<イベントレポ>八木勇征(FANTASTICS)・井上祐貴・櫻井海音・椿泰我(IMP.)・木村監督の5人が初集結!同世代の仲良しエピを語る♪ 映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』完成披露上映会



鈴木おさむが原作・脚本を務める、切なく優しい青春映画【僕らは人生で一回だけ魔法が使える】が、2025年2月21日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国の劇場にて公開される。公開までちょうど一ヶ月に迫った1月21日(火)に【完成披露上映会】が行われ、主演・八木勇征(FANTASTICS)、共演・井上祐貴、櫻井海音、椿泰我(IMP.)、監督・木村真人が登壇した。



5人が揃うのは本イベントが初。冒頭、椿が「IMP.の元気印。ふたつの筋肉がバキバキ、ツーバキバキ!椿泰我です!」と元気よくグループの挨拶を披露。「この空気の中、この自己紹介ギャグをやるか否かすごく悩みまして。こういう上演前の登壇も初めてなのですごく緊張していますが、上演前に少しでも楽しい時間をお届けできればなと思います。」と挨拶した。そんな明るい挨拶もあって、和やかなムードの中、イベントは幕を開けた。



一般の方に初披露となるこの日。監督は「早く見てほしいってずっと思っていた編集期間だったので、こうやってたくさんの方々に集まっていただいて、すごくワクワクしてます。ほんとに感無量です。早く皆さんにも見ていただいて、あの感想を共有できたら嬉しいなと思っています。」と胸を躍らせた。



作中での苦労したことについて聞かれると、八木は「(演じた)アキトと同じように、僕自身もこの作品に対して強い思いを持ちながら、まずは本読みの段階から挑みましたし、そこで本読みでは味わったことのない、本読みをしてるのに本読みをしてないかのような、まるで本番を撮っているかのような感覚にそのときになりました。ちょっと気負ってはいたんですけど、ほっとしたというか、このキャストの皆さん、スタッフの皆さんとなら、このヒューマンドラマをいいクオリティで皆さんに届けられるなと思いました。だからこそ、僕もアキタのように強くこの作品に取り組みました。」と作品への熱意を明かした。



子どもの頃の回想シーンの撮影シーンが印象的だったという井上は「ハルヒは一生の宝に出会ったなっていう風に心の底から僕自身も思えたし、ハルヒもきっとそれ以上にそれを感じて、ここまで育ってきたんだろうなって・・・幼少期のシーンを見て、よりくっきり鮮明にハルヒ像みたいなものが出来上がった感覚がありまして、そういうとこにも注目してみていただけたらなと。とてつもない偉大な優しさを持ったキャラクターだと思っております。」と自身が演じたハルヒについて振り返った。



サッカー選手になる夢を諦めざるを得なくなったナツキを演じた櫻井は、自身もサッカー経験者で「今でもできる時は週5・・・多いか(笑) 仕事がない時はですよ!顔出せるところが週5ぐらいあるんですけど」とサッカー愛を吐露。「それぐらいやっぱサッカー好きだったので、今回その役でサッカーを演じれるっていうのが何よりも嬉しくて、多分1番NGを多く出したのがサッカーでしたね。こだわりすぎちゃって。それぐらい気合いを入れて撮ったので、ぜひそこも注目していただければなと思います。」と映画の見どころをプッシュした。



椿は「まず行っておいたほうがいいなと思うのは、登壇してる僕とは到底違うユキオが出てくるんですけど、だいぶちょっとビジュアルが変わってしまいまして(笑)」と、監督からは二度見、ほかキャストからも「ユキオがちょっと垢抜けたね」と言われるほど、ビジュアルチェンジしていることに言及。自身が高校生のときにはすでに仕事を始めていたこともあり「お芝居っていう意味じゃなくて、純粋に高校生としてすごく楽しい時間を過ごせたなっていうのは感じました。」と笑顔で語った。


