になったそうだ。

ちなみにリハーサル前に事前に監督にだけはチューをしてもいいか、中島から確認があったそう。また最後のタレコミでは中島からmiletがめちゃくちゃ足が速いことが明かされ、中島が「運動神経いいんですよ、こう見えて。想像の1000倍速い。僕の中でのイメージではmilet=走らないと、ずっと中央に立って音を届ける人っていう。なのでああいう走り方するの、miletかトム・クルーズかぐらいですね(笑)」と相当本気の走りをしたことを明かした。



最後に「僕自身、映画人生の中で10本目の出演作品となっています。10本目で三木監督と作品をご一緒でき、念願叶って、夢叶ったことが本当に嬉しいです。普段気付けない大切な何かに気づける、そんな愛情溢れた作品になっています。皆さんに愛情とはなんなのか?ということをフィルムを通してしっかりお届けできる、そんな作品です。皆さんの心の奥底に届きますよう、しっかりと僕もこの思いに願いと込めています。ぜひとも愛してください。」と中島が挨拶しイベントは終了した。

■詳細
【映画『知らないカノジョ』】
公開日:2025年2月28日(金)全国ロードショー
出演:中島健人、milet、桐谷健太、中村ゆりか、八嶋智人、円井わん、眞島秀和、風吹ジュン
監督:三木孝浩(『今夜、世界からこの恋が消えても』『きみの瞳が問いかけている』)
原作:『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』(原題:Mon Inconnue)(ユーゴ・ジェラン監督/2021年)
配給:ギャガ

<ムビチケ>
価格:1,600円(税込)
発売日:2024年12月13日(金)
販売:ムビチケ前売券(カード)
※発売開始時間の詳細は、発売予定の各劇場にお問い合わせください。
※一部劇場を除く

©2025『知らないカノジョ』製作委員会

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