<イベントレポ>佐藤健「デートは濡れた方がいいらしいですよ」板垣李光人・Fukaseら豪華キャストが撮影秘話をトーク!映画『はたらく細胞』細胞大集合プレミア舞台挨拶
2024.12.4
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【映画『はたらく細胞』】が2024年12月13日(金)より全国公開されるのを前に12月14日(水)【『はたらく細胞』細胞大集合プレミア舞台挨拶】が実施され、永野芽郁、佐藤健をはじめ、芦田愛菜、阿部サダヲ、山本耕史、仲里依紗、松本若菜、板垣李光人、加藤諒、加藤清史郎、マイカピュ、新納慎也、小沢真珠、Fukase(SEKAI NO OWARI)、武内英樹監督と豪華キャスト陣たち登壇した。
イベントは2部構成で実施。第2部となる舞台挨拶では公開目前に迫った今の心境や撮影現場・役作りの裏話などを語った。
第2部 舞台挨拶
MCの呼び込みにより、客席の後方から豪華キャストたちがサプライズ登場すると会場からは大歓声が巻き起こる。
熱気冷めやまぬ中、冒頭の挨拶で永野は「完成したことを皆さんに報告できることがとても嬉しいです。」と喜びの心境を吐露。佐藤は横に並ぶキャストを見ながら「豪華でしょ?豪華でちょっと変なメンバーでしょ?」と自身に満ち溢れた表情をみせた。
板垣はこの映画に携わってから初めて人間ドックに行ったことを明かし、Fukaseは「なんでだか悪役しかオファーが来ないんですけど・・・」とキャスティングについて触れながら挨拶し笑いを誘った。
本イベントのトークテーマは、今だから話せる、撮影での印象的なエピソード。白血球役で顔を白塗りにしていた佐藤だったが、花粉症のシーズンと被ってしまい、鼻を噛むたびに白塗りが剥げてしまっていたことを告白。「シーンによってその時の感情とか状況によって白が変わってもいいかって開き直りまして、僕の白がどの白なのかっていうのに注目して観ていただけると嬉しいです。」と投げかけた。すると何故か大爆笑していたマイカピュに「白血球、面白かったよねー!白くて」と楽しそうに答えていた。
永野は「鳥さん救出劇」。待機場所に鳥が迷い込んでしまったそうで、その場にいた佐藤・仲・山本で必死に鳥を逃がそうと四苦八苦したことを告白。「最終的にスマホのライトをみんなでつけたらライブ会場みたいになっちゃって(笑) ライトを持っていけば外に出てくれるんじゃないかって思って、みんなで一生懸命一致団結したのは印象的ですね。」と振り返った。
その話に深く頷きながらも「私は1番ショックだったことがあって・・・」と仲。鳥を逃がすためにモスキート音をYouTubeで探して鳴らしたようだが、モスキート音は年齢を重ねるごとに聞こえる周波数が狭くなっていくようで「めいちゃんだけ『あー!』って言ってたんですよ!すいません聞こえません私!っていう(笑) 全く聞こえなくて・・・」と悔しそうな表情をにじませつつも楽しそうに語った。
最終的には山本が網で捕獲し、スタッフの協力もあって逃がすことができたそう。ちなみにモスキート音にハマった山本は、その後永野を見かけるたびにモスキート音を鳴らしていたそうで「モスキート音で呼ぶのやめてもらっていいですか?」と言われたそうだ。
芦田は加藤清史郎との水族館でのシーンについてトーク。「シャチに波が見えるくらいに水をかけられてしまって。それを知らなかったんで、2人でドーパミン全開というか、楽しかったです!」と振り返り、加藤清史郎も「思った以上にびっしょびしょで、終わった後は服が絞れるくらい。」とその激しさを語った。
そんな2人の話を聞いていた佐藤は突然「デートは濡れた方がいいらしいですよ。」とボソリ。吊り橋効果のように同じ体験を共有するのが良いのだと語り「4DXでデートに来ると2人して濡れることができるので非常におすすめです。」とプッシュした。
松本は赤血球役の永野や板垣との共演シーンで、一生懸命ナタを振り回したりアクションをしていたそうだが「全然使われてなかった・・・」と悔しそうな表情。監督は思わず「ほんと!? すみません・・・」と謝罪していた。
佐藤とのバトルシーンなど、アクションが多かったというFukaseは「(佐藤が)『そんな手加減しなくていい。そういうのが映像に映っちゃうから。』って、何回やっても『もっと来ていい』っていうわけですよ。前回は菅田将暉をめった刺しにしたりして、役者ってこういう感じなのかなって、そういう感じでやってみました。」と豪華キャストとの戦歴を振り返りつつ、アクションの手応えを噛み締めていた。
1人で我慢しているシーンが長かったという阿部は、客席に向けて「皆さん、おトイレ済ましました?大丈夫ですか?もしギリギリになっても意外とたくさんの細胞とか筋肉が助けてくれるんで、我慢してください。」と投げかけ笑いを誘った。
