「東京コミコン2024」にケンティー(中島健人)降臨!Huluオリジナル『コンコルディア』のために手がけた楽曲“THE CODE”のスペシャルPV初公開&撮影の裏側などを語る<イベントレポ>
2024.12.7
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2016年から開催され、今年で第8回目の東京開催となる、アメコミ・映画・ポップカルチャーの祭典【東京コミコン2024】にてHuluオリジナル「コンコルディア/Concordia」の特別ステージの開催され、海外ドラマ初出演でありながら、コンコルディアの技術責任者である重要人物、A・J・オオバ役を見事に演じた中島健人が登壇した。
Huluオリジナル「コンコルディア/Concordia」は、ドイツの公共放送局ZDF、中東のメディア企業MBC、フランス国営放送局グループFrance Televisions、そして日本のオンライン動画配信サービスHuluが参画する大型国際ドラマとして、2022年に制作が発表されるや、世界中から熱い期待の声が寄せられ、日本配信が始まった今、安心安全なはずの町で起きた殺人事件を発端に、幾重もの出来事が連鎖する目が離せない展開が大きな話題を呼んでいる。
コミコン2024の特別ステージでは撮影の裏話をはじめ、本作の為に中島が作詞/作曲を手がけた楽曲「THE CODE」のスペシャルPVが初公開され、中島がフランク・ドルジャーに直談判して実現したというチアリングソングの制作秘話についてもたっぷりと語った。
今回の作品に出演するにあたり、英語の勉強はいつくらいにされたのかと問われ中島は「僕は、ネイティブではないので、いまだにジャングリッシュな部分もあったりとか、リスニングでまだまだだなって思うこともたくさんあるんですけれど、それこそ5年ぐらい前にアカデミー賞にゲストとして行かせていただいて、その時にレッドカーペットで、たくさんセレブリティの方々にインタビューをさせていただく機会がありましてその時に、トランスレーターの方をこう挟むと、時間が2倍になってしまうので、セレブリティのお話が聞ける、人数が少なくなってしまうということを懸念し、25歳の時に、無理やりいろんな英語を学んで、発音とかも矯正したりして、とりあえず話すっていうことを意識として持とうと思い、そこからスタートしました。友達とかネイティブの方たちが周りにいるので、その方達に色々とご指導いただきながら、学びました。」
実は、バックステージで中島が海外セレブの人たちと通訳なしでずっと会話をしていたそうで、「さっき、アクアマンとお会いして嬉しかったです!」と今年来日したアクアマン役のジェイソン・モモアと会話が弾んでいたそうだ。また、映画「ウエスト・サイド・ストーリー」のアンセル・エルゴートとも会ったそうで「アンセルさんと、あとジェイソンさんと僕、スリーショットで、後で確認してみたらアンセルさんと僕がほんとうにギャルみたいなピースしてて、すごく楽しいスリーショットが撮れたので、嬉しかったですね。」とステージ裏での出来事を満面の笑みが明かしてくれた。
そもそも今回のHuluオリジナル「コンコルディア/Concordia」に出演したきっかけについて問われると「ゲーム・オブ・スローンズのフランク・ドルジャープロデューサーが、コンコルディアというドラマを作るということに対して、日本の中に、技術者の役を演じることのできる、日本人はいないかと探していたみたいなんです。その時、当時、僕も海外の仕事がこう増えていったタイミングだったので、僕自身がインタビューを受ける側として、英語で色々とNetflixさんとか、そういうところで動画を出させてもらったりしてたんです。それで、Huluの日本のプロデューサーが、フランクと色々話をして、じゃあ、健人がいいんじゃないかという風になり、A.Jという役が決まりました。」と日頃からプレゼンテーションなどをしていたことが実を結んだ結果だったのだそう。
また「今考えてみたら、WOWOWさんだったりとか、Netflixさんだったりとか、色々な経緯を経て1つ1つが、外国での活動に対するオーディションのように今となっては感じてる次第ですね。」とこれまで日本国のみならず海外でも展開されている配信サービスなどでの経験が今回のドラマ出演のきっかけになったと明かしてくれた。
また、脚本も全編英語だったことを受け「すべて理解できる訳では最初はなかったので、台本を1話1話、和訳して自分の中で理解を深めて、もう1度その英語のセリフにちゃんと置き換え理解した上で、自分の意識と気持ちを投影して芝居をしました。最初は難解なサスペンスなので、日本語でもきっと難しいと思います。和訳の台本でもかなり難しかったので、ナンナ・ブロンデルという方と一緒に共演したんですが、ナンナに『私たちでも難しいセリフを、健人は覚えてるから』と言ってもらったのが印象的でした」と英語に慣れ親しんでいる俳優ですら難しい英語のセリフがこの作品の1つの魅力なのだ。
