<ライブレポ>「2024 MAMA AWARD」京セラドーム2日目!G-DRAGONらBIGBANG復活に、大賞2冠のSEVENTEEN、第5世代唯一3冠獲得のZEROBASEONE、和太鼓パフォーマンスのINIなど



音楽を愛する世界中のファンが心待ちにする【2024 MAMA AWARD】が2024年11月21日(木)から23日(土)の3日間に渡って開催され、22日〜23日の2日間は大阪・京セラドームで開催された。ここでは日本の2日目の公演(11月23日)の様子をプレイバック!

MAMA AWARDにキング降臨!! BIGBANGの再結成に京セラドームが揺れた!!



BIGBANGの再結成は今回のMAMA AWARDの最大の目玉といっても過言ではないだろう。ソロとしてG-DRAGONの出演が予告され、それだけでも話題だったがファンの間では「BIGBANGが再結成するのでは…?」と噂されていた。グループとしてMAMAに出演した2015年を最後に、2017年以降、グループとしての活動はなく、ファン待望の瞬間となった。ステージにG-DRAGONのシルエットが映し出され、色めき立つ会場。G-DRAGONの「無題(Untitled,2014)」の歌声が流れると、京セラドームがざわめき出した。





そして王冠があしらわれた帽子にピンクのセットアップを着たG-DRAGONはダンサーを引き連れ、「POWER」を披露。会場からは割れんばかりの歓声が上がった。



続いて、先日サプライズ発売されたばかりの「HOME SWEET HOME」のパフォーマンスへ。パフォーマンス中、突然、まばゆい光が放たれたかと思うとステージ上に現れたのはBIGBANGのSOL(ソル)の姿が!! ふたりが並び、パフォーマンスする瞬間が訪れるとは!と喜んでいるのもつかの間、ふたりが待機席の方へ移動すると、そこに待ち構えていたのはD-LIGHT。3人揃ってパフォーマンスする姿を眼の前にして京セラドームの興奮はMAXに達していた。




パフォーマンスを終えると、さらりとステージを後にした3人。3人がステージをともにした事実にファンたちのざわめきが止まらない。するとステージ上部にあるスクリーンに“BIGBANG”の文字が点滅し始める。会場に詰めかけたファンはもちろん、待機席で見守る後輩アーティストたちも一丸となって叫ぶBIGBANGコール。一瞬の静寂をおいて、会場にはBIGBANGの代表曲でもある「BANG BANG BANG」のイントロが流れ出す。その瞬間は鳥肌が立つほどの興奮を覚え、会場からは地鳴りのような歓声が上がった。そして再び、“BIGBANG”としてステージに現れた3人は「BANG BANG BANG」、「FANTASTIC BABY」を立て続けに披露。VIP(BIGBANGのファンネーム)ならずとも、K-POPファンが待ちわびた瞬間だ。京セラドームを興奮の渦に巻き込んだBIGBANG。“K-POP界の王者帰還”という言葉にふさわしい圧巻のステージを披露した。予告されていなかったBIGBANG再結成、奇跡の瞬間に立ち会ったファンたちは声を上げて喜んだにちがいない。



G-DRAGONは「Music Visionary of the Year」を受賞。名前を呼ばれ、受賞コメントのためにマイクの前に立ったG-DRAGONの第一声は「久しぶりやな」とひとこと。さらに2014年のMAMAで披露していた自身のラップを引用したコメントを続け、ファンたちを沸かせていた。

「Music Visionary of the Year」受賞コメント
G-DRAGON「久しぶりですね、MAMA。すごい賞をあげているけど、子どもたちが喧嘩しないように親切に配っているんだね。今日、こうして僕にとってもグループにとっても意味のある賞をもらうことになりました。僕達が初めてMAMAに出演したのは2007年で、僕にとっても7年ぶりのカムバックステージです。17年間、一緒に過ごしてきたことになります。この意味深い日に、この賞は僕にとって素敵な思い出を持ち帰ることができるように、この賞をくれたMnetに感謝します。ありがとうございました。感謝しないといけない人が本当にたくさんいます。まずはヤン・ヒョンソク兄さんとYGファミリー、そして新しいファミリーであるGalaxy Corporation、そして僕を助けてくれたすべての人たち。今は見えないけど、愛するメンバーたち。そしてあそこから黄色い光を灯して僕を迎え入れてくれたVIPに感謝します。一度もらったら二度ともらえない賞かもしれませんが、来年も逃しません」

SEVENTEENは「ARTIST OF THE YEAR」「ALBUM OF THE YEAR」の2冠を達成!