そんな頑張る役を演じた板垣は「ほんとに大変だったんです我慢するの!塞き止めてるのが何とは言わないですけど・・・」と苦い表情。加藤諒も「不摂生ってこんなに細胞をいじめてしまうんだなって思うくらい、いろんな目に遭いました。」とその苦しさを語った。
男性ばかりの撮影スタジオでは雲ができそうなくらい熱気がすごかったとのことだが「でもその中に深田恭子さんが演じる肝細胞さんがほんとに花でした。最高に可愛かったです。」と加藤諒は笑顔を見せた。
また、加藤清史郎は芦田と他作品でも共演しており、その作品では芦田をいじめるという今作の役柄とは正反対だったため、切り替えが大変だったそう。「常にモニターを凝視しながら、爽やかな襟足を目指して頑張っていました」と語った。
新納と小沢は3時間もかかったというメイクや衣装の苦労を明かした。
マイカピュは他キャストに見守られながら「息を合わせないとできない場面っていうのがあって、それがやっぱり大変だったところかなって思います。みんな演技がうまいので、自分も頑張らなきゃって気持ちになったので、みんなが支えてくれてるんだなって思いました。」と一生懸命コメント。観客も思わず笑顔になってしまうような微笑ましい空間を作り上げていた。
そして監督はサンディエゴの映画祭での反響を振り返り「外国人もみんなゲラゲラ笑って最後泣いてたんで、ほんとに国境がない映画なんだなって思いました。世界で挑戦したい作品になりました。」と意気込みを語った。
プロデューサーと喧嘩しながら70万円をかけて作ったトウモロコシの巨大な粒にも注目してほしいとのことだ。
イベント終盤、主演の永野と佐藤からメッセージ。永野は「本当に楽しく面白い映画なんです。そして、私自身が脚本を知っていながら、自分が映画を見た時にこんなに笑って泣くかって思いました。監督もおっしゃってましたけど、体は世界共通なものだと思っています。なので、皆さんが自分の体を大切にしながら年末年始を過ごしてくれたらななんて思います。見どころがいっぱいありますので、最後まで純粋に楽しんで見ていただけたらなと思います。」と身体に気を使いながら映画を楽しんでほしいと言葉を綴った。
佐藤は「僕も見た時に改めて王道のエンターテイメントっていうものはやっぱりいいんだなっていう風にすごい思い知りました。個人的には子どもたちが喜んでくれたらいいな、子どもたちが笑ってくれたらいいなって思っています。こういう映画が生まれたことがすごく嬉しいし、こういう映画に携われたことが非常に光栄だし、こういった映画がヒットしてほしいなって思います。皆様のお力をお貸しください。」と子どもたちの笑顔と本作の成功に希望を寄せ、本イベントは幕を閉じた。
冒頭挨拶
監督「素晴らしい原作を作ってくださった清水茜先生に、この映画を撮らせてもらってありがとうございますという感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございます。そして、これだけのメンツが集まって、やっとこの映画が皆さんにお披露目できるっていう今日のこの日を本当に楽しみにやってまいりました。今日は存分に楽しんで帰ってください。」
永野「撮影は 2年弱ぐらい前に撮影して、監督だったりたくさんの方々が力を合わせて、本当に面白く楽しい映画ができました。完成したことを皆さんに報告できることがとても嬉しいです。私自身もこの映画をすごく好きになって、もう1回観たいなって思ってるので、皆さん最後まで楽しんでいってください。」
佐藤「豪華でしょ?豪華でちょっと変なメンバーでしょ?このはたらく細胞のチームの一員になれたことをすごく嬉しく思ってます。」
芦田「私は細胞ではなくて、原作にはない人間ということで、どんなふうに皆さんに受け取っていただけるのかなっていうのが不安なところもあったんですけど、私が人間の部分を演じることで、細胞さんたちがこうなってる時、人間は外でこうなってるんだっていうのを自分に置き換えて、見てくださった皆さんが考えやすくなっていただければいいなという思いで演じさせていただきました。」
山本「細胞というものを演じることになるとは 思ってなかったんですけれども、やればやるほど、体の中でこんなふうに戦っている細胞たちがいるんだなっていうのをやりながらぐっと来たりして。僕の体の中でもそうですし、皆さんの体の中でも今も働き続けているんだなというのを教えてくれる、そんな映画になってます。」
仲「今回は激しいアクションがあったということで、すごくトレーニングを頑張ったので、ぜひ皆様、その成果をみてください。そして本当に素晴らしい作品になっていて、早く息子にも見せたい気持ちでいっぱいです。」
松本「最初台本を読ませていただいた時に、はてながいっぱいだったんですけども、実際に出来上がった映像を見て、こんなふうになるんだって改めて思って、この映画の壮大さ、スケールの大きさっていうのを感じるとともに、この作品に携われて本当に嬉しいなって思いました。 この作品を通して、皆様の実際の体がさらに愛おしくなるんじゃないかなと思っておりますので、そう感じていただけると幸いです。 」
