「東京コミコン2024」Huluオリジナル「神の雫/Drops of God」スペシャルステージで山下智久が国際エミー賞のトロフィーを手に「本当に幸せなことだと思います」と受賞の喜びを語る
2024.12.9
2024年12月6日(金)より12月8日(日)までの3日間の期間、幕張メッセで今年第8回目となった【東京コミックコンベンション 2024】(東京コミコン2024)が開催され、多くの海外セレブをはじめ豪華ゲストが東京に集結。
本イベントのスペシャルステージにApple TV+とHulu Japanで配信中の大ヒットドラマ【神の雫/Drops of God】に出演した山下智久、フルール・ジェフリエ、オデット・ラスキン監督の3人が登壇。本作は、最近第2シーズンの配信が決定しますます世界中で注目を集めている。このドラマは、講談社から出版された、原案・亜樹直、作画・オキモト・シュウのニューヨーク・タイムズベストセラー日本漫画シリーズを原作とした、ワインの芸術を生き生きと描いたスリリングな物語。Legendary Entertainmentをはじめ、Les Productions Dynamic、22H22、Adline Entertainmentといった名だたるスタジオが共同制作した作品でもある。また、本シリーズは、France TélévisionsおよびHulu Japanとのパートナーシップのもと提供。
そんな「神の雫/Drops of God」でともに共演した山下とフルールの2人が揃ってイベントに登壇するのは、2023年にフランスで開催された「Séries Mania 2023」のレッドカーペット以来2度目。
まず山下が「たくさんの人に駆けつけていただけ、とても嬉しく思っています」と挨拶。日本のファンの前に初めて登壇したフルールは、ハートマークを作りながらリラックスした表情を見せそして「こんばんは、皆さん!」と笑顔で挨拶。にこやかな雰囲気でステージがスタートした。
本作への出演の決め手について山下は「日本の漫画を実写化するにあたって、大きくストーリーを変えたヒューマンドラマに、人としてたくさん学べることがあるんじゃないかと思ったんです。1人の人間をしっかりと見つめる良い機会で、一青のことをもっとよく知りたいと思いました。今回ぜひ出演させて頂きたいという気持ちだったので、携わることができて本当に幸せです」。また、一青はなかなか表情を出さないキャラクターだったそうで、「心の中で、揺れ動く感情を表現することがすごく大変だったのですが監督に導いていただき、多くの方に楽しんでいただける作品にすることができました」と明かした。
日本の漫画原作の作品に出演した感想について問われたフルールは「ワインの漫画あるなんて思ったことがなかったので驚きました。漫画を読むことで多くのことを学び、発見がありました。感情の奥深さ、どのように感情を知るのか、ワインを飲むことによって私たちの体や心の記憶にどういった影響を与えるのかということも知ることができました」と語った。
さらに監督はキャスティングの決め手について問われると、「一青役は、山下さんがやりたいとおっしゃってくださった。山下さんの過去の作品を拝見していたこともあり、手を挙げてくださってとてもラッキーでした。フルールさんは会って2分後に、彼女しかいないと思った。原作は男性だったのですが、女性だけど、他のスタッフが何を言おうとも彼女に決めたいと思ったんです」とキャスティングについて明かしてくれた。
そして撮影秘話について話が及ぶと山下は「色々な国で撮影の旅を行い、セットや実際にあるワイナリーを訪れたりしました。監督と美術さんが細部にまでこだわってセットを作り上げていることを肌で感じ、まるでアート作品のように思いました。撮影はもちろん大変でしたが、そんな空間で演技ができていることに興奮して、とてもやりがいを感じながらチャレンジできました。毎回良い驚きのあった現場でした」と充実感で溢れたを振り返った。
そしてフルールは記憶に残っているシーンとして「カミーユが最初にティスティングしないといけないシーンで、実はぶどうジュースを飲んでいたのですが、15〜16回ほど撮影を繰り返したのでフラフラになってしまい、監督に最後にしてほしいと頼んだこともありました」と裏話を披露すると、監督はすかさず「本当のワインにすれば良かった!」とお茶目な掛け合いも披露。
そして、国際エミー賞の受賞について触れられると、おもむろに監督がリュックの中から金色に輝く国際エミー賞のトロフィーが取り出され、会場から溢れんばかりの歓声と拍手が巻き起こった。今回残念ながら、国際エミー賞の受賞式の会場に駆けつけることができなかった山下にトロフィーが手渡されると、「重みがすごいです。約10ヶ月間スタッフと一緒に撮影で様々な場を旅しながら、色々な試練を乗り越えて、心を1つに支え合いながら一生懸命に作品と向き合ってきました。それをこのように評価していただき、本当に幸せなことだと思います」と、改めて受賞の喜びを噛み締めていた。
フルールは、「大きな達成ができたと思います。今回は演じた私たちだけではなく、クルー全員に贈られた賞だと思います。本当に夢のようなことが実現したと思っています」と声を弾ませていた。
Season2について問われた監督は、「あまり多くのことは語れないのですが、実は朝5時まで撮影をしていたんです。その後1日会場いる山下さんはすごい体力と精神力の持ち主だと思いました」とハードスケジュールをこなす山下へ尊敬の念を口にし、そして「Season2は新しい場所に行き、お互いの内面・外見も発見し合っていくという重要なシーズンです」と、新たな物語が楽しみになるような見どころを披露。
最後にワインが好きかという質問に山下は「フランスでの撮影の休日では、友人に教えてもらったフランスワインを飲むようにしていました。撮影後にはセラーを購入して自分でも色々なワインを集めて、勉強するのが楽しみになりました」とこの作品がきっかけでワイン好きになったと、フルールは「父が料理人で、子供の頃からワイナリーに連れて行ってくれていました。その頃からワインの香りが好きで、ワインへの感覚が研ぎ澄まされました」と役と重なるエピソードを披露してくれた。
スペシャルステージもあっという間に終わり、ステージから去る最後の瞬間まで大きく会場に手を振り続ける山下と、ハートマークを作り会場に沢山の愛を振り撒くフルール、そしてお茶目な笑顔を見せる監督の3人での息のあったステージが終了した。
【東京コミコン2024 Huluオリジナル「神の雫/Drops of God」スペシャル・ステージ】
開催日:2024年12月7日(土)
場所:幕張メッセ
出演者:山下智久、フルール・ジェフリエ、オデット・ラスキン監督
【Huluオリジナル「神の雫/Drops of God」】(全8話)
配信:Huluで配信中
製作総指揮:クラウス・ジマーマン
監督:オデット・ラスキン
脚本:コック・ダン・トラン
制作:ダイナミック・テレビジョン
制作協力:アドライン・エンターテイメント
キャスト:山下智久(遠峰一青役)、フルール・ジェフリエ(カミーユ・レジェ役)、トム・ウォズニチカ(トマ・シャサングル役)、スタンレー・ヴェベール(アレクサンドル・レジェ役)、ルカ・テラッチャーノ(ロレンツォ役)、ディエゴ・リボン(ルカ・イングレゼ役)、岡本あずさ(片瀬百合香役)、ギュスタヴ・ケルヴェン(フィリップ・シャサングル役)、セシール・ボワ(マリアンヌ・レジェ役)、渡辺真起子(遠峰仄香役)、二階堂智(遠峰博和役)、アントワーヌ・シャペイ(タリオン役)、竹中響子(みやび役)、津嘉山正種(遠峰昇役) 他