2024年のK-POP界の顔ともいえる「SONG OF THE YEAR」、ARTIST OF THE YEAR」、「ALBUM OF THE YEAR」のうち、「ARTIST OF THE YEAR」「ALBUM OF THE YEAR」の2つをSEVENTEENが受賞。待機席で名前が呼ばれると、肩を寄せ合いながら喜ぶ姿を見せた。受賞コメント中は涙を流すメンバーもおり、2年連続の大賞受賞を喜んだ。




パフォーマンスステージでは「MAESTRO」、「Ash」、「LOVE,MONEY,FAME(feat.DJ Khaled)」の3曲を披露。ロボットの指揮により始まった「MAESTRO」。メロディは次第に不協和音となり、メンバーたちもパフォーマンスを途中でやめてしまう。すると、エスクプスが指揮棒をロボットから奪い取る。そしてホシへと指揮棒をつなぎ、ウジがピアノ演奏を始める。ここで、SEVENTEENによる“本当”の「MAESTRO」が始まるのだ。今回のMAMA AWARDのテーマは“What is Real?”。まさにテーマを体現しているパフォーマンスの入りには感嘆するばかり。そのまま「Ash」へ。ダンスブレイクでは最年少メンバーのディノが圧倒的なダンススキルを見せ、会場が盛り上がると、ふと少年らしい笑顔を見せた。そして最新曲の「LOVE,MONEY,FAME(feat.DJ Khaled)」で現・王者の圧倒的な存在感を放ち、ステージを後にしていた。





「ARTIST OF THE YEAR」受賞コメント
ホシ「今年の歌手にさせてくれたCARAT(SEVENTEENのファンネーム)たち、ありがとうございますー!『MAMA』で2つの大賞を受賞できるとは本当に思っていなかったです。8年ぶりに初めて受賞した昨年の大賞は、諦めなければいいという意味を与えてくれたと思うし、今年の2つの大賞はSEVENTEENらしく、ずっと前へ進みなさいという意味だと思っています。本当に一生懸命に頑張ります。ありがとうございます!」

ディノ「実は昨年、大賞を受賞したとき、僕だけ感想を言えなかったんです。なので、今日は少し話をさせてください。デビュー当時から『歴史に残るアーティストになりたい』と話してきましたが、『ARTIST OF THE YEAR』という賞をいただけて、本当に感慨深いです。これからもこの賞にふさわしいアーティストであり続けるために、最初に抱いたあの感情を忘れずに、これからもCARATのみなさんと一緒に前に進んでいきます。感謝していますし、愛しています!」

ドギョム「CARAT、本当に愛してますー!こんなにも大きな賞を2ついただけるなんて、本当に感謝しています。僕達がこんなに大きな賞をいただけるのはまさにCARATのみなさんのおかげです。みなさんの愛がなかったら、こんなに大きな賞を受け取ることも、今日こんなに幸せな気持ちになることもなかったと思います。今日は本当に幸せな一日を作ってくれてありがとう。(泣いているエスクプスを見て)泣いてるの?どうして泣くの?泣かないでよ!」

エスクプス「ジョンハンとジュンに会いたいという言葉を一番伝えたいです。13人全員一緒に受け取れたらもっとよかったのにと思いますが、この気持ちはきちんと会って伝えたいと思います。ありがとうございました。」

スングァン「ウジ兄さんがさっき発表前にすごく緊張していると言っていたんです。いつも僕たちにお母さんのように何でも惜しみなく分け与えてくれる、そんな兄さんです。

ウジ「(感情が込み上げてしまう自分に)あぁー!本当に!! どうしてこんなに僕達が賞をいただく度に胸がいっぱいになるのか、わかりません。本当に、なにがそんなに悔しいのか分からないです。SEVENTEENが2年連続で大賞を受賞しました。今年は2つもいただきました。本当に、僕達にとっては絶対にありえないことでした。想像するのは自由だと言われますが、そんな想像すらできないことでした。すみません、こんなに話す人じゃないんです。実は僕、昨日が誕生日だったんです。でもお祝いされるのはプレッシャーに感じて、誕生日のお祝いも苦手なんです。でもこうして素晴らしい賞を誕生日プレゼントのように受け取る気分は悪いわけがありません。僕は過去10年以上、音楽を作って来ましたが一瞬たりとも音楽の研究を怠ったことはないと自信を持って言えます。本当に最後まで恩返しをしながら生きていきます。とてもありきたりで陳腐な言葉ですが、歌手としてできる最高の恩返しは良いアルバムで返すことだと思います。絶対に変わらず、夢を追い続けます。愛しています、ありがとうございました!