板垣「僕自身、本当にこのキャストの皆様、そしてスタッフの皆様が作る『はたらく細胞』という作品に参加させていただけることがすごく光栄で嬉しくて。完成したもの見ても、本当にいちお客さんとして、すごくあっという間に楽しく見れて、笑えて、泣けて、勉強になって、そしてこの細胞たちが自分の中にいるんだなって思うと、すごい自分の体のことが愛おしくなって、僕はこの映画を見て初めて人間ドックにいきました(笑) 今一度自分とも向き合えるし、誰かのことも大切に思えるような映画になっているんじゃないかなという風に思います。」
加藤諒「僕は武内監督の作品に何本かさせて出演させていただいてるんですけど、毎回ひどい目にあってます。ズタ袋を着させられて、洞窟でいっぱい走らされたりとかそういうのもやってきたんですけど、その中でも今回1番大変な目にあいました。ぜひ映画でそれを目撃していただきたいなと思います。」
加藤清史郎「芦田愛菜ちゃん演じる日胡ちゃんが憧れる先輩ということで、爽やかさに徹した撮影でございました。僕は人間でしたので、撮影中も体内の世界・細胞たちのワールドは覗くことができなくて、どうなってるのかなと思って完成を見に行ったんですけど、我々のところとはまた全く別の世界が 広がっていまして、2つの世界を同時に楽しめるのが面白いところだな、全然違う世界を同時に楽しめるのがいいところだと思いながらも確実にそれが繋がっていて、切り切っても切り離せない体と私生活というところをすごく感じまして、その世界観をようやくお届けできることをとても光栄に思っております。」
マイカピュ「この映画は人間の外側と内側の両方のことが勉強できるので、とても面白い映画です。」
新納「化膿レンサ球菌っていうのの正解がいまだにわかってません。でも、やっと皆さんに見ていただけるようになって、皆さんがその芝居で正解だよって言ってくれれば、正解にたどり着いたんだと思います。化膿レンサ球菌役の正解をぜひ皆さんで出してください。よろしくお願いします。」
小沢「私はこの作品をアニメで見ていてファンだったので、この作品に関われて本当に光栄です。そして、皆さんが実際に完成した作品を見たら、ほんとにアニメから飛び出してきたのかと思うぐらいそのままで、それもすごく感動しましたし、アニメにない人間パートも本当に感動的なお話で、早く皆さんに見ていただきたいです。」
Fukase「なんでだか悪役しかオファーが来ないんですけど、今回も悪役です。でも今回はただの悪人というわけじゃないので、そこがうまく表現できていればなと思ってます。」
阿部「実は僕は一足お先にですね、親子試写会という完成披露試写会があって、そこで見た後のお客さんの前でお話したことがあったんですけど、すごく評判が良かったです。親子で来てるから、お子さんもすごくたくさん質問していただいて楽しかったですし、幅広い方に見ていただける映画が出来上がったなと思っています。」
映画史上最“小”の主人公・・・その名は、細胞!人間の体内の細胞、その数なんと37兆個。酸素を運ぶ赤血球、病原体と戦う白血球、そのほか無数の細胞たちが、あなたの健康と命を守るために日夜全力ではたらいているのだ。
高校生・漆崎日胡は、父親の茂と2人暮らし。まじめな性格で健康的な生活習慣の日胡の体内の細胞たちは、いつも楽しくはたらいている。一方、不規則不摂生に日々を過ごす茂の体内では、ブラックな労働環境に疲れ果てた細胞たちがいつも文句を言っている。親子でも体の中はえらい違いだった。
仲良し親子のにぎやかな日常。しかし、その体内への侵入を狙う病原体たちが動き始める…。漆崎親子の未来をかけた、細胞たちの「体内史上最大の戦い」が幕を開ける!?
■詳細
【映画『はたらく細胞』】
公開日:2024年12月13日(金)はたらきます!
出演者:永野芽郁、佐藤健、芦田愛菜、山本耕史、仲里依紗、松本若菜、染谷将太、板垣李光人、加藤諒、加藤清史郎、マイカピュ、深田恭子、片岡愛之助、新納慎也、小沢真珠、Fukase(SEKAI NO OWARI)、阿部サダヲ
原作:清水茜『はたらく細胞』(講談社「月刊少年シリウス」所載)
原田重光・初嘉屋一生・清水茜『はたらく細胞BLACK』(講談社「モーニング」所載)
監督:武内英樹
脚本:徳永友一
音楽:Face 2 fAKE
製作:映画「はたらく細胞」製作委員会
制作プロダクション:ツインズジャパン
主題歌:Official髭男dism「50%」(IRORI Records / PONY CANYON Inc,)
配給:ワーナー・ブラザース映画
©清水茜/講談社 ©原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社 ©2024映画「はたらく細胞」製作委員会