鈴木伸之=金太郎が痛快&爽快に突き破る!映画【サラリーマン金太郎 暁編・魁編】完成披露舞台挨拶<イベントレポ>
2024.12.9
サラリーマン金太郎城田優完成披露舞台挨拶映画草川拓弥鈴木伸之
シリーズ累計3000万部、連載開始から30年の時を経て、本宮ひろ志の原作マンガ「サラリーマン金太郎」が新たな映画化!映画【サラリーマン金太郎【暁】編】が2025年1月10日(金)より、映画【サラリーマン金太郎【魁】編】2月7日(金)より、新宿バルト9他にて全国公開される。
映画の完成を記念し鈴木伸之をはじめ、文音、影山優佳、浅野温子、榎木孝明、下山天監督が登壇した完成披露舞台挨拶が開催された。
原作マンガのシリーズ累計発行部数3000万部。平成の世を駆け抜けた伝説のサラリーマンが令和の日本に帰って来た!人気マンガ家本宮ひろ志が22年にわたって描き続けた「サラリーマン金太郎」は、これまでにも高橋克典、永井大の主演でテレビドラマ化や映画化もされてきた。そして連載開始から30年を経て、破天荒な元ヤンサラリーマン、矢島金太郎の三代目に鈴木伸之が就任。膠着した令和の日本に、そして混沌とした世界に新風を巻き起こす!
しかも新・金太郎の誕生を告げる【暁】編と、金太郎が日本を牛耳る巨大利権に殴り込みをかける【魁】編の2部作仕立て。まだ新米サラリーマンの若者から管理職の重責を知るベテランまで、誰もがそれぞれのポジションで感じている現実の壁を、鈴木伸之=金太郎が痛快&爽快に突き破ってくれる。
冒頭鈴木は、金太郎のオファーをもらったとき「嬉しかったですね。僕も僕より少し上の世代のお話だったんですけど、もちろんサラリーマン金太郎のことは知っていて、まさか自分が矢島金太郎を演じる日が来ると思わなかったので、本当に一生懸命やりたいなと思いましたし、今監督もおっしゃったように、SNSとかがすごく普及する世の中で、コミュニケーションとか人との対話みたいなものが昨今減ってきてしまったのかなとか思うし、そういうものの大切さみたいなものを、金太郎はこの映画の中ですごく訴えかけてるような気がするので、そういうところも含めて楽しんでもらえたら嬉しいなと思ってます。」とさらに今回自分なりに金太郎を構築するにあたり準備したことなどは?と問われ「アクションシーンも多かったので、アクション練習もたくさんさせてもらいました。あと原作も読んだりして、一応、僕が3代目金太郎みたいな感じなので、高橋克典さんの作品と、永井大さんの作品ともに見させていただいて。今回、何が今この令和の時代にできるかなってことを考えたんですけど、やっぱり時代は関係なくて、心の熱い部分とか、人に訴えかけるみたいなものは、多分どの時代も変わらないのかなと思って。監督がいつも現場でライブ感を意識してやりましょうって言ってたのをすごく覚えていて、その時に生まれた、自分の気持ちに嘘をつかずに、一生懸命演じることをすごく意識しました。」と歴代の金太郎と3代目となる本作での金太郎が“人としての熱さ”が令和であっても同じだと語ってくれた。
それに対し鈴木をキャスティングした監督は「やっぱり破壊力がまずちゃんと備わっていると言いますか、力強さがあるんですが、実はその中ですごく繊細なんですよ。だから正直言うと、結構クランクインしてから、あまり演出をした記憶がないと思います。こういう風にやろうよ!みたいなことを現場で言って、あとはもう勢いでドンッつって、こっちはカメラ並べてそれを受け止めて追いかけつのが精一杯な感じでした。」と明かした。
さらに鈴木との共演があった榎木は「水泳得意じゃないって言ってたよね?全然うまかったよ」と鈴木が実は泳ぎが苦手だと話していたにも関わらず実際には海のシーンで完璧な泳ぎを見せたことに対し鈴木は「いえいえ、大変でした」と実際は泳ぐのに精一杯だったことを明かしてくれた。
また、榎木は「試写会で作品を観て、彼のがんばりに泣いちゃいました」と鈴木をたたえ、「最初に話をもらったときは、令和に金太郎?と思ったんですが、杞憂に過ぎなかった。(鈴木は金太郎にぴったりなんですよ!がんばりは時代を超えるね」と笑みをこぼした。
さらに文音も「(鈴木が)まっすぐな男で、金太郎にぴったり!だけどナイターになると鈴木くんのテンションが上がって、ジョークを飛ばし始めるんです。なんかノリツッコミみたいな感じになってて。本当に楽しい現場でした」と話してくれた。
さらにアクションシーンでは鈴木は「(アクション)好きですね。でも今回、僕も数々のアクションシーンのある作品をやらせていただいていますが、ダントツ1番多い作品かなと思ってます。本当に貴重な経験だからでしたね。怪我も誰もしなかったのも良かったと思っています」とアクションシーンの多さが過去一であったことを明かした。
イベント中盤には本作にちなみ『自身の型破りな一面』というテーマでトーク。影山は「今年舞台に出させていただいたんですが、一度台本を読んで寝たら全部覚えていたんです!自分は寝たら覚えるんだなって」と明かすと、キャスト陣からは「すごい!」という声が飛ぶ。浅野は6カ月の禁煙に成功したエピソードを明かしつつも、「いろいろ事情があるのよ!(笑) いずれまた戻る!気が狂いそう」と語った。
最後に鈴木が「金太郎は世の中の働くサラリーマンの方々の本当に味方であるべき存在ですし、まっすぐに物事を届けてくれる主人公なのです。彼の熱い思いが映画を通して皆さんに伝わったらすごく嬉しいですし、自分の仕事でちょっと落ち込んだり、嫌なことあったりした時でも、ちょっと背中を押せる存在に金太郎がなったら嬉しいなと思っております。」と挨拶し、イベントは終了した。
【映画『サラリーマン金太郎』【暁】編・【魁】編】
公開日:【暁】編:2025年1月10日(金)、【魁】編:2月7日(金)前後編二部作 新宿バルト9他にて連続劇場公開
【暁】編キャスト:鈴木伸之、城田優、石田ニコル、文音、影山優佳、竹島由夏、米倉れいあ、山口大地、斎藤さらら、前田瑞貴、川合智己、佳久創、橋本じゅん、尾美としのり、浅野温子、榎木孝明
【魁】編キャスト:鈴木伸之、城田優、石田ニコル、文音、影山優佳、竹島由夏、米倉れいあ、山口大地、斎藤さらら、前田瑞貴、川合智己、佳久創、草川拓弥、水谷果穂、勝矢、⻫藤陽一郎、八木将康、市川知宏、中田喜子、本田博太郎、尾美としのり、浅野温子、榎木孝明
原作:「サラリーマン金太郎」/本宮ひろ志(集英社刊)
監督:下山 天 脚本:田中眞一
企画・製作:TIME 制作:楽映舎
主題歌:【暁】編:BALLISTIK BOYZ「Get Wild」、【魁】編:GENERATIONS「Cozy」
配給:ライツキューブ ティ・ジョイ
©本宮ひろ志/集英社・映画「サラリーマン金太郎」製作委員会