【劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師】が2024年12月20日(金)より全国公開される。公開が翌日に迫った12月19日(木)に【前夜祭イベント】が行われ、声優の高山みなみ、田中真弓、一龍斎貞友、関俊彦、監督の藤森雅也、そしてゲスト声優の大⻄流星＆藤原丈一郎(なにわ男子)が登壇した。

映画公開が翌日に迫ったこの日、「やっとだなっていう感じですね。」と高山。「みんなに見てもらえると思うと嬉しいです！」と笑顔を見せた。収録時はまだ映像が完成していなかったとのことで、田中は「観させていただいてほんとに感動しました。」と感無量といった様子。すかさず一龍斎も「私、完成を見るまでちょっと難しいかなとか思っていたんですよ。このクオリティの高さがもう・・・これは皆さん、感動です！」と言葉にならないほどの想いをこぼした。関は「ついにこの日がやってきたという感じがしております。非常に素敵で面白い映画になっております。今からですね、皆さんにご覧いただいた後、皆さんの反響をこちらに届けていただくのを今からすんごく楽しみにしているんですよ。」と胸を躍らせた。

今作が声優初挑戦だったという大西は「右も左もわからない中で、藤森監督が収録の進め方を教えてくださって、ちっちゃい頃から大好きだった忍たまの世界に、自分も入ることができるって思ってもいなかったですし、忍たまの中の皆さんと一緒に並べるのがすごく幸せでいっぱいです。」と撮影を振り返り心境を明かした。「アニメではほっこりした気持ちになるんですけど、まさか映画でこんなに涙腺が崩壊するのかってぐらい感動しました。」との感想も。

初作品とのことで、不安も抱えているかと思いきや「ワクワクですね。」と一言。「アクションシーンがキャラクター的にも多いんですけどいろんな角度から殴られたり蹴られたりみたいな、普段出さない声をたくさん出してるので、皆さんにも注目していただきたいなと思います。新しい経験ですごく勉強になりました。」と前向きな姿勢が伺えた。

藤原もレジェンド声優たちと共演できたことを喜びつつ、登壇する前で会話していた際には「あれ、しんべヱと喋ってる！」と錯覚してしまうこともあったそう。「アニメとはまた違った感情だったりグッとくるものがあって、子どもだけじゃなくて、大人の皆さんも見終わった後に心が温まるような作品になっておりますので、ぜひ皆さん楽しみにしていただけたらなと思います。」と投げかけた。

そんな2人の演技に「今、初めてってお聞きしてちょっとびっくりしたんですけど、全然そうは思えないです！とってもお上手で。」と絶賛。特にアクションシーンのアドリブは難しいとのことだが「とってもよかったですよ。すごい迫力があって。」とベタ褒めしていた。

アフレコ中は藤原が身体が熱くなるほど真剣に取り組んでいたそうだが、その光景を見ていた大西が「盛り上がりすぎて、最後裸になるんちゃうかって思って」と語るほどの熱量だったようで、最後はTシャツ姿になっていたとそう。関も「我々は肉体労働者なんですよ！」と声優は全身を使って熱く表現するものだということでこの現象はあるあるなのだとか。

さらに、一龍斎が「覚えているセリフを言うんじゃなくてその状況の中でどういう気持ちで動いてるかと、また相手との絡みっていうか、そういうものを生の感情でやっているなと思って、凄いな、こんなにできるんだと思って。あら！と本当に感動しました。」と付け加えると、大西は照れ隠しのように「一生分褒めていただいた感じです(笑)」と、藤原は「めちゃくちゃ嬉しい。」と素直に喜びの表情をみせた。

また、関から「2人で声を合わせるのが1発で合うんですよ。」と2人の息がぴったりだったことや、アドバイザー役の森久保祥太郎も「なんでこんなに上手いんだ」と絶賛していたことが伝えられ、次から次へ称賛の嵐となっていた。



続いて、本作の注目ポイントを聞かれると、高山は改めて「アクションシーンがもりだくさん」とプッシュ。「忍たま乱太郎という夕方にやっているちょっと笑えちゃうようなものを想像してみない方がいいですね。忍者のお話という風に見ていただくと、あーってなると思います。」と語った。

関は「馬飼野康二先生の楽曲で一緒に帰ろうっていう曲があるんですね。その楽曲にのっけて、ある方がハミングをしてるんですよ。そのハミングがこの劇中の中で 聞こえてくるんですが、この作品のテーマ全てを優しく包み込んで心にしみ入るという、これまさに聞きどころです。」。続けて一龍斎は、アニメのほっこりとした雰囲気もありつつ「大人の心も揺さぶることができる」とハンカチが必携であるほどの感動シーンもあることを語った。藤原も演じるのに苦戦したという激しい格闘シーンをレコメンドしつつ「くすって笑えるところが多々あったんですけど、そこからシリアスな展開だったり場面が今回多いなって感じたので、皆さんもこの劇場出る時にはほっこりした気持ちで帰ってほしいなと思います」とコメントした。



また、テーマ曲『勇気100%』をなにわ男子が担当していることについて、大西は「みんなが馴染みのある楽曲で、僕たちもこの勇気100％を歌うのが夢の1つでもあったので、それが叶ったのもすごい嬉しいですし、エンディングの主題歌が流れた時も、いろんな感情で涙も出てきましたし、すごく温かいなと思いながら聞かせていただきました。」と満面の笑みを見せた。