左:ビフォー、右:アフター

また、初日に監督から歩き方を注意されたことが印象的だったそうで、ビフォーアフターをその場で実演。「(監督に)『高校生だよ!?』って言われて『この村にそんな人いないよ』って『いや、僕、高校生の時からこの仕事だったんですよ!』って言ったら『うるせえよ(笑)』って言われて『高校生はもっと下向いて、猫背で、かかとをするんだ!』って言われて、歩き方講座をしていただいて・・・映像作品のお芝居が自分が20年ぶりとかだったので、もう1回0から学びながら、挑ませてもらったなっていう思い出もありますね。」と楽しげに振り返った。加えて「全く無意識で歩いていての注意だったんで、めちゃめちゃ恥ずかしかったです。」と生粋のアイドルだからこその照れた様子も垣間見えた。



さらに、同世代が集結した撮影現場だからこその仲良しエピソードをトーク。聞いていた楽曲や観ていた番組・ドラマが一緒だったことや、小道具の駄菓子を見て「懐かしい!」などと盛り上がったそう。井上が「中身のない会話しかなかったんじゃないかぐらい(笑)」と話すと、八木は「高校生の大体の会話は中身なんてない!それを体現してましたね」とフォローする場面も。

撮影の裏話では、八木と櫻井が大浴場のサウナでばったり遭遇したことや、二人乗りしていた自転車のタイヤが壊れたこと、たくさんの蜂が現れたといったハプニングについて言及。蜂に関しては、スタッフが虫網を持って助けてくれていたそうだが、その光景を見た椿が「そのときの男4人みんなちっちゃかったですね。誰も俺に任せろみたいなタイプもいなくって。蜂にビビってる俺たち、ちょっと情けない感じでしたね(笑)」とキャスト4人とも蜂の前では無力であった可愛らしいエピソードを明かしてくれた。



続いて、本作にちなんだお題トークを実施。1つ目のお題は「18歳〜20歳のときに夢見ていたこと」。八木はサッカー選手を目指していたそうだが怪我によって挫折してしまったそう。「入ってままもないけどなかなか厳しいのかなって思っていたら、僕の所属してるFANTASTICSっていうグループのボーカルを決めるオーディションが開かれるっていう、情報が入りまして、人生初めてオーディション受けたっていう年でもあったんで、18歳から20歳っていうのは、ものすごく僕の人生も大きく変わったし、ものすごく濃い時間を過ごした年代だったんじゃないかなと思います。」と所属グループへ加入のきっかけになる出来事を明かした。

当時は何も考えていなかったという井上は「しいて言うなら早く大人になりたいなってずっと思ってた時期だったなと思いますね。とにかく実家を出て1人暮らしがしてみたいとか、自分で働いて、自分で稼いだ、お給料とかで何かを買ってみたいとか、大人になりたい、自立したいっていう思いがすごい強かった時期でした。」と振り返る。MCから「なりたかった大人になれてますか?」と尋ねられると「今はあの時期の自分に胸を張って『今こうなってるぞ!』って言えます。だからなれてるのかもしれない。」と真っ直ぐな瞳で語った。



櫻井の小さなころの夢は八木と同じくサッカー選手だったそうだが、18歳〜20歳のときにはバンドに熱中していたとか。「音楽やりたいって中3ぐらいの時になりまして。バンドをずっとやってたんですけど、ちょうど18から20の時ってコロナ禍でライブができなくなってしまって。その時に1人の仕事のオファーをいただいて、そこにチャレンジしていったら今こうやってステージに立てているので、こういう世界に飛び込んでいったからこそ今の自分がいるし、音楽をやってた時から何かを自分が表現する仕事をやりたいっていうのは思っていたので、そういう意味では叶っているのかなという風に思いますね。」と現在の自分に繋がるエピソードを語ってくれた。



「ステージに立ちたい」という気持ちはずっと変わらなかったという椿。「3歳でダンスを始めて他の夢とか目標が見つかったことがなくって、でも18から20のタイミングはやりたくないというよりは、辞めなきゃいけないのかなっていうことで、大学受験とかいろんなことも考えていました。結果的には大学も行ったけれども、今こうやってステージに立っているし、IMP.というグループで活動しながら映像作品にも携わらせてもらったりとかっていう目標に対して18歳〜20歳っていうのは色々葛藤しながら他のオーディション受けながらもすごく考えていた時期ではありました。そういう意味では、今26歳になってこのステージにいる自分のことを俯瞰で見てみると、すごく夢が叶って良かったなと思いますね。」と感慨深い表情で自身について話した。