「ALBUM OF THE YEAR」受賞コメント
スングァン「本当にありがたいことに、昨年に続いてMAMAで『ALBUM OF THE YEAR』をいただくことができました。CARAT(ファンネーム)、本当にありがとうございますー!メンバーといざ称え合うといっしょに過ごしてきた時間が、今年がんばって来た時間が保証されたようでとても幸せです。今日はかっこいい舞台を行ったので、みんなで楽しめる曲はあまりできなったのですが、この音楽はみんなできますか?(と、「God of Music」のワンフレーズを歌う)ありがとうございました!」

ミンギュ「賞の名前が『ALBUM OF THE YEAR』じゃないですか。ウジ兄さんが昨日、誕生日だったんですけど。アルバムを作るための多くの労力を割いてくださったウジ兄さんに感謝の言葉を伝えたいと思います。(ここにはいない)ジョンハン兄さん、ジュン兄さんも一緒に作ってくれたアルバムなので感謝の言葉を述べ、今後もよりよいアルバムを作るSEVENTEENになりますよね。(ウジ兄さんに)一言くれますか?」

ウジ「(照れながら)ありがとうございます。」

バーノン「この度は素晴らしい賞をくださり、ありがとうございます。なによりも、ありのままの私達を愛してくださるCARATに感謝したいです。それがまさにSEVENTEENであり、13人の兄弟たちがただ自分らしくいられます。そのことに心から感謝しています。改めて本当にありがとうございます。僕達はみなさんを愛しています!」

日本からアジア、そして世界へ!存在感を強く示したINI



2021年にデビューし、最新の6thシングル「The Frame」ではミリオンセラーを達成したINIは、アジアで活躍するアーティストに贈られる「FAVORITE ASIAN ARTIST」を受賞した。授賞式では田島将吾が韓国語で、許豊凡が中国語、西洸人が英語でスピーチするなど、グローバルな一面をのぞかせ、最後は木村柾哉が「感謝と謙虚な気持ちを忘れずに活動していきたい」と締めくくった。




パフォーマンスステージでは無数のINIのフラッグとともにメンバーが登場。西が「Enjoy?MAMA 大阪!We are INI!!」、木村が「大阪 Are you Ready?」と声を荒げて会場を煽り、韓国語ver.の「LOUD(MAMA ver.)」を披露。ダークかつ、INIらしい力強さのあるパフォーマンスで会場を魅了。続いて、最新シングルの「WMDA(Where My Drums AT)(MAMA ver.)」では田島が和太鼓を叩くなど、日本のグループかつ、日本開催のMAMAらしいアレンジを効かせたパフォーマンスを披露。最後は池崎理人がフラッグを掲げるともにメンバー全員が拳を突き上げ、INIの存在感を示した。



「FAVORITE ASIAN ARTIST」受賞コメント
田島将吾「今年も僕たちがMAMA AWARDSで、このような賞をいただくことができて本当に嬉しく思います。これからも素敵なパフォーマンスをお見せすることができるよう、僕たちらしく頑張っていきたいと思います。ありがとうございます!」

許豊凡「素晴らしい賞をいただき、とても光栄に思います。もっと頑張って僕たちの存在を知っていただけるように努めます。ありがとうございました。」

西洸人「MAMAで、このような素晴らしい賞を受賞することができてとても光栄です。MINI(ファンネーム)、愛してます。ありがとうございます!」

ZEROBASEONEが有言実行!「FAN’S CHOICE」受賞をパフォーマンスで証明



第5世代を代表するK-POPグループとして威力を見せているZEROBASEONE。2024MAMA AWARDの1日目は「FAN’S CHOICE」、「WORLDWIDE KCONer’s CHOICE」を受賞し2日目には「CJ GLOBAL PERFORMANCE」も受賞。第5世代唯一の3冠を受賞するという偉業を達成した。





“ロミオとジュリエット”をテーマに繰り広げたパフォーマンスステージ。オープニングでは9人9色のロミオ姿をみせ、ファンたちを喜ばせた。“運命が彼らを引き離したとしても、永遠の愛は運命を打ち破る強い力があるだろう”というメッセージのあと、ステージ上に倒れ込んだジャン・ハオが生き返るという、映画を観ているかのようなイントロでパフォーマンスステージをスタートさせた。まず披露したのはメロディアスにアレンジされた「KILL THE ROMEO」。“永遠の愛”で運命に打ち勝ち、息を吹き返したジャン・ハオのソロステージで魅了する。ダンスブレイクではキム・ジウンが映画の格闘シーンさながらのアクションを披露したかと思えば、ソン・ハンビンとソク・マシューがマスクを片手に妖しく魅せるなど、多様な魅力を発揮し、9人のロミオの物語を紡いでいく。そして物語はハッピーエンドへ。囚われていたハン・ユジンが解放されると、「GOOD SO BAD」で会場の雰囲気を一気に明るく照らした。メンバーたちは先ほどとは一転、王子スタイルに衣装チェンジし、まるで舞踏会のような華やかな雰囲気でパフォーマンスステージを終えた。

■詳細
【2024 MAMA AWARDS】
放送:CS放送Mnet Japan
配信:動画配信サービス「Mnet Smart+」

<放送日時>
・11月22日(金)
[アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアター]
授賞式:12:00~
[京セラドーム大阪]
レッドカーペット:16:00~
授賞式:18:00~

・11月23日(土)
[京セラドーム大阪]
レッドカーペット:13:00~(予定)
授賞式:15:00~(予定)

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Text:Kyoko Fuse

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