さらに中島が作詞・作曲をした『THE CODE』は実は監督が気に入って使うことになったそうで「嬉しかったですね。ローマで夜、パスタ屋さんに行って、フランク・ドルジャープロデューサーと、Huluの長澤プロデューサーという方と私とで、あと、コンコルディアチームで、“健人を招く会”みたいなことをやったんですよ。僕、ローマにこう行ってから1週間ほど、衣装合わせと(台本の)読み合わせとスパンがあったので、みんなよりも結構遅くにクランクインしたんです。ちょうどクランクインして2日後くらいに、そのパスタ企画みたいな感じになったんですが、僕がクランクインするまでの1週間、ものすごくパスタが好きなもので、毎日カルボナーラを食べていて、それがコンコルディアチームにどうやら広まってたみたいで、本当にめちゃくちゃカルボナーラがうまい店に、招いていただいて。そこでミスターカルボナーラという名前がついて。そこでさまざまな話をしていくうちに、僕もコンコルディアに対して俳優としてでなく、音楽もやっているのでアイドルとしてアーティストとしていろんな側面で、尽力できないかなっていう風に思ってプロデューサー『曲をやらせてもらえないか』と相談したんです。そしたら、『健人、それはできない』って。ゲーム・オブ・ストーンズの頃から、ポップスをドラマの主題には置いていないと。だから『今回は、ごめん』って言いながら、そっとカルボナーラを食べていたんですよ。僕もそうですよねって思いながらも、撮影中に色々とインスピレーションが沸いたので、帰国後に思わず作ってしました。僕だったらコンコルディアの楽曲はこういう楽曲になるってイメージで、一度ロジックを開いて作ってみたら意外と良い感じになったので、それをそのまま送ったんですよ。そしたら、Huluのプロデューサーさんから、いきなりポンって連絡が来て。単純な動画送られてきたんですけど。『劇中に使われたぞ』みたいな。ものすごく嬉しくって、感激しちゃいましたね。」とアーティストとして中島健人が作った曲が世界配信ドラマの主題に決まった経緯を語ってくれた。
そしてここで、今日のこの東京コミコン2024のステージのため、コンコルディアのスタッフがビデオを作成したそうで、そのビデオが公開された。このビデオはこのステージでの公開が初で、中島も知らされていなかったもの。そのビデオを会場に来ているお客さんたちと見た中島は「危ないですね、これ。すごく嬉しいです。こんな素敵な映像を作っていただいて。これまだちょっと言ってないんですが、言っていいか。『THE CODE』のMVを作りまして。その撮影が昨日あって、本当にコンコルディアに対して敬意を表した、そんなMVになってます。ぜひともドラマと一緒に楽曲も楽しんでいただけたらなって思います。」と少し潤んだ瞳でMVが公開されることをサプライズで明かしてくれた。
ビデオを見るとわかる通り、ドラマのロケ地がアメリカではなく「ロケ地はローマと、ミラノ、あとドイツで、僕が参加したA.J.はローマです。約1ヶ月ほど行っていて、現地のいろんなそれこそ遺跡と言いますか、コロッセオとかもありました。期間中は、観光にもしっかり行かせてもらって、スペイン広場を歩きながら、コンコルディアのセリフを覚えたりとかして、コロッセオを見ながらインタビューの練習とか色々してました。それこそみんなで行ったカルボナーラのお店もあって、またそのお店とは違うんですが『ラ・カルボナーラ』というカルボナーラ発祥の地みたいなお店にも行きました。そしたら店主の方にすごく好印象だったのか、『サイン書いてくれ』って言われて、天井に書きました!コンコルディアにこの年に撮影できたんぞって漢字でしっかりプロモーションしてきました。」と中島ファンそしてコンコルディアファンが聖地巡礼できるようにとしっかりとロケ地や中島が訪れた場所も具体的に答えていた。
本作ではグローバルなキャストが揃ったこともあり、撮影現場もインターナショナルな場であったのか?という質問があり「それこそ本編に出てきているスティーブ(シュテヴェン・ゾヴァー)とは実際ライバル関係なのですが、プライベートで本当に仲が良くって、日本で言うLUUP、ローマではLimeって言われている電動キックボードに2人で乗って、ローマの街を走ったり、『健人に美味しい和食を紹介してもらいてい』って言われて、僕自身もプロデューサーから教えてもらった和食をスティーブに紹介して、スティーブが『蕎麦ってこんなうまいんだ』とか、『天ぷらってこんな感じなんだ』とか、いろんなお話をさせてもらいました。」とキャストとのエピソードを明かしてくれた。
そして最後に「僕自身、自分のターニングポイントになるような、そんな作品がコンコルディアです。このA.J.と言う役でヨーロッパで過ごした時間というものは、とても忘れられない時間になっていますし、今自分が考えることだったり、自分が発する言葉、そういうものにすべて繋がっていると思います。1つのきっかけを皆さんに作品という形を通して伝えられていることが、とても幸せです。まだ全話配信はしていませんが、しっかりと最終話まで見届けていただいて、ここからがコンコルディアがより日本中、世界中に広がっていくプロセスを経ていくと思いますので、皆さんもぜひコンコルディアの世界にお越しください。」述べてステージを後にした。
【東京コミコン2024 Huluオリジナル「コンコルディア/Concordia」特別ステージ】
開催日:2024年12月7日(土)
登壇者:中島健人、MC:杉山すぴ豊
場所:幕張メッセ
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