そして、主題歌の『ありがとう心から』についても、初めて聴いたときの感想を聞かれると監督は「映画のちょっとシリアスさみたいなものがいつもの忍たま乱太郎と違う感じではあったんだけれども、勇気100％からのエンディングの曲でいつもの忍たま乱太郎にきっちり落ち着いたなっていう風に感じました。忍たま乱太郎の締めにふさわしい感じだったと思います。」と振り返り。大西も「1発で聞いてハートフルだなっていう気持ちにもなりましたし、聴いた後に誰か近くの人にありがとうを伝えたくなるような、そんな温かい楽曲だなっていう気持ちです。忍たまの世界観を想像しながらレコーディングもさせていただきました。」と楽曲を紹介した。

そんな主題歌『ありがとう心から』にちなんで、最近心から感謝を伝えたくなった出来事を発表することに。高山は「それはもう、今これをご覧になってくださっているみなさんに心からありがとうを言いたいです。だって13年ぶりですよ、劇場版。それをやらせていただけるってこと自体が、もうありがとうです。」と観客へ感謝の想いを綴った。田中は「右に同じでございます！」と笑いを誘いながらも「強いて言うならば、スタジオの中で私たちを導いてくれる(高山)みなみちゃん、ありがとうございます！」と高山に日頃の感謝を伝えた。一龍斎も舞台前の高山とのやりとりで「美味しいキーマカレーパンをいただきまして、私がちょっとナーバスになってたことがあったんですけど『これを食べて元気を出して』って。美味しくいただいて、すっかり元気になりました！」と明かした。



ハートフルなエピソードの連続で話しづらそうな大西は、一人鍋にハマっているとのことで「スーパーに野菜の鍋セットを置いてくれた人にありがとうって伝えたいです。あれ以上に便利なものないですよほんとに！1人暮らしなんで、白菜なんて1個買ったら一生食べ終わらないじゃないですか。なので、1人用のサイズをお仕事終わりに買って帰って、いろんな鍋の素と一緒に温まってます。」と充実した鍋ライフを明かした。

一方、藤原は「周りにいる方々にありがとうを心から伝えたくて」と先日のライブでの骨折について触れた。「驚異的に治ってきてるんですよ。今日もだいぶ歩けるようになって、皆さんも足大丈夫？って言ってくださって、心配してくださるっていうことが嬉しいというか、メンバーも随時大丈夫？って言ってくれるので、ほんまに今年中には治りそうな感じがして。」と経過は順調な様子だ。

あまりの順調さに大西も「お仕事中一緒に歩く時もあったんですけど、足をかばいながら歩いてるからかわかんないですけど、僕たちよりも早いスピードで歩けるようになってて、びっくりしたよな。」とあまりの治りの速さに驚きを見せていた。そんな藤原がマイクを遠ざけても聞こえるほどの大きな声量でライブビューイングを見ている全国のファンへ「ありがとう！心から!!」と大きな感謝を伝えた。



イベント終盤、各キャスト・監督からメッセージが贈られた。藤森監督はスタッフ自作のスタッフTを見せながら「今回の映画はスタッフの熱気がものすごくて、それがフィルムに込められています。そんな非常に清々しい熱気を楽しんでいただければと思います。」

藤原「本当にハートフルな映画になっていて、なにわ男子も主題歌そしてテーマ曲を担当させていただいて、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。皆さんが今年を締めくくる映画になったらいいなと思いますので、ぜひ劇場に足を運んでください。」

大西「主題歌とテーマ曲を担当させていただけてグループとしても嬉しい限りですし、本当にこの作品は忍たま愛に溢れていて、スタッフの皆さんも忍たまファンの皆さんの愛もすごく強くて、この映画も愛がテーマになっているんじゃないかなと思うほどすごく幸せな気持ちになったので、年末年始みなさんにこの映画を見ていただいて、日本中が愛に溢れていただけたら嬉しいなと思います。」

関「今回この劇場版に参加させていただいて、まだまだもう少し忍たまたちと遊ぶことができるかなという気持ちを新たにしました。そして、応援してくださる忍たまファンの皆さんの熱い思いがずっと続いてくれれば、私も乱太郎たちとこれからもずっと仲良く歩いていけたら嬉しいなと、本当に心からそう思っております。どうぞこれからも忍たま乱太郎をよろしくお願いします。」

一龍斎「やっぱり忍たまの一番の良さは、愛情というか、みんなの思いの繋がりだと思うんですね。これからももっともっとその絆を太く長くしていきたいと思います。これからもどうぞ応援よろしくお願いいたします。」

田中「この映画が13年ぶりで、この勢いを止めないでみんな！っていう気持ちです。忍たま乱太郎っていろんな展開がこれからできるんだなって思うようになりました。ぜひ応援してください。」

高山「我々もまだまだ頑張っていきますので、これからもどうぞ忍たま乱太郎をよろしくお願いします！」と投げかけ、最後に「忍たま」「最高！」とコール&レスポンスを行い、本イベントは幕を閉じた。