もう一つのお題は「もしも一回だけ魔法が使えるとしたら何に使うか」。トップバッターの監督は「この映画が大ヒットしてほしい」「大ヒットしたらまたこのメンバーとスタッフでこの映画をつくれたらいいな」と感動的な回答。ふざけた回答も用意したと「一週間ずつメンバーと入れ替わりたい。黄色い歓声を浴びたい」と華やかな4人のキャストに向けて言い放った。

続いて椿は、冒頭の挨拶を振り返りながら「18歳のときに戻って、初めて披露した“ツーバキバキ”をやめてクールキャラ路線に変えたい」と語り、笑いを誘った。「今はもうツーバキバキに誇り持ってますけども、あの日にやったことによって、僕のキャラクターっていうのが1つ大きく固まったので、せっかく魔法使えるんだったらあのときにツーバキバキじゃなくて椿ですって言って、路線をそっちにしとけばよかったなって」と言いつつ「今はこれがすごく落ち着きます。」と現在のキャラクターの居心地の良さに笑顔を見せた。




櫻井は、会場に訪れたファンのカンペがよく見えなかったようで、じっと見つめつつ「視力を上げたい」と回答。『もし魔法が使えたら、1.鳥になる、2.年中焼き肉食べ放題』というカンペに「鳥になりたいですね!」と即答。「焼き鳥が好きなんですね。好きだからこそどういうふうに育ってきたのかとか、ちゃんと環境は整っているのかとかっていうのを身をもってして経験したいです。」としっかり答えてあげるなど、ファンサービス旺盛な姿が見て取れた。



色々考えたという井上は「睡眠時間が3時間で8時間分になれるようにしてほしい」とガチ回答。一方、指を鳴らすのがクセだという八木は「無限ポキポキしたい。指って10本あるんですけど、10回やったら何時間か鳴らなくなっちゃうんです。」と語ると、椿から「どうしよう、すごくもったいなそう」と惜しまれていた。



無限ポキポキトークで盛りあがった後、最後にキャストを代表して八木が「(この作品は)世界観が本当に美しくて、そして出てくる人たち1人1人の心情だったりとかも素敵なものばかりです。たくさん笑える部分もあるだろうし、共感して涙を流すようなそういう気持ちになっていただけたら嬉しいなという思いで、僕たちもこの作品に向き合いながら作ってきたので、まずはこの上映時間を楽しんでいただけたらなと思います。何か感じることがあれば周りのご家族だったりとかお友達に勧めていただいて、皆さんまた一緒に映画館に足を運んでいただけたら嬉しいです。」と呼びかけ、本イベントは幕を閉じた。

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■詳細
【映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」】
公開日:2025年2月21日(金)TOHO シネマズ日比谷ほか全国公開
出演:八木勇征、井上祐貴、櫻井海音、椿 泰我(IMP.)、カンニング竹山、阿部亮平、髙橋 洋、馬渕英里何、平野宏周、工藤美桜、笹野高史、田辺誠一
原作・脚本:鈴木おさむ
監督:木村真人
音楽:横山 克
主題歌:「春舞う空に願うのは」FANTASTICS
製作:菊池貞和、岡田美穂、鈴木 収、関 佳裕、櫻井克彦、石井正幸、菅井 敦
企画・プロデュース:栗原美和子
プロデューサー:内海 智、布川 均、久松大地
撮影:田村 翔
DIT:佐々木基成
照明:三浦大輔
録音:尾上啓太
美術プロデューサー:吉田 敬 林 政之
アートコーディネーター:渡邊康典、日下創太
スクリプター:上田悠莉
編集:阿部裕生
VFX:高岡直樹
サウンドデザイン:近藤隆史
音響効果:柴田妃菜子
助監督:小松真一
制作担当:福西 良
制作:共同テレビジョン
配給:ポニーキャニオン

©2025 映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」製作委員会

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